女子Mは1アンダー 71
渡辺恵理(チェリー宇土)が2連覇を達成
女子シニアは7オーバー 79
松尾賢子(北方)が初優勝
(女子シニア優勝の松尾賢子㊧と女子ミッドアマ優勝の渡辺恵理㊨)
第3回九州女子ミッドアマチュア選手権競技・第3回九州女子シニア選手権競技は9月3日、福岡県糸島市の伊都ゴルフ倶楽部(6051㍎、パー72)で行われ、女子ミッド(M)は33歳の渡辺恵理(チェリー宇土)が1アンダー、71のスコアで2連覇を達成した。
女子シニアは7オーバー、79で回った51歳の松尾賢子(まさこ、北方)が初優勝した。
今大会は日本ゴルフ協会(JGA)の改定に伴い、女子Mの参加資格が従来の30歳以上から25歳以上に変更になった。また、女子シニアはJGA主催のブロック予選が廃止されたことにより、地区大会を日本選手権の予選として実施。女子Mに72人、女子シニアに80人(欠場3人)が参加した。
気象条件は事前の雨予想がいい方に裏切られ、晴れで気温28.0度、西北西の風1.8m(正午現在)と絶好のコンディションでの大会となった。
渡辺、イーグルスタートで快勝
競技は女子Mで、渡辺が出だしの1番(パー4)でいきなりチップインイーグルを奪う好スタート。後半も1バーディー、2ボギーと手堅く攻めて、ただ1人アンダーパーをマークし、2位に並んだ34歳、米村洋子(八代)と25歳、黒石沙也佳(北山)の2人に4打差をつけて快勝した。さらに2打差の4位タイに高田雅野(西戸崎シーサイド、45歳)と高橋圭子(ミッションバレー、43歳)の2人だった。
松尾は自身、初タイトル
50歳以上のシニアは、松尾が前半を1バーディー、2ボギーの37と安定したラウンドで回り、後半の終盤のパー3で7をたたくなどして乱れたが、1打差で後続を振り切り、自身でも初タイトルとなる栄冠を獲得した。その1打差の2位タイは東大森れい子(熊本空港、60歳)と山口美帆(佐世保、51歳)の2人。さらに2打差の4位タイに脇園幸風(若松、57歳)と北野弘子(久住高原、53歳)の2人が入った。
また、参加最年長で九州女子シニア初出場の74歳、犬童アヤ子(くまもと城南)は16オーバーの88で27位タイと健闘した。犬童は1991年の第21回九州女子選手権で優勝経験がある。
日本女子ミッド、日本女子シニアともに上位9人が出場権を獲得
この試合の結果、地元福岡県のザ・クイーンズヒルGCで行われる第20回日本女子ミッドアマチュア選手権(11月19~20日)には6位タイまでの上位9人が、第23回日本女子シニア選手権(11月5~6日・富山県、呉羽CC日本海)は6位タイまでの7人と、8位タイの3人のうちマッチングスコアカード方式で選ばれた2人の計9人が出場権。これに昨年の九州女子シニアで優勝の福井和子(ブリヂストン)がシード権を持っている。