Mシニアは
武田幸一(麻生飯塚)が4人のPOを制して初V
Gシニアは
千葉昌久(大村湾)が初優勝
ミッド(M)シニア、グランド(G)シニアの両九州選手権は10月6日、長崎市琴海尾戸町、ペニンシュラオーナーズゴルフクラブ(ミッド6579㍎、グランド6183㍎=パー72)で行われ、Mシニアは64歳の武田幸一(麻生飯塚)が2オーバーの74で並んだ4人によるプレーオフを制して初優勝した。
Gシニアは70歳の千葉昌久(大村湾)がイーブンパーの72で初優勝した。
(写真は㊧グランドシニア優勝の千葉昌久、㊨ミッドシニア優勝の武田幸一の両選手)
台風18号襲来。前週のシニア選手権に続き競技を18HSに短縮
競技は5~6日の2日間行われる予定だったが、台風18号の通過に伴う暴風雨で5日の競技が中止となり、6日の全員による18ホールストロークプレーに短縮して実施された。競技短縮は前週の第46回九州シニア選手権に続くもので、異例の事態になった。
2オーバーの74で並んだ4人のプレーオフ。
Mシニアの武田は2ホール目で勝利。シニア部門2冠に
台風一過の絶好のコンディション(晴れ、気温28.1度、南西の風4㍍=正午現在)。短期決戦となった試合は白熱した戦いとなった。
65歳以上が出場資格(今年12月末現在)のMシニアは76人(欠場7人)が出場。そんな中、74で回った武田のほか村川米蔵(八代、67歳)、伊牟田寛見(チェリー鹿児島シーサイド、65歳)、青木英樹(佐賀ロイヤル、65歳)によるプレーオフとなったが、まず1ホール目にダブルボギーを打った青木が脱落。2ホール目はパーの武田がボギー以上の村川、伊牟田に競り勝ち、勝利を手にした。
武田は2009年の第39回九州シニア選手権で優勝しており、シニア3部門のうちの2部門を制した。
1打差、75の5位タイは三原由紀夫(佐賀、65歳)と大橋久美男(九州小岱山、65歳)の2人。前々回優勝の上木政章(志摩シーサイド、69歳)は5オーバーの10位タイ、前年優勝の近藤正耿(北九州、66歳)は9オーバーの35位タイだった。
Gシニアの千葉はパープレーでの栄冠
尾藤牧衛(島原、77歳)が76のスコアでエージシュート達成
70歳以上のGシニアは71人(欠場9人)が出場。千葉はインスタートの10番でバーディー。後半の2、3番で連続ボギーを打ったが、4番バーディーでスコアを戻し、その後も崩れることなく、手堅いゴルフを見せた。1打差の2位は今村広巳(佐賀、70歳)と前年優勝の大川重信(小郡、71歳)の2人。さらに1打差の4位タイに中島好巳(チェリー鹿児島シーサイド70歳)、清水正征(かほ、71歳)、鳥越文彦(大博多、70歳)の3人が入り、77歳の尾藤牧衛(島原)が76で回ってエージシュートを達成し、9位タイになった。
Mシニア25人、Gシニア10人が日本選手権への出場権を獲得
この試合の結果、第23回日本ミッドシニア選手権(11月12日・岐阜県、愛岐CC中・東コース)は17位タイまでの21人と、22位タイの8人のうちマッチングスコアカードで選ばれた4人の計25人が出場権。また、第23回日本グランドシニア選手権(11月10~11日・三重県、スリーレイクスCC)は7位タイまでの8人と、9位タイの4人のうち2人の計10人が出場有資格者となった。