晴れの優勝者
通算2オーバー、146
66歳の前田 弘(チェリー宇土)が初優勝
第27回九州ミッドシニア選手権競技は10月7、8の両日、熊本県宇城市のあつまるレークカントリークラブ(6425ヤード、パー72)で行われ、66歳の前田弘(チェリー宇土)が通算2オーバー、146で初優勝を飾った。2位タイには6オーバー、150で昨年優勝の佐藤憲一(大分)、村上義春(皐月)、吉野武司(肥後サンバレー)、青木英樹(佐賀ロイヤル)の4選手が入った。
今年から単独開催
ミッドシニアは昨年までグランドシニアと同日、同コースで開かれていたが、出場選手の増加で今年から単独開催となった。今大会には、65歳以上の各県地区予選を通過した117人(欠場4人)が出場。初日はイーブンパー、72の前田と青木が首位に立ち、首位から1打差の3位タイに吉野ら5選手、さらに1打差の8位タイに3選手、さらに1打差の11位タイに3選手とトップから3打差以内に13選手がひしめく混戦模様となった。
最終日は風が強く、ベストスコアは73
初日が終わり、8オーバー、80の45位タイまでの61人が決勝ラウンドに進出。決勝ラウンドは2人の欠場が出たために59人で争われた。その最終日は各選手とも強い風に悩まされたが、首位でスタートした前田が前半のアウトを2バーディー、2ボギーのパープレーで折り返し、後半のインもノーバーディーながらボギーを2つに抑え、出場59人中2番目にいいスコア74でラウンドして栄冠を勝ち取った。前田とともに最終組の青木は38・40の78、吉野は40・37の77とスコアを伸ばせず、2位タイとなった。昨年優勝の佐藤は初日76だったが、最終日は74と盛り返し2位タイに食い込んだ。ちなみに、最終日のベストスコアは上田芳央(鹿児島国際)の73だった。
今大会は九州ゴルフ連盟の新型コロナウイルス感染症拡大防止のガイドラインに沿って行われた。また、日本ミッドシニア選手権競技はすでに中止が決定している。