競技トピックス | 九州ゴルフ連盟(GUK) - Part 12

競技トピックス

第9回九州女子ミッドアマチュア選手権競技

 

晴れの優勝者

3オーバー、75

研修生の本田真暉(くまもと城南)が初優勝

 

 

 

25歳以上で競う「第9回九州女子ミッドアマチュア選手権競技」は8月31日、福岡県糸島市の伊都ゴルフ倶楽部(6305ヤード、パー72)に84人(欠場5人)が出場して行われ、25歳の研修生・本田真暉(くまもと城南)が2バーディー、5ボギーの75で初の栄冠を手にした。インからスタートした本田はボギーが先行する苦しいゴルフながら後半アウトの3、7番のロングでバーディーを奪って抜け出した。首位から2打差、77の2位には2年前の優勝者・黒石沙也佳(若宮)が続き、78の3位には昨年の覇者・今田夢美(筑紫ヶ丘)。79の4位タイには川井美奈(チサン森山)と利光ちはる(大分中央)の2人が入った。

今大会は昨年まで九州女子シニア選手権競技と同日に開かれていたが、参加選手の増加のため今年から単独開催となった。

 

 

上位10人が福岡CCでの全国大会へ出場

今回は九州ゴルフ連盟(GUK)の新型コロナウイルス感染症拡大防止のガイドラインに沿って行われた。なお、上位10選手は11月11、12日の2日間、福岡市の福岡CCで開かれる日本女子ミッドアマチュア選手権に九州代表として出場する。

 

 

 

 

 

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第40回九州ジュニア選手権競技

 

 

晴れの優勝者

【15~17歳の部】

男子 8アンダー、136 長野 泰雅(福岡・沖学園高3年)

女子 9アンダー、135 櫻井 心那(長崎日大高3年)

【12~14歳の部】

男子 3アンダー、141 丸尾 怜央(宮崎・赤江中3年)

女子 3アンダー、141 藤本 愛菜(福岡・沖学園中3年)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

        【左から長野、櫻井、丸尾、藤本の各優勝者】

 

九州女子アマ優勝の櫻井が九州ジュニアも制覇。同年の2冠達成は10年ぶり

昨年、新型コロナの影響で中止となり、2年ぶりの開催となった「第40回九州ジュニア選手権」は7月29、30日の2日間、熊本県阿蘇市のあつまる阿蘇赤水ゴルフ倶楽部(男子7026ヤード、女子=6473ヤード、いずれもパー72)で行われた。15~17歳の部男子は通算8アンダー、136の長野泰雅(福岡・沖学園高3年)が、同女子は今年の九州女子アマを制した櫻井心那(長崎日大高3年)が通算9アンダー、135でそれぞれ初優勝を飾った。九州女子アマと九州ジュニアを同年に勝ったのは、2011年の城間絵梨(沖学園高3年)以来10年ぶり。

12~14歳の部男子は、丸尾怜央(宮崎・赤江中3年)が通算3アンダー、141で、同女子の部は藤本愛菜(福岡・沖学園中3年)が通算3アンダー、141で栄冠を手にした。出場したのは15~17歳の部男子が42人、同女子41人、12~14歳の部男子が32人、同女子32人。

 

 

初日は66の好スコアで山下が単独トップ

<15~17歳の部男子>

初日は山下竜弥(沖学園高2年)が35・31の66で回り、単独トップに立った。1打差の2位に長野がつけ、さらに2打差の3位に今年の日本アマ4位タイと健闘した古川創大(宮崎・日章学園高2年)と石井大聖(大分高3年)が続いた。最終日は長野が5バーディー、2ボギーの69と2日連続の60台をマークして逆転勝利を収めた。通算5アンダー、139で古川が2位に粘り、4アンダー、140の3位タイに堺永遠(ルネサンス大阪高3年)、石井、初日首位の山下の3人が入った。

 

 初日64で首位の荒木は最終日に逆転を許す

<15~17歳の部女子>

初日は8バーディー、ノーボギーの64とビッグスコアを出した荒木優奈(日章学園高1年)が飛び出した。2打差の2位に櫻井、さらに2打差の3位タイに外園華蓮(日章学園高2年)と長尾小百合(ルネサンス大阪高2年)の2人。初日は10人がアンダーパーをマークした。最終日は櫻井が2イーグルを記録するなど唯一の60台となる69を出して逆転勝ち。3打差、通算6アンダーの荒木が2位、松永七海(長崎日大高3年)と外園が通算5アンダーで3位タイに並んだ。

 

初日首位の丸尾が逃げ切る。ただ一人アンダーで回る

<12~14歳の部男子>

初日は丸尾が34・35のただ一人60台となる69で頭一つ抜け出した。1打差の2位に岡村昂汰(日章学園中1年)、さらに1打差の3位タイに山本大勢(福岡・思永中2年)ら4人がつけた。最終日はスコアが伸びずにパープレーで回った丸尾が唯一のアンダーとなる通算3アンダー、141で逃げ切った。1オーバー、145の大地陸遥(沖学園中2年)が2位、146の岡村が3位に残った。

 

こちらも初日首位の藤本が通算3アンダーで逃げ切る

<12~14歳の部女子>

藤本が35・34の69で初日をリード。1打差の2位に宮城柚(沖縄カトリック中2年)、3位にはパープレー72で今年の日本女子アマ6位タイの左奈々(沖学園中3年)ら3人が追う展開となった。最終日は藤本が4バーディー、4ボギーの72、通算3アンダー、141で唯一アンダーパーでフィニッシュ。144の畠田瑠(福岡・吉塚中2年)と宮城が2位タイとなった。

 

日本ジュニアは男子が日高CC東・西コース、女子が東京GC

今回は九州ゴルフ連盟(GUK)の新型コロナウイルス感染症拡大防止のガイドラインに沿って行われた。8月18日から20日まで開かれる日本ジュニア選手権には15~17歳の部男子上位11人、同女子11人、12~14歳の部男子7人、同女子10人が九州代表として出場する。開催コースは男子が日高CC東・西コース、女子は東京GC(いずれも埼玉)。なお、12~14歳の男子は151の7位タイに2人が並んだが、大会規定のマッチングスコアカード方式で吉永匡一郎(福岡・洞北中2年)、同女子も151の9位タイに3人が並んだが、同方式で冨田有紀(福岡・太宰府東中3年)と横尾みのり(沖学園中3年)が代表権を獲得した。

 

 

 

 

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第14回九州小学生ゴルフ大会

 

晴れの優勝者

男子 8アンダー、64 平田 兼慎(宮崎・尚学館小6年)

女子 2アンダー、70 藤野 蒼來(鹿児島・小山田小6年)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【写真は㊧が女子優勝の藤野、㊨が男子優勝の平田。いずれもゴルフタイムス提供】

 

 

 

男子は大会記録の64、女子は大会タイ記録の70

新型コロナの影響で昨年中止となり、2年ぶり開催の「第14回小学生ゴルフ大会」は7月27日、熊本県阿蘇市のあつまる阿蘇赤水ゴルフ倶楽部(5948ヤード、パー72)で行われた。男子の部は平田兼慎(宮崎・尚学館小6年)が大会記録となる8アンダー、64をマーク、女子の部は藤野蒼來(鹿児島・小山田小6年)が大会タイ記録の2アンダー、70でそれぞれ初優勝した。今回は男女とも28人が参加した。

 

 

男子の平田はアウトを4バーディー、1ボギーの33、インを5バーディー、ノーボギーの31と圧倒的な強さを披露。これまで枝川吏輝(熊本・広安西小6年)の持っていた2014年の4アンダー、68(高遊原CC)を大きく上回った。3アンダー、69の長﨑大星(宮崎・住吉南小6年)が2位。

 

 

女子は藤野が2バーディー、ノーボギーの70と安定したゴルフを展開。2010年に田中瑞希(熊本・桜木東小6年)がマークした2アンダー、70に並ぶ大会タイ記録となった。パープレー72の川部日向(大分・鴛野小6年)が2位。

 

 

今回は九州ゴルフ連盟(GUK)の新型コロナウイルス感染症拡大防止のガイドラインに沿って行われた。男子上位12人、女子同10人は9月20日、森永高滝CC(千葉)である全国小学生ゴルフ大会に九州代表として出場する。なお、女子は85ストロークで4人が並んだが、大会規定のマッチングスコアカード方式で須﨑日愛(福岡・平尾小6年)が代表権を得た。

 

 

 

 

 

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令和3年度国民体育大会 第41回九州ブロック大会

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「令和3年度国民体育大会 第41回九州ブロック大会 ゴルフ競技(少年男子)」は7月22日(木)、福岡県飯塚市の茜ゴルフクラブで行われた。

九州・沖縄地区の8県から各3名ずつの選手が参加し、3名の合計ストロークで争われる団体競技で上位5県が第76回国民体育大会「三重とこわか国体」への出場権を獲得した。

 

1位 宮崎県 216ストローク
2位 福岡県 218ストローク
3位 鹿児島県 219ストローク
4位 熊本県 220ストローク
5位 長崎県 225ストローク
6位 沖縄県 226ストローク
7位 大分県 228ストローク
8位 佐賀県 238ストローク

 

総合成績表(福岡県ゴルフ協会ホームページ)

 

 

2021年度(第105回)日本アマチュアゴルフ選手権競技 最終日

【2021年度(第105回)日本アマチュアゴルフ選手権 第4日】

2021年度(第105回)日本アマチュアゴルフ選手権は7月2日、茨城県坂東市の大利根カントリークラブ・西コースで最終ラウンドを行いました。雨の中、定刻7時にスタートした最終ラウンド。8時40分に通算10アンダーパーで首位の中島啓太、3打差2位の出利葉太一郎、通算4アンダーパーで3位の鈴木晃祐の最終組が1番ホールをティーオフ。本年の男子日本アマチュアゴルファー日本一を決める激しいプレーが期待されましたが、次第に雨脚が強くなり、コースコンディション不良のため、10時5分に競技中断。数日降り続いている雨により、水を含んでいるコースの回復が難しく、本選手権競技委員会は会期の最終日である7月2日中に、出場選手にフェアなゲーム環境を提供してプレーを再開することが困難であると判断し、11時10分に第4ラウンドのキャンセルを決定。本選手権は、54ホールの成績で順位を決定することとなった。

地区アマチュアゴルフ選手権から本選手権に出場を果たした選手たちも、72ホールを完走できなかったことに悔しさを滲ませるが、来年に広島県の広島カンツリー倶楽部・八本松コースで開催される第106回大会の出場に向けて、気持ちを新たに日々の練習に励んでいく。

 

 

九州勢の最終成績

 

2位 出利葉太一郎選手(筑紫ヶ丘)

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4位T 古川創大選手(フェニックス)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

41位T 井戸川純平選手(宮崎大淀)

 

 

2021年度(第105回)日本アマチュアゴルフ選手権競技 第3日目

2021年度(第105回)日本アマチュアゴルフ選手権は1日、茨城県坂東市の大利根カントリークラブ・西コースで第3ラウンドを行った。

昨夜からの雨が残る中、定刻7時にスタートしたムービングデー。午前中は時折、雨粒が横殴りとなる強い風も吹く、厳しいコンディションの中、各選手はスコアメイクに苦しむ。その中で、通算9アンダーパーで首位タイスタートの中島啓太(那須小川GC)が4バーディ・3ボギーの71でホールアウト。通算10アンダーパーにスコアを伸ばし、本選手権初優勝に王手をかけた。

 

九州勢の情勢

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古川創大(フェニックスCC)213ストローク(70・71・72) 4位タイ

2バーディ・2ボギー イーブンパー72

「11番ホールまで雨が強くて、スコアを落とさないよう、安全第一でプレーを進めました。選手の多くがオーバーパーを打っている中で、耐えるゴルフができたと思う。ショットの調子も良くなってきているので、明日、自分のすべてを発揮したい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

井戸川純平(宮崎大淀CC)221ストローク(73・73・75) 41位タイ

1イーグル・2バーディ・7ボギー 3オーバーパー75

「13番のイーグルは残り92ヤードの3打目をウェッジで直接入れたチップインです。入った瞬間は見えなかったのですが、手応えはありました。でもショット自体は荒れていて、最近では一番苦しいゴルフになってしまいました。それでも耐えられたのかなと思います。初出場で、昨日まではカットラインを気にしていながらのプレーでしたが、今日は伸び伸びできました。明日は攻めて、攻めて少しでも上位にいきたい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出利葉太一郎(筑紫ヶ丘GC)209ストローク(68・67・74) 2位

3バーディ・5ボギー 2オーバーパー74

「中断するだろうと中島さんと話していて、スタートして「そろそろ」といっていたが、無事にホールアウトすることができたよかった。前半は耐えていて、10、11番とティーショットが曲がって、それでもなんとか13、14番といけてたのに、最後の4ホールはめちゃくちゃ悔しい。明日も啓太さんと回れて、今日も一緒に回って勉強になった。格好いい。立ち姿、歩いている姿、プレーしている姿もいい。周りの選手にも「ナイス」と声がけして、大きな人。人間性もすごい。明日は自分のやるべきことを、納得いくことができて、勝てたら本当にうれしい。できなくても悔いはない。やることをやるだけ。ここまでこれたことに感謝したい」

 

 

2021年度(第105回)日本アマチュアゴルフ選手権競技 第2日目

2021年度(第105回)日本アマチュアゴルフ選手権は30日、茨城県坂東市の大利根カントリークラブ・西コースで第2ラウンドを行った。

4アンダーパーで首位タイスタートの出利葉太一郎(筑紫ヶ丘GC)が、4連続を含む6バーディ・1ボギーの67をマークして通算9アンダーパーでホールアウト。

その出利葉を追ったのが、世界アマチュアゴルフランキング1位のJGAナショナルチームメンバー、中島啓太(那須小川GC)。イーブンパーの32位タイで第1ラウンドを終えた中島は、1イーグル・8バーディ・1ボギーの驚異的な追い上げを見せ、大利根カントリークラブ・西コースのコースレコードを塗り替える63を叩き出し、出利葉と捉え首位タイに大きく順位を上げた。
九州勢の情勢

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出利葉太一郎(筑紫ヶ丘GC)135ストローク(68・67) 首位タイ

6バーディ・1ボギー 5アンダーパー67

前日首位タイの出利葉太一郎がこの日も6バーディ・1ボギーの5アンダーパー67をマークして、スコアを通算9アンダーパーまで伸して単独首位に立った。

10番ホールからスタートして前半はティーショットが曲がり、ノーボギーだったものの1バーディで耐えるゴルフが続いた。14番ホールではティーショットを右の林に打ち込み、たまたまピンを狙えたので、狙っていったがグリーン左奥に外し、なんとかアプローチで寄せてパー。16番でも2.5メートルのパーパットを沈めた。

ターンして1番でボギーをたたいたものの、2番からは4連続バーディを奪い、息を吹き返した。7番ホールでは「ティーショットがずっと右に曲がっていたので」右の隣接する8番ホールのフェアウェイを狙った。「つかまれば左のフェアウェイだし、そのまま右に行っても隣のフェアウェイ」と思い切って攻めていった。結果、バーディを奪い、通算9アンダーパーでフィニッシュした。

「以前は刻んでいた。もっと大きなゴルフをしたい」とOBがあって狭いホールでもドライバーで振っていくゴルフを目指している。きっかけは今年の関東大学リーグ戦の時に、昨年の日本オープンぐらいから不調に悩んでいた彼が日本大学の監督、コーチと話し合ったことだった。「将来を見据えて、もっと大きくならないといけない」といわれ、自分のゴルフを見つめ直した。「杉原(大河)さんは狭いところでドライバーを振っていくのですごいと思う。そういうゴルファーになりたい」と脱皮を図った。

「びびったらダメ。曲がってもパーを獲れないと」ゴルフスタイルを攻撃的なものにした。その効果が出てきたと言うことか。

日本大学では杉浦悠太と同室だ。奇しくもそのルームメイトが3打差で追ってくる。2017年大澤和也、2019年木村太一(2018年は競技不成立、2020年は中止)とこのところ2大会連続して日大勢が優勝している。はたして出利葉が先輩たちに続くことができるか。

 

※出利葉選手は2019年度九州アマチュア選手権競技で優勝し、同年日本アマチュアゴルフ選手権競技9位T入賞の為、本年度日本アマにシード選手として出場。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古川創大(フェニックスCC)141ストローク(70・71) 13位タイ

1イーグル・1バーディ・2ボギー 1アンダーパー71

昨日から安定したショットが光っている古川創大。第2ラウンドもそのショット力を活かしてバーディチャンスを演出する。しかし、このチャンスをモノにできないもどかしい展開に17番でボギーが先行してしまう。「4回ぐらい3メートルほどのバーディチャンスがあったのに…」と切歯扼腕する。

尽くバーディパットを外したのは、「イメージがでないスライスラインばかり」だったから。悶々とした前半を終え、この日の初バーディは1番。5メートルをねじ込んだものだった。

しかし、3番では9メートルから3パットのボギーと、イマイチ並みに乗り切れない中で迎えた5番(パー5)。左ラフから残り230ヤードのセカンドショット。フライヤーを計算して手にしたユーティリティー4番で見事にピン50センチにつけるスーパーショットを見せて、鮮やかなイーグル。これで溜飲を下げた古川は、通算3アンダーパーで第2ラウンドを終えた。

しかし、古川に笑みは見られない。「2日間、60台を出せそうな内容で、出せていない。残り2日間、連続60台を目指して頑張ります」と、好調なショットを武器に上位進出を狙う。

 

2021年度(第105回)日本アマチュアゴルフ選手権競技 第1日目

2021年度(第105回)日本アマチュアゴルフ選手権は29日、茨城県坂東市の大利根カントリークラブ・西コースで第1ラウンドを行った。

7時のスタート直後に強雨となり7時58分から26分間の競技中断の措置が取られるなど波乱の幕開けとなった第1ラウンド。鈴木隆太(CCザ・レイクス)、出利葉太一郎(筑紫ヶ丘GC)、益田航(JGAジュニア会員)の3人が4アンダーパーをマークして首位タイに並んだ。

 

九州勢の情勢

 

後藤大翔(阿蘇大津GC)78 114位タイ

1バーディ・3ボギー・2ダブルボギー

6オーバーパー78

 

 

 

 

 

 

 

 

今年の九州アマチュア選手権を制し日本アマチュアゴルフ選手権初出場の後藤大翔。初の大舞台はほろ苦いデビューとなった。荒天によるコースコンディション不良のため26分間の競技中断が再開されてから1番ホールをティーオフした後藤だが、連続ダブルボギーと出鼻をくじかれる。その後も3番、6番でボギーを喫し、9番でバーディを奪ったが、前半で41を叩いてしまった。「雨の影響もありましたし、ショットが悪くて…最初の3ホールで5つスコアを落としたのは痛かったです」と思わぬスコアに苦しい表情を隠せないが、後半は1ボギーに凌いで九州アマチャンピオンの意地を少し見せた。しかし、「なんとか盛り返そうと思いましたが、気持ちが空回りして…」と後半はノーバーディに終わって、消化不良のプレーを振り返る。「練習ラウンドでは、1番から9番まででスコアを伸ばせそうなイメージがあるので、明日は前後半とも2つずつバーディを奪いたい」と、明日の巻き返しを誓った。

 

 

 

古川創大(フェニックスCC)70 10位タイ

3バーディ・1ボギー

2アンダーパー70

 

 

 

 

 

 

 

 

古川創大は、3バーディ・1ボギーの2アンダーパーの70で回り,首位と2打差の10位タイと好スタートを切った。調子は「安定していたので、最初から」攻めていった。朝、強い雨が降った影響で「グリーンが思ったより遅く感じた」ので、パッティングはオーバーを恐れることなく、しっかり打っていけた。「伸ばし合いになる」と思い、「できるだけ伸そうと」2、5番ホールでバーディ奪い、2アンダーパーでハーフターン。後半も13番のパー5でバーディを奪い、一時は3アンダーパーまでスコアを伸した。しかし、好事魔多し。最終18番ホールで上りの5メートルのバーディパットをチャンスと思い「欲が出て」まさかの3パットでボギーとしてしまった。「もったいなかった」と悔やむが、それでも好位置だ。目標は「勝つこと」。「徐々に追い上げていけばいい。自分の持っている力を出すだけ」とさらに上位を伺う。

 

 

 

林田直也(若宮GC)77 100位タイ

3バーディ・4ボギー・2ダブルボギー

5オーバーパー77

 

 

 

 

 

 

 

 

沖学園隆徳館高等学校 2年の林田直也は、初めての日本アマチュアゴルフ選手権出場に緊張していた。第1ラウンドを3バーディ・4ボギー・2ダブルボギーの5オーバーパーの77でホールアウトした。「日本アマなのでこれぐらい難しいのはわかっていた。うまくアイアンショットを打てなくて…。パッティングもパンチが入って3パットをしたり」と普段ならしないミスがでた。「もったいないミスが多くて、もう少しスコアを出せたと思う」と悔しさを言葉ににじませた。「明日まず予選通過して、4日間プレーしてトップ10に入れたら良い」と奮起を誓った。

 

2021九州オープンゴルフ選手権競技

 

《晴れの優勝者》

9アンダー、271

26歳の香妻陣一朗(フリー)が初優勝。「九州」のタイトル6冠目

 

ベストアマチュアは東海大3年の井戸川純平(宮崎大淀)が2年ぶり2度目の受賞

 

 

 

「2021九州オープンゴルフ選手権競技」最終日は6月20日、佐賀県多久市の佐賀クラシックゴルフ倶楽部(6807ヤード、パー70)で60選手(うちアマチュア18人)が出場して行われ、26歳の香妻陣一朗(フリー)が通算9アンダー、271で初優勝を飾った。3日目まで首位の香妻は最終日、5バーディー、2ボギーの67をマーク。ただ一人、4日間とも60台で回った。これで「九州」のつくタイトルはジュニア4回、アマチュア1回と合わせ6冠目となった。香妻は優勝賞金300万円と特別協賛の「えんホールディングス」(福岡市)からの優勝副賞200万円の計500万円を手にした。2位には一時、トップを奪った小田孔明(フリー)が7アンダー、273で続き、3位には4アンダー、276の小浦和也(フリー)が入った。ベストアマチュアは東海大九州3年の井戸川純平(宮崎大淀)が通算1オーバー、281で2年ぶり2度目の受賞。

【写真は優勝の香妻㊨とベストアマチュアの井戸川㊧】

 

 

第1日は小田と稲田が67で首位タイ発進

129人(欠場)が出場した17日の第1日は小田と稲田愛篤(玄海)が3アンダー、67で首位タイのスタートとなった。1打差の68、3位タイに香妻、大冝見賢人( 中田会館)、狩俣昇平(フリー)がつけた。

 

 

第2日はサスペンデッド

18日の第2日は降雨のため14時4分に中断し、午前の部スタートの65人はホールアウトしたが、15時4分に天候不良のためにサスペンデッドとなった。ホールアウトした中では吉永智一(TKUテレビ熊本)が通算1アンダー、139で暫定首位。2打差の141で狩俣が続いた。

 

 

第3日は香妻が通算6アンダー、204で単独首位

19日の第3日はサスペンデッドとなった第2ラウンドの残りと第3ラウンドが行われた。第2ラウンドでは香妻が通算3アンダー、137で首位に立ち、1打差、138の2位タイに小田と諸藤将次(ディライトワークス)、稲田が続いた。48位タイ、通算8オーバー、148までの60人(うちアマチュア18人)が決勝ラウンドに進出。第3ラウンドはトップスタートの香妻が67で回り、通算6アンダー、204で単独首位をキープした。1打差、205の2位に小田が粘り、209の3位タイに諸藤と小浦が並んだ。

 

 

 

今大会は九州ゴルフ連盟(GUK)の新型コロナウイルス感染症拡大防止のガイドラインに沿って行われた。

 

 

 

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日本女子アマチュアゴルフ選手権競技最終日 

【九州ゴルフ連盟強化指定選手の情勢】

 

鳥取県西伯郡の大山ゴルフクラブで開催された「2021年度(第62回)日本女子アマチュアゴルフ選手権」。雨の中での最終ラウンドは、スコアメイクに苦しむ選手が多い中、竹田麗央がパープレーにスコアをまとめて通算4アンダーパーの8位タイ、櫻井心那は通算2アンダーパーの14位タイと健闘。荒木優奈は通算イーブンパーの22位タイ、外園華蓮は通算8オーバーパーの53位タイに終わった。

 

竹田麗央(グリーンランドリゾートGC)

284ストローク(69・74・69・72) 8位タイ

第4ラウンド:4バーディ・2ボギー・1ダブルボギー イーブンパー72

 

 

 

 

 

 

 

「朝、ゴルフ場についてから緊張していないと思っていたんですが、1番ホールのティーエリアに立ったら、緊張してしまいました。3番ホールを終えるまで、スウィングも固いなって感じていて。4番でダブルボギーを叩いてしまい、3つスコアを落としてしまい、もうしょうがないって。吹っ切りました。最終ホールは、何が何でもバーディを獲って、パープレーにしたいと思っていて、8メートルのバーディパットをねじ込みました。今年の日本女子アマは第2ラウンドの74がもったいなかったけれど、盛り返すことが出来て…今日も自分らしいプレーをしようと思っていましたが、優勝には届きませんでした。今回の女子アマでの経験を糧にして、頑張っていきたいです」

 

 

 

櫻井心那(オーシャンパレスGC)

286ストローク(72・72・71・71) 14位タイ

第4ラウンド:3バーディ・2ボギー 1アンダーパー71

 

 

 

 

 

 

 

 

「ティーショットが悪かったので、ラフからセカンドショットを打つことが多くなって、パーオンしても長い距離が残って…ボギーにしそうで耐えて2ボギーでよかった。バーディを獲れたところはショットで2メートルにつけて獲れた。バーディチャンスはショットメイクをそこそこできたかな。結構パープレーで安定したスコアで大崩れしないのが持ち味と思ったが、トップの人たちは10アンダーにいっていて、ビッグスコアを出してくる感じ。自分の強み、弱みを感じた。ずっとパーをとり続けることも大事だが、それでは優勝できない。九州大会では届いても全国大会で強い人たちと戦うには…。この4日間はバーディを獲れていると思うので、ボギーの数を減らすことが大きな課題」

 

 

 

 

荒木優奈(グリーンランドリゾートGC)

288ストローク(72・71・71・74) 22位タイ

第4ラウンド:2バーディ・4ボギー 2オーバーパー74

 

 

 

 

 

 

 

 

「前半は1アンダーパーで、後半ショットが乱れてきてグリーンをとらえきれなくて、ちょっと焦ってバーディ獲りたいと攻めてもだめで…。これが自分の実力だと。もっと練習して来年は優勝争いできるようになりたい。アンダーパーで回れなかったのが悔しい。もっとアプローチとパットで拾えるようにしたい。体力はついたかも。前より疲れたと思うことが少なかった。後半崩れたのは体力。疲れてきてスイングが対応できなかった。対応できるようになりたい」

 

 

 

外園華蓮(日章学園高)

286ストローク(73・73・74・76) 53位タイ

第4ラウンドは:2バーディ・6ボギー 4オーバーパー76

 

 

 

 

 

 

 

 

「今のままじゃダメ。努力していきたい。日本女子アマのうまい人たちと回って、100ヤード以内が近くに寄っている。そこが自分と違う。その100ヤード以内で自分で距離感、方向とかできていない。レベルが足りていない。最後、ボギー、バーディ、パーと上がり3ホールを上がれてよかった。来年は予選通って、この舞台で活躍したい。上の方で戦えるように」

 

記事・写真提供/(公財)日本ゴルフ協会

 

 

 

【九州女子選手権競技上位選手の最終成績】

櫻井 心那 -2 14T
荒木 優奈 ±0 22T
中道 ゆい CUT
園田 結莉亜 CUT
竹田 麗央 -4 8T
三明 桜子 CUT
菅 楓華 +5 46T
宮城 柚 +8 53T
比嘉 里緒菜 CUT
藤川 玲奈 CUT
水木 春花 +2 32T
左 奈々 -5 6T
春山 愛 CUT
森田 莉央 CUT
藤本 愛菜 +6 48T
竹原 美悠 CUT
谷口 美月 CUT
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