競技トピックス | 九州ゴルフ連盟(GUK) - Part 20

競技トピックス

第7回九州ミッドアマチュア選手権競技

通算2オーバーの146

52歳、牛島中(志摩シーサイド)が初優勝

 

 

第7回九州ミッドアマチュア選手権競技は10月18、19日の2日間、宮崎市の宮崎カントリークラブ(6558㍎、パー72)で行われ、通算2オーバー、146で回った52歳、牛島中(志摩シーサイド)が初優勝した。

牛島は初日、5バーディー、4ボギーと出入りの多いゴルフながら、3バーディー、2ボギーの56歳、大倉清(浮羽)と並び、1アンダー、71の首位タイのスタート。終日小雨が降り続く中でのラウンドになった最終日は、前半で牛島は3ボギーの39としたが、大倉は出だしから3連続ボギーを打つなど、前半1バーディー、6ボギーの41とスコアを乱し、牛島が抜け出した。後半も牛島が1バーディー、1ボギーと手堅い攻めを見せたのに対し、後続もスコアを伸ばせず、そのまま牛島が逃げ切った。

 

牛島は雨中戦を制して自身初の九州選手権タイトル

 

牛島は今回のミッドアマチュア選手権優勝が、自身の九州選手権初タイトル。日本選手権は2007年の第7回日本ミッドアマチュア選手権で優勝しており、ジャパンが先行していた。

 

56歳のシニア大倉清(浮羽)も5位タイと善戦

 

大会は25歳以上が参加資格で、各県地区予選を通過した選手ら140人が出場(欠場3人)。初日は曇り、微風の好コンディションだったが、最終日はスタート時点から小雨に見舞われた。(最終日19日のコンディションは雨、気温19.3度、北北東の風1.5㍍=正午現在)

そんな中、初日は大倉、牛島の両ベテランが1アンダーでトップに立ち、1打差のイーブンパー、3位に34歳、渡辺卓(大分)。さらに1打差、1オーバーに地元宮崎のベテラン51歳の山内浩二(フェニックス)と28歳の若手、伊妻恭平(久住高原)がつけるなど、首位と3打差に8人がつける少数接戦となった。

9オーバーの81、75位タイまでの83人が進出した最終日は、しのつく雨でスコアも伸びず、結果的には3オーバーと手堅いラウンドを見せた牛島が栄冠をつかんだほか、やはり3オーバーの75と粘った渡辺が1打差の2位。さらに1打差の3位タイには、この日のベストスコア72をマークした地元の42歳、荒木幸三(宮崎)と、38歳の米倉雄一郎(浮羽)の2人。初日トップタイだった大倉は結局、5オーバーの5位タイ。前回優勝の荒川英二(福岡雷山、46歳)は通算12オーバーで、昨年の日本シニア選手権を制しているベテラン榎隆則(大分中央、58歳)とともに33位タイだった。

 

第22回日本ミッドアマ(11月15日~熊本・阿蘇大津GC)は14人が出場権獲得

この試合の結果、11月15~17日、熊本県の阿蘇大津GCで行われる第22回日本ミッドアマチュア選手権は、通算8オーバーの152、12位タイまでの上位14人(シード選手を含む)が出場権を獲得した。

 

 

 

 

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第47回九州インタークラブ競技大会

「大博多CC」(福岡南部)2年ぶり15度目の優勝

 

 

 

ベストグロス賞は72で大会史上最多の8人が獲得

九州ゴルフ連盟主催の唯一の団体戦、第47回九州インタークラブ競技は10月12日、鹿児島県日置市の南九州カントリークラブ(6774㍎、パー72)で決勝大会が開かれ、大博多カントリー倶楽部(福岡南部)がトータル377のスコアで2位の熊本空港カントリークラブ(熊本南部)に4打差をつけて2年ぶり15度目の優勝を飾った。(写真は優勝した大博多CCチーム)

出場選手中のベストスコアに贈られるベストグロス賞は、イーブンパーの72を8選手が記録し、大会史上最多となった。

 

出場チームは学生・生徒を除く6人(うち55歳以上3人)で構成し、ベスト5人の合計スコアで優勝を争うもので、11県地区で行われた予選会には連盟加盟の計189倶楽部チームが参加。このうち23チームが出場権を獲得。決勝大会には開催クラブチームを含めた計24チームが出場して行われた。

 

2、3位には熊本勢が入る活躍

この日の鹿児島地方は晴れで微風という絶好のコンディション(気温28.5度、東南東の風2.1㍍=正午現在)。出場倶楽部の実力、名誉をかけた戦いとあって今年も応援団が繰り出し、大会を盛り上げた。

 

そんな中で大博多CCチームはキャプテンの大野徹二(60歳)がベストスコア72をマークしたほか、若手の松本誠治(42歳)が1オーバーの73でラウンドするなど5人が70台のスコアで上がり、優勝を決めた。熊本空港CCも小杉竜三(30歳)の73をはじめ、全員が大崩れすることなくスコアをまとめたが、一歩及ばなく2位。さらに2打差の383は司ロイヤルゴルフクラブ(熊本北部)で、開催地元の鹿児島勢はグリーンヒルカントリークラブ(鹿児島北部)が384の合計スコアで4位、チェリーゴルフ鹿児島シーサイドコース(同南部)が387で5位だった。

 

◇ベストグロス賞(スコア72)の8人は以下の選手

大野徹二(大博多カントリー倶楽部)

吉田俊介(鷹羽ロイヤルカントリークラブ)

加藤重成(大分中央ゴルフクラブ)

比嘉賀信(美らオーチャードゴルフ倶楽部)

田中良明(若松ゴルフ倶楽部)

益永尚弥(佐世保国際カントリー倶楽部)

仲村達也(かねひで喜瀬カントリークラブ)

森伸一郎(九州ゴルフ倶楽部八幡コース)

 

 

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第24回九州ミッドシニア選手権競技・第39回九州グランドシニア選手権競技

Мシニアは通算6オーバーの150

比嘉賀信(美らオーチャード)が初優勝

Gシニアは通算7オーバーの151

中島好巳(チェリーG鹿児島シーサイド)がプレーオフを制して初優勝

 

 

 

ミッドシニア(М)、グランドシニア(G)の両九州選手権は10月4、5日の2日間、福岡県北九州市の九州ゴルフ倶楽部八幡コース(ミッド6475㍎、グランド6120㍎、パー72)で行われ、Мシニアは通算6オーバー、150で回った65歳の比嘉賀信(美らオーチャード)が後続に1打差をつけて初優勝した。同選手権の沖縄勢の優勝は初。

Gシニアは71歳の中島好巳(チェリーG鹿児島シーサイド)が通算7オーバーの151で並んだ70歳の小川敏(ザ・クラシック)を下し、初優勝した。中島は2011年のМシニアを制しており、シニア2冠を達成した。

(写真は中島好巳㊧と比嘉賀信㊨の両選手)

 

Gシニアの中島はMシニアと合わせ2冠達成

選手権は最終日、やや風が出たものの、2日間を通じて好コンディションに恵まれた。

70歳以上が出場資格のGシニア選手権は各県地区予選を通過した選手ら78人(欠場4人)が出場。初日、首位に立ったのはともに3バーディー、2ボギーの1アンダー、71をマークした小川敏(ザ・クラシック)と中島の2人。これを1打差のイーブンパー、72で堀昭男(美々津、75歳)、さらに2打差の74で金井敏男(福岡、73歳)と河村二郎(同、70歳)の2人がつける展開となった。この日で予選カットが行われ、14オーバーの86、61位タイまでの69人が最終日に進出した。

その決勝ラウンドは最終組の争いになったが、強まった風の影響かスコアを崩す選手が続出。そんな中で6ボギー、1ダブルボギーの80とした中島と、8ボギーの80の小川敏が首位に並び、2人によるプレーオフへともつれ込んだが、1ホール目に8㍍のバーディーパットをねじ込んだ中島が栄冠を勝ち取った。

1打差の3位は堀で、さらに1打差の4位タイにこの日のベストスコア、75で上がった高谷敏征(喜々津、74歳)と小川雅彦(大分竹中、70歳)の2人だった。

 

Mシニアは風を制した?比嘉が逆転で沖縄勢初の優勝

65歳以上のMシニアには75人(欠場5人)が出場。初日、4バーディー、4ボギーのイーブンパー、72で単独首位に立ったのが69歳の池田康夫(ローレル日田)。これを2打差で元田修(司ロイヤル、69歳)と江崎洋一(同、67歳)の2人。さらに1打差、4位タイに実力者の青木英樹(佐賀ロイヤル、66歳)とMシニアルーキーの梅野肇(西日本)の2人がつけた。

通算12オーバーの84、51位タイまでの59人が進出した最終日は、首位に4打差、6位タイでスタートした比嘉が、上位陣のスコアが伸びない中で1バーディー、3ボギーの74とベストスコアタイをマークして通算6オーバーとし逆転、初優勝した。1打差の2位タイには、同じく74で初日の10位タイから浮上した佐々木徹(くまもと中央、70歳)と江崎、池田の3人。さらに4打差の11オーバー、5位タイには田中清文(祁答院、67歳)と武田幸一(麻生飯塚、65歳)だった。

 

Mシニア22人、Gシニア11人が日本選手権出場資格を獲得

この試合の結果、第24回日本ミッドシニア選手権(11月1~2日・千葉県、平川CC)には15オーバーの16位タイまでの20人と、16オーバー21位タイの3人中、最終日スコアの上位2人の計22人(シード選手を含む)が、第24回日本グランドシニア選手権(同9~10日・千葉県、鷹之台CC)へは13オーバーの7位までと、8位タイの5人の中から最終日スコア上位、マッチングスコアカードで4人を選び、計11人(シード選手2人を含む)が出場権を獲得した。

 

 

 

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第47回九州シニア選手権競技

通算6オーバー 150

小宮 正(小倉、58歳)が逆転初優勝

 

 

選手権は9月27、28日の2日間、長崎県雲仙市の愛野カントリー倶楽部(6646㍎、パー72)で行われ、通算6オーバー、150で回った58歳の小宮正(小倉)が後続に1打差をつけて初優勝した。

 

競技には55歳以上の140人(欠場15人)が出場。27日の初日は激しい雨の中でのラウンドになり、雨脚が強くなった午後は一時、コースコンディションの悪化のため59分間の中断があった。午後3時前には雨も上がったが、競技はべた遅れで、日没と競争しながらのホールアウトだった。

 

雨、風の中での激しい戦い

そんな厳しい条件で初日、アンダーパーをマークした選手はなく、2オーバーの74で68歳の村川米蔵(八代)と65歳、山浦正継(志摩シーサイド)の2人がトップに並んだ。山浦は2008年大会の優勝者。1打差の3位タイには2014年大会優勝の大野徹二(大博多、60歳)と田中宏之(西日本、57歳)の2人がつけたほか、4打差の78までには15人がひしめき、混戦模様となった。この日で予選が終わり、14オーバー、86の77位タイまでの83人が最終日に進出。前回優勝の長野清一(ザ・クラシック、56歳)は89を叩いて予選落ちしたが、日本シニアは昨年5位タイでシード権がある。

最終日は雨は上がったものの、風が出てスコアは伸びない。その間隙を縫うようにして浮上してきたのが小宮だった。首位に4打差、11位タイのスタートだった小宮は前半1バーディー、2ボギーで折り返すと、後半は2バーディー、1ボギーで回り、ベストスコアタイのイーブンパー、72をマークして逆転で初の栄冠をつかみ取った。

1打差の7オーバー、2位タイは野上泰生(小倉、57歳)と大野の2人。さらに1打差の4位タイにはベストスコアタイの72で回った平川勝也(臼杵、55歳)と境勉(喜々津、58歳)、山浦の3人。さらに1打差、9オーバーの7位に田中だった。初日首位タイ発進だった村川は通算10オーバーで8位タイ。

 

第39回日本シニア選手権(10月25~27日・日光CC)は20人が出場権

この試合の結果、第39回日本シニア選手権(10月25~27日・栃木県・日光CC)は11オーバー、12位タイまでの17人と、18位タイの5人中、最終日スコア上位の3人の計20人が出場権を獲得した。

 

 

 

 

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第5回九州女子ミッドアマチュア選手権競技・第5回九州女子シニア選手権競技

女子ミッド 7オーバー 79

渡辺恵理(チェリー宇土) プレーオフ制して2年ぶり3度目のV

女子シニア 10オーバー 82

本田月枝(くまもと城南)が初優勝

 

 

両選手権は9月7日、福岡県太宰府市の太宰府ゴルフ倶楽部(6080㍎、パー72)で行われ、女子ミッド(M)は7オーバーの79で並んだ2人によるプレーオフの末、35歳の渡辺恵理(チェリー宇土)が46歳の松尾麻子(佐賀クラシック)を下し2年ぶり3度目の優勝を飾った。

女子シニアは10オーバー、82で回った61歳の本田月枝(くまもと城南)が2位の山口美帆(佐世保、53歳)に1打差をつけて初優勝した。

(写真は優勝した渡辺恵理㊧、本田月枝㊨の両選手)

 

たたきつける雨に4回、計2時間33分の中断

選手権は25歳以上の女子Mアマに60人(欠場3人)、50歳以上の女子シニアに83人(欠場5人)が参加して、いずれも18ホールストロークプレーで行われた。

この日の福岡地方は終日、強い雨に降られた。まずスタート直後には雷雨で35分間中断したのを皮切りに、再開17分後にはたたきつける雨にコースコンディションが悪化して中断…。結局、計4度、2時間33分の中断で競技はべた遅れとなり、最終組がホールアウトしたのは車によるグリーン照射の準備をする中での午後6時37分だった。

 

ミッドの渡辺は5回大会の3度を制す

6080㍎と過去最長のヤーデージ。これに、雨、中断と恵まれないコンディションで選手たちはスコアメークに苦戦した。

そんな中で7オーバーで並んだ女子ミッドのプレーオフは、2ホール目、バーディーを奪った渡辺がパーの松尾を下して、勝利を手にした。渡辺は5回の大会のうちの3度で優勝。1打差の3位は安田和歌子(福岡、41歳)で、さらに1打差の9オーバー、4位に若松和代(大隅、48歳)、11オーバーの5位、高田雅野(西戸崎シーサイド、47歳)だった。前回優勝の木村紀子(若宮、27歳)は15オーバーで17位タイ。

 

シニア本田は初のビッグタイトル

女子シニアは、前半3ボギー、1ダブルボギーの41で折り返した本田月枝が、後半も同じように41で回り、9ボギー、1ダブルボギーの83とした山口に1打差をつけて逃げ切った。さらに1打差、12オーバーの3位タイには平岡美智子(北山、57歳)、本田千鶴(高遊原、54歳)と第1回大会優勝の伊藤京子(志摩シーサイド、62歳)の3人が並んだ。

 

日本女子ミッドは上位12人

日本女子シニアは上位14人が出場権

この試合の結果、第22回日本女子ミッドアマチュア選手権(11月16~17日・愛知県、名古屋GC)は13オーバーの7位タイまでの10人と、14オーバー、11位タイの6人中、マッチングスコアカードで選ばれた2人の計12人が、第25回日本女子シニア選手権(10月26~27日・兵庫県、加古川GC)は15オーバー、10位タイまでの14人がそれぞれ出場権を獲得した。

また、昨年の日本シニアで3位タイに入ってシード権を持つ荒田つゆ子(いぶすき、55歳)は、今回の九州女子Mアマでも7位タイに入り、両日本選手権への出場権を手にした。

 

 

 

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2017九州オープン選手権競技

通算13アンダー 267

北村晃一(ミッションバレー)

3年ぶり2度目の栄冠

ベストアマは多良間伸平(ベルビーチ)が初の獲得

 

 

第47回選手権は8月3日から4日間、福岡県小郡市の小郡カンツリー倶楽部(6765㍎、パー70)で行われ、通算13アンダー、267をマークした32歳、プロ9年目の北村晃一(ミッションバレー)が3年ぶり2度目の優勝、優勝賞金300万円と、特別協賛「えんホールディングス」の副賞200万円の計500万円を獲得した。また、今年の第82回日本オープン選手権(10月12日から、岐阜関CC)への出場権も獲得した。

アマチュアは通算4オーバーの284で28位タイに入った沖縄・宮古総合実高2年、17歳の多良間伸平(ベルビーチ)が初めてのベストアマを獲得した。

 

台風5号の北上で、風が強まる中での大会になった。

選手権には143人(うちアマチュア27人)が出場(欠場1人)。初日は5アンダーのプロ3年目、24歳の小浦和也(フリー)、22歳の成冨晃広(シンセイテクノス)、今年の九州サーキット・トヨタカップで優勝しているプロ2年目、21歳の蛭川隆(高千穂)と若手の3人が5アンダー、65で首位に並んで発進。24歳の出水田大二郎(TОSS)ら5人が2打差の4位タイにつけ、さらに1打差の2アンダー、9位タイに北村ら8人など、アンダーパーをマークしたのが25人と混戦のスタートとなった。

2日目は強まる風の中、ベストスコアの64で回った出水田が通算9アンダーとして単独首位に立ち、2打差で成冨、蛭川の2人。さらに2打差の5アンダーで北村と永野竜太郎(フリー)が続く展開になった。この日で予選カットが行われ、通算4オーバー、50位タイまでの62人(アマ4人)が後半の決勝ラウンドへ進出。前回優勝の小田龍一は(Misumi)は1打足りず、予選落ちした。

3日目は北村が1イーグル、6バーディー、2ボギーの64とスコアを伸ばし、通算11アンダー、199として単独トップに立った。1打差の2位タイに出水田、蛭川の2人。さらに1打差、通算9アンダーの4位タイに永野と成冨の2人がつけ、6位には14年の男子プロ賞金王でツアー通算8勝を挙げている小田孔明(プレナス)がこの日、ボギーなしの4バーディー、66で回り、首位に4打差と肉薄してきた。

最終日はいよいよ風も強まり、風との戦いにもなった。

そんな中で北村は出だしから2連続バーディーと幸先いいスタート。その後はきっちりと攻守の切り替えを見せて1バーディー、1ボギーで回り、後続の追撃を断って勝利を手にした。3打差、通算10アンダー、270の2位に出水田で、さらに1打差3位タイに永野と蛭川の2人だった。

アマチュアは初日、長崎国際大2年、安部寛章(ザ・クラシック)がイーブンパーの70でアマトップ(総合26位タイ)だったが、多良間が2日目66とスコアを伸ばしてトップ(10位タイ)に立ち、以後そのまま総合でも上位をキープしてベストアマに輝いた。セカンドアマ(総合30位タイ)は21歳の東海大九州4年、酒匂雅崇(チェリー鹿児島シーサイド)、サードアマ(同35位タイ)は45歳のベテラン、荒川英二(福岡雷山)だった。

なお、最終日の18番(パー3)では木村佳昭(浮羽)がホールインワンを達成した。

 

 

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第11回九州小学生大会

晴れの優勝は

男子 矢内大喜(鹿児島・西伊敷小6年)

女子 荒木優奈(熊本・築山小6年)

 

 

男女の優勝者

7月25日、大分県竹田市の久住高原ゴルフ倶楽部(男女共通6013㍎、パー72)で行われ、男子は1オーバーの73で矢内大喜(鹿児島・西伊敷小6年)と藤井太己(佐賀・江北小6年)の2人が首位に並んだが、大会規定によりマッチングスコアカードでの選抜の結果、矢内が初優勝した。女子は2オーバー、74で回った荒木優奈(熊本・築山小6年)が後続に2打差をつけて初優勝した。

 

男女ともに接戦の末の栄冠獲得

 

競技は18ホールストロークプレーで行われ、参加は男子が32人、女子24人。

男子の矢内は前半1オーバーの37で回った後、後半も36のパープレーと安定したラウンドだった。一方、藤井は前半、参加者の中でただ1人、1アンダーの35をマークしたものの、後半に38とスコアを落としたのが響き、優勝はかなわなかった。7打差、80の3位は上山虎雅(宮崎・檍北小6年)。昨年、ただ1人の3年生で出場して26位だった山本大勢(福岡・西小倉小4年)は、今年は4位と躍進。スコアは昨年の90に対し、今年は10オーバーの82だった。

女子は、前半36と好調だった左奈々(福岡・原西小5年)。これに対し、荒木優奈は2打差を追って折り返したが、左が40とスコアを乱したのに対し、36で回り、逆転勝ちした。2打差で小西優恵(福岡・筑紫丘小6年)と左の2人が並んだが、マッチングスコアカードの結果、小西が2位、左3位となった。

 

全国小学生大会は男子10人、女子9人が出場権獲得

この試合の結果、第11回全国小学生大会(8月8日・愛知県知多CC)は、男子の上位10人、女子9人が出場権を獲得した。

 

 

 

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第37回九州ジュニア選手権競技

晴れの優勝者

【15~17歳の部】

男子 5アンダー 出利葉太一郎(福岡・沖学園高1年)

女子 7アンダー 新城莉李亜(沖縄・宜野座高2年)

【12~14歳の部】

男子 1オーバー 後藤大翔(熊本・大津北中3年)

女子 イーブンパー 賀数心南(沖縄・古蔵中1年)

各級優勝者

(写真は各級優勝者=㊧から賀数心南、新城莉李亜、後藤大翔、出利葉太一郎の各選手)

 

 

選手権は7月27,28日の2日間、大分県竹田市の久住高原ゴルフ倶楽部で行われた。男子(7175㍎、パー72)は15~17歳の部で通算5アンダー、139の出利葉太一郎(福岡・沖学園高1年)が、12~14歳の部は通算1オーバー、145の後藤大翔(だいと、熊本・大津北中3年)がともに初優勝した。

 

新城と賀数、女子は沖縄勢が活躍

女子(6441㍎、パー72)の15~17歳の部は初日に70をマークして首位に並んだ4人による争いとなったが、最終日に67を出して抜け出した新城莉李亜(沖縄・宜野座高2年)が通算7アンダー、137とし初優勝した。同12~14歳の部は通算イーブンパー、144の賀数心南(ここな、沖縄・古蔵中1年)が初優勝した。賀数は城岳小学6年の昨年の九州小学生大会でも優勝しており、連盟主催競技〝2冠〟。

 

出場したのは15~17歳の部の男子が51人、同女子41人、12~14歳の部男子34人(欠場2人)、同女子34人。初日に予選カットが行われ、15~17歳男子40人、同女子32人、12~14歳の部は男女ともに28人が最終日の決勝に進んだ。

 

 

競技は15~17歳の部男子は初日、小林忍(秀岳館高3年)が3バーディー、1ボギーの70とただ1人アンダーパーをマークして単独首位に立った。しかし、首位に2打差の2位タイだった出利葉が最終日に4連続を含む7バーディー、2ボギーの67とチャージして逆転、優勝を勝ち取った。1打差の2位は初日2位タイだった長嶺勝斗(沖縄・宜野座高3年)で、さらに3打差の通算1アンダー、3位タイに小林と井戸川純平(宮崎日大高2年)の2人が入った。

同女子は初日、4人が70で首位タイに並んだほか、1打差で6人が追う接戦となった。そんな中で最終日、新城がボギーなしの5バーディー、67で回り、70の星川ひなの(熊本国府高3年)に3打差をつけて快勝した。通算3アンダーの3位は小野里リア(クリスチャンアカデミーインジャパン熊本分校2年)で、さらに1打差4位タイに澁澤莉絵留(福岡・沖学園高2年)と阿部未悠(同・第一学院高2年)の2人だった。

 

後藤は2度の2位のリベンジを果たす

12~14歳の部男子は初日、1オーバー、73の長野泰雅(福岡・沖学園中2年)か単独トップ。しかし最終日、2日間を通じてこのクラスただ1人のアンダーパー、69をマークした後藤が3打差の5位から逆転して優勝した。後藤は中1の選手権2位タイ、昨年はプレーオフで敗れ2位。3度目の正直でリベンジを果たした格好だ。3打差の2位タイは商崎涼平(鹿児島・谷山中3年)と長野の2人。さらに2打差の通算6オーバーの4位に石井大聖(大分中2年)。

女子は初日、パープレーの高原花奈(宮﨑・日章学園中3年)と賀数が首位並走。最終日は3バーディー、3ボギーとまとめた賀数が高原に2打差をつけて逃げ切った。さらに1打差の3位タイは武田麗央(熊本・合志中2年)と比嘉里緒菜(沖縄・嘉数中3年)だった。

なお、最終日の3番(160㍎、パー3)で亀川美羽(長崎大付属中2年)が自身初めてのホールインワンを達成した。

 

この試合の結果、15~17歳の部で男子上位17人、女子10人と12~14歳の部男子9人(シードを除く)、同女子8人が8月16日から行われる第23回日本ジュニア選手権(埼玉県・霞が関CC)への出場権を得た。

 

 

 

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第36回九州学生選手権競技・第16回九州女子学生選手権競技

男女ともに東海大九州勢が優勝

男子は坂本隆一(東海大九州2年)

女子は蔵座一華(東海大九州1年)

 

 

男女の優勝者=坂本隆一と蔵座一華

 

第36回九州学生選手権・第16回九州女子学生選手権は6月7日、大分県日田市のローレル日田カントリークラブ(男子6791㍎、女子6244㍎=パー72)で行われ、男子は坂本隆一(東海大九州2年)と吉田祐貴(日本経大2年)の2人が通算10アンダー、134で首位に並んだが、大会規定により最終ラウンドの成績が上回った坂本が初優勝した。

女子も蔵座一華(ぞうざ、東海大九州1年)と中山結愛(ゆい、長崎国際大2年)の2人が3オーバー、75で並んだが、マッチングスコアカードでの選抜の結果、蔵座の初優勝が決まった。

前日梅雨入りしたばかりの北部九州で、日田地方も午前中を中心に激しい雨に見舞われ、午前11時15分から35分間、競技は中断したが、天候が回復した後は順調に消化した。(この日の日田地方の気象は雨、気温19.2度、北東の風2.8㍍=正午現在)

 

通算10アンダー 134

坂本は最終ラウンドで吉田祐貴(日本経大2年)を上回り、逆転初優勝

36ホールストロークプレーで行われた男子は59人が出場(欠場1人)。第1ラウンド(R)は7バーディー、1ボギーの66と好スコアをマークした吉田が坂本ら4人に2打差をつけて首位発進。雨の悪コンディションの中でも激しいバーディー合戦となり、18人がアンダーパーをマークして後半の第2Rに入った。

その第2R、吉田はボギーなしの4バーディー、68で回った。しかし、今度は坂本が7バーディー、1ボギーの66と逆襲。結局、2人が通算10アンダーで並んだが、大会規定により第2Rのスコアが上回った坂本の逆転優勝となった。2打差、通算8アンダーの3位に、この日のベストスコア64をマークした酒匂雅崇(東海大九州4年)が第1Rの19位タイから浮上して入った。前回優勝の安部寛章(長崎国際大2年)は通算5アンダーの7位タイだった。

 

女子も接戦

蔵座は5オーバーで並んだ中山結愛(長崎国際大2年)に競り勝ち、初優勝

18ホールストロークプレーで行われた女子は16人が出場。蔵座と中山はともにスタートのインは1オーバーで折り返した。後半のアウトもともに1バーディー、3ボギーと譲らず3オーバーで並んだが、規定によるマッチンクスコアカードで明暗が分かれた。1打差、76の3位は山崎琉日(福岡大4年)で、さらに2打差の6オーバー、4位タイに前年優勝の岩切夏乃(九州保健福祉大2年)ら4人が並んだ。

 

この試合の結果、優勝した男子の坂本は第71回日本学生選手権(8月22~25日・三重県、四日市CC)、女子の蔵座は第54回日本女子学生選手権(8月23~25日・四日市CC)への出場権を得た。

 

 

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第47回九州アマチュア選手権競技

通算8アンダーの280

葛城史馬(中津)

逆転で初優勝!!

 

 

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大分市の大分カントリークラブ月形コース(7177㍎、パー72)で5月23日から4日間行われ、通算8アンダー、280の好スコアをマークした大阪学院大2年、葛城史馬(ふうま、中津)が逆転初優勝した。葛城は宇佐高(大分)出身で、連盟主催競技は高校2年夏の九州ジュニア選手権15~17歳の部で優勝しており、〝2冠〟。

 

最終日の26日は、最終組が優勝を争いの中心になった。通算7アンダーで首位の前回覇者、大阪学院大3年、玉城海伍(カヌチャ)を3打差で葛城と、2015年の前々回大会優勝の東海大九州2年、古川雄大(ゆうき、大博多)が追う展開。玉城は今季、JGAのナショナルチームメンバーにも選ばれた存在だが、スタートからボギーが先行する苦しい戦いとなった。そんな中で葛城は4番バーディーで逆転首位に立つと、以後も4バーディー(1ボギー)と安定したゴルフを続けてこの日のベストスコアをマーク。73とスコアを伸ばせなかった2位の玉城に2打差をつけて逃げ切った。

古川も前半2バーディーで葛城と首位に並んで折り返したものの、後半スコアを落とし、71(2バーディー、1ボギー)をマークした大阪学院大1年、富本虎希(美らオーチャード)とともに通算4アンダー、284の3位タイだった。

 

 

大学勢の争いを制しての栄冠

玉城海伍(カヌチャ)は連覇ならず2打差の2位

今大会には各県地区で行われた1次、2次予選の通過者、シード選手ら計160人(欠場4人)が参加。

初日の第1ラウンドは5バーディー、1ボギーの68で回った福岡・沖学園高2年の16歳、四位洸太郎(若宮)が古川や玉城らに1打差をつけて単独首位でスタートした。しかし、1アンダーの11位タイまでに15人が3打差でひしめく混戦。

第2Rは雨に見舞われてスコアを崩す選手が続出した。そんな中で、4バーディー、1ボギーの69で回った葛城が初日の6位タイから浮上、1イーグル、2バーディー、2ボギーで70の玉城とともにトップタイに並んだ。初日首位の四位はこの日79を叩いて11位タイに後退。

通算14オーバーの158、75位タイまでの83人が後半の決勝ラウンドに進んだ。

その第3Rも玉城が2アンダーの70で通算7アンダーとして首位を維持。これに、この日71で回り、3日間オーバーパーなしの古川と、73で一歩後退した葛城が3打差の2位で最終日を迎える展開となっていた。

 

 

九州オープンは30人が出場権

日本アマは15人が獲得(シード除く)

この試合の結果、第102回日本アマチュア選手権(7月4日から、広島県の広島カンツリー倶楽部八本松コース)へは13位までと、14位タイの5人のうち規定による成績比較で上位3人を選抜、計15人(ナショナルチームシードの玉城を除く)が出場権を得た。

また、2017九州オープン選手権(8月3~6日、福岡県・小郡カンツリー倶楽部)は通算14オーバーの29位までと、30位タイの5人のうちマッチングスコアカードで選ばれた1人の計30人が出場権を獲得した。

 

 

 

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