高校生がV奪還
古川雄大(福岡第一高3年)が
ライバルたちを抑え、逆転初優勝
第45回九州アマチュア選手権競技は5月14日から4日間、佐賀県三養基郡みやき町の佐賀カントリー倶楽部(6748㍎、パー72)で行われ、最終日の17日は首位に1打差、2位スタートの17歳、福岡第一高3年の古川雄大(ゆうき、大博多)が1オーバーで回り、通算3オーバーの291で逆転初優勝した。
競技は初日、53歳のベテラン、大倉清(大博多)と、JGAナショナルチームのメンバー、比嘉一貴(東北福祉大2年)の2人が1アンダーで並びトップスタート。2日目、古川は72として日本経済大1年の蛭川隆(IGR京セラ)とともに2位タイにつけた。3日目、上位陣のスコアが伸びない中で、比嘉が再び首位に立ったものの、最終日は古川が73と手堅くまとめ逆転3打差をつけて栄冠を手にした。
古川は自身初めての公式戦勝利。昨年の九アマ6位タイで出場した日本アマチュア選手権では決勝マッチプレーには進めなかったものの、貴重な経験を積んだ。
2位タイは福岡・沖学園高2年の篠原仕師命(はじめ、湯布院)と2人の大学生、蛭川と比嘉の3人だった。ベテランの大倉は2、3日目にやや息切れしたが、最終日はベストスコアタイの72で回って5位。57歳のシニア、野上英司(ミッションバレー)は通算16オーバーの16位タイと大健闘だった。
今年の九州アマは11県地区で行われた第1次予選に1152人がエントリー、この中から486人が3地区での第2次予選に進出、決勝大会の出場権を争った。
その決勝大会は4日間とも好天に恵まれた中で、シード選手らを含め161人(欠場2人)が出場。同CCは距離はそうはないものの、難易度が高く、対決軸はジュニア勢に学生、これにベテランがどこまで絡んでくるか、だった。
日本アマは24人
九州オープンは30人が出場権
この試合の結果、シード選手を含む上位24人が「第100回日本アマチュア選手権」(7月8から、兵庫県の広野GC、小野GCの両コースで予選実施、決勝マッチプレーは10日から4日間、広野で実施)の出場権を、また、上位30選手は6月11日からの九州オープン(阿蘇大津GC)への出場権を得た。
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