晴れの優勝者
女子ミッド 5オーバー 77
黒石 沙也佳(若宮、29歳)
女子シニア 10オーバー 82
荒田 つゆ子(いぶすき、57歳)
【写真は左が女子シニア優勝の荒田つゆ子、右が女子ミッド優勝の黒石沙也佳】
「九州女子ミッドアマチュア選手権競技」と「九州女子シニア選手権競技」は9月5日、福岡市の福岡カンツリー俱楽部(いずれも5996㍎、パー72)で18ホールストロークプレーで行われた。女子ミッドは黒石沙也佳(若宮)が5オーバー、77で初優勝を飾った。女子シニアは荒田つゆ子(いぶすき)が10オーバー82で初の栄冠を手にした。
25歳以上が対象の女子ミッドには62人(欠場3人)、50歳以上の女子シニアには98人(欠場4人)が出場。正午の気象は晴れ、気温30度、東北東の風2㍍と少し蒸し暑い感じだったが、女子シニアのプレー中の午後3時26分から雷と雨が強くなり、1時間35分中断。サスペンデッドの可能性もあったが、全員無事ホールアウトした。
黒石が3度目の正直で初V。過去2位2度の雪辱を果たす
黒石はアウトの前半こそノーバーディー、5ボギーだったものの、後半はショットが安定して1バーディー、1ボギーのパープレー。トータル77で2位に1打差をつけて2015、18年の2度の2位の雪辱を果たした。2位には第4回大会優勝の木村紀子(若宮)が続き、若宮勢のワンツーフィニッシュとなった。さらに1打差の3位には過去3度女王となった渡辺恵理(チェリー宇土)がつけた。昨年のチャンピオン・今田夢美(筑紫ヶ丘)は若松和代(大隅)、高田雅野(西戸崎シーサイド)とともに80で4位タイだった。
荒田はアウトで唯1人30台の39をマークして勝利
荒田はバーディーこそ1個もなかったが、得意とするアプローチで10オーバーの82。難しいと言われるアウトでは出場選手中、唯1人30台となる39をマーク。結果的にはアウトの踏ん張りが初優勝につながった。2打差の2位タイには第5回大会覇者の本田月枝(くまもと城南)と、西原慶子(鷹羽ロイヤル)の2人。インスタートの本田は前半38と好調だったが、後半のアウトで46と乱れたのが痛かった。
日本女子ミッドは上位11人
日本女子シニアは上位16人が出場権
この試合の結果、「第24回日本女子ミッドアマチュア選手権」(11月21、22日、兵庫県・東広野ゴルフ倶楽部)には8位タイまでの10人と、11位タイの2人中、マッチングスコアカードで選ばれた1人の計11人が出場権を得た。「第27回日本女子シニア選手権(10月31、11月1日、広島県・広島カンツリー倶楽部西条コース)には13位タイまでの16人が出場権を獲得した。