競技トピックス | 九州ゴルフ連盟(GUK) - Part 21

競技トピックス

第47回九州女子選手権競技

通算12オーバーの228  16歳、熊本国府高2年

奥山友梨(グリーンランドリゾート)が初優勝

 

 

初優勝の奥山友梨

福岡県古賀市の古賀ゴルフ・クラブ(6357㍎、パー72)で5月16日から3日間行われ、通算12オーバー、228の熊本国府高2年、16歳の奥山友梨(グリーンランドリゾート)が2位のJGAナショナルチームメンバー、佐渡山理莉(沖縄・名護高2年、エナジック瀬嵩)に1打差をつけて初優勝した。

 

後藤未有(鷹羽ロイヤル)は連覇ならず3位タイ

 

競技には188人が参加(欠場4人)。初日の第1ラウンドの結果、上位103人が2日目の第2Rへ進出。さらに絞り込まれた71人が最終日の決勝ラウンドを戦った。

初日、奥山はただ1人アンダーパーをマークする71のスコアで単独トップに立ったが、2日目に82を叩いて後退。代わってこの日のベストスコア71を出して初日の19位タイから逆転首位に浮上したのが佐渡山だった。奥山は3打差2位で、4打差3位に福岡・沖学園高2年、澁澤莉絵留(北山)。さらに1打差4位には前年優勝の同、後藤未有(鷹羽ロイヤル)ら4人と、5打差に7人がしのぎを削る混戦になった。

そして最終日。高校2年生の争いは、実績から見て佐渡山の逃げ切りかと思われたが、奥山が奮起。難しいピンポジションにスコアメークに苦労する選手が続出する中で前半を1バーディー、2ボギーの37として再び首位に立つと、後半も2ボギーとまとめ、逃げ切った。佐渡山は出だしでいきなりボギー、ダブルボギーとし、その後もボギーが連続。前半を42で折り返し、その2位の佐渡山理莉まま後退した。逆転Vを目指した後藤は前半1オーバーと粘ったものの、後半はボギーを重ね、澁澤とともに通算15オーパーの3位タイに終わった。通算19オーバー、235の5位は東海大九州1年、蔵座一華(阿蘇グリーンヒル)だった。

なお、大会初日、熊本国府高3年の星川ひなの(矢部サンバレー)が13番(169㍎)でホールインワンを達成、開催倶楽部から記念品が贈られた。

 

選手権は昨年の大会から3日間競技になった。単純には比較はできないが、昨年の優勝スコア2アンダーに対し、今大会は12オーバー。難コースの古賀に選手たちの苦戦を物語る数字となった。

(写真は2位の佐渡山理莉㊧)

 

 

 

20人が日本女子アマ出場権獲得

 

この試合の結果、第59回日本女子アマチュア選手権(6月20~23日・奈良国際GC)へは、ナショナルチームメンバー(佐渡山)を除く上位20選手が出場権を得た。21位タイの242の同スコア3人のうちから規定に基づいて1人を選抜した。

 

 

 

 

 

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九州ゴルフ連盟「ゴルフ活性化小委員会」主催で「ソフトゴルフ」競技会を実施

 

 

 

③バンカースロー - コピー

ゴルフプレーヤーが未経験者とペアを組んでラウンドする新しい試み、「ソフトゴルフ」競技会が4月6日、福岡県小郡市の小郡カンツリー倶楽部で行われた。

プレーヤーをいかに増やすか―ゴルフ人口の減少など、縮小するゴルフ市場の活性化を図るため連盟に「ゴルフ活性化小委員会」(三輪修珍委員長)を設置し、活性化対策の推進を検討してきた九州ゴルフ連盟(総務・財務委員会=杉本猪一郎委員長)が実施したもの。

健康ブームの中、中年層のメタボや糖尿、高齢者の認知症などが社会問題になっているが、この問題を解消するには、適度の運動や脳の活性化が有効と言われている。ゴルフはその有効なスポーツとして最適である、ということから、「活性化小委員会」ではゴルフの効用を改めて認識し、ゴルファーの増加につなげようというものだ。
そのためには、ゴルフになじみのない人にいかにゴルフに接してもらうか、が課題になったが、その第一歩として、老若男女まったくゴルフを知らない人でも簡単に体験ができる「ソフトゴルフ」競技に取り組むことになった。

 

篠塚武久

〝手の5番もありだよ~〟

篠塚武久氏が考案、提唱

「ソフトゴルフ」は、かつては九州アマチュアゴルフ界のトッププレーヤーとしてならし、現在は福岡市南区などで「桜美ゴルフハウス」を経営する篠塚武久氏(71)が考案し、提唱しているもの。経験者と未経験者がペアを組んで次のような方法でラウンドする。

 

①ティーショット

 

 

①第1打は経験者がクラブで打つ

 

 

 

 

 

 

 

 

②第2打

 

 

②ペアを組む未経験者はボールをマークして拾い上げ、下手投げで投げる

 

④バンカーから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第3打経験者

 

 

③経験者がクラブで第3打を打つ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⑤パッティング

 

 

④グリーン上は両者ともパターで交互にパッティングする

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プレーは第1打からホールアウトするまで交互に打ち、スコアは2人の打数の合計を記録する。

篠塚氏は「ゴルフは自己責任を求めるスポーツ。しつけ教育にもいい。費用の問題とか、課題はあるが、プレーヤーを増やすためにはまずゴルフ場に足を運んでもらわないことには始まらない。ソフトゴルフで楽しんで興味を持ってもらい、ゴルファーの拡大につながれば」と話す。

 

この日の「ソフトゴルフ」競技会には各県ゴルフ協会、支配人部会、練習場連盟にも呼び掛けて実施。各県からGUK総務財務委員らが孫や娘、妻といった同伴者(未経験者)を伴い、2人1組による9ホールのチーム戦(ダブルペリア)で行われた。競技は降り続く小雨の中でのラウンドになったが、おじいちゃん委員に連れられ参加した宮崎南小5年、湯地凛太郎くん(10)は「楽優勝チームしかった」。そのおじいちゃんである三輪修珍委員長は、孫の頑張る姿に目を細め、「今日をきっかけに来年、再来年と続け、競技人口を増やす努力をしたい」と話していた。

 

【上位成績】Gグロス Nネット

①太田勝之(総務財務委員)・木村ミカ G34、N34

②笠置康功(ゴルフ協会)・後藤優羅  G38、N34.4

③寿福邦人(支配人部会)・馬場志保  G50、N34.4

④原田信彦(支配人部会)・飯塚美優  G35、N35

(写真は優勝した太田・木村ペア)

 

 

 

第3回九州スーパーシニアカップ

78ストローク(6オーバー)

79歳の石橋国彦(福岡国際)

エージシュートを達成して初優勝

 

 

優勝した石橋国彦

第3回九州スーパーシニアカップは3月30日、福岡県の小郡カンツリー倶楽部(6005㍎、パー72)で行われ、79歳の石橋国彦(福岡国際)が78のスコアで回り、エージシュートを達成して初優勝した。

 

最多の77人が参加

距離も伸び、エージシュートは3人だけ

80歳以上(今年12月31日現在)のシニアを対象にした大会で、77人(欠場8人)が出場。昨年まで、梅雨時の6月に開催されていたが、参加者のコンディションを考慮して3月に実施。このため、「九州グランドシニア選手権」の「80歳以上の部」として開かれていた時代から通じても最多出場となった。

しかし、ヤーデージは昨年の5695㍎に比べて距離が延びており参加者はスコアメイクに苦戦。昨年は13人と量産したエージシュートも今年は、優勝した石橋のほかは、80のスコアで2位の82歳、河野信正(久山)と、33位ながら91で回った93歳の植杉乾蔵(球磨)の3人だけ。開催コースから記念品が贈られた。

 

この日の気象は晴れで気温19.6度、西南西の風1.1㍍(正午現在)と絶好のコンディション。そんな中、石橋は前半3ボギーの39でまわったあと、後半も手堅く3ボギーとまとめ、ただ1人70台をマークする78でホールアウトした。2打差の2位の河野はインスタートの出だしでいきなりダブルボギーとし、前半を41。折り返した後は1バーディー4ボギーとまとめたが及ばなかった。さらに1打差、81の3位は80歳の平田晃宏(若松)。前回優勝の82歳、目野邦彦(小郡)は今回不調で94を叩き45位。参加最高齢、94歳の白石清(久山)は元気にラウンドし、97のスコアで59位だった。

 

 

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GUK第47期通常総会開催

山下新太郎理事長(喜々津)4選

連盟に「ゴルフ活性化委員会」を設置

予・決算 29年度事業計画などを満場一致で承認

 

 

 

第47期総会風景

 

九州ゴルフ連盟(GUK)の平成28年(第47期)通常総会が2月22日、福岡市の天神スカイホールで開かれました。総会では、「平成28年度事業報告・収支決算」「平成29年度事業計画・収支予算」「連盟規約・細則改正」「任期満了に伴う役員選任」の4議案が全会一致で承認、可決されました。

 

総会は加盟192倶楽部(正会員)のうち出席64、委任状提出127の計191倶楽部により有効に成立。会議では冒頭、議長席についた山下新太郎理事長が、要旨以下のように挨拶しました。

「昨年は大地震や猛暑、相次ぐ台風と自然災害に見舞われた大変な年でした。4月に発生した熊本地震では甚大な被害を受け、今なお多くの人が苦しんでいます。ゴルフ界にとっても、熊本、大分地区の加盟倶楽部で被害が出、未だに再開のめどすら立たない倶楽部もあります。そんな中で、加盟倶楽部や多くの関係者のご協力で主催競技など諸事業を無事に終了することができました。これからもゴルフ界を取り巻く環境は厳しいものだと思いますが、九州ゴルフ連盟では今年、新規ゴルファーを増やすためのゴルフ活性化委員会を立ち上げ、加盟倶楽部の皆さまのお力添えをいただきながら、倶楽部の活性化につなげるよう努力していく所存です」

この後、議案審議に入り、28年度事業報告では、熊本地震に伴い九州女子選手権などの日程が変更されたものの、連盟最大の事業である九州オープン選手権をはじめ、各種選手権が無事に消化できたことなどが報告されました。

29年度事業計画では、従来通りの競技の展開のほか、新規事業として「ゴルフ活性化委員会」が設置され、4月に第1回の活性化活動が計画されていることなどが説明されました。

両案はいずれも原案通り、全会一致で承認され、可決されました。

 

規約に災害に伴う「休会」を新設

細則で競技現場での競技委員会の権限強化も

 

第3号議案の「連盟規約・細則改正」は規約第2章「組織」の第12条(退会、一時退会)に「休会」を新設し、第4項に「地震、その他の災害でやむなくゴルフ場を閉鎖し、再復興までに時間を要する場合は休会扱いとする。但し、期間は2年間とし、その都度入会審査委員会で審議し、理事会に諮ることとする」を追加。

連盟細則第4章「負担金」の第9条に「③休会中の年会費は理事会の決議をもって決定する」を新たに設けました。

「休会」に関わる連盟主催競技出場などの「内規」も別途、設けられています(省略)。

「細則の改正」はこのほか、第5章「競技」の第1節「競技・方法・参加資格」で、第12条から第32条までの各項にある「理事会」を「競技委員会」に変更し、競技現場での即応体制をとることなども承認されました。

山下新太郎顔

 

 

新陣容決まる

新常務理事に龍頭宏典氏(ブリヂストン)

宇佐見昇氏(若松)を新理事に選任

2年ごとに行われる役員改選は、各県地区推薦の理事・監事、学識経験理事(3人)を原案通り選任。新任は福岡県北部の宇佐見昇氏(若松)のみで、前任の細田秀人氏の辞任に伴い推薦されたものです。

この後、総会を中断して開催された臨時理事会では、互選の結果、山下理事長(写真㊤)新常務理事・龍頭宏典 - コピーの4選を決定しました。また同時に、理事長による常務理事4人の選任が行われ、従来の3常務理事に加え、龍頭宏典氏(ブリヂストン、写真㊦)を新常務理事に選任、新陣容が総会で報告されました。

また、臨時理事会では各県地区から推薦された各種委員会委員を委嘱し、総会で報告されました。この中で、グリーン委員会は日隈由安委員長(周防灘)が定年にともない退任、後任に桑原望氏(リージェント宮崎)が就任しました。

 

 

 

栄光をたたえ 3選手を連盟表彰

新垣比菜選手(沖縄・興南高3年) 
第22回日本ジュニア選手権15~17歳の部初優勝
比嘉一貴選手(東福福祉大3年) 

第81回日本オープン選手権ローアマチュア

榎 隆則選手(大分中央CC) 

第38回日本シニア選手権初優勝

表彰された3選手

 

九州ゴルフ連盟は22日に開いた通常総会で、昨年の日本ジュニア選手権15~17歳の部初優勝の新垣比菜(沖縄・興南高3年)、日本オープン選手権で初のローアマチュアになった比嘉一貴(東北福祉大3年、沖縄・本部高出身)、日本シニア選手権で初優勝した榎隆則(大分中央)の3選手を連盟表彰しました。

 

連盟では毎年の総会で、前年の各種日本選手権で優勝(日本オープンはローアマ)した九州在住アマチュア選手をその活躍をたたえて表彰しているものです。

 

表彰式には3選手ともに出席。それぞれが感謝と今季にかける決意を次のように述べました。

新垣比菜選手 「日本ジュニアは取りたいタイトルでしたし、このように表彰していただき光栄です。卒業後はプロテスト合格できるように頑張ります」

比嘉一貴選手 「このように素晴らしい賞をいただき、これからのゴルフ人生の励みになります。これからも積極的に取り組み、ゆくゆくは日本オープンが取れるようなプロになりたいと思います。

榎孝則選手 「3度目の挑戦でシニア選手権に優勝できました。日本選手権のタイトルはこんなにすごいことなのかと驚いています。この賞を励みに今年も競技に頑張りたいと思います」

 

新垣選手は第22回日本ジュニア選手権の女子15~17歳の部(8月17日から・埼玉県、東京GC)で、2位に4打差をつける通算9アンダー、135で優勝しました。

この試合で新垣選手は初日、首位に1打差の2位スタート。第2ラウンドは雷雲接近などでサスペンデッドになり36ホールに短縮されましたが、2日間にわたる再開後のプレーで6アンダー、66をマークし逆転で初優勝を飾りました。

沖縄・具志川中3年、14歳の時の2013年九州女子選手権で優勝。一昨年は女子プロのステップアップツアー「ラシンク・ニンジニア/RKBレディース」で史上3人目のアマチュア優勝を果たし、注目されました。昨年まで日本ゴルフ協会(JGA)のナショナルチームメンバーにも入っていました。

今春の高校卒業後は、ゴルフを始めるきっかけになった宮里藍を追って、女子プロテストに挑む予定だそうです。

 

比嘉選手は、松山英樹が優勝したメジャー、第81回日本オープン選手権(10月13~16日・埼玉県、狭山GC)で通算6オーバー、286で14位タイになり、アマチュアトップのローアマチュアに輝きました。

ナショナルチームメンバーの比嘉は、46位タイで迎えた第3ラウンドで66の好スコアを出して9位タイに浮上。アマの争いでは二番手に8打差をつけての最終日でしたが、その貯金を守り切って6打差をつけて初の栄冠を手にしました。

ジュニア時代から注目されていた選手で、2012年以来、毎年ナショナルチームメンバーに選ばれてきました。しかし、日本選手権での優勝には縁がなく、日本アマチュア選手権では2012、2014、2016年といずれも2位。昨年の日本オープンでアマトップのローアマチュアの地位に立ちました。

 

榎選手は58歳で出場した第38回日本シニア選手権(10月26~28日・愛知県、春日井CC)で通算9オーバー、225をマークし、初優勝しました。

初日、5オーバーの19位タイとやや出遅れた榎選手でしたが、2日目は誤球による2打罰というアクシデントがありながら、ベストスコアの72をマークして首位に1打差の2位に浮上。そして最終日、時折雨が強まる悪天候だったにも関わらず、他がスコアを乱す中で76と踏みとどまり、後続に3打差をつける逆転での公式戦初勝利を挙げました。

九州勢の日本シニア優勝は2006年の大川重信(当時、大博多)以来。榎選手はこの活躍が認められ今年、九州運動記者会ゴルフ分科会から「グリーンハット賞」が贈られています。

 

 

 

2017年度8地区強化指定選手体力強化合宿

日本ゴルフ協会の基本方針に基づき、地区強化指定選手育成事業の一環として、2017年8地区強化指定選手合同体力強化合宿が、宮崎県のフェニックスカントリークラブで行われました。

内容はこちら

 

第2回 8地区強化指定選手チーム対抗戦

第2回 8地区強化指定選手チーム対抗戦が、2016年12月6日(水)~12月8日(金)の3日間にわたり、宮崎県のフェニックスカントリークラブで開催されました。

 

 

第2回 8地区強化指定選手チーム対抗戦 概要     

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開 催 日:2016年12月6日(水)~8日(金)

練 習 日:2016年12月5日(火)

集 合 日:2016年12月4日(月)

場   所:フェニックスカントリークラブ

男子:高千穂・住吉コース

女子:日南・住吉コース

参 加 者:各地区男女各3名

競技方法:1日18ホール、3日間計54ホールストロークプレー。各日ともチーム3名中、2名のベストスコアをその日のチームスコアとし、3日間の合計スコアで優勝を競う。

表  彰:団体・個人 優勝

組み合わせ

大会1日目、2日目:抽選会にて決定

大会3日目:成績順

 

結果は以下の通り                 20161208145626

 

団体戦(1日目)  団体戦(2日目)  団体戦(最終)

(九州女子は1名体調不良のため2名で参戦)

 

個人戦(1日目)  個人戦(2日目)  個人戦(最終)

 

詳細はこちら⇒JGA facebook

第14回ハンディキャップ競技九州大会

男女ともに地元熊本勢が初優勝

男子はN65で興津信次(不知火)

女子はN68の栗田理那(あつまるレーク)

 

 

 

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第14回ハンディキャップ競技(Hdcp)九州大会は10月26日、熊本県益城町の高遊原カントリークラブ(男子6502㍎、女子5837㍎、パー72)で行われ、男子はベストスコアのグロス(G)72で回った53歳の興津信次(不知火)がネット(N)で7アンダー、65をマークして、女子は26歳の栗田理那(あつまるレーク)がG79、N68でともに初出場で初優勝を飾った。

JGA杯J-sys選手権の予選を兼ねるもので、選手各自が持つJGAハンディキャップインデックスを基に開催コースのスロープレーティングによるコースハンディキャップを算出、適用。

昨年までは男女とも、ハンディキャップをA、B2クラスに細分化して実施していたが、JGAの試合規定の改定で男女ともに一本化して競技が行われた。

 

この日の熊本地方(益城町)は曇り、微風の好コンディション(気温22.9度、西南西の風2.3㍍=正午現在)。男女とも、ネットスコアが同数になる競り合った優勝争いになった。

 

男子は89人が出場(欠場2人)。そんな中で、興津はインスタートの前半2バーディーとしたものの、後半はボギーが重なって結局は3バーディー、3ボギーの72で回り、H7のN65とした。河合俊幸(阿蘇大津、49歳)がG76、H11で同スコアのN65としたが、規定によるマッチングスコアカード方式での選抜の結果、興津の優勝となった。

3位はG74、H7、N67の神原武男(周防灘、75歳)で、4位はN67で西山修二(チサン御船、62歳=G75、H8)が並んだが、マッチングスコアカードで順位が決まった。

 

26人が出場した女子は栗田と、G80、H12の田倉美月子(肥後サンバレー、62歳)がN68で並んだが、マッチングスコアカードで栗田が優勝、田倉2位となった。3位はG84、H14、N70で森山文(肥後サンバレー、48歳)、4、5位もN72で2人が同スコアとなったが、4位赤星敬子(高遊原、70歳=G82、H10)、5位溝口三重子(くまもと阿蘇、50歳=G78、H6)の順となった。

 

男女各上位8人が全国大会出場権を獲得

熊本勢が大健闘

この試合の結果、11月29日に千葉県、我孫子GCで行われる第7回JGA杯J-sys選手権(JGAアンダーハンディキャップ競技)へは男女とも各上位8人が出場権を得た。

この大会では、女子の8人中6人、男子も半数の4人が熊本勢で占められており、地元勢の健闘が光った。

また、男子の参加最高齢は76歳の鍋井健三(小郡)でG89、H9、N80で75位。女子は75歳の森川麗子(チェリー宇土)でG85、H9、N76の14位だった。

 

 

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第6回九州ミッドアマチュア選手権競技

通算5オーバーの149

荒川英二(福岡雷山)が

4年ぶり3度目の栄冠

 

 

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第6回九州ミッドアマチュア選手権競技は10月19、20日の2日間、北九州市の門司ゴルフ倶楽部(6761㍎、パー72)で行われ、通算5オーバーの149で回った45歳、荒川英二(福岡雷山)が逆転で4年ぶり3度目の優勝を飾った。

荒川は初日、2バーディー、5ボギーの75で、連覇を目指した首位の平井皇太(奄美、33歳)に3打差、4位タイのスタートだったが、最終日は2バーディー、4ボギーの74。厳しいコース設定でスコアメークに苦心する選手が続出する中で、手堅いゴルフを見せ、逆転勝ちした。

荒川は第1回、2回大会を連覇したあと、2、3回大会は2位と常に優勝争いに絡んでいたが、昨年は体調を壊し、15位タイと低迷。それも、わずか1年で復調してのタイトル奪取だった。(写真はV3を達成した荒川英二選手)

 

タイトなコース設定

1打を争う白熱したゲームを逆転で制した荒川

2位には2年連続でベテランの大倉清(浮羽)

 

%e5%a4%a7%e5%80%89%e6%b8%85大会は25歳(12月末現在)以上が参加資格で、11県地区予選を通過した選手、シード選手ら137人が出場(欠場5人)した。

このところの天候不順も回復し、大会の2日間は曇り微風の好コンディション。距離はないもののホールをセパレートする松の木の張り出しや、狭く絞られたフェアウエー、くるぶしまで隠れる深いラフと久々にタイトなコースコンディションでの連盟主催競技となった。

そんな中、初日、2バーディー、2ボギーの72と好スタートを切った平井で、2位タイに並んだ津田敏茂(福岡、46歳)と、前回2位で雪辱を期して臨んだアマチュア界の第一人者の大倉清(浮羽、55歳=写真㊧%e6%a6%8e%e9%9a%86%e5%89%87)の2人に2打差をつけて首位に立った。さらに1打差、4位タイに荒川のほか満潮辰一郎(志摩シーサイド、52歳)、榎隆則(大分中央、57歳=写真㊨)がつけた。

12オーバーの70位タイまでの82人が進出した決勝ラウンドは、予断を許さない優勝争いになった。平井は5番バーディーの後、6番から4連続ボギー。それでも辛うじて荒川、大倉に1打リードで折り返した。しかし、後半も立ち直れずに4ボギー、1ダブルボギーとスコアを乱し、脱落した。浮上したのが荒川と大倉。ともに通算5オーバーで折り返し、荒川が11番ボギーのあと、12番でバーディーを奪った大倉が首位に立ったものの、15番で3パットなどで痛恨のダブルボギー。並んだ2人の一進一退で迎えた最終ホール、荒川がバーディーを奪って大倉を突き放した。

1打差の2位は大倉と、この日3バーディー、4ボギー、1ダブルボギーで75の榎。さらに3打差の9オーバーで平井が4位。5位は林田信男(若宮、45歳)で、6位タイにはこの日のベストスコアタイ74をマークした永田満(北山、53歳)が初日の31位タイから浮上したほか、儀保和(美らオーチャード、26歳)、江口信二(大博多、44歳)、野上英司(ミッションバレー、58歳)が入った。

 

日本ミッドアマは13人が出場権

この試合の結果、第21回日本ミッドアマチュア選手権(11月16~18日・山口県、宇部CC万年池東)13位までの13人(シードを含む)が出場権を獲得した。

 

 

 

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第46回九州インタークラブ競技大会

「福岡雷山GC」(福岡南部)が初優勝

逆転で大分CCを下す

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ベストグロス賞は69で2人

山出耕三(祁答院=鹿児島北部)

梅田祐二(司ロイヤル=熊本北部)

 

 

 

25倶楽部チームが参加して10月13日、宮崎市のUMKカントリークラブ(6725㍎、パー72)で行われ、トータルスコア373の福岡雷山ゴルフ倶楽部(福岡南部)が2位の大分カントリークラブに3打差をつけて初優勝した。

(写真㊤は優勝した福岡雷山GCチーム)

 

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出場選手中のベストスコアに贈られるベストグロス賞は、3アンダーの69をマークした山出耕三(祁答院=鹿児島北部、写真㊨)と梅田祐二(司ロイヤル=熊本北部、同㊧)の両選手が獲得した。

 

また、この試合で大林裕之(熊本空港=写真㊦)が2番(173㍎、パー3)でホールインワンを達成し、開催コースから記念品が贈られた。

 

大会は連盟(GUK)主催競技の唯一の団体競技。1チームは学生・生徒を除く6人(うち55歳以上3人)で構成され、ベスト5人のトータルスコアで優勝を争う。11県地区で行われた今年の予選(各県地区競技大会)にはGUK加盟の計189倶楽部が参加。この中から、勝ち抜いた24倶楽部と開催倶楽部の計25倶楽部チームが本戦出場した。

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この日の宮崎地方は曇りで気温21.6度、東北東の4㍍(正午現在)。このところの連盟競技は2週続けて雷雨や台風にともなう強風雨の影響で競技日程が短縮されたが、この日は曇り、微風の絶好のコンディション。倶楽部の実力、名誉をかけた戦いとあって、応援団の熱も入り、盛り上がった大会となった。

2位・大分CC、3位・小倉CCは6人のスコア差

そんな中、福岡雷山は前半を10位タイで折り返したが、荒川英二(45)や竹本健太(34)、山内孝徳(60)ら若手からベテランまでが大崩れすることなく力を発揮、前半トップを走っていた大分に逆転した。376で大分CCと同スコアだった小倉カンツリー倶楽部(福岡北部)が、規定による6人全員のスコア比較で大分CCに2打及ばす3位だった。前年優勝の大博多カントリー倶楽部(福岡南部)は今年の九州シニア4位タイの大野徹二が72と健闘したが、他が精彩を欠き、380のスコアで8位に終わった。

 

 

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