連盟に「ゴルフ活性化委員会」を設置
「支配人部会」も正式委員会として承認
GUK創立50周年の記念事業も実施
九州ゴルフ連盟(GUK)の令和1年度(第50期)通常総会は2月20日、福岡市博多区の「スフィンクスセンタービル」の「ザトゥエルフス」(旧ハイアットリージェンシー福岡)で開き、第1号議案「令和1年度事業報告・収支決算」、第2号議案「令和2年度事業計画・収支予算」、第4号議案「補欠役員の選任」の3議案と、第3号議案「連盟規約・細則改正」に「ゴルフ活性化委員会」と「支配人部会」を設置するこが全会一致で承認、可決されました。
総会は加盟192倶楽部(正会員)のうち出席47、委任状提出145の計192倶楽部により有効に成立。会議では冒頭議長席についた水田芳夫理事長(小郡)があいさつに立ち、要旨、次のように述べました。
「昨年は皇位継承に伴う元号が令和に改まり、祝賀と共に新時代がスタートした年でした。一方で、国内外で多難な出来事にも見舞われた年でもありました。
そんな中で九州ゴルフ連盟は今年創立50年の節目の年を迎えました。このため、各種記念行事の実施も検討しておりますが、昨年に引き続き九州地区でのゴルフの活性化に努めてまいりたいと思っています。
新型コロナウイルスの感染が大きな問題になって心配しておりますが、皆さまが健康でこの一年を過ごされんことを願っております」
50周年記念
今年の九州オープンは優勝賞金1000万円とビッグに
この後、審議に入り、第1号議案の令和1年度事業報告では、各種会議、連盟主催競技が順調に実施されたことなどが報告されました。
第2号議案の令和2年度事業計画では、今年は連盟創立50年の年に当たることから、主催全競技を「連盟創立50周年記念」と銘打って実施。特にメインの九州オープンについては、記念事業としてプロへの賞金額を増額して6月に大分東急ゴルフクラブで実施することが報告されました。賞金額は従来の総額1800万円から700万円増額して2500万円とし、優勝が200万円増の500万円。これに優勝者に「㈱えんホールディングス」から贈られていた200万円の特別協賛副賞も今回に限り増額されて500万円になり、賞金と合わせ優勝は1000万円とビッグになりました。
また、開幕戦として行われている80歳以上の「九州スーパシニアカップ」(3月26日・小郡)にも、満70歳以上の「女子の部」も新設されて実施されることなどが説明されました。
今年はさらに、日本ゴルフ協会(JGA)主催の日本女子オープンが32年ぶりに九州は福岡県のザ・クラシックゴルフ倶楽部を舞台に10月1日から繰り広げられ、夏の東京五輪ゴルフ競技とともに盛り上がりを見せることが期待されています。
支配人部会が先頭にゴルフ活性化を
第3号議案の「連盟規約・細則改正」は、第3章「役員及び役員会」の(委員会)第23条に「7. ゴルフ活性化委員会」を追加するものです。連盟ではこれまで、縮小するゴルフ市場の活性化を図るために「ゴルフ活性化小委員会」を設置し、ソフトゴルフの普及など活性化対策の推進を図ってきましたが、これを発展的に解消し、新たに専門委員会として活動を行うものです。最前線の支配人部会が中心となり、ゴルフ振興の企画、運営を行い、加盟倶楽部でのゴルフ活性化を推進しようというものです。
これに伴い、「支配人部会」の位置づけについて、会場から「正式に委員会(部会)として設置してほしい」との動議が出され、討議の結果、第23条に「9. 支配人部会」の設置も決まった。「支配人部会」はこれまで、理事会の諮問機関ではなく、「情報交換のため」として部会が設置されていた。
第4号議案「補欠役員選任」は、大分県選出の理事、川谷紘基氏(大分東急)の辞任に伴うもので、後任として杉本健一氏(臼杵CC常任理事=写真)の就任が可決されました。
これとは別に、学識経験者理事で競技委員長を務めていた塚根卓弥氏(大村湾)が辞任、後任には学識経験理事で競技委員会規則部会長を務めていた川畑孝則氏(いぶすき)が競技委員長兼務で務めることになり、理事会で決定しています。