晴れの優勝者
通算イーブンパーの144
29歳の空 真一郎(門司)が初優勝
「第10回九州ミッドアマチュア選手権競技」は10月21、22日の2日間、熊本県玉名市の玉名カントリークラブ(7051ヤード、パー72)で行われ、29歳の空(そら)真一郎(門司)が通算イーブンパーの144で初優勝を飾った。初日71、最終日73とも、その日のベストスコアで2位に4打差をつける快勝だった。通算4オーバー、148の工藤亜沙希(佐賀)が2位、149の江口信二(大博多)が3位、152の小杉竜三(熊本空港)が4位、153の糸山和臣(北山)が5位に入った。昨年優勝の辻田昭吾(くまもと中央)は通算12オーバー、156で11位タイだった。
初日は空と工藤が1アンダー、71で首位スタート
25歳以上の120人(欠場4人)が出場し、初日は好コンディションの中で始まった。空と工藤が1アンダー、71で初日のトップに立った。3位には首位から2打差の73で62歳のベテラン・野上英司(ミッションバレー)が続き、さらに、1打差の4位タイに江口、小杉竜、川口亮(ブリヂストン)の3選手がつけた。初日が終わり10オーバー、82の59位タイまでの64選手が決勝ラウンドに進んだ。
雨の中、各選手ともスコアメークに苦しむ
その決勝ラウンドはあいにくの雨。第1組のスタートから最終組がホールアウトするまで降り続いた。7000ヤードを超えるタフなコースの上、雨のため普段とは飛距離が落ちる状況下で各選手は苦しんだ。そんな中、空が前半のアウトを2バーディー、2ボギーの36、後半のインを1バーディー、2ボギーの37と安定したプレーを披露して頂点に立った。空と同スコア71でスタートした工藤は出だしの1番で第1打を左OBしてトリプルボギー。この「7」が響いてアウトは41、インは36と巻き返しただけに痛い1番ホールとなった。
今大会は九州ゴルフ連盟の新型コロナウイルス感染症拡大防止のガイドラインに沿って行われた。また、日本ミッドアマチュア選手権競技はすでに中止が決まっている。