九州7県は中道 ゆい(チェリー宇土)がトップ通過
上位109人が本戦の切符
2023年九州ゴルフ連盟(GUK)主催の開幕戦「第53回九州女子選手権競技予選」が4月4日、熊本県菊池郡菊陽町の熊本空港カントリークラブ(6375ヤード、パー72)で行われた。競技は沖縄を除く九州7県から157人(欠場2人)が出場し、18ホールストロークプレーで争われた。
この結果。11オーバー83までの上位109人が予選を通過した。1位通過は岐阜・朝日大2年の中道ゆい(チェリー宇土)=写真。アウトからスタートし、3番ショートでダブルボギーをたたきながら、4番からの3連続バーディーで盛り返し、前半を35。インは3バーディー、ノーボギーの33で出場選手中、ただ一人60台の68をマークした。首位から3打差、71の2位には廣吉優梨菜(ザ・クラシック)が続き、さらに1打差、パープレー72の3位タイに丸尾羚水(青島)と築地由依(鹿児島国際)の2人がつけた。
沖縄県予選は4月6日、PGMゴルフリゾート沖縄で行われる。また、同競技の決勝は5月10日から3日間、古賀ゴルフ・クラブ(福岡)で開催される。
ただ一人60台の68をマークした中道
堂々の1位通過だ。6バーディー、1ダブルボギー、ただ一人60台となる68。「こんなスコアが出るとは。ゼロくらいかな」とラウンド前の中道の予想はパープレーだったが、それを4つも減らした。
出だしは苦しんだ。3番ショート(167ヤード)で6Iでの第1打をグリーン右手前のバンカーに入れ、左奥2・5mに乗せたものの、そこから3パット。「でも、焦りはなかった。次(4番)がロングでバーディーを取れると思って」とその通りにスコアを1つ縮めると、5、6番でも連続バーディー。そして後半のインでは11、13、15番と奇数ホールでバーディーを重ねた。
昨年、岐阜・朝日大に進学。ここのゴルフ部のスーパーバイザーが女子プロツアー41勝の森口祐子プロ(67歳)。「週一のレッスンがあって、たまにラウンドレッスンもあります。自分でやってみせてくれるので分かりやすい」と森口スーパーバイザーとの出会いは中道にはプラス材料となっている。
予選で好スコアを出しての本番・古賀GCである。「古賀ですからね。アンダーは出ないでしょう。耐えるゴルフですね」と中道が自信ありげに笑った。