晴れの優勝者
2オーバー 146
63歳 辻田 昭吾(くまもと城南)が初優勝
混戦を制し、最年長Vを果たす
第9回九州ミッドアマチュア選手権競技は10月23、24日2日間、鹿児島県霧島市のかごしま空港36カントリークラブ(6950㍎、パー72)で行われ、63歳の辻田昭吾(くまもと城南)が2オーバー、146で初優勝した。63歳での栄冠は最年長。
第1ラウンドは25歳以上の139人(欠場7人)が出場。午後から小雨がパラついたが、プレーには支障がなかった。最終日となった第2ラウンドは初日8オーバー、80までの82人(棄権2人)で争われた。当初、午前中は降雨が予想されたものの、スタートと同時刻頃に晴れ間が見え始め、好コンディションとなった。
【写真は初優勝の辻田昭吾】
辻田が2打差を逆転
初日は2アンダー70で3人が首位タイ
初日は江口信二(47歳、大博多)、川口亮(35歳、ブリヂストン)、永田満(56歳、北山)の3選手が2アンダー70で首位タイに並んだ。1打差の71で空真一郎(28歳、門司)が続き、さらに1打差の72に辻田がつけた。1オーバー73に伊妻恭平(30歳、久住高原)、松尾真吾(36歳、オーシャンパレス)、冨田修一(56歳、西戸崎シーサイド)、荒木幸三(44歳、宮﨑)の4人。トップから3打差以内に9人がひしめく大混戦の初日となった。この大会は過去8回のうち、半分の4回がプレーオフでの決着。今回もプレーオフを予想する大会関係者も多かった。
最終日はピンの位置も難しくなり、上位のスコアは伸びない。前半のアウト終了時点で辻田、空、江口の3人が1オーバー109で首位に並んだ。さらに、1打差で川口と永田がつける。バックナインの勝負となったが、最終組の1組前で1バーディー、2ボギーの37で回った辻田が手堅くまとめ、通算2オーバー、146で初の頂点に立った。2位には3オーバー、147の川口、3位には4オーバー、148の江口が入った。前回優勝の儀保和(29歳、美らオーチャード)は8オーバー、152で12位タイ、過去3度の優勝を誇る荒川英二(48歳、福岡雷山)は6オーバー、150で6位タイとなった。
第24回日本ミッドアマ(11月20日から3日間、埼玉・武蔵CC笹井コース)
13人が出場権獲得
この試合の結果、11月20日から3日間、埼玉県の武蔵CC笹井コースである第24回日本ミッドアマチュア選手権に8オーバー、12位タイまでの13人(シード2人含む)が出場権を獲得した。