≪ 第35回九州アマチュア選手権競技決勝 ≫

 
優勝した尾家 清孝選手(周防灘カントリークラブ所属)
 

2005年第35回九州アマチュア選手権競技決勝は、5月31日〜6月3日に熊本県菊陽町の熊本空港カントリークラブ(7,091ヤード、パー72)において開催されました。予選参加者1,681名の中から一次、二次予選を勝ちあがった150名とシード選手14名計164名(欠場4名)の選手により争われ、周防灘カントリークラブ所属の尾家 清孝選手が見事2年ぶり6度目の栄冠に輝きました。
第1日目は、快晴、最高気温29℃初夏の日差しが照りつける中、宮崎国際空港所属の和足哲也選手がただ一人2アンダーで首位に立ちました。2位には、2打差のイーブンで中山勇一(三州)、秋吉翔太(熊本空港)、仲村達也(ブセナ)3選手がつけ初日のラウンドが終了しました。第2日目も好天に恵まれ初日トップの和足選手はこの日も好調を保ち、2アンダー70ストロークで2日間トータル140ストロークで2位に6打差をつけてトップを守りました。2位には146ストロークで昨年優勝の正岡竜二選手(沖縄国際)、3位はトップと7打差で尾家選手と、牛島 中選手(福岡国際)が続き予選ラウンド2日間が終了しました。2日目を終わり160ストロークまでの84名の選手が予選を通過し3日目からの決勝ラウンドに進出しました。
3日目は、夜来から降り続く雨の中、予選を突破した84名の選手が決勝ラウンドをスタートしました。予選ラウンドとはコースコンディションも一変しスコアを崩す選手が続出し、2日間アンダーパーをたたき出しぶっちぎりかと思われた和足選手が81ストロークと大きく崩れ、変わって雨の中アンダーパーでラウンドした、ベテラン尾家選手と正岡選手がイーブンパー216ストロークで首位に並びました。
最終日4日目のラウンドは、雨も上がり再び好天となり30℃を超す気温の中熱い戦いが繰り広げられました。前半9ホールで、3日目大きくスコアを落とし首位と5打差の3位に後退した和足選手が、ロングドライブを連発、3バーディノーボギーと一気に挽回し前半1アンダーの尾家選手との差が3打差まで縮まりいよいよ勝負はバックナインに持ち越されました。後半は尾家選手が3ホールで2ボギーその差は1打となり、追い上げてきた和足選手にやや有利かと思われた17番ホールで耐えてきた尾家選手が会心のバーディ、和足選手は痛恨のボギーで勝負あり、尾家選手が通算289ストロークで熾烈な戦いに終止符を打ちました。2位には最後まで健闘した和足選手、3位には正岡選手、4位最終日アンダーパーで追い上げた森 正尚選手(熊本南)が入り、大会も無事終了しました。
なお、上位21名の選手が日本アマチュアゴルフ選手権、30才以上の上位18名の選手が日本ミッドアマチュアゴルフ選手権競技の出場権を獲得しました。また、上位50名の選手が9月2日から長崎国際ゴルフ倶楽部で開催される2005九州オープンゴルフ選手権の出場権が与えられました。選手の皆さん、4日間本当にお疲れ様でした。また、来年福岡カンツリー倶楽部でお会いしましょう。
最後になりましたが、最高のコースコンディションで大会を最後まで盛り上げていただきました熊本空港カントリークラブに心より感謝申し上げます。