通算2オーバーの146
52歳、牛島中(志摩シーサイド)が初優勝
第7回九州ミッドアマチュア選手権競技は10月18、19日の2日間、宮崎市の宮崎カントリークラブ(6558㍎、パー72)で行われ、通算2オーバー、146で回った52歳、牛島中(志摩シーサイド)が初優勝した。
牛島は初日、5バーディー、4ボギーと出入りの多いゴルフながら、3バーディー、2ボギーの56歳、大倉清(浮羽)と並び、1アンダー、71の首位タイのスタート。終日小雨が降り続く中でのラウンドになった最終日は、前半で牛島は3ボギーの39としたが、大倉は出だしから3連続ボギーを打つなど、前半1バーディー、6ボギーの41とスコアを乱し、牛島が抜け出した。後半も牛島が1バーディー、1ボギーと手堅い攻めを見せたのに対し、後続もスコアを伸ばせず、そのまま牛島が逃げ切った。
牛島は雨中戦を制して自身初の九州選手権タイトル
牛島は今回のミッドアマチュア選手権優勝が、自身の九州選手権初タイトル。日本選手権は2007年の第7回日本ミッドアマチュア選手権で優勝しており、ジャパンが先行していた。
56歳のシニア大倉清(浮羽)も5位タイと善戦
大会は25歳以上が参加資格で、各県地区予選を通過した選手ら140人が出場(欠場3人)。初日は曇り、微風の好コンディションだったが、最終日はスタート時点から小雨に見舞われた。(最終日19日のコンディションは雨、気温19.3度、北北東の風1.5㍍=正午現在)
そんな中、初日は大倉、牛島の両ベテランが1アンダーでトップに立ち、1打差のイーブンパー、3位に34歳、渡辺卓(大分)。さらに1打差、1オーバーに地元宮崎のベテラン51歳の山内浩二(フェニックス)と28歳の若手、伊妻恭平(久住高原)がつけるなど、首位と3打差に8人がつける少数接戦となった。
9オーバーの81、75位タイまでの83人が進出した最終日は、しのつく雨でスコアも伸びず、結果的には3オーバーと手堅いラウンドを見せた牛島が栄冠をつかんだほか、やはり3オーバーの75と粘った渡辺が1打差の2位。さらに1打差の3位タイには、この日のベストスコア72をマークした地元の42歳、荒木幸三(宮崎)と、38歳の米倉雄一郎(浮羽)の2人。初日トップタイだった大倉は結局、5オーバーの5位タイ。前回優勝の荒川英二(福岡雷山、46歳)は通算12オーバーで、昨年の日本シニア選手権を制しているベテラン榎隆則(大分中央、58歳)とともに33位タイだった。
第22回日本ミッドアマ(11月15日~熊本・阿蘇大津GC)は14人が出場権獲得
この試合の結果、11月15~17日、熊本県の阿蘇大津GCで行われる第22回日本ミッドアマチュア選手権は、通算8オーバーの152、12位タイまでの上位14人(シード選手を含む)が出場権を獲得した。