競技トピックス | 九州ゴルフ連盟(GUK) - Part 21

競技トピックス

栄光をたたえ 3選手を連盟表彰

新垣比菜選手(沖縄・興南高3年) 
第22回日本ジュニア選手権15~17歳の部初優勝
比嘉一貴選手(東福福祉大3年) 

第81回日本オープン選手権ローアマチュア

榎 隆則選手(大分中央CC) 

第38回日本シニア選手権初優勝

表彰された3選手

 

九州ゴルフ連盟は22日に開いた通常総会で、昨年の日本ジュニア選手権15~17歳の部初優勝の新垣比菜(沖縄・興南高3年)、日本オープン選手権で初のローアマチュアになった比嘉一貴(東北福祉大3年、沖縄・本部高出身)、日本シニア選手権で初優勝した榎隆則(大分中央)の3選手を連盟表彰しました。

 

連盟では毎年の総会で、前年の各種日本選手権で優勝(日本オープンはローアマ)した九州在住アマチュア選手をその活躍をたたえて表彰しているものです。

 

表彰式には3選手ともに出席。それぞれが感謝と今季にかける決意を次のように述べました。

新垣比菜選手 「日本ジュニアは取りたいタイトルでしたし、このように表彰していただき光栄です。卒業後はプロテスト合格できるように頑張ります」

比嘉一貴選手 「このように素晴らしい賞をいただき、これからのゴルフ人生の励みになります。これからも積極的に取り組み、ゆくゆくは日本オープンが取れるようなプロになりたいと思います。

榎孝則選手 「3度目の挑戦でシニア選手権に優勝できました。日本選手権のタイトルはこんなにすごいことなのかと驚いています。この賞を励みに今年も競技に頑張りたいと思います」

 

新垣選手は第22回日本ジュニア選手権の女子15~17歳の部(8月17日から・埼玉県、東京GC)で、2位に4打差をつける通算9アンダー、135で優勝しました。

この試合で新垣選手は初日、首位に1打差の2位スタート。第2ラウンドは雷雲接近などでサスペンデッドになり36ホールに短縮されましたが、2日間にわたる再開後のプレーで6アンダー、66をマークし逆転で初優勝を飾りました。

沖縄・具志川中3年、14歳の時の2013年九州女子選手権で優勝。一昨年は女子プロのステップアップツアー「ラシンク・ニンジニア/RKBレディース」で史上3人目のアマチュア優勝を果たし、注目されました。昨年まで日本ゴルフ協会(JGA)のナショナルチームメンバーにも入っていました。

今春の高校卒業後は、ゴルフを始めるきっかけになった宮里藍を追って、女子プロテストに挑む予定だそうです。

 

比嘉選手は、松山英樹が優勝したメジャー、第81回日本オープン選手権(10月13~16日・埼玉県、狭山GC)で通算6オーバー、286で14位タイになり、アマチュアトップのローアマチュアに輝きました。

ナショナルチームメンバーの比嘉は、46位タイで迎えた第3ラウンドで66の好スコアを出して9位タイに浮上。アマの争いでは二番手に8打差をつけての最終日でしたが、その貯金を守り切って6打差をつけて初の栄冠を手にしました。

ジュニア時代から注目されていた選手で、2012年以来、毎年ナショナルチームメンバーに選ばれてきました。しかし、日本選手権での優勝には縁がなく、日本アマチュア選手権では2012、2014、2016年といずれも2位。昨年の日本オープンでアマトップのローアマチュアの地位に立ちました。

 

榎選手は58歳で出場した第38回日本シニア選手権(10月26~28日・愛知県、春日井CC)で通算9オーバー、225をマークし、初優勝しました。

初日、5オーバーの19位タイとやや出遅れた榎選手でしたが、2日目は誤球による2打罰というアクシデントがありながら、ベストスコアの72をマークして首位に1打差の2位に浮上。そして最終日、時折雨が強まる悪天候だったにも関わらず、他がスコアを乱す中で76と踏みとどまり、後続に3打差をつける逆転での公式戦初勝利を挙げました。

九州勢の日本シニア優勝は2006年の大川重信(当時、大博多)以来。榎選手はこの活躍が認められ今年、九州運動記者会ゴルフ分科会から「グリーンハット賞」が贈られています。

 

 

 

2017年度8地区強化指定選手体力強化合宿

日本ゴルフ協会の基本方針に基づき、地区強化指定選手育成事業の一環として、2017年8地区強化指定選手合同体力強化合宿が、宮崎県のフェニックスカントリークラブで行われました。

内容はこちら

 

第2回 8地区強化指定選手チーム対抗戦

第2回 8地区強化指定選手チーム対抗戦が、2016年12月6日(水)~12月8日(金)の3日間にわたり、宮崎県のフェニックスカントリークラブで開催されました。

 

 

第2回 8地区強化指定選手チーム対抗戦 概要     

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開 催 日:2016年12月6日(水)~8日(金)

練 習 日:2016年12月5日(火)

集 合 日:2016年12月4日(月)

場   所:フェニックスカントリークラブ

男子:高千穂・住吉コース

女子:日南・住吉コース

参 加 者:各地区男女各3名

競技方法:1日18ホール、3日間計54ホールストロークプレー。各日ともチーム3名中、2名のベストスコアをその日のチームスコアとし、3日間の合計スコアで優勝を競う。

表  彰:団体・個人 優勝

組み合わせ

大会1日目、2日目:抽選会にて決定

大会3日目:成績順

 

結果は以下の通り                 20161208145626

 

団体戦(1日目)  団体戦(2日目)  団体戦(最終)

(九州女子は1名体調不良のため2名で参戦)

 

個人戦(1日目)  個人戦(2日目)  個人戦(最終)

 

詳細はこちら⇒JGA facebook

第14回ハンディキャップ競技九州大会

男女ともに地元熊本勢が初優勝

男子はN65で興津信次(不知火)

女子はN68の栗田理那(あつまるレーク)

 

 

 

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第14回ハンディキャップ競技(Hdcp)九州大会は10月26日、熊本県益城町の高遊原カントリークラブ(男子6502㍎、女子5837㍎、パー72)で行われ、男子はベストスコアのグロス(G)72で回った53歳の興津信次(不知火)がネット(N)で7アンダー、65をマークして、女子は26歳の栗田理那(あつまるレーク)がG79、N68でともに初出場で初優勝を飾った。

JGA杯J-sys選手権の予選を兼ねるもので、選手各自が持つJGAハンディキャップインデックスを基に開催コースのスロープレーティングによるコースハンディキャップを算出、適用。

昨年までは男女とも、ハンディキャップをA、B2クラスに細分化して実施していたが、JGAの試合規定の改定で男女ともに一本化して競技が行われた。

 

この日の熊本地方(益城町)は曇り、微風の好コンディション(気温22.9度、西南西の風2.3㍍=正午現在)。男女とも、ネットスコアが同数になる競り合った優勝争いになった。

 

男子は89人が出場(欠場2人)。そんな中で、興津はインスタートの前半2バーディーとしたものの、後半はボギーが重なって結局は3バーディー、3ボギーの72で回り、H7のN65とした。河合俊幸(阿蘇大津、49歳)がG76、H11で同スコアのN65としたが、規定によるマッチングスコアカード方式での選抜の結果、興津の優勝となった。

3位はG74、H7、N67の神原武男(周防灘、75歳)で、4位はN67で西山修二(チサン御船、62歳=G75、H8)が並んだが、マッチングスコアカードで順位が決まった。

 

26人が出場した女子は栗田と、G80、H12の田倉美月子(肥後サンバレー、62歳)がN68で並んだが、マッチングスコアカードで栗田が優勝、田倉2位となった。3位はG84、H14、N70で森山文(肥後サンバレー、48歳)、4、5位もN72で2人が同スコアとなったが、4位赤星敬子(高遊原、70歳=G82、H10)、5位溝口三重子(くまもと阿蘇、50歳=G78、H6)の順となった。

 

男女各上位8人が全国大会出場権を獲得

熊本勢が大健闘

この試合の結果、11月29日に千葉県、我孫子GCで行われる第7回JGA杯J-sys選手権(JGAアンダーハンディキャップ競技)へは男女とも各上位8人が出場権を得た。

この大会では、女子の8人中6人、男子も半数の4人が熊本勢で占められており、地元勢の健闘が光った。

また、男子の参加最高齢は76歳の鍋井健三(小郡)でG89、H9、N80で75位。女子は75歳の森川麗子(チェリー宇土)でG85、H9、N76の14位だった。

 

 

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第6回九州ミッドアマチュア選手権競技

通算5オーバーの149

荒川英二(福岡雷山)が

4年ぶり3度目の栄冠

 

 

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第6回九州ミッドアマチュア選手権競技は10月19、20日の2日間、北九州市の門司ゴルフ倶楽部(6761㍎、パー72)で行われ、通算5オーバーの149で回った45歳、荒川英二(福岡雷山)が逆転で4年ぶり3度目の優勝を飾った。

荒川は初日、2バーディー、5ボギーの75で、連覇を目指した首位の平井皇太(奄美、33歳)に3打差、4位タイのスタートだったが、最終日は2バーディー、4ボギーの74。厳しいコース設定でスコアメークに苦心する選手が続出する中で、手堅いゴルフを見せ、逆転勝ちした。

荒川は第1回、2回大会を連覇したあと、2、3回大会は2位と常に優勝争いに絡んでいたが、昨年は体調を壊し、15位タイと低迷。それも、わずか1年で復調してのタイトル奪取だった。(写真はV3を達成した荒川英二選手)

 

タイトなコース設定

1打を争う白熱したゲームを逆転で制した荒川

2位には2年連続でベテランの大倉清(浮羽)

 

%e5%a4%a7%e5%80%89%e6%b8%85大会は25歳(12月末現在)以上が参加資格で、11県地区予選を通過した選手、シード選手ら137人が出場(欠場5人)した。

このところの天候不順も回復し、大会の2日間は曇り微風の好コンディション。距離はないもののホールをセパレートする松の木の張り出しや、狭く絞られたフェアウエー、くるぶしまで隠れる深いラフと久々にタイトなコースコンディションでの連盟主催競技となった。

そんな中、初日、2バーディー、2ボギーの72と好スタートを切った平井で、2位タイに並んだ津田敏茂(福岡、46歳)と、前回2位で雪辱を期して臨んだアマチュア界の第一人者の大倉清(浮羽、55歳=写真㊧%e6%a6%8e%e9%9a%86%e5%89%87)の2人に2打差をつけて首位に立った。さらに1打差、4位タイに荒川のほか満潮辰一郎(志摩シーサイド、52歳)、榎隆則(大分中央、57歳=写真㊨)がつけた。

12オーバーの70位タイまでの82人が進出した決勝ラウンドは、予断を許さない優勝争いになった。平井は5番バーディーの後、6番から4連続ボギー。それでも辛うじて荒川、大倉に1打リードで折り返した。しかし、後半も立ち直れずに4ボギー、1ダブルボギーとスコアを乱し、脱落した。浮上したのが荒川と大倉。ともに通算5オーバーで折り返し、荒川が11番ボギーのあと、12番でバーディーを奪った大倉が首位に立ったものの、15番で3パットなどで痛恨のダブルボギー。並んだ2人の一進一退で迎えた最終ホール、荒川がバーディーを奪って大倉を突き放した。

1打差の2位は大倉と、この日3バーディー、4ボギー、1ダブルボギーで75の榎。さらに3打差の9オーバーで平井が4位。5位は林田信男(若宮、45歳)で、6位タイにはこの日のベストスコアタイ74をマークした永田満(北山、53歳)が初日の31位タイから浮上したほか、儀保和(美らオーチャード、26歳)、江口信二(大博多、44歳)、野上英司(ミッションバレー、58歳)が入った。

 

日本ミッドアマは13人が出場権

この試合の結果、第21回日本ミッドアマチュア選手権(11月16~18日・山口県、宇部CC万年池東)13位までの13人(シードを含む)が出場権を獲得した。

 

 

 

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第46回九州インタークラブ競技大会

「福岡雷山GC」(福岡南部)が初優勝

逆転で大分CCを下す

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ベストグロス賞は69で2人

山出耕三(祁答院=鹿児島北部)

梅田祐二(司ロイヤル=熊本北部)

 

 

 

25倶楽部チームが参加して10月13日、宮崎市のUMKカントリークラブ(6725㍎、パー72)で行われ、トータルスコア373の福岡雷山ゴルフ倶楽部(福岡南部)が2位の大分カントリークラブに3打差をつけて初優勝した。

(写真㊤は優勝した福岡雷山GCチーム)

 

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出場選手中のベストスコアに贈られるベストグロス賞は、3アンダーの69をマークした山出耕三(祁答院=鹿児島北部、写真㊨)と梅田祐二(司ロイヤル=熊本北部、同㊧)の両選手が獲得した。

 

また、この試合で大林裕之(熊本空港=写真㊦)が2番(173㍎、パー3)でホールインワンを達成し、開催コースから記念品が贈られた。

 

大会は連盟(GUK)主催競技の唯一の団体競技。1チームは学生・生徒を除く6人(うち55歳以上3人)で構成され、ベスト5人のトータルスコアで優勝を争う。11県地区で行われた今年の予選(各県地区競技大会)にはGUK加盟の計189倶楽部が参加。この中から、勝ち抜いた24倶楽部と開催倶楽部の計25倶楽部チームが本戦出場した。

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この日の宮崎地方は曇りで気温21.6度、東北東の4㍍(正午現在)。このところの連盟競技は2週続けて雷雨や台風にともなう強風雨の影響で競技日程が短縮されたが、この日は曇り、微風の絶好のコンディション。倶楽部の実力、名誉をかけた戦いとあって、応援団の熱も入り、盛り上がった大会となった。

2位・大分CC、3位・小倉CCは6人のスコア差

そんな中、福岡雷山は前半を10位タイで折り返したが、荒川英二(45)や竹本健太(34)、山内孝徳(60)ら若手からベテランまでが大崩れすることなく力を発揮、前半トップを走っていた大分に逆転した。376で大分CCと同スコアだった小倉カンツリー倶楽部(福岡北部)が、規定による6人全員のスコア比較で大分CCに2打及ばす3位だった。前年優勝の大博多カントリー倶楽部(福岡南部)は今年の九州シニア4位タイの大野徹二が72と健闘したが、他が精彩を欠き、380のスコアで8位に終わった。

 

 

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第23回九州ミッドシニア選手権競技・ 第38回九州グランドシニア選手権競技

Mシニアは

武田幸一(麻生飯塚)が4人のPOを制して初V

Gシニアは

千葉昌久(大村湾)が初優勝

 

 

 

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ミッド(M)シニア、グランド(G)シニアの両九州選手権は10月6日、長崎市琴海尾戸町、ペニンシュラオーナーズゴルフクラブ(ミッド6579㍎、グランド6183㍎=パー72)で行われ、Mシニアは64歳の武田幸一(麻生飯塚)が2オーバーの74で並んだ4人によるプレーオフを制して初優勝した。

Gシニアは70歳の千葉昌久(大村湾)がイーブンパーの72で初優勝した。

(写真は㊧グランドシニア優勝の千葉昌久、㊨ミッドシニア優勝の武田幸一の両選手)

 

 

台風18号襲来。前週のシニア選手権に続き競技を18HSに短縮

 

競技は5~6日の2日間行われる予定だったが、台風18号の通過に伴う暴風雨で5日の競技が中止となり、6日の全員による18ホールストロークプレーに短縮して実施された。競技短縮は前週の第46回九州シニア選手権に続くもので、異例の事態になった。

 

2オーバーの74で並んだ4人のプレーオフ。

Mシニアの武田は2ホール目で勝利。シニア部門2冠に

 

台風一過の絶好のコンディション(晴れ、気温28.1度、南西の風4㍍=正午現在)。短期決戦となった試合は白熱した戦いとなった。

65歳以上が出場資格(今年12月末現在)のMシニアは76人(欠場7人)が出場。そんな中、74で回った武田のほか村川米蔵(八代、67歳)、伊牟田寛見(チェリー鹿児島シーサイド、65歳)、青木英樹(佐賀ロイヤル、65歳)によるプレーオフとなったが、まず1ホール目にダブルボギーを打った青木が脱落。2ホール目はパーの武田がボギー以上の村川、伊牟田に競り勝ち、勝利を手にした。

武田は2009年の第39回九州シニア選手権で優勝しており、シニア3部門のうちの2部門を制した。

1打差、75の5位タイは三原由紀夫(佐賀、65歳)と大橋久美男(九州小岱山、65歳)の2人。前々回優勝の上木政章(志摩シーサイド、69歳)は5オーバーの10位タイ、前年優勝の近藤正耿(北九州、66歳)は9オーバーの35位タイだった。

 

Gシニアの千葉はパープレーでの栄冠

尾藤牧衛(島原、77歳)が76のスコアでエージシュート達成

 

70歳以上のGシニアは71人(欠場9人)が出場。千葉はインスタートの10番でバーディー。後半の2、3番で連続ボギーを打ったが、4番バーディーでスコアを戻し、その後も崩れることなく、手堅いゴルフを見せた。1打差の2位は今村広巳(佐賀、70歳)と前年優勝の大川重信(小郡、71歳)の2人。さらに1打差の4位タイに中島好巳(チェリー鹿児島シーサイド70歳)、清水正征(かほ、71歳)、鳥越文彦(大博多、70歳)の3人が入り、77歳の尾藤牧衛(島原)が76で回ってエージシュートを達成し、9位タイになった。

 

Mシニア25人、Gシニア10人が日本選手権への出場権を獲得

 

この試合の結果、第23回日本ミッドシニア選手権(11月12日・岐阜県、愛岐CC中・東コース)は17位タイまでの21人と、22位タイの8人のうちマッチングスコアカードで選ばれた4人の計25人が出場権。また、第23回日本グランドシニア選手権(11月10~11日・三重県、スリーレイクスCC)は7位タイまでの8人と、9位タイの4人のうち2人の計10人が出場有資格者となった。

 

 

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第46回九州シニア選手権競技

雨中戦を制し、ただ1人のアンダーパー

3アンダーの69

長野清一(ミッションバレー)が初優勝

 

 

 

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選手権は9月29日、佐賀県江北町の花祭ゴルフ倶楽部(6674㍎、パー72)で行われ、3アンダーの69で回った55歳の長野清一(ミッションバレー)が、ただ1人のアンダーパーをマークして初優勝した。

 

競技は豪雨で18ホールストロークプレーに短縮して実施

 

競技には55歳以上の147人(欠場11人)が出場。28、29日の2日間36ホールで行われる予定だったが、28日の初日は競技を開始したものの、豪雨と雷雲接近でノーゲーム。29日の1日18ホールに短縮しての決着となったが、この日も前日からの雨は降りやまず、スタートを1時間遅らせての競技となった。(雨、気温25.5度、北北西の風6.3m=29日正午)

雨の中の我慢比べのような試合。そんな中、長野はインスタートの前半を1バーディーの35で折り返すと、後半も3バーディー、1ボギーという好調なゴルフで優勝。3打差のイーブンパー、72の2位タイに4バーディー、4ボギーの中野好也(伊都、56歳)と2バーディー、2ボギーの辻崎正幸(ペニンシュラ、60歳)の2人、さらに1打差の73、4位タイには一昨年優勝の大野徹二(大博多、59歳)と河口康広(司ロイヤル、56歳)、野上英司(ミッションバレー、58歳)の3人が入った。

前年優勝の板井良春(大分富士見、61歳)は2オーバーの74で7位タイだった。

 

日本シニア選手権は20人が出場権

 

第38回日本シニア選手権(10月26~28日・愛知県、春日井CC東)には2オーバー7位タイまでの15人と、3オーバー75の12人の中からマッチングスコアカード方式で選ばれた5人の計20人が出場権を得た。

 

 

 

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第4回九州女子ミッドアマチュア選手権競技・第4回九州女子シニア選手権競技

女子ミッドは1アンダー 71

木村紀子(鷹羽ロイヤル)が初優勝

女子シニアは5オーバー 77

豊沢雅子(北九州)がプレーオフを制して初栄冠

優勝した豊沢雅子㊨と木村紀子㊧

 

 

第4回九州女子ミッドアマチュア選手権競技・第4回九州女子シニア選手権競技は9月1日、福岡県糸島市の福岡雷山ゴルフ倶楽部(5901㍎、パー72)で行われ、女子ミッド(M)は26歳の木村紀子(鷹羽ロイヤル)が1アンダーの71で回り、初優勝した。

女子シニアは5オーバー、77で並んだ2人によるプレーオフとなったが、50歳の豊沢雅子(北九州)が62歳の田中まゆみ(グリーンランドリゾート)を下し、初優勝した。

(写真は木村紀子㊧、豊沢雅子㊨の両選手)

 

大会には25歳以上の女子Mアマの部に70人(欠場2人)、50歳以上の女子シニアには89人(欠場1人)が参加、いずれも18ホールストロークプレーで行われた。連日の猛暑も峠を越したか、この日は曇り、気温25度、西の風2.4㍍(正午現在)と絶好のコンディションでの戦いになった。

 

木村はただ1人のアンダーパーをマークしての勝利

女子Mは、前半2バーディーで34と好調に折り返した木村が、後半は終盤に連続ボギーを打つなどして1つスコアを落としたものの、ただ1人のアンダーパーをマークして勝った。2打差の73で若松和代(大隅、47歳)が2位に入り、さらに1打差、74の3位タイに髙田雅野(西戸崎シーサイド、46歳)と松尾麻子(佐賀クラシック、45歳)の2人。前年優勝で3連覇がかかっていた渡辺恵理(チェリー宇土、34歳)は、西嶋由加(セブンミリオン、32歳)とともに3オーバー、75で5位タイだった。

また、昨年は女子シニアで優勝した52歳の松尾賢子(美々津)と同2位の山口美帆(佐世保、52歳)が今大会はMアマへの挑戦だったが、山口は5オーバーの8位タイに入り、松尾は11オーバーの26位タイだった。

 

初出場で初タイトルの豊沢

女子シニアのプレーオフは1ホール目、ボギーの豊沢に対し田中はダブルボギーとして、決着がついた。豊沢は初出場で初めてのプレーオフ経験で、自身の初タイトルだった。1打差の6オーバー3位は田口亜希子(玄海、51歳)、さらに1打差4位に荒田つゆ子(いぶすき、54歳)で、8オーバーの5位タイには、第2回大会優勝で、2002年日本女子シニアも制している福井和子(ブリヂストン、69歳)ら8人が並んだ。

参加最高齢、75歳の犬童アヤ 子(くまもと城南)は11オーバーの83で回り22位タイだった。

 

日本女子ミッドは10人

志摩シーサイドでの日本女子シニアは13人が出場権

この試合の結果、「第21回日本女子ミッドアマチュア選手権」(11月17~18日、愛媛県サンセットヒルズCC)は8位タイまでの9人と、10位タイの5人のうちマッチングスコアカードで選ばれた1人の計10人(シードを含む)が出場権。地元の糸島市、志摩シーサイドCCで10月27~28日に行われる「第24回日本女子シニア選手権」は5位タイまでの12人と、13位タイの4人のうちマッチングスコアカードで選んだ1人の計13人が出場権を得た。

日本女子シニアにはこのほか、松尾と山口の2人がシード権を持っており、山口はMアマとともにW出場権となった。

 

 

 

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第46回九州オープン選手権競技

3人のプレーオフ制して
小田龍一(Misumi)がうれしい初優勝
ベストアマには上村竜太(チェリー鹿児島シーサイド)

 

 

 

 

初優勝の小田龍一

8月4日から4日間、宮崎市の宮崎レイクサイドゴルフ倶楽部(7042㍎、パー72)で行われ、通算16アンダー、272で並んだ3人によるプレーオフの結果、3ホール目でプロ16年目の39歳、小田龍一(Misumi)が他の2人を下し、初優勝、優勝賞金300万円と、特別協賛「えんホールディングス」の副賞200万円の計500万円を獲得した。

 

アマチュアは最終日、67で回った神村学園高1年、15歳の上村竜太(チェリー鹿児島シーサイド)が通算8アンダー、280とし、19位タイで初めてのベストアマを獲得した。

セカンドアマは4打差の30位タイ、長崎日大高出、大阪学院大1年の増田裕太郎(大博多)、サードアマは通算3アンダー、34位タイの福岡・片江中3年、出利葉太一郎(筑紫ケ丘)と今年の九州学生を制した長崎国際大1年、安部寛章(ザ・クラシック、福岡第一高出)の2人だった。

 

16アンダーの272

POは3ホール目で決着
プレーオフは2006年(玉名CC)以来10年ぶり。18番(パー5)で小田龍と鈴木優大(えんホールディングス、26歳)、櫻井省吾(イノベーションゴルフアカデミー、29歳)3人によって行われ、2ホール目で櫻井が脱落。3ホール目、2打でグリーンをとらえた小田がバーディーを奪い、3オンでパーの鈴木に競り勝った。

初日、コースレコードとなる9アンダー63をマークして単独トップに立った小田龍は、2日目71で1打スコアを伸ばしたものの、この日67で回った永野竜太郎(フリー、28歳)に首位を奪われた。2打差の2位タイで迎えた3日目、小田龍は5アンダーの67を出し、2位に2打差をつける通算15アンダーとして再び単独首位へ。最終日、1つしかスコアを伸ばせなかった小田龍に対し、2位タイの櫻井が69、3打差5位タイの鈴木が68と追い上げて小田龍に並び、プレーオフにもつれこんでいた。

鈴木、櫻井は2位タイで、1打差、15アンダーの4位タイに永野、藤島征次(フリー、31歳)、前々回優勝者の北村晃一(ミッションバレー、31歳)、前回優勝の和田章太郎(フリー、20歳)の4人が並んだ。

 

なお、優勝者に与えられる日本オープン選手権、KBCオーガスタの出場権は既に小田龍が持っているため、プレーオフに敗れた2人のうち、最終日成績上位の鈴木が繰り上がった。

 

女子プロ2人は予選落ち

ツアーシード勢が参加できるように、昨年までの6月から、ツアー日程が入っていない8月に開催時期を変更しての真夏の選手権。大会には144人(プロ113人、アマ31人)が参加した。
試合は初日、小田龍の爆発的9アンダーのほか、このところツアー初優勝や、ツアー外のネスレ招待日本プロマッチプレー選手権レクサス杯でその小田龍を下して国内最高額の優勝賞金1億円を手にしたばかりの時松隆光(筑紫ケ丘、22歳)が1打差の2位と話題十分で、なおかつ56人がアンダーパーをマークする大混戦のスタートを切った。
2日目は、熊本地震で甚大な被害を受けた益城町出身の永野が7バーディー(2ボギー)で3位から首位に浮上。小田龍も2打差の2位で再浮上を狙えば、さらに1打差に時松や鈴木、小浦和也(フリー、23歳)ら若手が控えた。この日で予選が終わり、イーブンパーまでの上位60人が後半の決勝ラウンドに進出したが、この時点でもなおアンダーパーが45人と激戦模様。今大会の目玉の1つ、4月のトヨタカップでベストアマになり出場権を得た18歳の但馬友(大分)、開催コース推薦の20歳、山内日菜子(宮崎レイクサイド)の2人の女子が出場。2人はともに大会直前のプロテストに合格して〝女子プロ〟としての参加で注目されたが、ともに力及ばず、但馬が3オーバーの77位タイ、山内が4オーバー、88位タイでの予選落ちだった。

 

バーディー合戦 大ベストアマ上村竜太混戦の4日間
3日目は雷雨で3時間の中断も

3日目は雷雨でスタートができず、3時間遅れての試合開始。蒸し暑さの中での耐久レースとなったが、永野が74で後退。67の小田龍が首位を奪還したほか、2打差の2位タイに和田、北村、櫻井の3人、さらに1打差で小浦、鈴木がつけ、予断を許さない展開になった。なお、この日は嘉数光倫(エナジック)が4番(105㍎)でホールインワンを記録した。
迎えた最終日。小田はいきなりボギー2連発のあと、最終盤にもOBのダブルボギーをたたくなど71と1つスコアを伸ばしただけ。4アンダーの鈴木と、3アンダーの櫻井が小田龍をとらえたものの、プレーオフでは中堅のここぞの強みを発揮して、小田龍がタイトルをもぎ取った格好だった。

アマチュアの上村はアマトップを行く増田に2打差で迎えた最終日、6バーディー、1ボギーの67をマーク。4バーディー、5ボギーとスコアを伸ばせなかった増田を逆転、初のベストアマに輝いた。

 

 

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