競技トピックス | 九州ゴルフ連盟(GUK) - Part 17

競技トピックス

第17回ハンディキャップゴルフ競技九州大会

 

晴れの優勝者

女子 ネット70(ハンディ10、グロス80)

花山 悦子(ミッションバレー)

 

男子 ネット64(ハンディ10、グロス74)

矢次 行登(有明)

 

 

 

 

 

             【写真は㊨女子優勝の花山悦子、㊧男子優勝の矢次行登】

 

 

第17回ハンディキャップ競技(HDCP)九州大会は10月30日、福岡県糸島市の志摩シーサイドカンツリークラブ(女子5763㍎、男子6409㍎、いずれもパー72)で始まった。この日は女子24人(欠場4人)、男子116人(欠場6人)が出場して行われ、女子は花山悦子(59歳、ミッションバレー)がネット70(ハンディ10、グロス80)、男子は矢次行登(68歳、有明)がネット64(ハンディ10、グロス74)でそれぞれ初優勝を飾った。

大会は昨年の260人を超える275人のエントリーがあり、2年連続で2日間に選手を振り分けて開かれる。31日には女子24人、男子111人がエントリーしている。

競技はJGA杯 J-sys選手権(JGAアンダーハンディキャップ競技)の予選を兼ねるもので、例年通りに参加選手各自が持つJGAハンディキャップインデックスを基に開催コースのスロープレーティングによるコースハンディキャップ(H)を算出して適用し、実施された。

 

<女子>

優勝した花山はアウト41、イン39の80で回り、女子のベストスコア。H10で2アンダー70だった。2~5位はネット71で4人が並んだ。全国大会出場枠は4人。1人が漏れることになるが、マッチングスコアカードの結果、2位・小林麻実(51歳、ミッションバレー)、3位・宮崎有子(59歳、野母崎)、4位・麻生絵夢(34歳、志摩シーサイド)の順になった。

 

<男子>

初Vの矢次はアウト39、イン35の安定したゴルフを展開。内容は3バーディー、5ボギーでダブルボギーは1つもなく、ネット64(H10)で堂々の優勝となった。2位はネット66(H7)の宮本信也(45歳、喜々津)、3位はネット67(H19)の岸本純孝(48歳、愛野)、4~11位はネット68で8人が並んだが、マッチングスコアカードの結果、坂上秀和(41歳、長崎国際)が4位となった。

 

 

JGA杯 J-sys選手権は12月3日、千葉CC野田コースで

男女とも8人が全国大会への出場権獲得

今年のJ-sys 選手権は12月3日、千葉県の千葉CC野田コースで開かれ、九州代表は男女とも各8人。30日、31日分ともそれぞれ男女4人ずつが選ばれる。

 

 

 

 

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第9回九州ミッドアマチュア選手権競技

晴れの優勝者

2オーバー 146

63歳 辻田 昭吾(くまもと城南)が初優勝

混戦を制し、最年長Vを果たす

 

第9回九州ミッドアマチュア選手権競技は10月23、24日2日間、鹿児島県霧島市のかごしま空港36カントリークラブ(6950㍎、パー72)で行われ、63歳の辻田昭吾(くまもと城南)が2オーバー、146で初優勝した。63歳での栄冠は最年長。

第1ラウンドは25歳以上の139人(欠場7人)が出場。午後から小雨がパラついたが、プレーには支障がなかった。最終日となった第2ラウンドは初日8オーバー、80までの82人(棄権2人)で争われた。当初、午前中は降雨が予想されたものの、スタートと同時刻頃に晴れ間が見え始め、好コンディションとなった。

【写真は初優勝の辻田昭吾】

 

 

 

辻田が2打差を逆転

初日は2アンダー70で3人が首位タイ

 

初日は江口信二(47歳、大博多)、川口亮(35歳、ブリヂストン)、永田満(56歳、北山)の3選手が2アンダー70で首位タイに並んだ。1打差の71で空真一郎(28歳、門司)が続き、さらに1打差の72に辻田がつけた。1オーバー73に伊妻恭平(30歳、久住高原)、松尾真吾(36歳、オーシャンパレス)、冨田修一(56歳、西戸崎シーサイド)、荒木幸三(44歳、宮﨑)の4人。トップから3打差以内に9人がひしめく大混戦の初日となった。この大会は過去8回のうち、半分の4回がプレーオフでの決着。今回もプレーオフを予想する大会関係者も多かった。

 

最終日はピンの位置も難しくなり、上位のスコアは伸びない。前半のアウト終了時点で辻田、空、江口の3人が1オーバー109で首位に並んだ。さらに、1打差で川口と永田がつける。バックナインの勝負となったが、最終組の1組前で1バーディー、2ボギーの37で回った辻田が手堅くまとめ、通算2オーバー、146で初の頂点に立った。2位には3オーバー、147の川口、3位には4オーバー、148の江口が入った。前回優勝の儀保和(29歳、美らオーチャード)は8オーバー、152で12位タイ、過去3度の優勝を誇る荒川英二(48歳、福岡雷山)は6オーバー、150で6位タイとなった。

 

 

 

第24回日本ミッドアマ(11月20日から3日間、埼玉・武蔵CC笹井コース

13人が出場権獲得

この試合の結果、11月20日から3日間、埼玉県の武蔵CC笹井コースである第24回日本ミッドアマチュア選手権に8オーバー、12位タイまでの13人(シード2人含む)が出場権を獲得した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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第26回九州ミッドシニア選手権競技・第41回九州グランドシニア選手権競技

晴れの優勝者

◆ミッドシニア 8オーバー 152

佐藤 憲一 (大分)

プレーオフを制しての初優勝

グランドシニア 4オーバー 148

真鍋 高光 (大博多)

3人目の2連覇

 

 

 

 

 

 

 

【写真は左がグランドシニア2連覇の真鍋高光、右がミッドシニア初優勝の佐藤憲一】

 

 

第26回九州ミッド(M)シニア、第41回九州グランド(G)シニア両選手権競技は10月2、3日、佐賀県鳥栖市のブリヂストンカンツリー倶楽部(M6314㍎、G6070㍎、いずれもパー72)で行われた。Mシニアは68歳の佐藤憲一(大分)が8オーバー、152で初優勝。Gシニアは71歳の真鍋高光(大博多)が4オーバー、148で昨年に続き2連覇を達成した。

大会初日は好天に恵まれた。65歳以上のMシニアには73人(欠場4人)、70歳以上のGシニアには91人(欠場2人)が出場。2日目の最終日は台風18号の影響も少しあって、時折の雨と南西の5㍍の風が吹く中、Mシニア54人、Gシニア66人で優勝が争われた。

 

 

Mシニアは6ホールのプレーオフの末に佐藤がバーディーで決める

優勝争いは通算8オーバー、152で佐藤と坂本一馬(大分サニーヒル)の大分県勢によるプレーオフに持ち込まれた。1番ロング、2番ミドル、3番ショートを繰り返す方式。最初の1、2番で佐藤が勝負を決めるチャンスがありながらパットが入らない。そして迎えた6ホール目となる3番ショート(196㍎)。ともに1オンし、ピン左上10㍍以上の坂本に対し、佐藤はピン左下8㍍につけた。坂本のファーストパットは1㍍ショート、佐藤の強気のバーディーパットが見事にカップに沈み、長いプレーオフに決着がついた。

9オーバー、153の3位には村川米藏(八代)、さらに1打差の4位タイには山口龍良(佐世保)と初日首位の青木秀樹(佐賀ロイヤル)が続いた。前年優勝の山本宜正(周防灘)は13オーバー、157で13位タイだった。

 

 

Gシニアは真鍋が初日の貯金を効かせて逃げ切り、3人目の2連覇を達成

初日の真鍋のゴルフは素晴らしかった。難しいと言われるアウトで3バーディー、ノーボギーの33。インは1バーディー、2ボギーの37の70。ただ一人アンダーパーで回り、2位の大川重信(福岡サンレイク)に3打差をつけた。最終日は一転、混戦模様となった。ハーフが終わり、1位の真鍋が2オーバー、2位には3オーバーの大田実角(グリーンヒル)、3位には4オーバーで大川と上木政章(志摩シーサイド)が続く。真鍋は一時2位に下がったものの、13番のバーディーで首位の上木と並ぶ。その上木が14番で大トラブルに見舞われて後退。14番からの5ホールをパーでしのいだ真鍋がトータル4オーバー、148で逃げ切った。2打差の2位には大川、さらに1打差の3位タイには比嘉猛(ベルビーチ)と田島雅二(筑紫ヶ丘)が入った。

真鍋の連覇は3人目となった。これまでは1997(くまもと中央CC)、98年(ブリヂストンCC)の久富壽郎と、2010(伊都GC)、11年(宮崎CC)の鍋井健三の2人が達成している。

 

 

日本ミッドシニア(愛媛・滝の宮CC)に23人

日本グランドシニア(愛知・三好CC東コース)に15人が出場権獲得

この試合の結果、11月7、8日、愛媛県・滝の宮カントリークラブで行われる第26回日本ミッドシニア選手権には16オーバー、160の20位タイまでの22人と17オーバーで並んだ5人のうちマッチングスコアカードで選ばれた1人の計23人が出場権を獲得。また、11月14、15日、愛知県・三好カントリー倶楽部東コースで開かれる第26回日本グランドシニア選手権には13オーバー、157の13人と14オーバーで並んだ7人のうちマッチングスコアカード方式で選ばれた2人の計15人が出場権を得た。

 

 

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第49回九州シニア選手権競技

 

晴れの優勝者

通算1オーバー 145

成松 和幸(フェニックス)

初出場初優勝

 

 第49回九州シニア選手権競技は9月25、26日、宮崎市の宮崎レイクサイドゴルフ倶楽部(6688㍎、パー72)で行われ、59歳の成松和幸(フェニックス)が通算1オーバー、145で初出場初優勝を果たした。大会には55歳以上の158選手(欠場11人)が出場。初日、6オーバー78、60位タイまでの82人が決勝ラウンドに進んだ。1人欠場の81人で争われた最終日はあいにくの降雨と雷に見舞われ、午前11時半から約2時間中断。競技終了も危ぶまれたが、無事に全員がホールアウトした。

 

難しい17番ミドルで決着。成松が第2打で優勝をたぐり寄せる

初日は平川勝也(臼杵)と野上英司(ミッションバレー)が3アンダー69の首位タイで幸先のいい滑り出しを見せた。1打差の3位に成松和幸が続き、さらに1打差の4位に鵜木伸久(ブリヂストン)がつけた。2日目の最終日は第1組スタートの豊村昭司(佐世保)がこの日2アンダー、トータル2オーバーの146でホールアウト。豊村のラウンド終了後、雨と雷に見舞われて競技は約2時間の中断。この2オーバーというスコアが優勝争いの1つの目安となる。成松は14番でダブルボギーを叩き、一時は3オーバーと後退するものの、16、17番と連続バーディー。特に17番ミドル(430㍎)は平均アベレージ4・83と今大会では2番目に難しいホールだが、残り190㍎をユーティリティーで1㍍につけた。ここでのバーディーが栄冠への重要ポイントとなった。同じ最終組の野上が同ホールでボギー。野上は最終18番でバーディーを奪うものの、1打及ばなかった。

 

鳴尾GCでの日本シニアに18選手が出場

この試合の結果、10月30日~11月1日、兵庫県川西市の鳴尾ゴルフ倶楽部で開かれる第41回日本シニアゴルフ選手権には8オーバー、152の13位タイまでの15人と、9オーバー、16位タイの5人のうちマッチングスコアカードで選ばれた3人の計18人が出場権を得た。

 

 

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第7回九州女子ミッドアマチュア選手権競技・第7回九州女子シニア選手権競技

 

晴れの優勝者

女子ミッド 5オーバー 77

黒石 沙也佳(若宮、29歳)

女子シニア 10オーバー 82

荒田 つゆ子(いぶすき、57歳)

 

 

【写真は左が女子シニア優勝の荒田つゆ子、右が女子ミッド優勝の黒石沙也佳】

 

 

 

 

 

 

「九州女子ミッドアマチュア選手権競技」と「九州女子シニア選手権競技」は9月5日、福岡市の福岡カンツリー俱楽部(いずれも5996㍎、パー72)で18ホールストロークプレーで行われた。女子ミッドは黒石沙也佳(若宮)が5オーバー、77で初優勝を飾った。女子シニアは荒田つゆ子(いぶすき)が10オーバー82で初の栄冠を手にした。

 

 

25歳以上が対象の女子ミッドには62人(欠場3人)、50歳以上の女子シニアには98人(欠場4人)が出場。正午の気象は晴れ、気温30度、東北東の風2㍍と少し蒸し暑い感じだったが、女子シニアのプレー中の午後3時26分から雷と雨が強くなり、1時間35分中断。サスペンデッドの可能性もあったが、全員無事ホールアウトした。

 

 

黒石が3度目の正直で初V。過去2位2度の雪辱を果たす

黒石はアウトの前半こそノーバーディー、5ボギーだったものの、後半はショットが安定して1バーディー、1ボギーのパープレー。トータル77で2位に1打差をつけて2015、18年の2度の2位の雪辱を果たした。2位には第4回大会優勝の木村紀子(若宮)が続き、若宮勢のワンツーフィニッシュとなった。さらに1打差の3位には過去3度女王となった渡辺恵理(チェリー宇土)がつけた。昨年のチャンピオン・今田夢美(筑紫ヶ丘)は若松和代(大隅)、高田雅野(西戸崎シーサイド)とともに80で4位タイだった。

 

 

荒田はアウトで唯1人30台の39をマークして勝利

荒田はバーディーこそ1個もなかったが、得意とするアプローチで10オーバーの82。難しいと言われるアウトでは出場選手中、唯1人30台となる39をマーク。結果的にはアウトの踏ん張りが初優勝につながった。2打差の2位タイには第5回大会覇者の本田月枝(くまもと城南)と、西原慶子(鷹羽ロイヤル)の2人。インスタートの本田は前半38と好調だったが、後半のアウトで46と乱れたのが痛かった。

 

 

日本女子ミッドは上位11人

日本女子シニアは上位16人が出場権

この試合の結果、「第24回日本女子ミッドアマチュア選手権」(11月21、22日、兵庫県・東広野ゴルフ倶楽部)には8位タイまでの10人と、11位タイの2人中、マッチングスコアカードで選ばれた1人の計11人が出場権を得た。「第27回日本女子シニア選手権(10月31、11月1日、広島県・広島カンツリー倶楽部西条コース)には13位タイまでの16人が出場権を獲得した。

 

 

 

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第13回九州小学生ゴルフ大会

 

晴れの優勝者

男子 パープレー72 長崎 煌心(宮崎・住吉南小6年)

女子 3オーバー75 荒木 七海(熊本・築山小6年)

 

 

 

 

 

 

【写真は左が男子優勝の長崎、右が女子の荒木=いずれもゴルフ・タイムズ提供】

 

 

 

 

 

第13回小学生ゴルフ大会は7月23日、大分県竹田市の久住高原ゴルフ倶楽部(6032㍎、パー72)で行われ、男子は長崎煌心(宮崎・住吉南小6年)がパープレー72で、女子は荒木七海(熊本・築山小6年)が3オーバー75でそれぞれ優勝した。今回は男子40人(欠場1人)、女子32人が参加した。

 

男子は長崎と山本大勢(西小倉小6年)がともに72で並んだ。長崎は前半38、後半34。対する山本は34、38。同スコアの場合、大会規定の「最終ラウンドのスコアで比較」により、長崎が栄冠を手にした。

 

女子は荒木が1バーディー、4ボギー、3オーバー75で2位の宮城柚(沖縄・喜名小6年)に2打差をつけて優勝した。

 

 

 

 

 

 

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2019九州オープン選手権競技

 

通算12アンダー 272

手嶋多一(ミズノ(株))が初優勝

アマチュアは井戸川純平(宮崎大淀)が初のローアマを獲得

 

 

2019九州オープン選手権競技は8月1日から4日間、福岡県直方市の西日本カントリークラブ(6869㍎、パー71)で行われ、通算12アンダー、272のスコアで50歳の手嶋多一(ミズノ(株))が初優勝し、優勝賞金300万円と、特別協賛「えんホールディングス」の副賞200万円の計500万円を獲得した。手嶋は今年の第84回日本オープン選手権(10月17日から4日間、福岡県・古賀GC)の出場権も手にした。2打差の2位には三重野里斗(キミエコーポレーション)が続き、さらに1打差の3位に小浦和也(フリー)と成松亮介(ザ・クイーンズヒル)が入った。前年優勝の比嘉一貴(フリー)は通算8アンダーで5位タイだった。

【写真は初優勝の手嶋㊨とローアマの井戸川】

 

 

 

50歳での優勝は最年長V。九州オープンでプロ、アマを制覇

49回の歴史を数える九州オープンで過去に40歳代の優勝はあるが、50歳代の頂点は初の快挙となった。手嶋は田川高1年時の1984年にローアマに輝き、今回の優勝でプロとアマで同大会を制覇したことになる。手嶋はシニアツアーに初出場した4月の開幕戦「金秀シニア沖縄オープン」でも優勝。今季、国内2勝目となった。

 

アマチュアは東海大九州1年の井戸川純平(宮崎大淀)が通算4オーバー、288で初出場初優勝を果たした。1打差の2位には同じ東海大九州2年の上浦雄大(チェリー鹿児島シーサイド)が入った。

 

今回プロ100人、アマ44人(うち1人欠場)の計144選手が出場。第3日の決勝ラウンドには通算5オーバー、147までの63選手(うちアマ7人)が進出した。

 

 

 

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第39回九州ジュニア選手権競技

晴れの優勝者

【15~17歳の部】

男子 3アンダー141 山口 泰知(日章学園高3年)

女子 7アンダー137 竹田 麗央(熊本国府高1年)

【12~14歳の部】

男子 1アンダー143 古川 創大(日章学園中3年)

女子 1オーバー145 外園 華蓮(日章学園中3年)

 

 

第39回九州ジュニア選手権は7月25、26日の2日間、大分県竹田市の久住高原ゴルフ倶楽部(男子7175㍎、女子6426㍎=いずれもパー72)で行われた。15~17歳の部男子は通算3アンダー、141の山口泰知(日章学園高3年)が、同女子は竹田麗央(熊本国府高1年)が通算7アンダー、137でそれぞれ初優勝を飾った。

12~14歳の部男子は、ただ1人アンダーパーをマークした古川創大(日章学園中3年)が通算1アンダー、143で、同女子の部はホールインワンを達成した外園華蓮(日章学園中3年)が通算1オーバー、145で栄冠を手にした。

【各組優勝者=写真は左から山口、竹田、古川、外園の各選手】

 

出場したのは15~17歳の部男子が50人、同女子41人、12~14歳の部男子が36人(欠場1人)、同女子36人。初日に予選カットが行われ、15~17歳の部男子40人、同女子32人、12~14歳の部は男女とも28人が

決勝ラウンドに進んだ。

 

山口がプレーオフで出利葉を下す

<15~17歳の部男子>

初日は1アンダー71に5人、パープレーに2人、1オーバーに2人、2オーバーに4人と首位から3打差以内に13人がひしめく混戦模様で始まった。2日目に優勝争いを演じたのは山口と2年前の優勝者・出利葉太一郎(沖学園高3年)の2人。出利葉が最終18番で2打差を追いつき、プレーオフに突入した。その1ホール目(10番ロング)はともにパー。迎えた2ホール目の11番ミドルで出利葉が第2打をグリーン左にOBしての「6」に対し、山口はパーセーブして決着がついた。

 

竹田が圧巻の65

<15~17歳の部女子>

初日は今年の九州女子選手権5位の奥山純菜(熊本国府高3年)がただ1人、60台の69をマークして2位に3打差をつけた。2位には竹田、山田萌結(熊本国府高1年)、末永萌夏(熊本国府高3年)。最終日の最終組は4人とも熊本国府高の選手となった。最終日にビッグスコアを出したのが竹田。10番からのスタートで18番でトップに並ぶと、アウトは5バーディー、ノーボギーの31。結局、9バーディー、2ボギーの自己ベストタイの65で回り、2位に4打差をつけた。2位には山田が入った。

 

初日の貯金が効いて古川が逃げ切る

<12~14歳の部男子>

初日、古川がいきなり抜け出した。アウト33、イン35といずれのハーフも30台をマーク。トータル距離もピンポジションも15~17歳の部と同じセッティングながら最もいいスコアでラウンド。首位から3打差の2位には山下竜弥(沖学園中3年)。2日目、古川は75とスコアを落としながらも初日の貯金が効いて、2位の山下に2打差をつけて逃げ切った。

 

外園が7番でホールインワン

<12~14歳の部女子>

荒木優奈(玉名中2年)と菅楓華(日章学園中2年)が2オーバー74で初日をリード。最終日に逆転したのが外園だ。インからスタートし、前半はパープレーで折り返す。3番でバーディーを奪った後の7番ショート(163㍎)で6Iでホールインワンを達成して優勝する。2位の荒木には2打差。このエースが勝敗を分けた格好だ。外園は大会前の練習ラウンドでも3番でホールインワン。このコースとは相性がいいようだ。

 

この結果、8月14日から3日間、埼玉県川越市の霞ヶ関CCである日本ジュニア選手権には、15~17歳の部男子上位11人、同女子10人、12~14歳の部男子7人、同女子9人が出場権を得た。(同スコアの場合は最終ラウンドのスコアを比較して決定)

 

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第38回九州学生ゴルフ選手権競技・第18回九州女子学生ゴルフ選手権競技

男子は東海大九州3年の中村志凪が初優勝

5アンダー139

女子は東海大九州3年の藏座一華が2年ぶり2度目の栄冠

2アンダー70

第38回九州学生ゴルフ選手権競技・第18回九州女子学生ゴルフ選手権競技が6月6日、福岡県築上郡築上町の周防灘カントリークラブ(男子6991㍎、女子6124㍎、いずれもパー72)で行われ、36ホールストロークプレーで争われ、60人(欠場2人)が出場した男子は東海大九州3年の中村志凪が通算5アンダー139で初優勝を飾った。18ホールストロークプレーで競われ、19人が参加した女子は東海大九州3年の藏座一華が2アンダー70で回り、2年ぶり2度目の栄冠を手にした。

 

<男子>中村 第2ラウンドで68と好スコア

男子の第1ラウンドは優勝した中村、長崎国際大4年の安部寛章、東海大九州3年の篠原仕師命の3人が1アンダー71で並んだ。パープレーも3人。混戦が予想されたが、後半の第2ラウンドで5バーディー、1ボギー68とスコアを伸ばした中村が2位に3打差をつけて優勝した。2位には中村同様に第2ラウンドで68をマークした東海大九州4年の坂本隆一が入った。

 

<女子>藏座 4バーディー、2ボギーの安定プレー

藏座は前半のアウトを1バーディー、ノーボギーで折り返すと、10番でもバーディーを奪った。11、12番で連続3パットのボギーを叩くが、15、17番でスコアを2つ縮めて2アンダー70でフィニッシュ。トップから1打差の2位には東海大九州2年の永江綾が続いた。永江は4バーディー、3ボギー。藏座とはバーディー数は同じだったが、ボギーが1個多く、それが勝敗を分けた。

 

優勝者に日本学生選手権への出場権

優勝した中村は8月27日から4日間、兵庫・小野グランドCCニューコースで開催される日本学生ゴルフ選手権へ、藏座は8月28日から3日間、同コースでの日本女子学生ゴルフ選手権への出場権を獲得した。

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第49回九州アマチュア選手権競技

 

福岡・沖学園高3年の出利葉太一郎が初優勝

通算7アンダーの281

 

第49回九州アマチュア選手権競技は5月28日から4日間、宮崎市のフェニックスカントリークラブ(6956㍎、パー72)に160選手(欠場7人)が出場して行われ、福岡・沖学園高3年の出利葉太一郎(筑紫ヶ丘)=写真=が通算7アンダー281で初優勝を飾った

 

首位から1打差の2位タイには東海大九州4年の古川雄大(大博多)、社会人の石塚祥成(福岡雷山)、東北福祉大2年の芹澤慈眼(久住高原)が入り、さらに1打差の5位に東海大九州4年の坂本隆一(中津)が続いた。

 

出利葉は初日から抜け出した。菅卓人(宮崎大淀)とともにアマチュアのコースレコード66をマークしてトップに立った。2日目は74で首位を石塚に譲って2位に後退したものの、3日目に再び66とビッグスコアを出して首位を奪い返す。そして迎えた最終日。2位以下に5打差の10アンダーでスタートしながら、優勝へのプレッシャーからか、ショットが乱れて5番まで4つのボギーを叩き、逆に芹澤に2打差をつけられる。10番が終了した時点でトップに4打差。ところが、その芹澤が乱れて4選手が6アンダーで並ぶ大混戦に。最後は最終18番ロングで上からの7㍍のバーディーパットを沈めて決着をつけた。

 

2位タイの芹澤は初優勝の大きなチャンスを逃した。最終日は10番までに5バーディーを奪い、10アンダーまで伸ばした。しかし、11、13番でダブルボギーを叩いたのが響いた。最終組の1組前で回った古川は18番でバーディーを奪取して意地を見せたが、2年連続3度目の九州チャンピオンの座には届かなかった。社会人2年目の石塚も健闘。2日目に67をマークして単独トップに立つなど大会を盛り上げた。

 

7月9日から4日間、三重県の伊勢カントリークラブで開催される日本アマチュア選手権競技には九州代表として16選手が出場する。上位5人のほかは以下の選手。

石塚祥利(福岡雷山)吉行直人(都城母智丘)宮里海翔(九州高連)菅卓人(宮崎大淀)奥村栄史郎(くまもと中央)八川遼(夜須高原)熊本侑三(佐賀)枝川吏輝(グランドチャンピオン)安部寛章(ザ・クラシック)杉﨑優人(佐世保)安河内蓮(筑紫ヶ丘)

 

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