第 37 回九州女子選手権競技は 5 月 23 日・ 24 日に佐賀県多久市の天山カントリークラブ( 6,264 ヤード・パー 72 )において 1988 年以来 20 年ぶりに開催され、琉球ゴルフ倶楽部所属の澤田 沙都子選手(琉球大付属中学 3 年 14 歳)が 2 日間( 36 ホールズ)トータル 1 アンダー 143 ストロークで、見事九州女子アマ史上最年少優勝を果たしました。なお、沖縄県勢としては 2 年連続の優勝となりました。
本年度の九州女子アマは、最年少 12 歳の佐伯 朱音(ミッションバレー)、竹村 心映(熊本南)両選手から、 81 歳の杉本 延子選手(勝山御所)まで過去最多の 185 名が参加して 2 日間に渡り、熱戦を繰り広げました。
第 1 日目の競技は、気温 26 度快晴の中、 1 アンダー 71 ストロークで 14 歳の澤田 沙都子(琉球)、 15 歳の荒井 舞(ミッションバレー)両選手がトップに立ち 2 打差の 3 位に 4 選手が追う展開で幕を開けました。
第 1 日目予選ラウンドを終わり 85 ストロークまでの 110 名の選手が 2 日目の決勝ラウンドに進出しました。
第 2 日目の決勝ラウンドも初夏を思わせるような快晴、好コンディションの中、九州女子チャンピオンを目指し各選手がスタートを切りました。前半 9 ホールを終わった時点で、各選手難しいピンポジションに苦しみ前日トップの澤田、荒井両選手は、 2 ストローク落としたものの一歩も譲らずトータル 1 オーバーでトップに並び、前日 7 位の井上 希選手(福岡)が前半をパープレーでラウンドし 1 打差に追い上げて後半インコースへ折り返しました。後半に入り、 10 、 11 番でお互いスコアを落とした澤田、荒井両選手に対し、 11 番ホールをバーディとした井上選手が一気に逆転、しかし一歩後退した澤田選手も 13 番ホールでバーディを奪い、このホールをボギーとした井上選手を再び逆転し一進一退の攻防となりました。トップを奪い返した澤田選手は、その後も積極的に攻め 14 、 17 番でバーディを奪い、そのまま首位を譲らず 2 日間トータル 1 アンダー 143 ストロークで、過去の九州女子アマ史上最年少、しかも最小スコアで初優勝を飾りました。
なお、 2 位には 2 打差で最後まで健闘した荒井 舞選手が、 3 位には 3 打差で 2 日目ベストの 72 ストロークで追い上げた井上 希選手が入り、 4 位は首位と 5 打差で竹村 春風選手(熊本空港)、 5 位は首位と 6 打差で比嘉 真美子(ベルビーチ)、垣花 彩那(ベルビーチ)両選手が入り、熱戦に幕を閉じました。
なお、年齢別クラスの成績はA組( 29 才以下の部)原田 桂選手(セブンミリオン)、B組( 30 〜 50 才)平木智子選手(チサン遠賀)、C組( 51 才以上)東大森 れい子選手(熊本空港)が、1位となりました。
また、本大会の上位 26 名の選手とシード 5 選手が本年度の日本女子アマチュアゴルフ選手権の出場権を、 30 才以上の上位 11 名とシード選手 1 名が日本女子ミッドアマチュアゴルフ選手権の出場権を獲得しました。出場権を獲得された選手の皆さんのご健闘をお祈りします。
なお、今大会も昨年に続き特別協賛の株式会社 萬坊様より当連盟にジュニア育成基金が贈呈されました。誠にありがとうございました。
最後に本大会にご協力くださいました天山カントリーに心からお礼申し上げます。 |