通算2アンダーの214 14歳、沖学園高1年生
後藤未有(鷹羽ロイヤル)が初優勝
第46回九州女子選手権競技は5月31日から6月1日までの3日間、福岡県筑前町の夜須高原カントリークラブ(6393㍎、パー72)で行われ、福岡・沖学園高1年、14歳の後藤未有(鷹羽ロイヤル)が通算2アンダー、214で初優勝した。
後藤はただ1人のアンダーパー
田中瑞希(グランドチャンピオン)
3連覇ならず
2日目に単独トップに立った後藤は、大会3連覇がかかる熊本国府高3年、田中瑞希(グランドチャンピオン)に2打差をつけての最終日。前半は3連続バーディー(1ボギー)などで好調に折り返したが、後半は1ダブルボギー、2ボギー(1バーディー)とスコアを伸ばせなかった。
しかし、同組の田中も前半は1バーディーと耐えていたものの、後半はパット不調で、4ボギーを重ねて脱落。同じ同組の宮崎公立大1年、18歳の森満絢香(宮崎国際空港)が3バーディー、3ボギーの72で回ったが捕らえきれず、後藤の逃げ切りを許した。
後藤はただ1人、通算でのアンダーパー優勝だった。
2打差の通算イーブンパー、216で森満が2位、さらに1打差の1オーバー、3位に宮崎・日章学園高3年、三浦桃香(フェニックス)。連覇を狙った田中は通算2オーバーで、熊本国府高1年、星川ひなの(矢部サンバレー)、福岡・常磐高1年、辛島寧那(鷹羽ロイヤル)とともに4位タイだった。
日本女子アマは20人が出場権
この試合の結果、第58回日本女子アマチュア選手権(6月21~24日、福島県グランディ那須白河GC)へは、シード権を持つ佐渡山理莉(エナジック瀬嵩、17位タイ)を除く上位20選手が出場権を得た。17位タイの5人のうちの4人は最終日スコア上位で選抜。
「熊本地震」で日程・会場を変更して開催
九州女子選手権競技は今年から、従来の2日間から3日間大会へと拡大して実施。
当初は、熊本県菊池市の「くまもと中央カントリークラブ」で5月10日から開催予定だったが、4月に熊本、大分両県下を襲った「熊本地震」のために急きょ、日程と会場を福岡の「夜須高原CC」に変更して行われた。熊本出身の選手の中には、車中泊を余儀なくされた選手もいたが、多くは元気な姿を見せてくれた。