競技トピックス | 九州ゴルフ連盟(GUK) - Part 20

競技トピックス

第5回九州女子ミッドアマチュア選手権競技・第5回九州女子シニア選手権競技

女子ミッド 7オーバー 79

渡辺恵理(チェリー宇土) プレーオフ制して2年ぶり3度目のV

女子シニア 10オーバー 82

本田月枝(くまもと城南)が初優勝

 

 

両選手権は9月7日、福岡県太宰府市の太宰府ゴルフ倶楽部(6080㍎、パー72)で行われ、女子ミッド(M)は7オーバーの79で並んだ2人によるプレーオフの末、35歳の渡辺恵理(チェリー宇土)が46歳の松尾麻子(佐賀クラシック)を下し2年ぶり3度目の優勝を飾った。

女子シニアは10オーバー、82で回った61歳の本田月枝(くまもと城南)が2位の山口美帆(佐世保、53歳)に1打差をつけて初優勝した。

(写真は優勝した渡辺恵理㊧、本田月枝㊨の両選手)

 

たたきつける雨に4回、計2時間33分の中断

選手権は25歳以上の女子Mアマに60人(欠場3人)、50歳以上の女子シニアに83人(欠場5人)が参加して、いずれも18ホールストロークプレーで行われた。

この日の福岡地方は終日、強い雨に降られた。まずスタート直後には雷雨で35分間中断したのを皮切りに、再開17分後にはたたきつける雨にコースコンディションが悪化して中断…。結局、計4度、2時間33分の中断で競技はべた遅れとなり、最終組がホールアウトしたのは車によるグリーン照射の準備をする中での午後6時37分だった。

 

ミッドの渡辺は5回大会の3度を制す

6080㍎と過去最長のヤーデージ。これに、雨、中断と恵まれないコンディションで選手たちはスコアメークに苦戦した。

そんな中で7オーバーで並んだ女子ミッドのプレーオフは、2ホール目、バーディーを奪った渡辺がパーの松尾を下して、勝利を手にした。渡辺は5回の大会のうちの3度で優勝。1打差の3位は安田和歌子(福岡、41歳)で、さらに1打差の9オーバー、4位に若松和代(大隅、48歳)、11オーバーの5位、高田雅野(西戸崎シーサイド、47歳)だった。前回優勝の木村紀子(若宮、27歳)は15オーバーで17位タイ。

 

シニア本田は初のビッグタイトル

女子シニアは、前半3ボギー、1ダブルボギーの41で折り返した本田月枝が、後半も同じように41で回り、9ボギー、1ダブルボギーの83とした山口に1打差をつけて逃げ切った。さらに1打差、12オーバーの3位タイには平岡美智子(北山、57歳)、本田千鶴(高遊原、54歳)と第1回大会優勝の伊藤京子(志摩シーサイド、62歳)の3人が並んだ。

 

日本女子ミッドは上位12人

日本女子シニアは上位14人が出場権

この試合の結果、第22回日本女子ミッドアマチュア選手権(11月16~17日・愛知県、名古屋GC)は13オーバーの7位タイまでの10人と、14オーバー、11位タイの6人中、マッチングスコアカードで選ばれた2人の計12人が、第25回日本女子シニア選手権(10月26~27日・兵庫県、加古川GC)は15オーバー、10位タイまでの14人がそれぞれ出場権を獲得した。

また、昨年の日本シニアで3位タイに入ってシード権を持つ荒田つゆ子(いぶすき、55歳)は、今回の九州女子Mアマでも7位タイに入り、両日本選手権への出場権を手にした。

 

 

 

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2017九州オープン選手権競技

通算13アンダー 267

北村晃一(ミッションバレー)

3年ぶり2度目の栄冠

ベストアマは多良間伸平(ベルビーチ)が初の獲得

 

 

第47回選手権は8月3日から4日間、福岡県小郡市の小郡カンツリー倶楽部(6765㍎、パー70)で行われ、通算13アンダー、267をマークした32歳、プロ9年目の北村晃一(ミッションバレー)が3年ぶり2度目の優勝、優勝賞金300万円と、特別協賛「えんホールディングス」の副賞200万円の計500万円を獲得した。また、今年の第82回日本オープン選手権(10月12日から、岐阜関CC)への出場権も獲得した。

アマチュアは通算4オーバーの284で28位タイに入った沖縄・宮古総合実高2年、17歳の多良間伸平(ベルビーチ)が初めてのベストアマを獲得した。

 

台風5号の北上で、風が強まる中での大会になった。

選手権には143人(うちアマチュア27人)が出場(欠場1人)。初日は5アンダーのプロ3年目、24歳の小浦和也(フリー)、22歳の成冨晃広(シンセイテクノス)、今年の九州サーキット・トヨタカップで優勝しているプロ2年目、21歳の蛭川隆(高千穂)と若手の3人が5アンダー、65で首位に並んで発進。24歳の出水田大二郎(TОSS)ら5人が2打差の4位タイにつけ、さらに1打差の2アンダー、9位タイに北村ら8人など、アンダーパーをマークしたのが25人と混戦のスタートとなった。

2日目は強まる風の中、ベストスコアの64で回った出水田が通算9アンダーとして単独首位に立ち、2打差で成冨、蛭川の2人。さらに2打差の5アンダーで北村と永野竜太郎(フリー)が続く展開になった。この日で予選カットが行われ、通算4オーバー、50位タイまでの62人(アマ4人)が後半の決勝ラウンドへ進出。前回優勝の小田龍一は(Misumi)は1打足りず、予選落ちした。

3日目は北村が1イーグル、6バーディー、2ボギーの64とスコアを伸ばし、通算11アンダー、199として単独トップに立った。1打差の2位タイに出水田、蛭川の2人。さらに1打差、通算9アンダーの4位タイに永野と成冨の2人がつけ、6位には14年の男子プロ賞金王でツアー通算8勝を挙げている小田孔明(プレナス)がこの日、ボギーなしの4バーディー、66で回り、首位に4打差と肉薄してきた。

最終日はいよいよ風も強まり、風との戦いにもなった。

そんな中で北村は出だしから2連続バーディーと幸先いいスタート。その後はきっちりと攻守の切り替えを見せて1バーディー、1ボギーで回り、後続の追撃を断って勝利を手にした。3打差、通算10アンダー、270の2位に出水田で、さらに1打差3位タイに永野と蛭川の2人だった。

アマチュアは初日、長崎国際大2年、安部寛章(ザ・クラシック)がイーブンパーの70でアマトップ(総合26位タイ)だったが、多良間が2日目66とスコアを伸ばしてトップ(10位タイ)に立ち、以後そのまま総合でも上位をキープしてベストアマに輝いた。セカンドアマ(総合30位タイ)は21歳の東海大九州4年、酒匂雅崇(チェリー鹿児島シーサイド)、サードアマ(同35位タイ)は45歳のベテラン、荒川英二(福岡雷山)だった。

なお、最終日の18番(パー3)では木村佳昭(浮羽)がホールインワンを達成した。

 

 

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第11回九州小学生大会

晴れの優勝は

男子 矢内大喜(鹿児島・西伊敷小6年)

女子 荒木優奈(熊本・築山小6年)

 

 

男女の優勝者

7月25日、大分県竹田市の久住高原ゴルフ倶楽部(男女共通6013㍎、パー72)で行われ、男子は1オーバーの73で矢内大喜(鹿児島・西伊敷小6年)と藤井太己(佐賀・江北小6年)の2人が首位に並んだが、大会規定によりマッチングスコアカードでの選抜の結果、矢内が初優勝した。女子は2オーバー、74で回った荒木優奈(熊本・築山小6年)が後続に2打差をつけて初優勝した。

 

男女ともに接戦の末の栄冠獲得

 

競技は18ホールストロークプレーで行われ、参加は男子が32人、女子24人。

男子の矢内は前半1オーバーの37で回った後、後半も36のパープレーと安定したラウンドだった。一方、藤井は前半、参加者の中でただ1人、1アンダーの35をマークしたものの、後半に38とスコアを落としたのが響き、優勝はかなわなかった。7打差、80の3位は上山虎雅(宮崎・檍北小6年)。昨年、ただ1人の3年生で出場して26位だった山本大勢(福岡・西小倉小4年)は、今年は4位と躍進。スコアは昨年の90に対し、今年は10オーバーの82だった。

女子は、前半36と好調だった左奈々(福岡・原西小5年)。これに対し、荒木優奈は2打差を追って折り返したが、左が40とスコアを乱したのに対し、36で回り、逆転勝ちした。2打差で小西優恵(福岡・筑紫丘小6年)と左の2人が並んだが、マッチングスコアカードの結果、小西が2位、左3位となった。

 

全国小学生大会は男子10人、女子9人が出場権獲得

この試合の結果、第11回全国小学生大会(8月8日・愛知県知多CC)は、男子の上位10人、女子9人が出場権を獲得した。

 

 

 

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第37回九州ジュニア選手権競技

晴れの優勝者

【15~17歳の部】

男子 5アンダー 出利葉太一郎(福岡・沖学園高1年)

女子 7アンダー 新城莉李亜(沖縄・宜野座高2年)

【12~14歳の部】

男子 1オーバー 後藤大翔(熊本・大津北中3年)

女子 イーブンパー 賀数心南(沖縄・古蔵中1年)

各級優勝者

(写真は各級優勝者=㊧から賀数心南、新城莉李亜、後藤大翔、出利葉太一郎の各選手)

 

 

選手権は7月27,28日の2日間、大分県竹田市の久住高原ゴルフ倶楽部で行われた。男子(7175㍎、パー72)は15~17歳の部で通算5アンダー、139の出利葉太一郎(福岡・沖学園高1年)が、12~14歳の部は通算1オーバー、145の後藤大翔(だいと、熊本・大津北中3年)がともに初優勝した。

 

新城と賀数、女子は沖縄勢が活躍

女子(6441㍎、パー72)の15~17歳の部は初日に70をマークして首位に並んだ4人による争いとなったが、最終日に67を出して抜け出した新城莉李亜(沖縄・宜野座高2年)が通算7アンダー、137とし初優勝した。同12~14歳の部は通算イーブンパー、144の賀数心南(ここな、沖縄・古蔵中1年)が初優勝した。賀数は城岳小学6年の昨年の九州小学生大会でも優勝しており、連盟主催競技〝2冠〟。

 

出場したのは15~17歳の部の男子が51人、同女子41人、12~14歳の部男子34人(欠場2人)、同女子34人。初日に予選カットが行われ、15~17歳男子40人、同女子32人、12~14歳の部は男女ともに28人が最終日の決勝に進んだ。

 

 

競技は15~17歳の部男子は初日、小林忍(秀岳館高3年)が3バーディー、1ボギーの70とただ1人アンダーパーをマークして単独首位に立った。しかし、首位に2打差の2位タイだった出利葉が最終日に4連続を含む7バーディー、2ボギーの67とチャージして逆転、優勝を勝ち取った。1打差の2位は初日2位タイだった長嶺勝斗(沖縄・宜野座高3年)で、さらに3打差の通算1アンダー、3位タイに小林と井戸川純平(宮崎日大高2年)の2人が入った。

同女子は初日、4人が70で首位タイに並んだほか、1打差で6人が追う接戦となった。そんな中で最終日、新城がボギーなしの5バーディー、67で回り、70の星川ひなの(熊本国府高3年)に3打差をつけて快勝した。通算3アンダーの3位は小野里リア(クリスチャンアカデミーインジャパン熊本分校2年)で、さらに1打差4位タイに澁澤莉絵留(福岡・沖学園高2年)と阿部未悠(同・第一学院高2年)の2人だった。

 

後藤は2度の2位のリベンジを果たす

12~14歳の部男子は初日、1オーバー、73の長野泰雅(福岡・沖学園中2年)か単独トップ。しかし最終日、2日間を通じてこのクラスただ1人のアンダーパー、69をマークした後藤が3打差の5位から逆転して優勝した。後藤は中1の選手権2位タイ、昨年はプレーオフで敗れ2位。3度目の正直でリベンジを果たした格好だ。3打差の2位タイは商崎涼平(鹿児島・谷山中3年)と長野の2人。さらに2打差の通算6オーバーの4位に石井大聖(大分中2年)。

女子は初日、パープレーの高原花奈(宮﨑・日章学園中3年)と賀数が首位並走。最終日は3バーディー、3ボギーとまとめた賀数が高原に2打差をつけて逃げ切った。さらに1打差の3位タイは武田麗央(熊本・合志中2年)と比嘉里緒菜(沖縄・嘉数中3年)だった。

なお、最終日の3番(160㍎、パー3)で亀川美羽(長崎大付属中2年)が自身初めてのホールインワンを達成した。

 

この試合の結果、15~17歳の部で男子上位17人、女子10人と12~14歳の部男子9人(シードを除く)、同女子8人が8月16日から行われる第23回日本ジュニア選手権(埼玉県・霞が関CC)への出場権を得た。

 

 

 

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第36回九州学生選手権競技・第16回九州女子学生選手権競技

男女ともに東海大九州勢が優勝

男子は坂本隆一(東海大九州2年)

女子は蔵座一華(東海大九州1年)

 

 

男女の優勝者=坂本隆一と蔵座一華

 

第36回九州学生選手権・第16回九州女子学生選手権は6月7日、大分県日田市のローレル日田カントリークラブ(男子6791㍎、女子6244㍎=パー72)で行われ、男子は坂本隆一(東海大九州2年)と吉田祐貴(日本経大2年)の2人が通算10アンダー、134で首位に並んだが、大会規定により最終ラウンドの成績が上回った坂本が初優勝した。

女子も蔵座一華(ぞうざ、東海大九州1年)と中山結愛(ゆい、長崎国際大2年)の2人が3オーバー、75で並んだが、マッチングスコアカードでの選抜の結果、蔵座の初優勝が決まった。

前日梅雨入りしたばかりの北部九州で、日田地方も午前中を中心に激しい雨に見舞われ、午前11時15分から35分間、競技は中断したが、天候が回復した後は順調に消化した。(この日の日田地方の気象は雨、気温19.2度、北東の風2.8㍍=正午現在)

 

通算10アンダー 134

坂本は最終ラウンドで吉田祐貴(日本経大2年)を上回り、逆転初優勝

36ホールストロークプレーで行われた男子は59人が出場(欠場1人)。第1ラウンド(R)は7バーディー、1ボギーの66と好スコアをマークした吉田が坂本ら4人に2打差をつけて首位発進。雨の悪コンディションの中でも激しいバーディー合戦となり、18人がアンダーパーをマークして後半の第2Rに入った。

その第2R、吉田はボギーなしの4バーディー、68で回った。しかし、今度は坂本が7バーディー、1ボギーの66と逆襲。結局、2人が通算10アンダーで並んだが、大会規定により第2Rのスコアが上回った坂本の逆転優勝となった。2打差、通算8アンダーの3位に、この日のベストスコア64をマークした酒匂雅崇(東海大九州4年)が第1Rの19位タイから浮上して入った。前回優勝の安部寛章(長崎国際大2年)は通算5アンダーの7位タイだった。

 

女子も接戦

蔵座は5オーバーで並んだ中山結愛(長崎国際大2年)に競り勝ち、初優勝

18ホールストロークプレーで行われた女子は16人が出場。蔵座と中山はともにスタートのインは1オーバーで折り返した。後半のアウトもともに1バーディー、3ボギーと譲らず3オーバーで並んだが、規定によるマッチンクスコアカードで明暗が分かれた。1打差、76の3位は山崎琉日(福岡大4年)で、さらに2打差の6オーバー、4位タイに前年優勝の岩切夏乃(九州保健福祉大2年)ら4人が並んだ。

 

この試合の結果、優勝した男子の坂本は第71回日本学生選手権(8月22~25日・三重県、四日市CC)、女子の蔵座は第54回日本女子学生選手権(8月23~25日・四日市CC)への出場権を得た。

 

 

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第47回九州アマチュア選手権競技

通算8アンダーの280

葛城史馬(中津)

逆転で初優勝!!

 

 

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大分市の大分カントリークラブ月形コース(7177㍎、パー72)で5月23日から4日間行われ、通算8アンダー、280の好スコアをマークした大阪学院大2年、葛城史馬(ふうま、中津)が逆転初優勝した。葛城は宇佐高(大分)出身で、連盟主催競技は高校2年夏の九州ジュニア選手権15~17歳の部で優勝しており、〝2冠〟。

 

最終日の26日は、最終組が優勝を争いの中心になった。通算7アンダーで首位の前回覇者、大阪学院大3年、玉城海伍(カヌチャ)を3打差で葛城と、2015年の前々回大会優勝の東海大九州2年、古川雄大(ゆうき、大博多)が追う展開。玉城は今季、JGAのナショナルチームメンバーにも選ばれた存在だが、スタートからボギーが先行する苦しい戦いとなった。そんな中で葛城は4番バーディーで逆転首位に立つと、以後も4バーディー(1ボギー)と安定したゴルフを続けてこの日のベストスコアをマーク。73とスコアを伸ばせなかった2位の玉城に2打差をつけて逃げ切った。

古川も前半2バーディーで葛城と首位に並んで折り返したものの、後半スコアを落とし、71(2バーディー、1ボギー)をマークした大阪学院大1年、富本虎希(美らオーチャード)とともに通算4アンダー、284の3位タイだった。

 

 

大学勢の争いを制しての栄冠

玉城海伍(カヌチャ)は連覇ならず2打差の2位

今大会には各県地区で行われた1次、2次予選の通過者、シード選手ら計160人(欠場4人)が参加。

初日の第1ラウンドは5バーディー、1ボギーの68で回った福岡・沖学園高2年の16歳、四位洸太郎(若宮)が古川や玉城らに1打差をつけて単独首位でスタートした。しかし、1アンダーの11位タイまでに15人が3打差でひしめく混戦。

第2Rは雨に見舞われてスコアを崩す選手が続出した。そんな中で、4バーディー、1ボギーの69で回った葛城が初日の6位タイから浮上、1イーグル、2バーディー、2ボギーで70の玉城とともにトップタイに並んだ。初日首位の四位はこの日79を叩いて11位タイに後退。

通算14オーバーの158、75位タイまでの83人が後半の決勝ラウンドに進んだ。

その第3Rも玉城が2アンダーの70で通算7アンダーとして首位を維持。これに、この日71で回り、3日間オーバーパーなしの古川と、73で一歩後退した葛城が3打差の2位で最終日を迎える展開となっていた。

 

 

九州オープンは30人が出場権

日本アマは15人が獲得(シード除く)

この試合の結果、第102回日本アマチュア選手権(7月4日から、広島県の広島カンツリー倶楽部八本松コース)へは13位までと、14位タイの5人のうち規定による成績比較で上位3人を選抜、計15人(ナショナルチームシードの玉城を除く)が出場権を得た。

また、2017九州オープン選手権(8月3~6日、福岡県・小郡カンツリー倶楽部)は通算14オーバーの29位までと、30位タイの5人のうちマッチングスコアカードで選ばれた1人の計30人が出場権を獲得した。

 

 

 

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第47回九州女子選手権競技

通算12オーバーの228  16歳、熊本国府高2年

奥山友梨(グリーンランドリゾート)が初優勝

 

 

初優勝の奥山友梨

福岡県古賀市の古賀ゴルフ・クラブ(6357㍎、パー72)で5月16日から3日間行われ、通算12オーバー、228の熊本国府高2年、16歳の奥山友梨(グリーンランドリゾート)が2位のJGAナショナルチームメンバー、佐渡山理莉(沖縄・名護高2年、エナジック瀬嵩)に1打差をつけて初優勝した。

 

後藤未有(鷹羽ロイヤル)は連覇ならず3位タイ

 

競技には188人が参加(欠場4人)。初日の第1ラウンドの結果、上位103人が2日目の第2Rへ進出。さらに絞り込まれた71人が最終日の決勝ラウンドを戦った。

初日、奥山はただ1人アンダーパーをマークする71のスコアで単独トップに立ったが、2日目に82を叩いて後退。代わってこの日のベストスコア71を出して初日の19位タイから逆転首位に浮上したのが佐渡山だった。奥山は3打差2位で、4打差3位に福岡・沖学園高2年、澁澤莉絵留(北山)。さらに1打差4位には前年優勝の同、後藤未有(鷹羽ロイヤル)ら4人と、5打差に7人がしのぎを削る混戦になった。

そして最終日。高校2年生の争いは、実績から見て佐渡山の逃げ切りかと思われたが、奥山が奮起。難しいピンポジションにスコアメークに苦労する選手が続出する中で前半を1バーディー、2ボギーの37として再び首位に立つと、後半も2ボギーとまとめ、逃げ切った。佐渡山は出だしでいきなりボギー、ダブルボギーとし、その後もボギーが連続。前半を42で折り返し、その2位の佐渡山理莉まま後退した。逆転Vを目指した後藤は前半1オーバーと粘ったものの、後半はボギーを重ね、澁澤とともに通算15オーパーの3位タイに終わった。通算19オーバー、235の5位は東海大九州1年、蔵座一華(阿蘇グリーンヒル)だった。

なお、大会初日、熊本国府高3年の星川ひなの(矢部サンバレー)が13番(169㍎)でホールインワンを達成、開催倶楽部から記念品が贈られた。

 

選手権は昨年の大会から3日間競技になった。単純には比較はできないが、昨年の優勝スコア2アンダーに対し、今大会は12オーバー。難コースの古賀に選手たちの苦戦を物語る数字となった。

(写真は2位の佐渡山理莉㊧)

 

 

 

20人が日本女子アマ出場権獲得

 

この試合の結果、第59回日本女子アマチュア選手権(6月20~23日・奈良国際GC)へは、ナショナルチームメンバー(佐渡山)を除く上位20選手が出場権を得た。21位タイの242の同スコア3人のうちから規定に基づいて1人を選抜した。

 

 

 

 

 

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九州ゴルフ連盟「ゴルフ活性化小委員会」主催で「ソフトゴルフ」競技会を実施

 

 

 

③バンカースロー - コピー

ゴルフプレーヤーが未経験者とペアを組んでラウンドする新しい試み、「ソフトゴルフ」競技会が4月6日、福岡県小郡市の小郡カンツリー倶楽部で行われた。

プレーヤーをいかに増やすか―ゴルフ人口の減少など、縮小するゴルフ市場の活性化を図るため連盟に「ゴルフ活性化小委員会」(三輪修珍委員長)を設置し、活性化対策の推進を検討してきた九州ゴルフ連盟(総務・財務委員会=杉本猪一郎委員長)が実施したもの。

健康ブームの中、中年層のメタボや糖尿、高齢者の認知症などが社会問題になっているが、この問題を解消するには、適度の運動や脳の活性化が有効と言われている。ゴルフはその有効なスポーツとして最適である、ということから、「活性化小委員会」ではゴルフの効用を改めて認識し、ゴルファーの増加につなげようというものだ。
そのためには、ゴルフになじみのない人にいかにゴルフに接してもらうか、が課題になったが、その第一歩として、老若男女まったくゴルフを知らない人でも簡単に体験ができる「ソフトゴルフ」競技に取り組むことになった。

 

篠塚武久

〝手の5番もありだよ~〟

篠塚武久氏が考案、提唱

「ソフトゴルフ」は、かつては九州アマチュアゴルフ界のトッププレーヤーとしてならし、現在は福岡市南区などで「桜美ゴルフハウス」を経営する篠塚武久氏(71)が考案し、提唱しているもの。経験者と未経験者がペアを組んで次のような方法でラウンドする。

 

①ティーショット

 

 

①第1打は経験者がクラブで打つ

 

 

 

 

 

 

 

 

②第2打

 

 

②ペアを組む未経験者はボールをマークして拾い上げ、下手投げで投げる

 

④バンカーから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第3打経験者

 

 

③経験者がクラブで第3打を打つ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⑤パッティング

 

 

④グリーン上は両者ともパターで交互にパッティングする

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プレーは第1打からホールアウトするまで交互に打ち、スコアは2人の打数の合計を記録する。

篠塚氏は「ゴルフは自己責任を求めるスポーツ。しつけ教育にもいい。費用の問題とか、課題はあるが、プレーヤーを増やすためにはまずゴルフ場に足を運んでもらわないことには始まらない。ソフトゴルフで楽しんで興味を持ってもらい、ゴルファーの拡大につながれば」と話す。

 

この日の「ソフトゴルフ」競技会には各県ゴルフ協会、支配人部会、練習場連盟にも呼び掛けて実施。各県からGUK総務財務委員らが孫や娘、妻といった同伴者(未経験者)を伴い、2人1組による9ホールのチーム戦(ダブルペリア)で行われた。競技は降り続く小雨の中でのラウンドになったが、おじいちゃん委員に連れられ参加した宮崎南小5年、湯地凛太郎くん(10)は「楽優勝チームしかった」。そのおじいちゃんである三輪修珍委員長は、孫の頑張る姿に目を細め、「今日をきっかけに来年、再来年と続け、競技人口を増やす努力をしたい」と話していた。

 

【上位成績】Gグロス Nネット

①太田勝之(総務財務委員)・木村ミカ G34、N34

②笠置康功(ゴルフ協会)・後藤優羅  G38、N34.4

③寿福邦人(支配人部会)・馬場志保  G50、N34.4

④原田信彦(支配人部会)・飯塚美優  G35、N35

(写真は優勝した太田・木村ペア)

 

 

 

第3回九州スーパーシニアカップ

78ストローク(6オーバー)

79歳の石橋国彦(福岡国際)

エージシュートを達成して初優勝

 

 

優勝した石橋国彦

第3回九州スーパーシニアカップは3月30日、福岡県の小郡カンツリー倶楽部(6005㍎、パー72)で行われ、79歳の石橋国彦(福岡国際)が78のスコアで回り、エージシュートを達成して初優勝した。

 

最多の77人が参加

距離も伸び、エージシュートは3人だけ

80歳以上(今年12月31日現在)のシニアを対象にした大会で、77人(欠場8人)が出場。昨年まで、梅雨時の6月に開催されていたが、参加者のコンディションを考慮して3月に実施。このため、「九州グランドシニア選手権」の「80歳以上の部」として開かれていた時代から通じても最多出場となった。

しかし、ヤーデージは昨年の5695㍎に比べて距離が延びており参加者はスコアメイクに苦戦。昨年は13人と量産したエージシュートも今年は、優勝した石橋のほかは、80のスコアで2位の82歳、河野信正(久山)と、33位ながら91で回った93歳の植杉乾蔵(球磨)の3人だけ。開催コースから記念品が贈られた。

 

この日の気象は晴れで気温19.6度、西南西の風1.1㍍(正午現在)と絶好のコンディション。そんな中、石橋は前半3ボギーの39でまわったあと、後半も手堅く3ボギーとまとめ、ただ1人70台をマークする78でホールアウトした。2打差の2位の河野はインスタートの出だしでいきなりダブルボギーとし、前半を41。折り返した後は1バーディー4ボギーとまとめたが及ばなかった。さらに1打差、81の3位は80歳の平田晃宏(若松)。前回優勝の82歳、目野邦彦(小郡)は今回不調で94を叩き45位。参加最高齢、94歳の白石清(久山)は元気にラウンドし、97のスコアで59位だった。

 

 

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GUK第47期通常総会開催

山下新太郎理事長(喜々津)4選

連盟に「ゴルフ活性化委員会」を設置

予・決算 29年度事業計画などを満場一致で承認

 

 

 

第47期総会風景

 

九州ゴルフ連盟(GUK)の平成28年(第47期)通常総会が2月22日、福岡市の天神スカイホールで開かれました。総会では、「平成28年度事業報告・収支決算」「平成29年度事業計画・収支予算」「連盟規約・細則改正」「任期満了に伴う役員選任」の4議案が全会一致で承認、可決されました。

 

総会は加盟192倶楽部(正会員)のうち出席64、委任状提出127の計191倶楽部により有効に成立。会議では冒頭、議長席についた山下新太郎理事長が、要旨以下のように挨拶しました。

「昨年は大地震や猛暑、相次ぐ台風と自然災害に見舞われた大変な年でした。4月に発生した熊本地震では甚大な被害を受け、今なお多くの人が苦しんでいます。ゴルフ界にとっても、熊本、大分地区の加盟倶楽部で被害が出、未だに再開のめどすら立たない倶楽部もあります。そんな中で、加盟倶楽部や多くの関係者のご協力で主催競技など諸事業を無事に終了することができました。これからもゴルフ界を取り巻く環境は厳しいものだと思いますが、九州ゴルフ連盟では今年、新規ゴルファーを増やすためのゴルフ活性化委員会を立ち上げ、加盟倶楽部の皆さまのお力添えをいただきながら、倶楽部の活性化につなげるよう努力していく所存です」

この後、議案審議に入り、28年度事業報告では、熊本地震に伴い九州女子選手権などの日程が変更されたものの、連盟最大の事業である九州オープン選手権をはじめ、各種選手権が無事に消化できたことなどが報告されました。

29年度事業計画では、従来通りの競技の展開のほか、新規事業として「ゴルフ活性化委員会」が設置され、4月に第1回の活性化活動が計画されていることなどが説明されました。

両案はいずれも原案通り、全会一致で承認され、可決されました。

 

規約に災害に伴う「休会」を新設

細則で競技現場での競技委員会の権限強化も

 

第3号議案の「連盟規約・細則改正」は規約第2章「組織」の第12条(退会、一時退会)に「休会」を新設し、第4項に「地震、その他の災害でやむなくゴルフ場を閉鎖し、再復興までに時間を要する場合は休会扱いとする。但し、期間は2年間とし、その都度入会審査委員会で審議し、理事会に諮ることとする」を追加。

連盟細則第4章「負担金」の第9条に「③休会中の年会費は理事会の決議をもって決定する」を新たに設けました。

「休会」に関わる連盟主催競技出場などの「内規」も別途、設けられています(省略)。

「細則の改正」はこのほか、第5章「競技」の第1節「競技・方法・参加資格」で、第12条から第32条までの各項にある「理事会」を「競技委員会」に変更し、競技現場での即応体制をとることなども承認されました。

山下新太郎顔

 

 

新陣容決まる

新常務理事に龍頭宏典氏(ブリヂストン)

宇佐見昇氏(若松)を新理事に選任

2年ごとに行われる役員改選は、各県地区推薦の理事・監事、学識経験理事(3人)を原案通り選任。新任は福岡県北部の宇佐見昇氏(若松)のみで、前任の細田秀人氏の辞任に伴い推薦されたものです。

この後、総会を中断して開催された臨時理事会では、互選の結果、山下理事長(写真㊤)新常務理事・龍頭宏典 - コピーの4選を決定しました。また同時に、理事長による常務理事4人の選任が行われ、従来の3常務理事に加え、龍頭宏典氏(ブリヂストン、写真㊦)を新常務理事に選任、新陣容が総会で報告されました。

また、臨時理事会では各県地区から推薦された各種委員会委員を委嘱し、総会で報告されました。この中で、グリーン委員会は日隈由安委員長(周防灘)が定年にともない退任、後任に桑原望氏(リージェント宮崎)が就任しました。

 

 

 

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