九州ゴルフ連盟(GUK)では、22日に開いた通常総会の席上、昨年の各種日本選手権で優勝を果たした3選手に対し、その栄誉をたたえ、表彰しました。
表彰したのは次の3選手です。
▽尾島純市
(南九州CC)第19回日本ミッドシニア選手権競技初優勝
▽田辺一成選手
(米国オレンジウッドアカデミー2年、福岡出身)第18回日本ジュニア選手権競技男子12~14歳の部初優勝
▽比嘉真美子選手
(沖縄県立本部高校卒、昨年プロ入り)第54回日本女子アマチュア選手権競技2年連続優勝
表彰式には尾島選手(写真㊧)が出席。田辺選手は米国の学校に渡米中で、福岡在住の父親、一忠氏(写真㊨)が代理出席しました。比嘉選手はプロの試合のために欠席。
尾島選手は初出場の昨年の日本ミッドシニア選手権(65歳以上)で、強豪勢を向こうに回し、2位に2打差をつける通算1オーバー、145で初優勝しました。
鹿児島県薩摩川内市出身。九州タイトルは無冠で。昨年の九州ミッドシニアは11位でした。日本選手権では連覇を狙う大川重信(小郡)や、九州ミッドシニア初優勝の真鍋高光(大博多)らを相手に初日ただ一人アンダーパーの67をマーク。最終日に後続に追い上げられたものの、持ち前の粘り腰を発揮しビッグタイトルを手にしました。
元々は硬式野球の投手。旧国鉄の鹿児島鉄道管理局などで活躍したあと、ゴルフは30歳ごろからゴルフを始めました。しかし、アマチュア選手権に出始めてから短いパットが打てなくなる〝イップス〟に悩まされ、これまでタイトルとは無縁でした。
「健康に留意して、長くゴルフを続けたい」と受賞の挨拶でしたが、今後はイップスを克服して九州タイトルも望みたいものです。
田辺選手は初出場の日本ジュニア男子12~14歳の部で3日間トップを譲らず、2位に2打差をつける通算4アンダー、212での完全優勝でした。小学3年の時、九州小学生大会に出場し2位、世界ジュニア男子7~8歳の部で優勝などの実績を持っています。小学4年生から渡米、昨年の九州ジュニア12~14歳の部では5位タイでしたが、日本ジュニアでは中学生世代の12~14歳の部でチャンピオンに輝きました。
比嘉選手は昨年の日本女子アマ選手権で、ストロークプレーの予選をトップで通過しメダリストの称号を獲得。マッチプレーによる決勝トーナメントでも決勝36ホールで森田遥(坂出)を2アンド1で下し、2年連続優勝しました。
沖縄県出身。九州女子(2008年)、九州ジュニア(2009年)、日本ジュニア(2010年)、日本女子アマ(2011年、2012年)とアマタイトルを総なめして昨年7月のプロテストに合格してプロ入り。直後の女子プロ下部ツアーで優勝するなど、本格的プロ生活となる今季の活躍が期待されています。