競技トピックス | 九州ゴルフ連盟(GUK) - Part 14

競技トピックス

第6回九州スーパーシニアカップ

 

晴れの優勝者

男子 3オーバー 75

藤本 隆(天山)が2年ぶり2度目の優勝

 

女子 1オーバー 73

福井 和子(ブリヂストン)が初代女王

 

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で延期していた「第6回九州スーパーシニアカップ」は10月30日、福岡県小郡市の小郡カンツリー倶楽部(男子5695ヤード、女子5005ヤード、いずれもパー72)で行われ、男子は83歳の藤本隆(天山)が3オーバー、75で2年ぶり2度目の優勝。今年から新設された女子は73歳の福井和子(ブリヂストン)が1オーバー、73で初代女王に輝いた。

 

【男子】

80歳以上で争われた男子は113人(欠場30人)が出場。3オーバー、75で藤本と81歳の野口昌邦(若木)が並んだものの、同スコアの場合は「年長者を優勝者」とする大会規定により藤本が2年ぶり2度目の栄冠を手にした。藤本はアウトをバーディーなしの3ボギーの39、インを1バーディー、1ボギーの36と安定したゴルフを展開した。3位には76の吉永慎二(長崎パーク)、4位には同じ76の長郷由伸(小郡)、5位には78の永田傑一(中九州)が入った。

 

【女子】

今回から新設された70歳以上の女子は18人(欠場3人)が出場。優勝した福井は前半のインを3バーディー、1ボギーの34、後半のアウトは1バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの39とスコアを落としたが、トータル73とかつての日本女子シニアチャンピオンの実力を発揮して圧勝した。2位には8オーバー、80の福田加代子(小郡)、3位には同じ80の村田徳子(佐賀)、4位には82の犬童アヤ子(くまもと城南)、5位には83の清田善子(久留米)が続いた。

 

エージシュートは男子20人、女子1人

エージシュートは男子が優勝した藤本ら20人。優勝の藤本は83歳ながら75のスコアで「8アンダー」、2位に食い込んだ野口は81歳ながら75をマークして「6アンダー」での達成。女子は頂点に立った福井だけが成し遂げた。

 

 

今回は九州ゴルフ連盟の新型コロナウイルス感染症拡大防止のガイドラインに沿って行われた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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第18回ハンディキャップゴルフ競技九州大会

 

晴れの優勝者

 

女子 ネット72(ハンディ7、グロス79)

出口 恵美子(61歳、小郡)

 

男子 ネット66(ハンディ7、グロス73)

西岡 文隆(62歳、佐賀クラシック)

 

 

 

「第18回ハンディキャップ(HDCP)競技九州大会」は10月28日、熊本県菊池郡大津町の阿蘇大津ゴルフクラブ(女子5629ヤード、男子6359ヤード、いずれもパー72)で行われ、女子は61歳の出口恵美子(小郡)がネット72(H7、G79)、男子は62歳の西岡文隆(佐賀クラシック)がネット66(H7、G73)でそれぞれ初優勝した。今回は女子21人、男子58人(欠場5人)が出場。穏やかな秋晴れの下、各選手は雄大な阿蘇に抱かれたコースで熱戦を繰り広げた。

 

 

【女子】

女子は接戦だった。優勝した出口はアウトからスタートし、1バーディー、4ボギーの39で折り返し、後半のインは10番から5連続ボギーなどで苦しんだが、最終18番でバーディーを奪って40でまとめた。G79、H7のネット72。2位タイには花山悦子と小林麻実(ともにミッションバレー)が入った。ネットはともに73。花山がH9、G82、小林がH15、G88だった。4位の髙野恵理(茜)はネット74(H11、G85)、5位の高島裕子(鹿北)はネット75(H7、G82)だった。

 

 

【男子】

男子は西岡の快勝だった。インからスタートし、13、15、16番とバーディーを奪い、18番でスコアを1つ落としたものの、前半は34。後半のアウトではノーバーディー、3ボギーと伸び悩みながらも、39と粘りトータル73。H7を生かしてネット66となった。ネット69の2位タイには村中尊裕亀(阿蘇大津)と古場昭一(愛野)がともにH10、G79で続き、ネット70の4位タイには津野秀昭(グランドチャンピオン、H4、G74)、橋敏彦(大博多、H4、G74)、出口三儀(小郡、H8、G78)、今田啓太(グランドチャンピオン、H22、G92)の4選手が入った。

 

 

 

今大会は九州ゴルフ連盟の新型コロナウイルス感染症拡大防止のガイドラインに沿って行われた。なお、全国大会のJGA杯J-sys選手権(JGAアンダーハンディキャップ競技)は男女ともに中止が決定している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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第10回九州ミッドアマチュア選手権競技

 

晴れの優勝者

通算イーブンパーの144

29歳の空 真一郎(門司)が初優勝

 

「第10回九州ミッドアマチュア選手権競技」は10月21、22日の2日間、熊本県玉名市の玉名カントリークラブ(7051ヤード、パー72)で行われ、29歳の空(そら)真一郎(門司)が通算イーブンパーの144で初優勝を飾った。初日71、最終日73とも、その日のベストスコアで2位に4打差をつける快勝だった。通算4オーバー、148の工藤亜沙希(佐賀)が2位、149の江口信二(大博多)が3位、152の小杉竜三(熊本空港)が4位、153の糸山和臣(北山)が5位に入った。昨年優勝の辻田昭吾(くまもと中央)は通算12オーバー、156で11位タイだった。

 

 

初日は空と工藤が1アンダー、71で首位スタート

25歳以上の120人(欠場4人)が出場し、初日は好コンディションの中で始まった。空と工藤が1アンダー、71で初日のトップに立った。3位には首位から2打差の73で62歳のベテラン・野上英司(ミッションバレー)が続き、さらに、1打差の4位タイに江口、小杉竜、川口亮(ブリヂストン)の3選手がつけた。初日が終わり10オーバー、82の59位タイまでの64選手が決勝ラウンドに進んだ。

 

 

雨の中、各選手ともスコアメークに苦しむ

その決勝ラウンドはあいにくの雨。第1組のスタートから最終組がホールアウトするまで降り続いた。7000ヤードを超えるタフなコースの上、雨のため普段とは飛距離が落ちる状況下で各選手は苦しんだ。そんな中、空が前半のアウトを2バーディー、2ボギーの36、後半のインを1バーディー、2ボギーの37と安定したプレーを披露して頂点に立った。空と同スコア71でスタートした工藤は出だしの1番で第1打を左OBしてトリプルボギー。この「7」が響いてアウトは41、インは36と巻き返しただけに痛い1番ホールとなった。

 

 

今大会は九州ゴルフ連盟の新型コロナウイルス感染症拡大防止のガイドラインに沿って行われた。また、日本ミッドアマチュア選手権競技はすでに中止が決まっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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第42回九州グランドシニア選手権競技

 

晴れの優勝者

通算1オーバー 145

72歳の佐藤 良晴(西戸崎シーサイド)が初優勝

 

「第42回九州グランドシニア選手権競技」は10月14、15日の2日間、佐賀県武雄市の武雄嬉野カントリークラブ(6175ヤード、パー72)で行われ、72歳の佐藤良晴(西戸崎シーサイド)が通算1オーバー、145で初優勝を飾った。首位から3打差の3位からスタートした佐藤は3バーディー、3ボギーのベストスコア72でラウンドし、逆転勝ち。147の2位に比嘉猛(ベルビーチ)、148の3位に村川米蔵(八代)、149の4位に下門武男(PGM沖縄)が続いた。3連覇を目指した真鍋高光(大博多)、昨年の日本グランドシニア選手権優勝の上木政章(志摩シーサイド)、今大会初日トップの楠元利夫(八代)はともに通算7オーバー、151で9位タイに終わった。

 

初日は唯一のアンダーパー楠元が70で首位スタート

競技は穏やかな秋晴れの下、120選手(欠場6人)が出場して始まった。初日をリードしたのは楠元。アウト、インともに1バーディー、ノーボギーの安定感のあるプレーで70、ただ一人アンダーパーをマークした。2打差の2位に宮崎正男(大分冨士見)がパープレーで回り、さらに1打差の3位に優勝した佐藤がつけた。2オーバー74に5人、3オーバー75に7人と首位から5打差以内に15人と今回も混戦が予想された。

初日が終了し、8オーバー、80の65選手が決勝ラウンドに進出した。

 

安定したゴルフの佐藤に比べ、楠元はアウトで崩れる

決勝ラウンドは4人が棄権し、61人で争われた。最終組は楠元、宮崎、佐藤の上位3人。宮崎が2番で第1打をOBしてのダブルボギーでいきなり躓く。すると、トップの楠元が3番からの4連続ボギー後、7番ではダブルボギーを叩き前半42と大きく崩れた。6番で首位に躍り出た佐藤は前半1バーディー、1ボギーの36、後半も2バーディー、2ボギーとまとめ、そのまま逃げ切った。2位の比嘉は佐藤同様に3バーディー、3ボギーのベストスコア72をマークして前日の9位タイから躍進した。

 

2日間で延べ7人がエージシュート

今大会は初日5人、最終日2人の延べ7人がエージシュートを達成。77歳の9位タイ・瀧下幸治(ザ・マスターズ天草)は初日74、最終日77で2日連続で成し遂げた。達成者には武雄嬉野CC(協賛・西海陶器)よりペアのマグカップがプレゼントされた。

 

今大会は九州ゴルフ連盟の新型コロナウイルス感染症拡大防止のガイドラインに沿って行われた。また、日本グランドシニア選手権競技はすでに中止が決定している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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第27回九州ミッドシニア選手権競技

 

晴れの優勝者

通算2オーバー、146

66歳の前田 弘(チェリー宇土)が初優勝

 

 

 

第27回九州ミッドシニア選手権競技は10月7、8の両日、熊本県宇城市のあつまるレークカントリークラブ(6425ヤード、パー72)で行われ、66歳の前田弘(チェリー宇土)が通算2オーバー、146で初優勝を飾った。2位タイには6オーバー、150で昨年優勝の佐藤憲一(大分)、村上義春(皐月)、吉野武司(肥後サンバレー)、青木英樹(佐賀ロイヤル)の4選手が入った。

 

今年から単独開催

ミッドシニアは昨年までグランドシニアと同日、同コースで開かれていたが、出場選手の増加で今年から単独開催となった。今大会には、65歳以上の各県地区予選を通過した117人(欠場4人)が出場。初日はイーブンパー、72の前田と青木が首位に立ち、首位から1打差の3位タイに吉野ら5選手、さらに1打差の8位タイに3選手、さらに1打差の11位タイに3選手とトップから3打差以内に13選手がひしめく混戦模様となった。

 

最終日は風が強く、ベストスコアは73

初日が終わり、8オーバー、80の45位タイまでの61人が決勝ラウンドに進出。決勝ラウンドは2人の欠場が出たために59人で争われた。その最終日は各選手とも強い風に悩まされたが、首位でスタートした前田が前半のアウトを2バーディー、2ボギーのパープレーで折り返し、後半のインもノーバーディーながらボギーを2つに抑え、出場59人中2番目にいいスコア74でラウンドして栄冠を勝ち取った。前田とともに最終組の青木は38・40の78、吉野は40・37の77とスコアを伸ばせず、2位タイとなった。昨年優勝の佐藤は初日76だったが、最終日は74と盛り返し2位タイに食い込んだ。ちなみに、最終日のベストスコアは上田芳央(鹿児島国際)の73だった。

 

今大会は九州ゴルフ連盟の新型コロナウイルス感染症拡大防止のガイドラインに沿って行われた。また、日本ミッドシニア選手権競技はすでに中止が決定している。

 

 

 

 

 

 

 

 

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第50回九州シニア選手権競技

 

晴れの優勝者

通算1オーバー145 プレーオフを制して初優勝

61歳 小杉 康之(熊本空港)

 

 

第50回九州シニア選手権競技は9月16、17日、福岡県小郡市の小郡カンツリー倶楽部(6635ヤード、パー72)で行われ、プレーオフの末、61歳の小杉康之(熊本空港)が63歳の田中雅之(若木)を下して、初の栄冠を手にした。ともに1オーバー145で並んだ2人は9番ショート(180ヤード)と1番ロング(500ヤード)を繰り返すプレーオフに突入し、3ホールのショートで小杉が3メートルのバーディーパットを決め、パーの田中を振り切った。

 

 

決勝の18ホールも同組で激闘

プレーオフを戦った2人は17日の決勝も同じ最終組。前半のアウトを折り返した時点で小杉が1打リードしたが、小杉は後半に入って13番までに3つのボギーをたたき、14番のバーディーで逆に田中が1打リードを奪った。しかし、小杉は17番ミドルで奥からの25ヤードのチップインバーディーを決めて、両者は並んだのだった。

トップから2打差、通算3-バー147、3位に2年前のチャンピオン・山浦正継(志摩シーサイド)が続き、さらに1打差の4位には永田満(北山)が入った。

 

昨年の覇者・成松は決勝に残れず

初日の16日は時折、雨が降る中、120人(うち棄権1人、欠場8人)が出場して始まり、プレーオフで敗れた田中が2アンダー70で首位スタート。優勝の小杉が1打差の2位で続き、パープレーの永田が3位。1オーバー73の4位には馬場義博(くまもと城南)がつけた。

この結果、7オーバー79、50位タイまでの60選手が17日の決勝ラウンドに進んだ。昨年の優勝者・成松和幸(フェニックス)は10オーバー82で決勝に残れなかった。

 

 

今大会は九州ゴルフ連盟の新型コロナウイルス感染拡大防止のガイドラインに沿って開催された。また、日本シニアゴルフ選手権競技はすでに中止が決定している。

 

 

 

 

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九州ゴルフ連盟創立50周年記念~2020九州オープンゴルフ選手権競技

 

通算13アンダー197

プレーオフの末、秋吉翔太(ホームテック)が初優勝

アマチュアは中村志凪(宮崎国際)が初のベストアマを獲得

 

新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期していた「九州ゴルフ連盟創立50周年記念~2020九州オープンゴルフ選手権競技」最終日は9月11日、大分市の大分東急ゴルフクラブ(6818ヤード、パー70)に65選手(アマ10人、棄権1人)が出場して行われ、プレーオフの末、30歳の秋吉翔太(ホームテック)が池村寛世(ディライトワークス)を下して初優勝を飾った。ともに13アンダー197で並び、プレーオフ1ホール目の1番ミドル(494ヤード)でダブルボギーの池村に対し、秋吉はパーをセーブして決着をつけた。通算10アンダー200の3位タイにはベストスコア64をマークした日高将史(フリー)と2日目までトップタイの中道洋平(福岡雷山)が続き、さらに1打差の5位タイに黒木紀至、福永安伸(ともにUMKテレビ宮崎)、稲森佑貴(フリー)の3人が入った。

プロゴルフ選手会会長の時松隆光(筑紫ヶ丘)は通算5アンダー205で14位タイ、昨年の優勝者・手嶋多一(ミズノ)は通算4アンダー206で19位だった。

【写真は優勝の秋吉㊨】

 

 

アマは中村が出利葉を1打差上回る

アマチュアは2日目まで通算イーブンパー140で並んでいた中村志凪(宮崎国際)と九州アマ2連覇中の出利葉太一郎(筑紫ヶ丘)の争いとなったが、最終日は出利葉の69に対し、中村が68を出して、通算2アンダー208で初のベストアマを手にした。

 

 

初日はアマの熊本ら3選手が5アンダーで首位スタート

初日はアマの熊本侑三(佐賀)と中道、古波津柊(フリー)の3人が5アンダー65で首位に立ち、さらに1打差の4位タイに宮里優作(フリー)、時松ら5人が続いた。手嶋は2アンダー68で14位タイのスタートとなった。

 

 

 

2日目は池村寛と中道が10アンダーでトップタイに

2日目は初日首位タイの中道がこの日も好調。1イーグル、5バーディー、2ボギーと2日連続の65を出して、通算10アンダー、130で1位を守った。また、池村寛が6バーディー、ノーボギーのベストスコア64をマークして通算10アンダーで中道とともに首位並走。トップから2打差の8アンダー132に秋吉と和田章太郎(ディライトワークス)がつけた。

予選ラウンドが終了し、通算2オーバー142、53位タイまでの65選手が11日の決勝ラウンドに進んだ。

 

 

優勝の秋吉に協賛のえんホールディングスより500万円

今大会は九州ゴルフ連盟の新型コロナウイルス感染拡大防止のガイドラインに沿って開催された。今回は節目の九州ゴルフ連盟創立50周年記念ということもあって、優勝者には協賛のえんホールディングスから500万円が手渡された。秋吉は優勝賞金500万円と合わせ、1000万円を獲得した。

 

 

 

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第8回九州女子ミッドアマチュア選手権競技・第8回九州女子シニア選手権競技

 

 

 

晴れの優勝者

《九州女子ミッド》

3オーバー75

今田 夢美(筑紫ヶ丘) 2年ぶり2度目の優勝

《九州女子シニア》

4オーバー76

本田 千鶴(高遊原) 初優勝

 

 

 

 

 

【写真は㊧がミッド優勝の今田夢美、㊨がシニア優勝の本田千鶴】

 

 

 

台風の影響で風が強く、時折の雨の中、熱戦展開

両選手権は9月3日、福岡県嘉穂郡桂川町の麻生飯塚ゴルフ倶楽部(ミッド、シニアともに6003ヤード、パー72)で行われた。ミッドは36歳の今田夢美(ゆう、筑紫ヶ丘)が2位の島末晋子(大隅)に1打差をつけ、3オーバー75で2年ぶり2度目の優勝を飾った。シニアは57歳の本田千鶴(高遊原)が4オーバー76で2位の溝口三重子(肥後サンバレー)に2打差をつけ、初の栄冠を手にした。

選手権には25歳以上が対象のミッドに42人(欠場2人)、50歳以上のシニアに60人(欠場11人)が出場。この日は台風9号の影響もあって、風も強く、時折、雨が降るコンディションながらも出場選手全員がホールアウトした。

 

 

今田は我慢のゴルフで2年ぶり2度目の頂点

アウトからスタートした今田は前半9ホールをすべてパーの36。インは1バーディー、4ボギーと少し乱れながらも30台に収めた。ハーフをパープレー以内でラウンドした選手は今田以外におらず、この36が2年ぶりの頂点をもたらした。首位から1打差2位の島末はバーディーなしの4ボギーの76。今田との差は1個のバーディーだった。3位タイの渡辺恵理(チェリー宇土)、森彩(大村湾)、高橋圭子(若宮)の3人はトップから2打差の77。1位から3位タイまでの5人のインはいずれも3オーバー39。たまたまだろうが、この5人に限れば勝負はアウトで決まった。

昨年優勝の黒石沙也佳(若宮)は12オーバー84で18位だった。

 

 

本田が4度目の出場でシニアを制覇

インから滑り出した本田は前半をノーバーディー、4ボギーの40。アウトでは6番でダブルボギーをたたくものの、3つのバーディーを奪って36で回った。ミッドの今田同様、アウトの36はハーフのベストスコア。前半の不調を後半で盛り返したことになる。首位・本田から2打差2位の溝口も前半のインで41と苦しんだ。後半のアウトは1バーディー、2ボギーの37と踏ん張ったが、インの5オーバーが痛かった。7オーバー、79の3位高濱まゆみ(ブリヂストン)は4つのロングホールでの3ボギーがもったいなかった。

昨年優勝の荒田つゆ子(いぶすき)は出場していない。

 

 

日本女子ミッド、日本女子シニアとも中止

なお、両選手権とも九州ゴルフ連盟の新型コロナウイルス感染拡大防止のガイドラインに沿って行われた。日本女子ミッドアマチュア選手権、日本女子シニア選手権ともに新型コロナの影響でともに中止が決定している。

 

 

 

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第50回九州アマチュア選手権競技

晴れの優勝者

通算5アンダー 139

出利葉 太一郎(筑紫ヶ丘)2年連続2度目の優勝

37年ぶりの連覇

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期されていた「第50回九州アマチュア選手権競技」は8月4、5の両日、熊本県菊陽町の熊本空港カントリークラブ(7050㍎、パー72)で開催された。本来は4日間競技だが、新型コロナの影響で2日間に短縮。4日に予選を行い、5日に決勝と、それぞれ1ラウンドずつの大会となった。そんな中で圧倒的な存在感を示したのがディフェンディング・チャンピオン、日大1年の出利葉(いでりは)太一郎(筑紫ヶ丘)だった。通算5アンダー、139で2位に2打差をつけて2年連続の優勝を果たした。連覇は1981年から3大会を制した尾家清孝(周防灘)以来、37年ぶり4人目の快挙となった。ちなみに、ほかの2人は72、73年の野見山博(古賀)と75、76年の今城瑛夫(若松)。

 

初日は48歳の江口が健闘

暑い真夏の太陽が照りつける中、九州ゴルフ連盟の新型コロナウイルスの感染防止のガイドラインに従って行われ、初日は143選手(欠場13人)が参加。前後半に分かれてスタートし、昨年優勝の出利葉が5バーディー、1ボギーのただ一人60台の68をマークした。2打差の2位タイには48歳の江口信二(大博多)と、東海大九州3年の篠原剛(湯布院)がつけた。高校生や大学生が上位を占める中でベテラン江口の2アンダー発進は見事。さらに1打差の4位タイには上浦雄大(チェリー鹿児島シーサイド)と秋山隆之介(夜須高原)が続いた。この結果、7オーバー79の77位タイまでの86選手が決勝ラウンドに進んだ。

最終日は2位に2打差をつけてスタートした出利葉がショットは乱れながらもアプローチとパットで3バーディー、2ボギーの71とスコアをまとめ通算5アンダーで逃げ切った。2位にはこの日のベストスコア69を出した鹿児島城西高3年の商崎(あきざき)涼平(南九州)が通算3アンダーで食い込み、通算2アンダーの3位には篠原が粘った。

 

上位30選手が九州オープンに出場

今年は新型コロナの影響で日本アマチュア選手権は中止。上位選手には全国での活躍が期待されたが、残念ながら見送りとなった。ただ、上位30選手は9月9日から3日間、大分市の大分東急ゴルフクラブで開かれる九州オープン出場の資格を得た。なお、通算7オーバー、151には8人が並んだが、大会規定のマッチングスコアカード方式で空真一郎(門司)が出場権を獲得した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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第50回九州女子選手権競技

 

 

晴れの優勝者

3アンダー141

田中 美紀(玄海)初優勝

 

 

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、延期していた九州ゴルフ連盟設立50周年の節目となる九州女子選手権競技は7月14、15の両日、福岡県糸島市の志摩シーサイドカンツリークラブ(6408㍎、パー72)で行われ、福岡・沖学園高出身でプロ志望の21歳の研修生・田中美紀(玄海)が初優勝を飾った。

 

大会は本来、5月に3日間競技として開催される予定だったが、新型コロナウイルスの影響で2カ月遅れの2日間で争われた。田中は初日、2アンダー70をマークしてトップタイと好調な滑り出し。最終日は17番まで首位のNHK学園高2年・山田萌結(ペニンシュラ)に1打リードされていたが、最終18番で山田のボギーに対し、バーディーを奪って逆転勝ちした。トップから1打差、通算2アンダーの2位には山田のほかに昨夏の九州ジュニア女子15~17歳の部優勝の熊本国府高2年・竹田麗央(グリーンランドリゾート)、福岡・香春中3年の前田愛結(鷹羽ロイヤル)が続き、5位には通算1アンダーの皆吉愛寿香(鹿児島高牧)が入った。昨年優勝の水木春花(大分)は通算5オーバーで14位に終わった。

 

今大会には156人(欠場24人)が出場。梅雨の合間を縫っての戦いとなり、降雨中断が心配されたものの、初日の朝方に少し見舞われた程度でプレーには差し支えなかった。風の強かった初日は田中、前田、山田の3人が2アンダー70で首位並走。1打差の4位に谷口美月(鷹羽ロイヤル)、松熊理子(麻生飯塚)、竹田の3選手が続いた。6選手がアンダーパーというレベルの高い第1日となった。最終日も7人がアンダーパーをマークした。

 

なお、今年の日本女子アマチュアゴルフ選手権は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、すでに中止が決定している。

 

九州ゴルフ連盟では3密(密閉、密集、密接)を避け、飛沫感染や接触感染からプレーヤー及び関係者を守るために新型コロナウイルス感染症対策として①行動基準に関するガイドライン②プレーに関するガイドラインを作成した。さらに、競技参加に際してのチェックシートも作成。例えば、体調に不安はあるか、家族や身近な知人に感染が疑われる人はいないか、など選手に数項目をチェックしてもらった。また、メディアに対しても取材にあたってのガイドラインを作った。検温、マスクの着用、選手への声掛けインタビューの禁止、練習グリーン、打球練習場への立ち入り禁止などを要望した。

 

 

 

 

 

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