予・決算 平成30年度事業計画などを承認
九州オープンは8月・鹿児島高牧カントリークラブで開催
九州ゴルフ連盟(GUK)の平成29年度(第48期)通常総会が2月22日、福岡市の天神スカイホールで開かれ、「平成29年度事業報告・収支決算」「平成30年度事業計画・収支予算」「役員補欠選任」の3議案が全会一致で承認、可決されました。
総会は加盟192倶楽部(正会員)のうち出席54、委任状提出138の計192倶楽部により有効に成立。会議では冒頭、議長席についた山下新太郎理事長が挨拶に立ち、要旨、次のように述べました。
昨年は福岡、大分両県を九州北部豪雨が襲い、甚大な被害をもたらしました。被災された方々に改めてお見舞い申し上げますとともに、一日も早い立ち直りをお祈りします。
九州のゴルフ界は一昨年の「熊本地震」を契機とした来場者の落ち込みも何とか回復してまいりました。しかし、人口減、少子高齢化の進展など、依然として厳しい経営環境に立たされています。連盟といたしましても、課題であるジュニア層の底辺拡大はいうに及ばず、皆さま方のご協力を仰ぎながら、若年層からシニアに至るまでのゴルフを盛り上げてまいる所存です。
この後、審議に入り、第1号議案の29年度事業報告では、各種会議や選手権が順調に実施されたほか、新規事業として新規ゴルファー開拓を目的にした「ゴルフ活性化委員会」が設置され、4月に第1回の活性化活動としてかつての九州アマチュア界のトッププレーヤー、篠塚武久氏が提唱している「ソフトゴルフ」を実施。各県でも独自の取り組みが行われ、好評だったことなどが報告されました。
30年度事業計画(第2号議案)では、3月の九州スーパーシニアカップを皮切りに主催競技が取り組まれ、九州オープンゴルフ選手権は8月に鹿児島高牧カントリークラブで実施。このほか、例年通りに各種事業に取り組むことなどが説明されました。
また、日本選手権も日本アマチュア(芥屋GC)のほかシニア、ミッドシニア、グランドシニアの3選手権が九州で行われることなどが説明されました。
両案はいずれも原案通り、全会一致で承認され、可決されました。
新理事に里隆光氏(長崎国際)を選任
第3号議案の「補欠役員選任」は、長崎県選出の横田貞三前理事(長崎国際)の辞任に伴うもの。その後任候補として里隆光氏(同)=写真㊧=が選任され、異議なく承認されました。
里氏は長崎市出身。長崎大経済学部卒で、元十八銀行専務。
堤姫乃選手(福岡・沖学園中3年)を連盟表彰
恒例となっている昨年一年間、各種日本選手権で優勝した選手の連盟表彰は、夏の日本ジュニア選手権女子12~14歳の部で初優勝の堤姫乃選手(福岡・沖学園中3年)。あいにくと試合と重なり表彰式は欠席となり、堤選手の功績が紹介されました。
堤選手は昨年の第23回日本ジュニア選手権競技で、通算2アンダーの217で初優勝しました。
雨の中の初日は8オーバーの24位タイと出遅れましたが、2日目に7バーデー(1ボギー)とただ1人、60台とチャージして2位タイに浮上。1打差で迎えた最終日は後半、4バーディーを奪って逆転1打差をつけて初優勝しました。
堤選手は昨年の九州ジュニアでは7位タイ。初出場だった一昨年の日本ジュニアは20位タイで、2度目の出場で頂点に立ちました。
(写真は日本ゴルフ協会提供)