通算12オーバーの228 16歳、熊本国府高2年
奥山友梨(グリーンランドリゾート)が初優勝
福岡県古賀市の古賀ゴルフ・クラブ(6357㍎、パー72)で5月16日から3日間行われ、通算12オーバー、228の熊本国府高2年、16歳の奥山友梨(グリーンランドリゾート)が2位のJGAナショナルチームメンバー、佐渡山理莉(沖縄・名護高2年、エナジック瀬嵩)に1打差をつけて初優勝した。
後藤未有(鷹羽ロイヤル)は連覇ならず3位タイ
競技には188人が参加(欠場4人)。初日の第1ラウンドの結果、上位103人が2日目の第2Rへ進出。さらに絞り込まれた71人が最終日の決勝ラウンドを戦った。
初日、奥山はただ1人アンダーパーをマークする71のスコアで単独トップに立ったが、2日目に82を叩いて後退。代わってこの日のベストスコア71を出して初日の19位タイから逆転首位に浮上したのが佐渡山だった。奥山は3打差2位で、4打差3位に福岡・沖学園高2年、澁澤莉絵留(北山)。さらに1打差4位には前年優勝の同、後藤未有(鷹羽ロイヤル)ら4人と、5打差に7人がしのぎを削る混戦になった。
そして最終日。高校2年生の争いは、実績から見て佐渡山の逃げ切りかと思われたが、奥山が奮起。難しいピンポジションにスコアメークに苦労する選手が続出する中で前半を1バーディー、2ボギーの37として再び首位に立つと、後半も2ボギーとまとめ、逃げ切った。佐渡山は出だしでいきなりボギー、ダブルボギーとし、その後もボギーが連続。前半を42で折り返し、そのまま後退した。逆転Vを目指した後藤は前半1オーバーと粘ったものの、後半はボギーを重ね、澁澤とともに通算15オーパーの3位タイに終わった。通算19オーバー、235の5位は東海大九州1年、蔵座一華(阿蘇グリーンヒル)だった。
なお、大会初日、熊本国府高3年の星川ひなの(矢部サンバレー)が13番(169㍎)でホールインワンを達成、開催倶楽部から記念品が贈られた。
選手権は昨年の大会から3日間競技になった。単純には比較はできないが、昨年の優勝スコア2アンダーに対し、今大会は12オーバー。難コースの古賀に選手たちの苦戦を物語る数字となった。
(写真は2位の佐渡山理莉㊧)
20人が日本女子アマ出場権獲得
この試合の結果、第59回日本女子アマチュア選手権(6月20~23日・奈良国際GC)へは、ナショナルチームメンバー(佐渡山)を除く上位20選手が出場権を得た。21位タイの242の同スコア3人のうちから規定に基づいて1人を選抜した。