15~17歳の部
男子 葛城史馬(大分・宇佐高2年)
女子 三浦桃香(宮崎・日章学園高1年)
12~14歳の部
男子 篠原 剛(福岡・沖学園中3年)
女子 千葉 華(沖縄・小禄中3年)
(各級優勝者=左から15~17歳の部の三浦桃香、葛城史馬、12~14歳の部の篠原剛、千葉華の各選手)
大分県竹田市の久住高原ゴルフ倶楽部(男子7155㍎、女子6388㍎=パー72)で24、25日の2日間行われ、15~17歳の部男子は通算4アンダー、140で並んだ2人によるプレーオフとなり、葛城史馬(大分・宇佐高2年)が清水大成(福岡・東福岡校1年)を下し、初優勝した。
実力者がそろい、注目の同女子は〝高1世代〟の一人、三浦桃香(宮崎・日章学園高1年)が通算2アンダー、142で初優勝した。
12~14歳の部の優勝は男子が通算3オーバー、147の篠原剛(福岡・沖学園中3年)、同女子は通算3オーバー、147の千葉華(沖縄・小禄中3年)で、ともに逆転での初優勝だった。
15~17歳の部男子
葛城は清水大成(福岡・東福岡校1年)をプレーオフで下す
男子は49人(欠場1人)が出場。葛城、清水ともに初日71で首位に2打差の3位タイでの最終日だったが、いずれも4バ―ディー、1ボギーの69で回り、逆転して首位に並びプレーオフにもつれ込んだ。そのプレーオフは1ホール目の10番(パ―5)で、清水が2打目をOBとして万事休す。3オンでパーとした葛城が勝利を手にした。1打差の3位は前年優勝の今野大喜(福岡・柳川高3年)で連覇はならなかった。
女子の三浦は通算2アンダーで逆転勝利
女子は40人が出場(欠場1人)で、日本ゴルフ協会(JGA)ナショナルチームメンバーの勝みなみ(鹿児島高1年)は欠場した。今年の九州女子選手権を制した田中瑞希(熊本国府高1年)、昨年の九州女子優勝の新垣比菜(沖縄・興南高1年)、そして、先の日本女子アマで九州勢最高位のベスト4と〝すい星〟のように飛び出してきて注目の三浦…と話題の多い15~17歳女子だった。
初日は天本遥香(福岡・第一学院高1年)が2アンダー、70で単独トップに立ち、1打差で三浦、さらに1打差の3位タイに篠原真里亜(福岡・沖学園高3年)、三ヶ島かな(同)ら実力者が控えた。最終日。三浦は2番でボギーを打ったがその後立て直し6バーディー、5ボギーの71で回り、4バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの73とした天本に逆転した。通算イーブンパー、144の3位タイに三ヶ島と渕野ひかる(大分高3年)の2人。
この試合の結果、第20回日本ジュニア選手権(8月20日から、霞ヶ関CC)の出場資格を得たのは、男子の8位タイまでの14人と、15位タイの5人のうちマッチングスコアカードで選ばれた3人の計17人。女子は8位タイまでの10人と、11位タイの5人の中からマッチングスコアカーで選んだ3人の計13人。
12~14歳の部男子
篠原は3打差を逆転
35人が出場した男子は初日、ただ一人のアンダーパー、71で回った井戸川純平(宮崎・吾田中2年)が単独トップに立った。しかし、最終日は大きくスコアを崩した。16番でホールインワンを記録したものの、その後は乱調。結局78をたたいて後退。代わって浮上したのが篠原剛。首位に3打差、3位タイのスタートだったが、3バーディー、4ボギーの73と手堅いゴルフで逆転勝ちした。
篠原は一昨年の九州ジュニア15~17歳の部優勝の篠原真里亜、昨年の12~14歳を制した仕師命(はじめ)の姉弟とはいとこ。
2打差の2位タイは池田悠希(長崎・﨑辺中2年)と井戸川、さらに1打差の4位タイに山本竜也(大分中3年)と宮里拓弥(沖縄・那覇中3年)の2人だった。
女子の千葉は4打差を逆転
女子は35人が出場。そんな中で初日、イーブンパーの72で単独首位に立ったのが大分中1年の園田由利亜。これを2打差の74で山内優希(福岡・次郎丸中)、萱野桃春(同・宇美南中)、小貫麗(熊本・帯山中)の3年生と呉屋杏佳(沖縄・久志中2年)が追う展開となった。
最終日、園田が77とスコアを乱す中で、ベストスコアの71で回り、初日の8位タイから逆転して2打差をつけて優勝したのが千葉だった。2位は園田で、さらに2打差の3位タイに後藤未有(福岡・沖学園中2年)、鍋島海良(熊本・菊陽中3年)、山内、小貫の4人。
第20回日本ジュニア(8月20日から、霞ヶ関CC)の出場資格を得たのは、男子は上位7人とシードの芹澤慈眼(大分・庄内中3年)。女子は10位までと11位タイの2人のうち、マッチングスコアカード方式で選んだ1人の計11人。