晴れの優勝者
通算3オーバー、147
66歳の野上 英司(ミッションバレー)が初優勝
3人のプレーオフを1ホール目で制する
55歳以上で競う「第54回九州シニア選手権競技」は9月18、19日、福岡県大牟田市の有明カントリークラブ(6641ヤード、パー72)で行われた。60人が出場した19日の最終日は通算3オーバー147で野上英司(ミッションバレー、66歳)、福留洋一(宮崎レイクサイド、59歳)、井手尾環(熊本空港、58歳)の3人が並んでプレーオフとなり、1ホール目の1番ロング(562ヤード)で野上がバーディーを決めて2人を振り切った。野上は初優勝。首位から2打差、通算5オーバー149の4位タイには山口幸則(球磨、63歳)と林俊行(ワールド、58歳)の2人が続いた。史上3人目の3連覇を目指した榎隆則(大分中央、65歳)は通算9オーバー153で12位タイだった。
初日は2オーバー74の首位タイに6人、トップから3打差以内に26人の大混戦に
132人(欠場4人)が出場しての大会は初日から大混戦となった。首位に立ったのは2オーバー74の6選手。林、井手尾、福永勝男(祁答院、56歳)、山口、江村博次(熊本空港、68歳)、福留が第1ラウンドをリードした。首位から1打差、3オーバー75の7位タイに4人、さらに1打差、4オーバー76の11位タイに5人、5オーバー77の16位タイに11人とトップから3打差以内に26人がひしめいた。榎は76で11位タイ。なお、通算8オーバー80、53位タイまでの60人が決勝ラウンドに進んだ。
プレーオフで野上が下りの8mを沈める
最終日の前半のアウトを折り返した時点で通算3オーバーに5人、4オーバーに2人、5オーバーに3人と優勝の行方は混とんとしていた。これらの中で後半のインを野上と井手尾はパープレーの36、福留は2アンダーの34でプレーオフとなった。プレーオフでは第2打を放った時点で福留が断然有利と思われたものの、最後のパター勝負で野上が左上からの難しい8mのスライスラインを読み切ってバーディーを奪った。
11選手が九州代表として全国大会へ
この結果、8オーバー152までの上位11人が10月23日から3日間、涼仙GC(三重県)で開催される「第45回日本シニア選手権」に九州代表として出場する。