女子ミッド 7オーバー 79
渡辺恵理(チェリー宇土) プレーオフ制して2年ぶり3度目のV
女子シニア 10オーバー 82
本田月枝(くまもと城南)が初優勝
両選手権は9月7日、福岡県太宰府市の太宰府ゴルフ倶楽部(6080㍎、パー72)で行われ、女子ミッド(M)は7オーバーの79で並んだ2人によるプレーオフの末、35歳の渡辺恵理(チェリー宇土)が46歳の松尾麻子(佐賀クラシック)を下し2年ぶり3度目の優勝を飾った。
女子シニアは10オーバー、82で回った61歳の本田月枝(くまもと城南)が2位の山口美帆(佐世保、53歳)に1打差をつけて初優勝した。
(写真は優勝した渡辺恵理㊧、本田月枝㊨の両選手)
たたきつける雨に4回、計2時間33分の中断
選手権は25歳以上の女子Mアマに60人(欠場3人)、50歳以上の女子シニアに83人(欠場5人)が参加して、いずれも18ホールストロークプレーで行われた。
この日の福岡地方は終日、強い雨に降られた。まずスタート直後には雷雨で35分間中断したのを皮切りに、再開17分後にはたたきつける雨にコースコンディションが悪化して中断…。結局、計4度、2時間33分の中断で競技はべた遅れとなり、最終組がホールアウトしたのは車によるグリーン照射の準備をする中での午後6時37分だった。
ミッドの渡辺は5回大会の3度を制す
6080㍎と過去最長のヤーデージ。これに、雨、中断と恵まれないコンディションで選手たちはスコアメークに苦戦した。
そんな中で7オーバーで並んだ女子ミッドのプレーオフは、2ホール目、バーディーを奪った渡辺がパーの松尾を下して、勝利を手にした。渡辺は5回の大会のうちの3度で優勝。1打差の3位は安田和歌子(福岡、41歳)で、さらに1打差の9オーバー、4位に若松和代(大隅、48歳)、11オーバーの5位、高田雅野(西戸崎シーサイド、47歳)だった。前回優勝の木村紀子(若宮、27歳)は15オーバーで17位タイ。
シニア本田は初のビッグタイトル
女子シニアは、前半3ボギー、1ダブルボギーの41で折り返した本田月枝が、後半も同じように41で回り、9ボギー、1ダブルボギーの83とした山口に1打差をつけて逃げ切った。さらに1打差、12オーバーの3位タイには平岡美智子(北山、57歳)、本田千鶴(高遊原、54歳)と第1回大会優勝の伊藤京子(志摩シーサイド、62歳)の3人が並んだ。
日本女子ミッドは上位12人
日本女子シニアは上位14人が出場権
この試合の結果、第22回日本女子ミッドアマチュア選手権(11月16~17日・愛知県、名古屋GC)は13オーバーの7位タイまでの10人と、14オーバー、11位タイの6人中、マッチングスコアカードで選ばれた2人の計12人が、第25回日本女子シニア選手権(10月26~27日・兵庫県、加古川GC)は15オーバー、10位タイまでの14人がそれぞれ出場権を獲得した。
また、昨年の日本シニアで3位タイに入ってシード権を持つ荒田つゆ子(いぶすき、55歳)は、今回の九州女子Mアマでも7位タイに入り、両日本選手権への出場権を手にした。