2005九州オープンゴルフ選手権競技決勝は9月2〜4日長崎県諫早市の長崎国際ゴルフ倶楽部(7,090ヤード パー:72)で開催され、大博多カントリー倶楽部所属の大倉 清選手が九州オープン史上初のアマチュア優勝を飾りました。
今年も9月第1週、165名(アマ75名、プロ90名)の選手が長崎国際に集まり熱い戦いが始まりました。
第1日目の成績は、真夏を思わせるような気温34度の猛暑にもかかわらずアンダーパーが続出し、プロ入り8年目の米倉健太郎選手(フリー)が4アンダー68ストロークで頭ひとつリードし、1打差でアマチュアの松岡勇作(熊本南)選手他6人の選手が続く混戦模様で競技がスタートしました。
2日目も好天に恵まれ、上位陣がスコアを伸ばす中、原口日出樹選手(佐賀クラシック)が4アンダーでラウンドし2日間トータル7アンダー137ストロークで米倉選手を逆転しトップに立ち、2位には1打差で初日トップの米倉選手他4人が追う大接戦で2日間の予選ラウンドが終了し、152ストロークまでの82名の選手が3日目の決勝ラウンドに進出しました。なお、この日アマチュアの山内孝徳選手(八女上陽)が8番パー3で見事ホールインワンを達成し大会に花を添えました。
3日目最終日は、予選ラウンド2日間の好天とは打って変わって台風14号接近により朝から時折強風が吹き、午後からは雨も降り出し、また難しいピンポジションに上位選手が大きくスコアを崩す中、最終組から6組前でスタートした大倉選手は、前半アウトコースを4アンダー32でラウンド、一気に首位に並び後半も1アンダーでこの日ベストの5アンダー67でホールアウト、後続組みのラウンドを見守りました。前半9ホールを終わり大倉選手、原口選手、長谷和宏選手(麻生飯塚)が5アンダーで並び折り返し、後半インコースに入り長谷選手が10番、12番でバーディを奪い7アンダーとしトップに立ちましたが15、16番でスコアを落とし脱落、原口選手も14番ホールでバーディを奪い6アンダーとしましたが、続く15番をボギーとし5アンダーでホールアウト、大倉選手に1打及ばず惜しくも2位となりました。大倉選手は3日間トータル6アンダー210ストロークで35回目を迎える九州オープン史上初めてのアマチュア選手のチャンピオンが誕生しました。
なお、本大会上位10名の選手とシードの尾家清孝選手(周防灘)が、10月13〜16日兵庫県の廣野ゴルフ倶楽部で開催される第70回日本オープンゴルフ選手権競技の参加資格を獲得しました。ご健闘をお祈りします。
最後になりましたが、最高のコースコンディションと暖かいサービスで大会を盛り上げていただきました長崎国際ゴルフ倶楽部のみなさんに心より感謝申し上げます。
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