2オーバー、146
28歳 儀保 和(美らオーチャード)が初優勝
4人のプレーオフを制して戴冠
第8回九州ミッドアマチュア選手権競技は10月17、18日の2日間、熊本市南区城南町のくまもと城南カントリークラブ(7001㍎、パー72)で行われ、2オーバーの146で並んだ4人によるプレーオフの結果、28歳の儀保和(ぎぼ・やまと、美らオーチャード)が他の3人を下して初優勝した。
9番(パー5)で行われたプレーオフは1ホール目、儀保と小杉竜三(熊本空港、31歳)がパーで上がり、満潮辰一郎(志摩シーサイド、54歳)と荒川英二(福岡雷山、47歳)の2人がボギーとして脱落。2ホール目は、グリーン左のバンカーショットをミスした小杉に対し、儀保はグリーン奥に外したものの2パットのボギーとして小杉を下した。
儀保は九州ミッドアマ選手権最年少優勝。立命館大時代に関西学生選手権を制しているが、自身の九州タイトルは初めて。
4回目のプレーオフ決着
若手が善戦
九州ミッドアマは8回の選手権の半分の4回がプレーオフ決着となった。
25歳以上の134人(欠場8人)が出場。この夏の酷暑で厳しいコースコンディションになったが、2日間とも晴れ、微風という好天にも恵まれ、1打を争う白熱した試合が展開された。
初日、イーブンパーの72で首位に並んだのが、儀保と米倉雄一郎(浮羽、39歳)、西尾公孝(佐賀、50歳)の3人。これを同選手権、過去3度の優勝を誇る荒川のほか、小杉ら計5人が1打差の4位タイで追った。さらに1打差の2オーバーに5人が並ぶ混戦模様に。前回優勝の牛島中(志摩シーサイド、53歳)は3オーバーで14位タイ、過去にアマチュアで九州オープン優勝の実績を持つ大倉清(浮羽、57歳)は今年の九州シニア優勝の山浦正継(志摩シーサイド、66歳)らとともに21位タイ発進。
8オーバー、75位タイまでの85人が最終日の決勝ラウンドへ進出。その最終日、1バーディー、1ボギーのパープレーで回った満潮が通算2オーバーで首位に立ってホールアウトすると、後続の荒川が3バーディー、4ボギー、さらに小杉も2バーディー、3ボギーとして並んだ。そして最終組の中から儀保は5バーディー、3ボギー、2ダブルボギーと出入りの激しいゴルフだったが、プレーオフに滑り込んだ。
1打差の5位は永田満(北山、55歳)で、さらに1打差6位は西尾。牛島は7オーバーの12位タイで、日本ミッドアマ選手権出場権を獲得。大倉は9オーバーで榎隆則(大分中央、59歳)、野上英司(ミッションバレー、60歳)らとともに19位タイだった。
第23回日本ミッドアマ(11月14日~兵庫・小野GC)
13人が出場権獲得
この試合の結果、11月14~16日、兵庫県の小野GCで行われる第23回日本ミッドアマチュア選手権は、7位タイまでの10人と、11位タイの4人の最終ラウンドスコア比較で上位3人の計13人が出場権を獲得した。