競技トピックス | 九州ゴルフ連盟(GUK) - Part 12

競技トピックス

2021年度(第105回)日本アマチュアゴルフ選手権競技 最終日

【2021年度(第105回)日本アマチュアゴルフ選手権 第4日】

2021年度(第105回)日本アマチュアゴルフ選手権は7月2日、茨城県坂東市の大利根カントリークラブ・西コースで最終ラウンドを行いました。雨の中、定刻7時にスタートした最終ラウンド。8時40分に通算10アンダーパーで首位の中島啓太、3打差2位の出利葉太一郎、通算4アンダーパーで3位の鈴木晃祐の最終組が1番ホールをティーオフ。本年の男子日本アマチュアゴルファー日本一を決める激しいプレーが期待されましたが、次第に雨脚が強くなり、コースコンディション不良のため、10時5分に競技中断。数日降り続いている雨により、水を含んでいるコースの回復が難しく、本選手権競技委員会は会期の最終日である7月2日中に、出場選手にフェアなゲーム環境を提供してプレーを再開することが困難であると判断し、11時10分に第4ラウンドのキャンセルを決定。本選手権は、54ホールの成績で順位を決定することとなった。

地区アマチュアゴルフ選手権から本選手権に出場を果たした選手たちも、72ホールを完走できなかったことに悔しさを滲ませるが、来年に広島県の広島カンツリー倶楽部・八本松コースで開催される第106回大会の出場に向けて、気持ちを新たに日々の練習に励んでいく。

 

 

九州勢の最終成績

 

2位 出利葉太一郎選手(筑紫ヶ丘)

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4位T 古川創大選手(フェニックス)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

41位T 井戸川純平選手(宮崎大淀)

 

 

2021年度(第105回)日本アマチュアゴルフ選手権競技 第3日目

2021年度(第105回)日本アマチュアゴルフ選手権は1日、茨城県坂東市の大利根カントリークラブ・西コースで第3ラウンドを行った。

昨夜からの雨が残る中、定刻7時にスタートしたムービングデー。午前中は時折、雨粒が横殴りとなる強い風も吹く、厳しいコンディションの中、各選手はスコアメイクに苦しむ。その中で、通算9アンダーパーで首位タイスタートの中島啓太(那須小川GC)が4バーディ・3ボギーの71でホールアウト。通算10アンダーパーにスコアを伸ばし、本選手権初優勝に王手をかけた。

 

九州勢の情勢

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古川創大(フェニックスCC)213ストローク(70・71・72) 4位タイ

2バーディ・2ボギー イーブンパー72

「11番ホールまで雨が強くて、スコアを落とさないよう、安全第一でプレーを進めました。選手の多くがオーバーパーを打っている中で、耐えるゴルフができたと思う。ショットの調子も良くなってきているので、明日、自分のすべてを発揮したい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

井戸川純平(宮崎大淀CC)221ストローク(73・73・75) 41位タイ

1イーグル・2バーディ・7ボギー 3オーバーパー75

「13番のイーグルは残り92ヤードの3打目をウェッジで直接入れたチップインです。入った瞬間は見えなかったのですが、手応えはありました。でもショット自体は荒れていて、最近では一番苦しいゴルフになってしまいました。それでも耐えられたのかなと思います。初出場で、昨日まではカットラインを気にしていながらのプレーでしたが、今日は伸び伸びできました。明日は攻めて、攻めて少しでも上位にいきたい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出利葉太一郎(筑紫ヶ丘GC)209ストローク(68・67・74) 2位

3バーディ・5ボギー 2オーバーパー74

「中断するだろうと中島さんと話していて、スタートして「そろそろ」といっていたが、無事にホールアウトすることができたよかった。前半は耐えていて、10、11番とティーショットが曲がって、それでもなんとか13、14番といけてたのに、最後の4ホールはめちゃくちゃ悔しい。明日も啓太さんと回れて、今日も一緒に回って勉強になった。格好いい。立ち姿、歩いている姿、プレーしている姿もいい。周りの選手にも「ナイス」と声がけして、大きな人。人間性もすごい。明日は自分のやるべきことを、納得いくことができて、勝てたら本当にうれしい。できなくても悔いはない。やることをやるだけ。ここまでこれたことに感謝したい」

 

 

2021年度(第105回)日本アマチュアゴルフ選手権競技 第2日目

2021年度(第105回)日本アマチュアゴルフ選手権は30日、茨城県坂東市の大利根カントリークラブ・西コースで第2ラウンドを行った。

4アンダーパーで首位タイスタートの出利葉太一郎(筑紫ヶ丘GC)が、4連続を含む6バーディ・1ボギーの67をマークして通算9アンダーパーでホールアウト。

その出利葉を追ったのが、世界アマチュアゴルフランキング1位のJGAナショナルチームメンバー、中島啓太(那須小川GC)。イーブンパーの32位タイで第1ラウンドを終えた中島は、1イーグル・8バーディ・1ボギーの驚異的な追い上げを見せ、大利根カントリークラブ・西コースのコースレコードを塗り替える63を叩き出し、出利葉と捉え首位タイに大きく順位を上げた。
九州勢の情勢

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出利葉太一郎(筑紫ヶ丘GC)135ストローク(68・67) 首位タイ

6バーディ・1ボギー 5アンダーパー67

前日首位タイの出利葉太一郎がこの日も6バーディ・1ボギーの5アンダーパー67をマークして、スコアを通算9アンダーパーまで伸して単独首位に立った。

10番ホールからスタートして前半はティーショットが曲がり、ノーボギーだったものの1バーディで耐えるゴルフが続いた。14番ホールではティーショットを右の林に打ち込み、たまたまピンを狙えたので、狙っていったがグリーン左奥に外し、なんとかアプローチで寄せてパー。16番でも2.5メートルのパーパットを沈めた。

ターンして1番でボギーをたたいたものの、2番からは4連続バーディを奪い、息を吹き返した。7番ホールでは「ティーショットがずっと右に曲がっていたので」右の隣接する8番ホールのフェアウェイを狙った。「つかまれば左のフェアウェイだし、そのまま右に行っても隣のフェアウェイ」と思い切って攻めていった。結果、バーディを奪い、通算9アンダーパーでフィニッシュした。

「以前は刻んでいた。もっと大きなゴルフをしたい」とOBがあって狭いホールでもドライバーで振っていくゴルフを目指している。きっかけは今年の関東大学リーグ戦の時に、昨年の日本オープンぐらいから不調に悩んでいた彼が日本大学の監督、コーチと話し合ったことだった。「将来を見据えて、もっと大きくならないといけない」といわれ、自分のゴルフを見つめ直した。「杉原(大河)さんは狭いところでドライバーを振っていくのですごいと思う。そういうゴルファーになりたい」と脱皮を図った。

「びびったらダメ。曲がってもパーを獲れないと」ゴルフスタイルを攻撃的なものにした。その効果が出てきたと言うことか。

日本大学では杉浦悠太と同室だ。奇しくもそのルームメイトが3打差で追ってくる。2017年大澤和也、2019年木村太一(2018年は競技不成立、2020年は中止)とこのところ2大会連続して日大勢が優勝している。はたして出利葉が先輩たちに続くことができるか。

 

※出利葉選手は2019年度九州アマチュア選手権競技で優勝し、同年日本アマチュアゴルフ選手権競技9位T入賞の為、本年度日本アマにシード選手として出場。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古川創大(フェニックスCC)141ストローク(70・71) 13位タイ

1イーグル・1バーディ・2ボギー 1アンダーパー71

昨日から安定したショットが光っている古川創大。第2ラウンドもそのショット力を活かしてバーディチャンスを演出する。しかし、このチャンスをモノにできないもどかしい展開に17番でボギーが先行してしまう。「4回ぐらい3メートルほどのバーディチャンスがあったのに…」と切歯扼腕する。

尽くバーディパットを外したのは、「イメージがでないスライスラインばかり」だったから。悶々とした前半を終え、この日の初バーディは1番。5メートルをねじ込んだものだった。

しかし、3番では9メートルから3パットのボギーと、イマイチ並みに乗り切れない中で迎えた5番(パー5)。左ラフから残り230ヤードのセカンドショット。フライヤーを計算して手にしたユーティリティー4番で見事にピン50センチにつけるスーパーショットを見せて、鮮やかなイーグル。これで溜飲を下げた古川は、通算3アンダーパーで第2ラウンドを終えた。

しかし、古川に笑みは見られない。「2日間、60台を出せそうな内容で、出せていない。残り2日間、連続60台を目指して頑張ります」と、好調なショットを武器に上位進出を狙う。

 

2021年度(第105回)日本アマチュアゴルフ選手権競技 第1日目

2021年度(第105回)日本アマチュアゴルフ選手権は29日、茨城県坂東市の大利根カントリークラブ・西コースで第1ラウンドを行った。

7時のスタート直後に強雨となり7時58分から26分間の競技中断の措置が取られるなど波乱の幕開けとなった第1ラウンド。鈴木隆太(CCザ・レイクス)、出利葉太一郎(筑紫ヶ丘GC)、益田航(JGAジュニア会員)の3人が4アンダーパーをマークして首位タイに並んだ。

 

九州勢の情勢

 

後藤大翔(阿蘇大津GC)78 114位タイ

1バーディ・3ボギー・2ダブルボギー

6オーバーパー78

 

 

 

 

 

 

 

 

今年の九州アマチュア選手権を制し日本アマチュアゴルフ選手権初出場の後藤大翔。初の大舞台はほろ苦いデビューとなった。荒天によるコースコンディション不良のため26分間の競技中断が再開されてから1番ホールをティーオフした後藤だが、連続ダブルボギーと出鼻をくじかれる。その後も3番、6番でボギーを喫し、9番でバーディを奪ったが、前半で41を叩いてしまった。「雨の影響もありましたし、ショットが悪くて…最初の3ホールで5つスコアを落としたのは痛かったです」と思わぬスコアに苦しい表情を隠せないが、後半は1ボギーに凌いで九州アマチャンピオンの意地を少し見せた。しかし、「なんとか盛り返そうと思いましたが、気持ちが空回りして…」と後半はノーバーディに終わって、消化不良のプレーを振り返る。「練習ラウンドでは、1番から9番まででスコアを伸ばせそうなイメージがあるので、明日は前後半とも2つずつバーディを奪いたい」と、明日の巻き返しを誓った。

 

 

 

古川創大(フェニックスCC)70 10位タイ

3バーディ・1ボギー

2アンダーパー70

 

 

 

 

 

 

 

 

古川創大は、3バーディ・1ボギーの2アンダーパーの70で回り,首位と2打差の10位タイと好スタートを切った。調子は「安定していたので、最初から」攻めていった。朝、強い雨が降った影響で「グリーンが思ったより遅く感じた」ので、パッティングはオーバーを恐れることなく、しっかり打っていけた。「伸ばし合いになる」と思い、「できるだけ伸そうと」2、5番ホールでバーディ奪い、2アンダーパーでハーフターン。後半も13番のパー5でバーディを奪い、一時は3アンダーパーまでスコアを伸した。しかし、好事魔多し。最終18番ホールで上りの5メートルのバーディパットをチャンスと思い「欲が出て」まさかの3パットでボギーとしてしまった。「もったいなかった」と悔やむが、それでも好位置だ。目標は「勝つこと」。「徐々に追い上げていけばいい。自分の持っている力を出すだけ」とさらに上位を伺う。

 

 

 

林田直也(若宮GC)77 100位タイ

3バーディ・4ボギー・2ダブルボギー

5オーバーパー77

 

 

 

 

 

 

 

 

沖学園隆徳館高等学校 2年の林田直也は、初めての日本アマチュアゴルフ選手権出場に緊張していた。第1ラウンドを3バーディ・4ボギー・2ダブルボギーの5オーバーパーの77でホールアウトした。「日本アマなのでこれぐらい難しいのはわかっていた。うまくアイアンショットを打てなくて…。パッティングもパンチが入って3パットをしたり」と普段ならしないミスがでた。「もったいないミスが多くて、もう少しスコアを出せたと思う」と悔しさを言葉ににじませた。「明日まず予選通過して、4日間プレーしてトップ10に入れたら良い」と奮起を誓った。

 

2021九州オープンゴルフ選手権競技

 

《晴れの優勝者》

9アンダー、271

26歳の香妻陣一朗(フリー)が初優勝。「九州」のタイトル6冠目

 

ベストアマチュアは東海大3年の井戸川純平(宮崎大淀)が2年ぶり2度目の受賞

 

 

 

「2021九州オープンゴルフ選手権競技」最終日は6月20日、佐賀県多久市の佐賀クラシックゴルフ倶楽部(6807ヤード、パー70)で60選手(うちアマチュア18人)が出場して行われ、26歳の香妻陣一朗(フリー)が通算9アンダー、271で初優勝を飾った。3日目まで首位の香妻は最終日、5バーディー、2ボギーの67をマーク。ただ一人、4日間とも60台で回った。これで「九州」のつくタイトルはジュニア4回、アマチュア1回と合わせ6冠目となった。香妻は優勝賞金300万円と特別協賛の「えんホールディングス」(福岡市)からの優勝副賞200万円の計500万円を手にした。2位には一時、トップを奪った小田孔明(フリー)が7アンダー、273で続き、3位には4アンダー、276の小浦和也(フリー)が入った。ベストアマチュアは東海大九州3年の井戸川純平(宮崎大淀)が通算1オーバー、281で2年ぶり2度目の受賞。

【写真は優勝の香妻㊨とベストアマチュアの井戸川㊧】

 

 

第1日は小田と稲田が67で首位タイ発進

129人(欠場)が出場した17日の第1日は小田と稲田愛篤(玄海)が3アンダー、67で首位タイのスタートとなった。1打差の68、3位タイに香妻、大冝見賢人( 中田会館)、狩俣昇平(フリー)がつけた。

 

 

第2日はサスペンデッド

18日の第2日は降雨のため14時4分に中断し、午前の部スタートの65人はホールアウトしたが、15時4分に天候不良のためにサスペンデッドとなった。ホールアウトした中では吉永智一(TKUテレビ熊本)が通算1アンダー、139で暫定首位。2打差の141で狩俣が続いた。

 

 

第3日は香妻が通算6アンダー、204で単独首位

19日の第3日はサスペンデッドとなった第2ラウンドの残りと第3ラウンドが行われた。第2ラウンドでは香妻が通算3アンダー、137で首位に立ち、1打差、138の2位タイに小田と諸藤将次(ディライトワークス)、稲田が続いた。48位タイ、通算8オーバー、148までの60人(うちアマチュア18人)が決勝ラウンドに進出。第3ラウンドはトップスタートの香妻が67で回り、通算6アンダー、204で単独首位をキープした。1打差、205の2位に小田が粘り、209の3位タイに諸藤と小浦が並んだ。

 

 

 

今大会は九州ゴルフ連盟(GUK)の新型コロナウイルス感染症拡大防止のガイドラインに沿って行われた。

 

 

 

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日本女子アマチュアゴルフ選手権競技最終日 

【九州ゴルフ連盟強化指定選手の情勢】

 

鳥取県西伯郡の大山ゴルフクラブで開催された「2021年度(第62回)日本女子アマチュアゴルフ選手権」。雨の中での最終ラウンドは、スコアメイクに苦しむ選手が多い中、竹田麗央がパープレーにスコアをまとめて通算4アンダーパーの8位タイ、櫻井心那は通算2アンダーパーの14位タイと健闘。荒木優奈は通算イーブンパーの22位タイ、外園華蓮は通算8オーバーパーの53位タイに終わった。

 

竹田麗央(グリーンランドリゾートGC)

284ストローク(69・74・69・72) 8位タイ

第4ラウンド:4バーディ・2ボギー・1ダブルボギー イーブンパー72

 

 

 

 

 

 

 

「朝、ゴルフ場についてから緊張していないと思っていたんですが、1番ホールのティーエリアに立ったら、緊張してしまいました。3番ホールを終えるまで、スウィングも固いなって感じていて。4番でダブルボギーを叩いてしまい、3つスコアを落としてしまい、もうしょうがないって。吹っ切りました。最終ホールは、何が何でもバーディを獲って、パープレーにしたいと思っていて、8メートルのバーディパットをねじ込みました。今年の日本女子アマは第2ラウンドの74がもったいなかったけれど、盛り返すことが出来て…今日も自分らしいプレーをしようと思っていましたが、優勝には届きませんでした。今回の女子アマでの経験を糧にして、頑張っていきたいです」

 

 

 

櫻井心那(オーシャンパレスGC)

286ストローク(72・72・71・71) 14位タイ

第4ラウンド:3バーディ・2ボギー 1アンダーパー71

 

 

 

 

 

 

 

 

「ティーショットが悪かったので、ラフからセカンドショットを打つことが多くなって、パーオンしても長い距離が残って…ボギーにしそうで耐えて2ボギーでよかった。バーディを獲れたところはショットで2メートルにつけて獲れた。バーディチャンスはショットメイクをそこそこできたかな。結構パープレーで安定したスコアで大崩れしないのが持ち味と思ったが、トップの人たちは10アンダーにいっていて、ビッグスコアを出してくる感じ。自分の強み、弱みを感じた。ずっとパーをとり続けることも大事だが、それでは優勝できない。九州大会では届いても全国大会で強い人たちと戦うには…。この4日間はバーディを獲れていると思うので、ボギーの数を減らすことが大きな課題」

 

 

 

 

荒木優奈(グリーンランドリゾートGC)

288ストローク(72・71・71・74) 22位タイ

第4ラウンド:2バーディ・4ボギー 2オーバーパー74

 

 

 

 

 

 

 

 

「前半は1アンダーパーで、後半ショットが乱れてきてグリーンをとらえきれなくて、ちょっと焦ってバーディ獲りたいと攻めてもだめで…。これが自分の実力だと。もっと練習して来年は優勝争いできるようになりたい。アンダーパーで回れなかったのが悔しい。もっとアプローチとパットで拾えるようにしたい。体力はついたかも。前より疲れたと思うことが少なかった。後半崩れたのは体力。疲れてきてスイングが対応できなかった。対応できるようになりたい」

 

 

 

外園華蓮(日章学園高)

286ストローク(73・73・74・76) 53位タイ

第4ラウンドは:2バーディ・6ボギー 4オーバーパー76

 

 

 

 

 

 

 

 

「今のままじゃダメ。努力していきたい。日本女子アマのうまい人たちと回って、100ヤード以内が近くに寄っている。そこが自分と違う。その100ヤード以内で自分で距離感、方向とかできていない。レベルが足りていない。最後、ボギー、バーディ、パーと上がり3ホールを上がれてよかった。来年は予選通って、この舞台で活躍したい。上の方で戦えるように」

 

記事・写真提供/(公財)日本ゴルフ協会

 

 

 

【九州女子選手権競技上位選手の最終成績】

櫻井 心那 -2 14T
荒木 優奈 ±0 22T
中道 ゆい CUT
園田 結莉亜 CUT
竹田 麗央 -4 8T
三明 桜子 CUT
菅 楓華 +5 46T
宮城 柚 +8 53T
比嘉 里緒菜 CUT
藤川 玲奈 CUT
水木 春花 +2 32T
左 奈々 -5 6T
春山 愛 CUT
森田 莉央 CUT
藤本 愛菜 +6 48T
竹原 美悠 CUT
谷口 美月 CUT

日本女子アマチュアゴルフ選手権競技第3ラウンド 九州勢の情勢

2021年度(第62回)日本女子アマチュアゴルフ選手権は17日、鳥取県西伯郡の大山ゴルフクラブで第3ラウンドを行った。

早朝から時折小雨が降るコンディションとなったが徐々に天候も回復する中でスタートしたムービングデーだったが、上位陣のスコアは伸び悩む。

通算9アンダーパーの単独首位でティーオフした手塚彩馨(TEAM KGAジュニア)は、ボギーが先行して前半で3つスコアを落としてしまう。しかし、後半2連続を含む4バーディを奪取する見事なプレーでこの日5バーディ・4ボギーと出入りの激しいゴルフながらも1つスコアを伸ばし、通算10アンダーパーで単独首位を堅守。初優勝に王手をかけた。

 

 

 

九州勢の情勢

 

外園華蓮(日章学園高) 220ストローク(73・73・74) 51位タイ

第3ラウンド:2バーディ・4ボギー 2オーバーパー74

第2ラウンドまでは、帯同キャディを務める父と残り距離やクラブ選択の相談をし、時にはショットが乱れると「スウィングのリズムが早くなっているよ」と二人三脚で日本女子アマチュアゴルフ選手権の大舞台に挑んでいた外園華蓮だったが、「今日と明日、自分ひとりで考えて、プレーしなさい」という父からの言葉を受け、第3ラウンドでは、父から一切の助言を受けることなくプレーした。

子供のさらなる成長を促すために、あえて子供を突き放した。外園は、戸惑いながらも必死にヤーデージメモに目を落とし、ミスショットが出れば、その原因を探りながらプレーを続けた。その結果は、74というスコア。「今日はショットが左、アプローチはオーバーしてしまい…」と戸惑いを隠せないようだった。

しかし、「明日は、しっかりパーオンを増やしたい。もし、ピンチが来ても、しっかり我慢したい。一つでもスコアを縮められるように」と父の真意はわかっている。父の愛のムチに応えるためにも、明日、最後まで諦めないプレーを続ける決意を語った。

 

 

 

 

 

櫻井心那(オーシャンパレスGC) 215ストローク(72・72・71) 23位タイ

第3ラウンド:3バーディ・2ボギー 1アンダーパー71

通算イーブンパーで10番ホールのトップとなる第12組で第3ラウンドをプレーした櫻井心那は、15番までパーを積み重ねる我慢のゴルフ。

それが報われたのか、16番(パー3)で5メートルを決めて、この日初バーディを奪ってみせた。しかし、直後の17番でティーショットを左にミスしてボギーと、なかなか波に乗れないまま、「苦手なイメージばかり」という鬼門の1番からの5ホールを迎える。

その1番ホール。櫻井はティーショットをフェアウェイに運ぶと、85ヤードのセカンドショットをピッチングウェッジで抑えめに打ち、2メートルにつけてバーディ。直後の2番はボギーとしたが、5ホールをパープレーで凌いで見せた。「1番からの5ホールは、めちゃくちゃ集中しました」と苦手なホールを乗り越えて、迎えた6番(パー5)で130ヤードの3打目を9番アイアンでピンを刺し、1メートルのバーディを決めて、3日間で初めてのアンダーパーをマークした。しかし、「今日もバーディチャンスは4回ぐらいありましたが、パッティングを外しまくってしまいました」と不満顔。「3日間ともパッティングが打ち切れていなくて、ショートすることが多いので、明日の最終ラウンドは、ホールカップの土手にぶつけるぐらいの強さのイメージを持って。バーディをたくさん獲りたい」と、23位タイからの浮上を誓った。

 

 

 

 

 

竹田麗央(グリーンランドリゾートGC) 212ストローク(69・74・69) 9位タイ

第3ラウンド:3バーディ 3アンダーパー69

上位浮上に向けてカギとなる第3ラウンドで竹田麗央は、3バーディ・ノーボギーの3アンダーパーの69をマークし、通算4アンダーパーとした。「5メートル以内にほとんどついた」とショットは好調だったが、パットで苦しんだ。「全体的に読み過ぎていたので、後半は浅めに」読んで2バーディを奪った。

この日、早いスタートだった竹田がホールアウトした時点では、まだ後続の選手のスコア状況がわからなかったが、結果的には首位の手塚彩馨とは6打差となった。「最低でも68を出したい。まだ1日も出していないので、明日」と最後の第4ラウンドに賭ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

荒木優奈(グリーンランドリゾートGC) 214ストローク(72・71・71) 19位タイ

第3ラウンド:2バーディ・1ボギー 1アンダーパー71

「ショットは結構修正できたんですけど、パットが…。ショットはアドレスを直して方向性はよかった。何回かチャンスはあったけど、入らなかった。パットのラインが読めなかったり、タッチが強かったりして…。今日は(16歳の)誕生日ですけど、何も予定はないです。いつもどおり」

 

 

 

日本女子アマチュアゴルフ選手権競技第2ラウンド 九州勢の情勢

2021年度(第62回)日本女子アマチュアゴルフ選手権は16日、鳥取県西伯郡の大山ゴルフクラブで、昨日サスペンデッドとなった第1ラウンドに続き、第2ラウンドを行った。

 

九州勢の情勢

 

櫻井心那(オーシャンパレスGC) 144ストローク(72・72) 32位タイ

第2ラウンド:4バーディ・4ボギー イーブンパー72

第1ラウンドをパープレーでホールアウトした櫻井心那。10番ホールからティーオフした第2ラウンドは、16番(パー3)で9番アイアンのティーショットがピンを刺し1メートルにつけてバーディ。18番(パー5)も30ヤードのアプローチを2メートルに寄せてスコアを伸ばし、前半を2アンダーパーで終える。後半も2番までパーセーブするが、第1ラウンドでボギーを叩き、「苦手なイメージがあって…意識してしまう」という3番(パー5)で、自ら良い流れを切ってしまう。このホールでボギーを叩いた櫻井は、「ショットが木の後ろについてしまうアンラッキーもありましたけど…」と5番からよもやの3連続ボギーで失速してしまう。「気持ちを切り替えようと思いながらプレーしていましたが…ギリギリの感じでホールを消化していった感じです」と、この3ホールの苦しさを振り返る。しかし、8番で5メートルのパットを「気合いで」ねじ込みバーディを奪うと、最終9番

(パー3)で連続バーディフィニッシュ。「前半で2バーディを獲れたので、後半スコアを落としたくないと思っていましたが…3連続ボギーは自分の未熟な部分が出てしまったと思う」と、スコアを伸ばしきれなかった第2ラウンドを振り返った。明日の第3ラウンドはムービングデー。「出だしの5ホールが鍵を握りますね。ここをうまく乗り越えることが出来たら、その後はバーディを狙えるホールも多いので、60台も出せると思う」と明日ビッグスコアを叩き出して、上位に食い込む意気込みをみせた。

 

外園華蓮(日章学園高) 146ストローク(73・73) 49位タイ

第2ラウンド:2バーディ・3ボギー 1オーバーパー73

2019年日本ジュニアゴルフ選手権女子12~14歳の部をプレーオフの末に制し、初優勝を果たした外園華蓮。昨年の日本女子アマチュアゴルフ選手権が新型コロナウィルス感染症拡大防止により中止となったため、日本女子アマは本年が初出場となった。1オーバーパーでまとめた第1ラウンドを終えて臨んだ第2ラウンド。3番(パー5)でバーディを奪ったものの、「ショットの調子が悪くて、1メートルぐらいのパーパットをしぶとく決めた」と我慢のゴルフが続く。後半、11番(パー3)で2つ目のバーディを奪ったが、ショットが左に出るミスは収まらず、12番でボギー。14番(パー5)では3パットのミスでスコアを落としてしまい、2日連続の73で通算2オーバーパーで2日間の競技を終えた。ショットの調子は戻らなかったが、「自分はミスをしたりすると焦ってしまい、リズムが早くなってしまう傾向がありますが、そんな時にキャディーを務めてくれている父が声をかけてくれて。少しでもリラックスして、リズムを戻してくれるように導いてくれています」と、父の助けが、崩れかける気持ちと集中力をつなぎとめてくれたという。「もう自分より下の世代が活躍してきていて。自分も負けられないって」と、高校生の外園が話す通り、プロフェッショナルの世界だけでなく、ジュニアの世代の中でも想像を超えた争いがある。外園は、下の世代の目標として、大きな壁にならなければならない。「日本女子アマでの最低限の目標は第3ラウンドに進出することです」その目標はクリアした外園は、明日のムービングデーで優勝争いに加わるだけのスコアを出すことが出来るか。

 

竹田麗央(グリーンランドリゾートGC) 143ストローク(69・74) 24位タイ

第2ラウンド:1バーディ・3ボギー 2オーバーパー74

10番ホールからスタートの竹田麗央は「前半はずっとパーで、チャンスについてもパットが入らなかった。18番ホールでやっと入ってバーディで勢いづくかなと思ったけど…」と苦しい展開を強いられた前半を振り返る。「後半はショットが曲がって、今日はアイアンショットがチャンスにつかなくてバーディを獲れなかった」と、ショットの不調に悩まされた。それでも第3ラウンド進出を決めて、「残り2日間は60台を出せるように調整していきたい」と、上位進出に向けて気持ちを切り替えた。

 

荒木優奈(グリーンランドリゾートGC) 143ストローク(72・71) 24位タイ

第2ラウンド:2バーディ・1ボギー 1アンダーパー71

「ショットが昨日は右にいって、今日は左に行くようになってバーディチャンスにつかなくて」とショットのミスが日替わりになる調子に苦しんだ荒木優奈。「第2ラウンドは、69を出したかった。前半は全部パーで耐えることが出来て、よかった。グリーンを外したり、林に打ちかけたりしてもパーを獲れたので」と、我慢のゴルフで凌ぎきった前半を振り返る。「後半はショットを調整して、耐えられて2バーディを獲れたのはよかった」と目標スコアには届かなかったが、アンダーパーをマークできてホッとした様子。「明日は、ショットを修正してビッグスコアを出したい。もうちょっといいスコアを出したかったけれど、あと2日あるのでちょっとでも差を詰めていきたい」と上だけを見て、明日のムービングデーに臨む。

 

日本女子アマチュアゴルフ選手権競技第1ラウンド 九州勢の情勢

2021年度(第62回)日本女子アマチュアゴルフ選手権第1ラウンドは、15時46分に雷雲接近のため競技中断となると、その後も天候の回復が見込まれず、16時25分にサスペンデッドが決定。88名が第1ラウンドのプレーを終了したが、48名が明日16日に第1ラウンドの残りをプレーすることとなった。

 

九州勢の情勢

 

荒木優奈(グリーンランドリゾート)2バーディ・2ボギー 72

10番ホールからティーオフした荒木優奈(グリーンランドリゾート)は、12番でラフからの140ヤードのセカンドショットを8番アイアンで2メートルにつけてバーディ。しかし、17番では7メートルのバーディチャンスから3パットのミスでボギーを叩き、前半はパープレー。後半に入ると、4番(パー3)で再び3パットでボギーとしたものの、5番で115ヤードの2打目をピッチングウェッジで2メートルにつけてバウンスバックし、この日は2バーディ・2ボギーのパープレーにまとめた。「良いショットと悪いショットの差が大きかったのが不満です。でも、アプローチとパットでしのげたのが、良かったですね」と、ほっとした表情を見せる。九州女子選手権で2位となり、2019年大会以来の本選手権出場に、「九州女子選手権の最終ラウンドよりは、調子が悪かった」と苦笑いを見せるが、「トップオブスウィングの時、ダウンスウィングの時に少し体が開いているみたいで」と改善点は見つけている。「これから練習場で調整すれば、明日アンダーパーも出せると思う」と、上位に食い込む自信をみせた。九州ゴルフ連盟強化指定選手の荒木は、「強化合宿で、トレーニングの大切さやコースマネジメントの考え方などを教えていただいています。その結果も、感じています」と、10ヤードほど伸びたという飛距離で、ゴルフが楽になったと笑顔を見せる。もとから持っているスコアをまとめてくる能力に、パワーとコースマネジメントが加わった荒木。本選手権の台風の目となるか。明日からのプレーに注目だ。

 

 

竹田麗央(グリーンランドリゾートGC) 1イーグル・3バーディ・2ボギー 69

4月のJLPGAツアー「KKT杯バンテリンレディス」でプロと互角に優勝を争い、4位タイと実力をみせた竹田麗央(グリーンランドリゾート)は、1イーグル・3バーディ・2ボギーの3アンダーパーの69でホールアウトした。パー5の3番ホール、残り40ヤードの第3打を58度のウェッジで打ったところ、カップインするイーグルを奪い、好スタートを切った。7、8番といずれも3パットでボギーとするものの、後半は3バーディを奪った。「ティーショットがよくなくて、フェアウェイキープができていない」ことで、スコアメイクに苦しんだが、途中で「手を使って」振っていることに気がつき、体全体を使って振るイメージに修正したことで、狙ったところに打てるようになり、スコアを伸ばせることができた。2つのボギーもパットの「リズムが早くなっていた」ことにより、距離感が合っていなかったことに気づいて修正した。このラウンドの途中でも修復することができる力が素晴らしい。目標はもちろん「優勝」で、高校生活最後の年に、母や叔母も果たすことができなかった「日本女子アマチュアゴルフ選手権」のトロフィーを掲げることができるか、注目だ。

 

第28回九州ミッドシニア選手権競技

 

晴れの優勝者

通算3オーバー、147

プレーオフの末、山浦正継(志摩シーサイド)が初優勝

 

65歳以上で争われる「第28回九州ミッドシニア選手権競技」最終日は6月10日、宮崎市のUMKカントリークラブ(6377ヤード、パー72)に68人(棄権2人)が出場して行われた。69歳の山浦正継(志摩シーサイド)と昨年の優勝者・66歳の前田弘(チェリー宇土)が通算3オーバー、147で並んだプレーオフの末、山浦が2ホール目で前田を下して初優勝を飾った。初日76、首位から6打差の23位タイでスタートした山浦は、風が強く、ピンポジションが難しい中、最終日ベストスコアの71をマークしてプレーオフに持ち込んだ。18番ロング(505ヤード)と10番ロング(485ヤード)を繰り返すプレーオフで、1ホール目はお互いバーディーを奪い、2ホール目でパーの前田に対し山浦がバーディーを沈めて決着をつけた。通算4オーバー、148の3位には熊川正文(祁答院)が入った。

 

 

初日は2アンダー、70で上田が首位に

132人(欠場9人)が出場した9日の初日は、70歳の上田芳央(鹿児島国際)が2バーディー、ノーボギーの70で首位に立った。2位には1打差の71で田中清文(出水)が続き、パープレーの72に前田と板井良春(大分冨士見)の2人がつけた。また、平川末雄(レインボースポーツランド)が7番ショート(138ヤード)でホールインワンを達成した。

 

 

日本ミッドシニアには22選手が九州代表に

今大会は九州ゴルフ連盟(GUK)の新型コロナウイルス感染症拡大防止のガイドラインに沿って行われた。上位22選手(シード選手1人を含む)は11月4、5日、JFE瀬戸内海GC(岡山)である日本ミッドシニア選手権に九州代表として出場する。なお、通算9オーバー、153の21位タイに3人が並んだが、大会規定のマッチングスコアカード方式で木下政信(チサン森山)と江村博次(熊本空港)が出場権を得た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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