「第52回九州アマチュア選手権競技」は5月24日から福岡県朝倉郡筑前町の夜須高原カントリークラブ西・東コース(6953ヤード、パー70)で始まり、26日の第3ラウンドには58人が出場し、前日首位の日大3年の出利葉太一郎(筑紫ヶ丘)が6バーディー、ノーボギーの64とスコアを伸ばし、通算10アンダー200で2年ぶり3度目の優勝へ独走態勢に入った。トップから6打差、通算4アンダー206で東北福祉大1年の田﨑春樹(大村湾)が2位につけ、3位には通算1アンダー209で日章学園3年の古川創大(フェニックス)が続いた。27日の最終日は午前7時30分にスタートする。
◆1位・出利葉太一郎(ただ1人、2桁アンダーで2年ぶり3度目の優勝へ王手)
「昨日同様にショットの調子が良かった。今日もスコアのことは考えずにどれだけバーディーを取るかだけ考えてプレーした。最終日は今日よりいいスコアで回りたいし、自己ベスト(63)を更新していきたい。明日、田﨑君とは久しぶりに一緒に回る。彼も(東北)福祉で力をつけているようだし、楽しみです」
◆2位・田﨑春樹(首位に6打差の通算4アンダー。昨年はプレーオフで敗れて2位)「去年はプレーオフで負けて、相当悔しい思いをした。今年は優勝を取ろうと思って来た。6打差?ちょっと計算が狂ったけど、とにかくピンをデッドに狙って攻めのゴルフをするしかありません。前半のアウトで2打差くらいにしたい」
初日は杉﨑が3アンダーで飛び出す
24日の初日は中3から65歳までの132人(欠場5人)が出場して開かれ、東海大九州2年の杉﨑優人(佐世保)が4バーディー、1ボギーの67をマークしてトップに立った。首位から1打差、2アンダー68の2位タイに同じ東海大九州3年の平井伸乃輔(くまもと中央)と沖学園高3年の林田直也(若宮)が並び、さらに1打差、69の4位タイに大阪学院大3年の坂本優心(鷹羽ロイヤル)と代々木高2年の吉田京介(中津)が続いた。昨年優勝の後藤大翔(阿蘇大津)は2オーバー、72で21位タイ。
第2日は出利葉が首位に躍り出る
25日の第2日は出利葉が6バーディー、1ボギーの65で回り、通算4アンダー136で首位に躍り出た。トップから2打差の2位、138で樟南高2年の米誠ノ心(南九州)と平井が追走し、さらに1打差の4位タイ、139で林田と田﨑の2人がつけた。第2ラウンドが終了し、通算10オーバー150、51位タイまでの60選手が決勝ラウンドに進んだ。
今大会は九州ゴルフ連盟(GUK)の新型コロナウイルス感染症拡大防止のガイドラインに沿って行われている。