ミッドシニア 通算5オーバー 149ストローク
大川重信(小郡)3年ぶり2度目の優勝
グランドシニア 通算6オーバー 150ストローク
四方田貞雄(佐賀)が初優勝
80歳以上のスーパーグランドシニア
80歳の赤崎俊美(ゴールデンパーム)
77のエージシュートで初V
ミッド(M)シニア選手権、グランド(G)シニア選手権ともに26日、佐賀市三瀬村の北山カントリー倶楽部(ミッド6478㍎、グランド6102㍎=パー72)で最終日の決勝ラウンドを行い、Mシニアは68歳の大川重信(小郡)が通算5オーバー、149で3年ぶり2度目の優勝を飾った。Gシニアは地元佐賀の71歳、四方田貞雄(佐賀)が通算6オーバー、150で初優勝した。四方田は自身、連盟主催競技初タイトルだった。
九州ゴルフ100年祭と銘打って行われた今大会、出場資格が65歳以上(12月末現在)のMシニアには各地区予選を通過した75人(欠場3人)が出場した。初日は午後から断続的に雨に見舞われる悪コンディションになったが、大川はただ一人のアンダーパー、71をマークして2位庄司明男(福岡雷山、68歳)に2打差をつけて単独首位に立った。50人が決勝に進出した最終日は、北寄りの風が9mと強い風に悩まされたラウンドになったが、大川は1バーディー、3ボギー、2ダブルボギーと苦しみながらも2打差を守りきって優勝した。
その2打差2位には、この日3オーバー、75の嘉陽宗賢(オリオン嵐山、65歳)が初日の9位タイから浮上した。さらに1打差、通算8オーバーの3位には前年優勝の真鍋高光(大博多、65歳)。初日2位の好スタートだった庄司は最終日82とくずれ、6位タイだった。
Gシニアは70歳以上が出場資格で、93人(欠場2人)が出場して行われた。初日は3オーバーの75で四方田や実力者の尾藤牧衛(島原、74歳)ら4人がトップに並ぶ混戦での幕開け。最終日は56人が決勝ラウンドを戦ったが、初日首位タイの中から3オーバー、75と安定したスコアをマークした四方田が抜け出し、勝利を得た。
1打差の2位は首位タイスタートだった高谷敏征(喜々津、70歳)で、通算9オーバーの3位は、この日ベストスコアの74で回った山本政実(ミッションバレー、73)で、初日19位タイからごぼう抜き。4位タイには武田鐵雄(チサン遠賀、73歳)ら3人が入った。尾藤は84をたたいて15位。前年優勝の宮崎俊介(ジェイズ宮崎、72歳)は20位タイに終わった。
日本選手権の出場資格はMシニア21人、Gシニア11人
日本選手権への出場資格は、日本Mシニア選手権(11月11~12日、千葉県・京葉CC)は上位18位タイまでの21人、日本Gシニア選手権が上位8位タイまでの10人と、11位タイの2人のうちの1人、計11人が獲得した。
7人がエージシュートを達成する〝スーパー〟ぶり
18ホール(5450㍎、パー72)で行われた80歳以上(12月末現在)の部は80歳の赤崎俊美(ゴールデンパーム鹿児島・吉田)が5オーバー、77とエージシュートで回り、初優勝した。
同クラス初出場の赤崎は3バーディー、8ボギーと出入りの激しいゴルフだったが、2位の大原博志(かほ、79歳)に1打差をつけて栄冠を手にした。
この試合は白石清(久山)の90歳を最高齢に、史上最多となる36人(欠場6人)が出場。スーパーシニアたちは文字通り〝スーパーぶり〟を発揮し、計7人がエージシューターとなった。以下にお名前を列記して敬意を表したい。
優勝した赤崎、2位の大原のほか3位杉山利夫(チェリー小倉南、81歳、スコア80)、7位湯上斉昭(かごしま空港36、83歳、スコア82)、9位井川仁(宮崎G、85歳、スコア83)、植杉乾蔵(球磨、89歳、スコア85)、そして白石がスコア89。それぞれに記念品が贈られた。
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