通算15アンダーの大会最少スコア
香妻陣一朗(宮崎・日章学園高3年)が圧倒的強さで2連覇
女子は3アンダー 篠原真里亜(福岡・沖学園高1年)が逆転で初V
26日は最終ラウンドが行われ、15~17歳の部の男子で初日首位の香妻陣一朗(宮崎・日章学園高3年)がこの日も8アンダーとスコアを伸ばし、史上最少ストロークの通算15アンダー、129で大会2連覇を果たした。従来の記録は、1997年に清田太一郎(当時沖学園高)、2001年に正岡竜二(当時西原高)がマークした10アンダーで、それを更新するもの。
香妻は今年、JGA(日本ゴルフ協会)のナショナルチームメンバー入り。九州ジュニア選手権は中学(宮崎・日章学園中)時代に2連勝しており、高校世代でも2連勝と圧倒的強さを見せつけた。また、高校生活最後となる今季は、九州アマチュア選手権優勝に続き、連盟(GUK)主催競技2冠となった。
10打差の通算5アンダー、139で日章学園高同級生の尾﨑秀平が単独2位。通算4アンダー、140で小原井篤(福岡・九州国際大付属高3年)が3位に入り、さらに1打差の4位タイに池村寛世(鹿児島・尚志館高2年)、坂牧一静(福岡・沖学園高3年)、比嘉一貴(沖縄・本部高2年)の3人が並んだ。
同女子は首位に1打差2位タイスタートの篠原真里亜(福岡・沖学園高1年)がこの日70で回り、逆転2打差をつけて初優勝した。篠原は公式競技初勝利。2打差の2位にはこの日1アンダーの大城美南海(熊本国府高3年)、さらに1打差のイーブンパー、144で井上沙紀(福岡・沖学園高1年)。初日首位の佐伯珠音(同2年)はこの日76と崩れ、柏原明日架(宮崎・日章学園高2年)、堀亜梨紗(熊本国府高2年)とともに5位タイだった。
JGAナショナルチームメンバーは、大城、佐伯、柏原のほかは山内日菜子(宮崎・日章学園高1年)が、この日ベストスコアの69をマークして初日の25位タイから浮上した永峰咲希(宮崎日大高2年)らとともに8位タイと上位を確保した。