2021年度(第105回)日本アマチュアゴルフ選手権は1日、茨城県坂東市の大利根カントリークラブ・西コースで第3ラウンドを行った。
昨夜からの雨が残る中、定刻7時にスタートしたムービングデー。午前中は時折、雨粒が横殴りとなる強い風も吹く、厳しいコンディションの中、各選手はスコアメイクに苦しむ。その中で、通算9アンダーパーで首位タイスタートの中島啓太(那須小川GC)が4バーディ・3ボギーの71でホールアウト。通算10アンダーパーにスコアを伸ばし、本選手権初優勝に王手をかけた。
九州勢の情勢
古川創大(フェニックスCC)213ストローク(70・71・72) 4位タイ
2バーディ・2ボギー イーブンパー72
「11番ホールまで雨が強くて、スコアを落とさないよう、安全第一でプレーを進めました。選手の多くがオーバーパーを打っている中で、耐えるゴルフができたと思う。ショットの調子も良くなってきているので、明日、自分のすべてを発揮したい」
井戸川純平(宮崎大淀CC)221ストローク(73・73・75) 41位タイ
1イーグル・2バーディ・7ボギー 3オーバーパー75
「13番のイーグルは残り92ヤードの3打目をウェッジで直接入れたチップインです。入った瞬間は見えなかったのですが、手応えはありました。でもショット自体は荒れていて、最近では一番苦しいゴルフになってしまいました。それでも耐えられたのかなと思います。初出場で、昨日まではカットラインを気にしていながらのプレーでしたが、今日は伸び伸びできました。明日は攻めて、攻めて少しでも上位にいきたい」
出利葉太一郎(筑紫ヶ丘GC)209ストローク(68・67・74) 2位
3バーディ・5ボギー 2オーバーパー74
「中断するだろうと中島さんと話していて、スタートして「そろそろ」といっていたが、無事にホールアウトすることができたよかった。前半は耐えていて、10、11番とティーショットが曲がって、それでもなんとか13、14番といけてたのに、最後の4ホールはめちゃくちゃ悔しい。明日も啓太さんと回れて、今日も一緒に回って勉強になった。格好いい。立ち姿、歩いている姿、プレーしている姿もいい。周りの選手にも「ナイス」と声がけして、大きな人。人間性もすごい。明日は自分のやるべきことを、納得いくことができて、勝てたら本当にうれしい。できなくても悔いはない。やることをやるだけ。ここまでこれたことに感謝したい」