男女ともに地元熊本勢が初優勝
男子はN65で興津信次(不知火)
女子はN68の栗田理那(あつまるレーク)
第14回ハンディキャップ競技(Hdcp)九州大会は10月26日、熊本県益城町の高遊原カントリークラブ(男子6502㍎、女子5837㍎、パー72)で行われ、男子はベストスコアのグロス(G)72で回った53歳の興津信次(不知火)がネット(N)で7アンダー、65をマークして、女子は26歳の栗田理那(あつまるレーク)がG79、N68でともに初出場で初優勝を飾った。
JGA杯J-sys選手権の予選を兼ねるもので、選手各自が持つJGAハンディキャップインデックスを基に開催コースのスロープレーティングによるコースハンディキャップを算出、適用。
昨年までは男女とも、ハンディキャップをA、B2クラスに細分化して実施していたが、JGAの試合規定の改定で男女ともに一本化して競技が行われた。
この日の熊本地方(益城町)は曇り、微風の好コンディション(気温22.9度、西南西の風2.3㍍=正午現在)。男女とも、ネットスコアが同数になる競り合った優勝争いになった。
男子は89人が出場(欠場2人)。そんな中で、興津はインスタートの前半2バーディーとしたものの、後半はボギーが重なって結局は3バーディー、3ボギーの72で回り、H7のN65とした。河合俊幸(阿蘇大津、49歳)がG76、H11で同スコアのN65としたが、規定によるマッチングスコアカード方式での選抜の結果、興津の優勝となった。
3位はG74、H7、N67の神原武男(周防灘、75歳)で、4位はN67で西山修二(チサン御船、62歳=G75、H8)が並んだが、マッチングスコアカードで順位が決まった。
26人が出場した女子は栗田と、G80、H12の田倉美月子(肥後サンバレー、62歳)がN68で並んだが、マッチングスコアカードで栗田が優勝、田倉2位となった。3位はG84、H14、N70で森山文(肥後サンバレー、48歳)、4、5位もN72で2人が同スコアとなったが、4位赤星敬子(高遊原、70歳=G82、H10)、5位溝口三重子(くまもと阿蘇、50歳=G78、H6)の順となった。
男女各上位8人が全国大会出場権を獲得
熊本勢が大健闘
この試合の結果、11月29日に千葉県、我孫子GCで行われる第7回JGA杯J-sys選手権(JGAアンダーハンディキャップ競技)へは男女とも各上位8人が出場権を得た。
この大会では、女子の8人中6人、男子も半数の4人が熊本勢で占められており、地元勢の健闘が光った。
また、男子の参加最高齢は76歳の鍋井健三(小郡)でG89、H9、N80で75位。女子は75歳の森川麗子(チェリー宇土)でG85、H9、N76の14位だった。