通算1アンダーの143
竹本健太(北九州)が初優勝
実力者の荒川英二(福岡雷山)にP.Oで競り勝つ
九州ミッドアマチュア選手権は7、8日の2日間、佐賀県唐津市の佐賀ロイヤルゴルフクラブ(6920㍎、パー72)で行われ、通算1アンダー、143で並んだ2人によるプレーオフの結果、32歳の竹本健太(北九州)が荒川英二(福岡雷山、43歳)を下し、初優勝した。
プレーオフは3ホール目、ピン30㌢につけてバーディーを奪った竹本が、パーの荒川に競り勝ち、自身初めての連盟主催競技タイトル獲得になった。
荒川、好調に首位発進も…
選手権には各県地区予選通過者ら133人(欠場11人)が出場。2日間とも風はややあったものの、晴れで気温21度前後と好コンディションの中で行われた。
初日、トップに立ったのは荒川。各選手たちが速いグリーンに苦戦するなか、5バーディー、2ボギーの3アンダー、69で回り、2位の五十森達哉(福岡雷山、40歳)に1打差をつけた。さらに2打差のイーブンパー、3位に佐藤憲一(大分、63歳)がつけ、竹本は荒川に5打差の6位タイの発進だった。
最終日の決勝ラウンドは予選を通過した80位タイまでの85人が進出。荒川は前半1つスコアを伸ばし、好調に折り返した。ところが、追う五十森が足踏みし、佐藤も79をたたいて後退。その間に、最終2組前の竹本が69のベストスコアで回り、通算1アンダーでホールアウトした。
荒川は後半に入ると17番まで2バーディー、3ボギーの出入りの激しいゴルフながら、竹本に2打差をつけていた。それが、最終18番で第1打を曲げて木の根元のアクシデント。このホールをダブルボギーとし、プレーオフにもつれこんでいた。
通算1オーバー、145の3位タイに今村大志郎(麻生飯塚、35歳)と五十森の2人。さらに1打差の5位に平井皇太(奄美、31歳)で、シニア勢も榎隆則(大分中央、55歳)が通算6オーバーの7位タイ、山浦正継(志摩シーサイド、62歳)と佐藤が7オーバーの9位タイと健闘した。前回優勝の大塚覚(鹿児島国際、49歳)はこの大会不調で、52位タイに終わった。
今年4回目を数えた九州ミッドアマだが、第1、2回に続き3度目のプレーオフでの決着。荒川は1、2回大会を制しているが、逆転で2位に終わった昨年を含め、4大会とも優勝争いに絡んでいる。
日本ミッドアマは11人が出場権獲得
この試合の結果、第19回日本ミッドアマチュア選手権(11月19日~21日、香川県・坂出CC)は7オーバー、151、9位タイまでの11人(シード選手含む)が出場権を得た。
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