晴れの優勝者
通算2オーバー、290
大阪学院大1年の後藤大翔(阿蘇大津)がプレーオフを制して初優勝
「第51回九州アマチュア選手権競技」最終日は5月28日、北九州市若松区の若松ゴルフ倶楽部(6827ヤード、パー72)に60選手が出場して行われ、熊本県出身の大阪学院大1年・後藤大翔(阿蘇大津)が通算2オーバー、290で並んだ福岡・沖学園高3年の田﨑春樹(大村湾)とのプレーオフを制し、初優勝を飾った。後藤はこの日のベストスコアとともに、当コースのアマチュアのコースレコードとなる68をマークして12位タイから急浮上。プレーオフでは4ホール目で田﨑を振り切った。3日目まで首位の東北福祉大4年・芹澤慈眼(久住高原)は左手首痛のため7番ホール途中で棄権した。
初日は後藤大翔が70で首位に立つ
25日の初日は132人(欠場4人)が出場して始まり、後藤大翔が6バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの70でトップに立った。1打差71の2位タイには芹澤、59歳のベテラン・大倉清(浮羽)、秋山隆之介(夜須高原)、後藤大生(大分)、安河内蓮(筑紫ケ丘)の5人がつけた。2019、20年の覇者・出利葉太一郎(筑紫ケ丘)は出場していない。
第2日はベストスコアの芹澤が首位を奪う
26日の第2日は初日2位タイの芹澤が抜け出した。インスタートの芹澤は10、11、17、18番と4バーディー、ノーボギーの32、後半のアウトは37とスコアを1つ落としながらもベストスコアの69をマークして通算4アンダー、140で首位を奪った。4打差、通算144の2位タイには大倉、山田、大村浩輔(八代)、米誠ノ心(南九州)の4人が続いた。第2ラウンドが終了し、通算12オーバー、156、57位タイまでの60選手が決勝ラウンドに進んだ。
前日首位の芹澤が通算4アンダーでトップをキープ
27日の第3日は前日首位の芹澤が1イーグル、2バーディー、4ボギーの72、通算4アンダー、212でトップをキープした。芹澤から4打差の2位に通算イーブンパー、216で山田玄彩(喜々津)が続き、さらに1打差の3位タイに通算217で田﨑と古川創大(フェニックス)がつけた。この日は心配された雨もスタート前には上がり、アウト、インとも予定通り午前8時に第1組がティーオフした。
13選手が九州代表として日本アマに出場
今大会は九州ゴルフ連盟(GUK)の新型コロナウイルス感染症拡大防止のガイドラインに沿って行われた。上位13選手は6月29日から4日間、大利根CC西コース(茨城)で開催される日本アマチュアゴルフ選手権に九州代表として出場する。通算10オーバー、298で12位タイに3選手が並んだが、大会規定のマッチングスコアカード方式により井戸川純平(宮崎大淀)と林田直也(若宮)の2人が食い込んだ。