≪ 第37回 九州アマチュア選手権競技 決勝 ≫

 
優勝した仲西 盛弘選手(高遊原カントリークラブ所属)
 

2007年第37回九州アマチュア選手権競技決勝は、5月31日〜6月3日に佐賀県多久市の佐賀クラシックゴルフ倶楽部(6,873ヤード、パー72)において開催され、高遊原カントリークラブ所属で九州東海大学1年の仲西 盛弘選手が、接戦を制して見事初優勝に輝きました。今年の九アマ決勝は、予選参加者1,634名の中から一次、二次予選を勝ち抜いた140名とシード選手14名計154名の選手が、4日間の72ホールズの戦いに挑みました。
第1日目は、快晴、最高気温24℃、天山から吹き降ろすさわやかな風の中、第1組がスタートしました。初日の成績は、2005九州オープンチャンピオンの大倉 清選手(大博多)が飛び出し3アンダー69ストロークで首位に立ち、2位には2打差で仲西 盛弘選手(高遊原)、3位には3打差で5選手がつけて初日のラウンドが終了しました。なお、3位タイ若干15歳長崎三重中学3年の山本 純也選手(長崎)の健闘が光りました。第2日目も好天に恵まれ、前日首位の大倉選手はスコアを落とし、坪井卓哉(大博多)、仲西 盛弘、野上 英司(ミッションバレー)3選手が大倉選手を捕らえ2日間トータルイーブンパーで首位に4選手が並ぶ混戦模様の中予選ラウンド2日間が終了しました。またこの日昨年の日本シニアチャンピオン大川 重信選手(大博多)が4アンダー68ストロークで一気に首位と1ストローク差の5位タイに浮上しました。2日目の競技を終わり158ストロークまでの80名の選手が予選を通過し、3日目からの決勝ラウンドに進出しました。
3日目の競技は曇天時折小雨が振るあいにくの天候の中、予選を突破した80名の選手が決勝ラウンド36ホールズのスタートを切りました。3日目の成績は、2日目までトップの大倉選手が3日目1オーバー73ストローク、トータル1オーバーで単独首位に返り咲き、2位には1打差で全米アマベスト8の実績を持つ牛島 中(ミッションバレー)、常連の野上両選手が続き、さらに1打差で大野 哲也(宮崎座論梅)、白水 将司(ミッションバレー)両選手が追う大接戦の展開で最終日を迎えました。
4日目最終日は心配された天候も回復し、九州アマチャンピオンを目指し各選手がスタートをきりました。難しいピンポジションに上位選手がスコアを崩す中、最終から2組前をプレーする仲西選手は前半9ホールを、3アンダー33ストロークでラウンド、トップ争う最終組の大倉選手を一気に逆転し1打差をつけて、後半まさにサンディバックナインに勝負の行方が持ち越されました。首位に立った仲西選手は優勝争いのプレッシャーからか11番ホールから3連続ボギーでスコアを落としましたが、首位を追う大倉選手が12番ホールでまさかの2OBでトップ争いから脱落、変わって牛島選手が首位仲西選手を捕らえ、優勝争いは仲西、牛島両選手に絞られました。追いつかれて開き直った仲西選手は、本前のパワーで16番パー5をバーディとし後半も持ちこたえてこの日71ストローク、トータル4オーバーでホールアウト最終組を待ちました。粘る牛島選手も17、18番で力尽き、12番で大きくスコアを落とした大倉選手もその後3バーディと追い上げたものの2打及ばず仲西選手が見事トータル4オーバー292ストローク初優勝を飾りました。2位には2打差で3日間首位をキープした大倉 清選手、3位に4日目ベストの71でラウンドした山元 貴弘(ミッションバレー)、おしくも最後及ばなかった牛島 中と野上 英司3選手が入り4日間の戦いに幕を閉じました。また、初日から健闘した中学生山本選手は、4日間通算9オーバー297ストロークで首位に5打差で見事に9位タイに入りました。
なお、上位20名の選手が日本アマチュアゴルフ選手権、30才以上の上位14名の選手が日本ミッドアマチュアゴルフ選手権競技の出場権を獲得し、また上位40名の選手が8月31日から宮崎UMKカントリークラブで開催される2007九州オープンゴルフ選手権競技決勝の出場権が与えられました。選手の皆さん、4日間本当にお疲れ様でした。また、最終日に17番ホールパー3でホールインワンを記録した瓦田 徳選手には佐賀クラシックゴルフ倶楽部より記念品が贈呈されました。
最後になりましたが、最高のコースコンディションを提供していただきました佐賀クラシックゴルフ倶楽部に心よりお礼申し上げます。