【晴れの優勝者】
通算11アンダー 277
22歳の小村優太(福岡センチュリー)が初優勝
ベストアマチュアは開陽高3年の有薗純(霧島)が獲得
「2023九州オープンゴルフ選手権競技」は6月18日、熊本県菊池郡菊陽町の熊本空港カントリークラブ(7091ヤード、パー72)で62人(うちアマチュア9人)が出場して最終ラウンドが行われ、北海道札幌市出身の22歳・小村優太(福岡センチュリー)が通算11アンダー277で初優勝した。首位から6打差でスタートした小村は7バーディー、3ボギーの68をマークして逆転勝利を収めた。小村は優勝賞金300万円と特別協賛の「えんホールディングス」(福岡市)からの優勝副賞200万円の計500万円を手にした。首位から2打差、通算9アンダー279の2位は前日までトップの田中元基(ドラッグコーエイ、21歳)。田中は1トリプルボギー、2ダブルボギー(3バーディー)の76とスコアを崩した。3位には通算6アンダー282で蛭川隆(セガミック、26歳)が入った。また、ベストアマチュアには通算4アンダー284で5位タイに食い込んだ開陽高3年の有薗純(霧島)が獲得。九州アマチュア選手権に続くタイトル奪取となった。
【写真は初優勝の小村㊨とベストアマチュアの有薗㊧】
第1ラウンドは田中がコースレコードの64をマークして首位スタート
132人(うちアマチュア38人、欠場2人)が出場して始まった15日の第1ラウンドは、田中が4連続を含む9バーディー、1ボギーのコースレコードとなる64で首位に立った。1打差の2位、65で小村が続き、3位タイには4アンダー68の牧坂考作(フリー、51歳)と田口寛(福岡センチュリー、30歳)の2人。3アンダー69の5位タイにはアマチュアの日大1年・吉田京介(中津)と東海大九州4年・山田玄彩(喜々津)ら8選手が並んだ。昨年優勝の黒木紀至(UMKテレビ宮崎)は出場していない。
第2ラウンドは田中がリードを広げる
16日の第2ラウンドは初日トップの田中がこの日もスコアを伸ばして首位をキープした。6バーディー、3ボギーの69で通算11アンダー133。4打差、通算7アンダー137の2位タイに蛭川と小村が並んだ。さらに3打差、通算4アンダー140の4位タイに上村竜太(フリー、22歳)、山下英治(フリー、41歳)、日下部幸之助(福岡セブンヒルズ、50歳)の3人。なお、通算4オーバー148、58位タイまでの62人が決勝ラウンドに進んだ。
第3ラウンドも田中が2位に4打差をキープ
田中が通算13アンダー203で初優勝に王手をかけた。2位に4打差をつけてスタートした田中は4バーディー、2ボギーの70をマーク。3日間ともアンダーパーで合計19バーディー(6ボギー)を奪った。首位から4打差、通算9アンダー207の2位には蛭川がつけた。3位には通算7アンダー209で小村。
優勝した小村は日本オープンの出場権
優勝した小村は10月12日から4日間、茨木CC西コース(大阪府)で開催される「第88回日本オープン選手権」の出場権を得た。