≪ 第36回九州アマチュア選手権競技 ≫

 
優勝した新穂 芳昌選手(嘉穂カントリークラブ所属)
 

2006年第36回九州アマチュア選手権競技決勝は、5月30日〜6月2日に福岡市の福岡カンツリー倶楽部(6,606ヤード、パー72)において開催され、新穂 芳昌選手(嘉穂カントリークラブ)が、見事初優勝の栄冠を勝ち取りました。今回の九州アマ決勝は、予選参加者1,734名の中から一次、二次予選を勝ち抜いた140名とシード選手11名計151名の選手により、4日間の熱い戦いが繰り広げられました。
第1日目は、快晴、最高気温25℃、絶好のコンディションの中行われ、九州学連の上間 匡選手が2アンダー70ストロークで首位に立ち、2位には、1打差で春の全国高校選手権優勝の重永 亜斗夢選手(三井グリーンランド)、3位には第9回の本大会チャンピオン鵜木 伸久選手(ブリヂストン)が、つけて初日のラウンドが終了しました。なお、上間選手の出した70ストロークは福岡カンツリー倶楽部のコースレコードとなりました。第2日目も好天に恵まれ、1アンダー71ストローク2日間トータル144ストロークで牛島 中選手(ミッションバレー)が上位選手を逆転し、2位に2打差をつけてトップに立ちました。2位には146ストロークで初日トップの上間選手と、松岡 勇作(九州高連)が続き予選ラウンド2日間が終了しました。2日目を終わり159ストロークまでの90名の選手が予選を通過し、3日目からの決勝ラウンドに進出しました。
3日目は、曇り空の中、予選を突破した90名の選手が決勝ラウンドのスタートを切りました。この日トップに立ったのは、初日上間選手が出したコースレコードを更新する3アンダー69ストロークでラウンドした新穂選手で、通算イーブンパー216ストローク、2位には4打差220ストロークで重永選手と、昨年の九州オープンチャンピオン大倉 清選手(大博多)が追う展開で最終日を迎えることになりました。4日目最終日は曇り空、気温24℃肌寒さを感じる中、スタートをきりました。4日間で一番難しいピンポジションに上位を狙う選手がスコアを落とす中、新穂選手は前半9ホールを、手堅くパープレーでしのぎ4打差は変わらず、同じくパープレーの大倉選手が2位につけて前半を折り返しました。後半に入ると首位を追走する大倉選手が息切れ、変わって重永選手が必死にくい下がりますが、14番を終わってもその差は4打、新穂選手の逃げ切りかと思われました。しかし、新穂選手は優勝のプレッシャーからか15、16、17番で3連続ボギー、重永選手が2打差まで追い上げ、勝負は最終ホールまでもつれ込みましたが、新穂選手は18番をパーで切り抜け、重永選手を振り切り、通算4オーバー292ストロークで、初優勝を飾りました。2位には2打差で最後まで健闘した重永亜斗夢選手、3位に4日目ベストの72でラウンドした坪井 卓哉選手(大博多)と牛島 中選手が首位と3打差、5位には5打差で松岡勇作選手が入り4日間の戦いに幕を閉じました。
なお、上位21名の選手が日本アマチュアゴルフ選手権、30才以上の上位15名の選手が日本ミッドアマチュアゴルフ選手権競技の出場権を獲得し、上位40名の選手が9月1日から玉名カントリークラブで開催される2006九州オープンゴルフ選手権の出場権が与えられました。選手の皆さん、4日間本当にお疲れ様でした。また、1日目と3日目にコースレコードを出した上間、新穂両選手には福岡カンツリー倶楽部より記念品が贈呈されました。
最後になりましたが、最高のコースコンディションで大会を最後まで盛り上げていただきました福岡カンツリー倶楽部に心よりお礼申し上げます。