通算7オーバー、151
板井良春(三重)が初優勝
プレーオフで山内孝徳(セブンミリオン)を下す
第45回九州シニア選手権競技は10月7~8日の2日間、大分県由布市の大分サニーヒルゴルフ倶楽部(6693㍎、パー72)で行われ、通算7オーバー、151で並んだ2人によるプレーオフで60歳の板井良春(三重)が59歳の山内孝徳(セブンミリオン)を下し、初優勝した。
プレーオフは1ホール目の18番(パー5)、3打目でグリーンをとらえきれなかった山内が、アプローチでも寄せきれず3mのパーパットを外したのに対し、板井は5mに3オンしたあと2パットで沈めてパーとし、うれしい栄冠獲得となった。
55歳以上が出場資格のシニア選手権は、各県地区予選を勝ち抜いた149人(欠場4人)が参加。2日間とも好天に恵まれたが、選手たちは硬く締まった高速グリーンにてこずった。
初日、2オーバーの74で板井、山内のほか佐々木茂(別府、58歳)、鵜木伸久(ブリヂストン、59歳)の4人が首位に並んだ。これを1打差、75の5位タイに木下高明(矢部サンバレー、56歳)ら10人、さらに1打差の15位タイに8人と首位から2打差に計21人がひしめく混戦となった。
この日の結果、最終日の決勝Rへは9オーバー、81の70位タイまでの83人が進出。前回優勝の大野徹二(大博多、58歳)は不調で、87をたたいて予選落ちした。
その最終日も難グリーンにスコアを崩す選手が続出。そんな中、5オーバーの77と手堅くまとめた板井と山内が通算7オーバーで並び、昨年に続く2年連続のプレーオフにもつれ込んでいた。
1打差、通算8オーバー、152の3位タイには鵜木、佐々木と榎隆則(大分中央、56歳)、青木英樹(佐賀ロイヤル、64歳)の4人が入り、前週の九州グランドシニアを制した大川重信(志摩シーサイド、70歳)は9オーバーで7位タイだった。
また、9オーバーの7位タイに入った阿久根公生(有明)が最終日の4番ホール(171㍎、パー3)でホールインワンを達成し、開催コースから記念品が贈られた。阿久根は福岡・柳川高ゴルフ部監督で、九州高校ゴルフ連盟理事長。
日本シニア選手権は21人が出場権を獲得
この試合の結果、11位タイまでの19人と、20位タイの6人のうち最終日成績上位の2人の計21人(シード含む)が第37回日本シニア選手権(11月11~13日・広島CC八本松)への出場権を得た。