競技トピックス | 九州ゴルフ連盟(GUK) - Part 22

競技トピックス

第23回九州ミッドシニア選手権競技・ 第38回九州グランドシニア選手権競技

Mシニアは

武田幸一(麻生飯塚)が4人のPOを制して初V

Gシニアは

千葉昌久(大村湾)が初優勝

 

 

 

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ミッド(M)シニア、グランド(G)シニアの両九州選手権は10月6日、長崎市琴海尾戸町、ペニンシュラオーナーズゴルフクラブ(ミッド6579㍎、グランド6183㍎=パー72)で行われ、Mシニアは64歳の武田幸一(麻生飯塚)が2オーバーの74で並んだ4人によるプレーオフを制して初優勝した。

Gシニアは70歳の千葉昌久(大村湾)がイーブンパーの72で初優勝した。

(写真は㊧グランドシニア優勝の千葉昌久、㊨ミッドシニア優勝の武田幸一の両選手)

 

 

台風18号襲来。前週のシニア選手権に続き競技を18HSに短縮

 

競技は5~6日の2日間行われる予定だったが、台風18号の通過に伴う暴風雨で5日の競技が中止となり、6日の全員による18ホールストロークプレーに短縮して実施された。競技短縮は前週の第46回九州シニア選手権に続くもので、異例の事態になった。

 

2オーバーの74で並んだ4人のプレーオフ。

Mシニアの武田は2ホール目で勝利。シニア部門2冠に

 

台風一過の絶好のコンディション(晴れ、気温28.1度、南西の風4㍍=正午現在)。短期決戦となった試合は白熱した戦いとなった。

65歳以上が出場資格(今年12月末現在)のMシニアは76人(欠場7人)が出場。そんな中、74で回った武田のほか村川米蔵(八代、67歳)、伊牟田寛見(チェリー鹿児島シーサイド、65歳)、青木英樹(佐賀ロイヤル、65歳)によるプレーオフとなったが、まず1ホール目にダブルボギーを打った青木が脱落。2ホール目はパーの武田がボギー以上の村川、伊牟田に競り勝ち、勝利を手にした。

武田は2009年の第39回九州シニア選手権で優勝しており、シニア3部門のうちの2部門を制した。

1打差、75の5位タイは三原由紀夫(佐賀、65歳)と大橋久美男(九州小岱山、65歳)の2人。前々回優勝の上木政章(志摩シーサイド、69歳)は5オーバーの10位タイ、前年優勝の近藤正耿(北九州、66歳)は9オーバーの35位タイだった。

 

Gシニアの千葉はパープレーでの栄冠

尾藤牧衛(島原、77歳)が76のスコアでエージシュート達成

 

70歳以上のGシニアは71人(欠場9人)が出場。千葉はインスタートの10番でバーディー。後半の2、3番で連続ボギーを打ったが、4番バーディーでスコアを戻し、その後も崩れることなく、手堅いゴルフを見せた。1打差の2位は今村広巳(佐賀、70歳)と前年優勝の大川重信(小郡、71歳)の2人。さらに1打差の4位タイに中島好巳(チェリー鹿児島シーサイド70歳)、清水正征(かほ、71歳)、鳥越文彦(大博多、70歳)の3人が入り、77歳の尾藤牧衛(島原)が76で回ってエージシュートを達成し、9位タイになった。

 

Mシニア25人、Gシニア10人が日本選手権への出場権を獲得

 

この試合の結果、第23回日本ミッドシニア選手権(11月12日・岐阜県、愛岐CC中・東コース)は17位タイまでの21人と、22位タイの8人のうちマッチングスコアカードで選ばれた4人の計25人が出場権。また、第23回日本グランドシニア選手権(11月10~11日・三重県、スリーレイクスCC)は7位タイまでの8人と、9位タイの4人のうち2人の計10人が出場有資格者となった。

 

 

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第46回九州シニア選手権競技

雨中戦を制し、ただ1人のアンダーパー

3アンダーの69

長野清一(ミッションバレー)が初優勝

 

 

 

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選手権は9月29日、佐賀県江北町の花祭ゴルフ倶楽部(6674㍎、パー72)で行われ、3アンダーの69で回った55歳の長野清一(ミッションバレー)が、ただ1人のアンダーパーをマークして初優勝した。

 

競技は豪雨で18ホールストロークプレーに短縮して実施

 

競技には55歳以上の147人(欠場11人)が出場。28、29日の2日間36ホールで行われる予定だったが、28日の初日は競技を開始したものの、豪雨と雷雲接近でノーゲーム。29日の1日18ホールに短縮しての決着となったが、この日も前日からの雨は降りやまず、スタートを1時間遅らせての競技となった。(雨、気温25.5度、北北西の風6.3m=29日正午)

雨の中の我慢比べのような試合。そんな中、長野はインスタートの前半を1バーディーの35で折り返すと、後半も3バーディー、1ボギーという好調なゴルフで優勝。3打差のイーブンパー、72の2位タイに4バーディー、4ボギーの中野好也(伊都、56歳)と2バーディー、2ボギーの辻崎正幸(ペニンシュラ、60歳)の2人、さらに1打差の73、4位タイには一昨年優勝の大野徹二(大博多、59歳)と河口康広(司ロイヤル、56歳)、野上英司(ミッションバレー、58歳)の3人が入った。

前年優勝の板井良春(大分富士見、61歳)は2オーバーの74で7位タイだった。

 

日本シニア選手権は20人が出場権

 

第38回日本シニア選手権(10月26~28日・愛知県、春日井CC東)には2オーバー7位タイまでの15人と、3オーバー75の12人の中からマッチングスコアカード方式で選ばれた5人の計20人が出場権を得た。

 

 

 

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第4回九州女子ミッドアマチュア選手権競技・第4回九州女子シニア選手権競技

女子ミッドは1アンダー 71

木村紀子(鷹羽ロイヤル)が初優勝

女子シニアは5オーバー 77

豊沢雅子(北九州)がプレーオフを制して初栄冠

優勝した豊沢雅子㊨と木村紀子㊧

 

 

第4回九州女子ミッドアマチュア選手権競技・第4回九州女子シニア選手権競技は9月1日、福岡県糸島市の福岡雷山ゴルフ倶楽部(5901㍎、パー72)で行われ、女子ミッド(M)は26歳の木村紀子(鷹羽ロイヤル)が1アンダーの71で回り、初優勝した。

女子シニアは5オーバー、77で並んだ2人によるプレーオフとなったが、50歳の豊沢雅子(北九州)が62歳の田中まゆみ(グリーンランドリゾート)を下し、初優勝した。

(写真は木村紀子㊧、豊沢雅子㊨の両選手)

 

大会には25歳以上の女子Mアマの部に70人(欠場2人)、50歳以上の女子シニアには89人(欠場1人)が参加、いずれも18ホールストロークプレーで行われた。連日の猛暑も峠を越したか、この日は曇り、気温25度、西の風2.4㍍(正午現在)と絶好のコンディションでの戦いになった。

 

木村はただ1人のアンダーパーをマークしての勝利

女子Mは、前半2バーディーで34と好調に折り返した木村が、後半は終盤に連続ボギーを打つなどして1つスコアを落としたものの、ただ1人のアンダーパーをマークして勝った。2打差の73で若松和代(大隅、47歳)が2位に入り、さらに1打差、74の3位タイに髙田雅野(西戸崎シーサイド、46歳)と松尾麻子(佐賀クラシック、45歳)の2人。前年優勝で3連覇がかかっていた渡辺恵理(チェリー宇土、34歳)は、西嶋由加(セブンミリオン、32歳)とともに3オーバー、75で5位タイだった。

また、昨年は女子シニアで優勝した52歳の松尾賢子(美々津)と同2位の山口美帆(佐世保、52歳)が今大会はMアマへの挑戦だったが、山口は5オーバーの8位タイに入り、松尾は11オーバーの26位タイだった。

 

初出場で初タイトルの豊沢

女子シニアのプレーオフは1ホール目、ボギーの豊沢に対し田中はダブルボギーとして、決着がついた。豊沢は初出場で初めてのプレーオフ経験で、自身の初タイトルだった。1打差の6オーバー3位は田口亜希子(玄海、51歳)、さらに1打差4位に荒田つゆ子(いぶすき、54歳)で、8オーバーの5位タイには、第2回大会優勝で、2002年日本女子シニアも制している福井和子(ブリヂストン、69歳)ら8人が並んだ。

参加最高齢、75歳の犬童アヤ 子(くまもと城南)は11オーバーの83で回り22位タイだった。

 

日本女子ミッドは10人

志摩シーサイドでの日本女子シニアは13人が出場権

この試合の結果、「第21回日本女子ミッドアマチュア選手権」(11月17~18日、愛媛県サンセットヒルズCC)は8位タイまでの9人と、10位タイの5人のうちマッチングスコアカードで選ばれた1人の計10人(シードを含む)が出場権。地元の糸島市、志摩シーサイドCCで10月27~28日に行われる「第24回日本女子シニア選手権」は5位タイまでの12人と、13位タイの4人のうちマッチングスコアカードで選んだ1人の計13人が出場権を得た。

日本女子シニアにはこのほか、松尾と山口の2人がシード権を持っており、山口はMアマとともにW出場権となった。

 

 

 

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第46回九州オープン選手権競技

3人のプレーオフ制して
小田龍一(Misumi)がうれしい初優勝
ベストアマには上村竜太(チェリー鹿児島シーサイド)

 

 

 

 

初優勝の小田龍一

8月4日から4日間、宮崎市の宮崎レイクサイドゴルフ倶楽部(7042㍎、パー72)で行われ、通算16アンダー、272で並んだ3人によるプレーオフの結果、3ホール目でプロ16年目の39歳、小田龍一(Misumi)が他の2人を下し、初優勝、優勝賞金300万円と、特別協賛「えんホールディングス」の副賞200万円の計500万円を獲得した。

 

アマチュアは最終日、67で回った神村学園高1年、15歳の上村竜太(チェリー鹿児島シーサイド)が通算8アンダー、280とし、19位タイで初めてのベストアマを獲得した。

セカンドアマは4打差の30位タイ、長崎日大高出、大阪学院大1年の増田裕太郎(大博多)、サードアマは通算3アンダー、34位タイの福岡・片江中3年、出利葉太一郎(筑紫ケ丘)と今年の九州学生を制した長崎国際大1年、安部寛章(ザ・クラシック、福岡第一高出)の2人だった。

 

16アンダーの272

POは3ホール目で決着
プレーオフは2006年(玉名CC)以来10年ぶり。18番(パー5)で小田龍と鈴木優大(えんホールディングス、26歳)、櫻井省吾(イノベーションゴルフアカデミー、29歳)3人によって行われ、2ホール目で櫻井が脱落。3ホール目、2打でグリーンをとらえた小田がバーディーを奪い、3オンでパーの鈴木に競り勝った。

初日、コースレコードとなる9アンダー63をマークして単独トップに立った小田龍は、2日目71で1打スコアを伸ばしたものの、この日67で回った永野竜太郎(フリー、28歳)に首位を奪われた。2打差の2位タイで迎えた3日目、小田龍は5アンダーの67を出し、2位に2打差をつける通算15アンダーとして再び単独首位へ。最終日、1つしかスコアを伸ばせなかった小田龍に対し、2位タイの櫻井が69、3打差5位タイの鈴木が68と追い上げて小田龍に並び、プレーオフにもつれこんでいた。

鈴木、櫻井は2位タイで、1打差、15アンダーの4位タイに永野、藤島征次(フリー、31歳)、前々回優勝者の北村晃一(ミッションバレー、31歳)、前回優勝の和田章太郎(フリー、20歳)の4人が並んだ。

 

なお、優勝者に与えられる日本オープン選手権、KBCオーガスタの出場権は既に小田龍が持っているため、プレーオフに敗れた2人のうち、最終日成績上位の鈴木が繰り上がった。

 

女子プロ2人は予選落ち

ツアーシード勢が参加できるように、昨年までの6月から、ツアー日程が入っていない8月に開催時期を変更しての真夏の選手権。大会には144人(プロ113人、アマ31人)が参加した。
試合は初日、小田龍の爆発的9アンダーのほか、このところツアー初優勝や、ツアー外のネスレ招待日本プロマッチプレー選手権レクサス杯でその小田龍を下して国内最高額の優勝賞金1億円を手にしたばかりの時松隆光(筑紫ケ丘、22歳)が1打差の2位と話題十分で、なおかつ56人がアンダーパーをマークする大混戦のスタートを切った。
2日目は、熊本地震で甚大な被害を受けた益城町出身の永野が7バーディー(2ボギー)で3位から首位に浮上。小田龍も2打差の2位で再浮上を狙えば、さらに1打差に時松や鈴木、小浦和也(フリー、23歳)ら若手が控えた。この日で予選が終わり、イーブンパーまでの上位60人が後半の決勝ラウンドに進出したが、この時点でもなおアンダーパーが45人と激戦模様。今大会の目玉の1つ、4月のトヨタカップでベストアマになり出場権を得た18歳の但馬友(大分)、開催コース推薦の20歳、山内日菜子(宮崎レイクサイド)の2人の女子が出場。2人はともに大会直前のプロテストに合格して〝女子プロ〟としての参加で注目されたが、ともに力及ばず、但馬が3オーバーの77位タイ、山内が4オーバー、88位タイでの予選落ちだった。

 

バーディー合戦 大ベストアマ上村竜太混戦の4日間
3日目は雷雨で3時間の中断も

3日目は雷雨でスタートができず、3時間遅れての試合開始。蒸し暑さの中での耐久レースとなったが、永野が74で後退。67の小田龍が首位を奪還したほか、2打差の2位タイに和田、北村、櫻井の3人、さらに1打差で小浦、鈴木がつけ、予断を許さない展開になった。なお、この日は嘉数光倫(エナジック)が4番(105㍎)でホールインワンを記録した。
迎えた最終日。小田はいきなりボギー2連発のあと、最終盤にもOBのダブルボギーをたたくなど71と1つスコアを伸ばしただけ。4アンダーの鈴木と、3アンダーの櫻井が小田龍をとらえたものの、プレーオフでは中堅のここぞの強みを発揮して、小田龍がタイトルをもぎ取った格好だった。

アマチュアの上村はアマトップを行く増田に2打差で迎えた最終日、6バーディー、1ボギーの67をマーク。4バーディー、5ボギーとスコアを伸ばせなかった増田を逆転、初のベストアマに輝いた。

 

 

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第10回九州小学生大会

栄冠は
男子 豊田真太郎(熊本・築山小6年)
女子 賀数心南 (沖縄・城岳小6年)

 

 

 

 

九州小学生男女優勝者_0650

  (優勝した男子の豊田真太郎㊧、女子の賀数心南㊨両選手=写真は㈱Golf Times提供)

 

第10回九州小学生大会は7月26日、大分県竹田市の久住高原ゴルフ倶楽部(男女共通6013㍎、パー72)で18ホールストロークプレーによる競技が行われ、男子は1アンダーの71で回った豊田真太郎(熊本・築山小6年)、女子は賀数心南(沖縄・城岳小6年)がイーブンパー、72で、それぞれ初優勝した。

全国大会の予選になる今大会は選考会を通過した男子34人、女子25人が参加。
男子の豊田は前半2オーバーの38だったが、後半33と巻き返して71でホールアウト。大会参加者中、ただ1人のアンダーパーをマークしての優勝だった。2打差の2位は仲宗根祥仁(沖縄・沢岻小6年)、3位は吉田京介(大分・南部小6年)=同スコアはマッチングスコアカード方式で順位を決定。
女子の賀数も前半38と2オーバーで折り返したが、後半は34で回ってイーブンパーに戻して勝利をつかんだ。2位は2打差、2オーバー、74の外園華蓮(鹿児島・高山小6年)で、続いて76の同スコアで2人が並んだが、規定により3位に前田愛結(福岡・泉小5年)、4位が石原渚裟(沖縄・浦城小6年)となった。

 

ただ1人の小学3年、山本大勢(福岡・西小倉)は26位と健闘

この大会は4~6年生を対象にした18ホールストロークプレーで行われているが、各県地区選考会(予選)を通過した3年生以下も参加が認められており、ただ1人男子の部に出場した山本大勢(福岡・西小倉小3年)は18オーバーの90で回り、26位と健闘した。

 

全国大会への出場者決まる
この試合の結果、第10回全国小学生大会(8月9日、兵庫県・宝塚GC新コース)には男、女ともに上位10人が出場権を獲得した。

 

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第36回九州ジュニア選手権競技

15~17歳の部
男子は
清水大成(東福岡高3年)がプレーオフで稲田愛篤(沖学園高3年)下し初優勝
女子は大里桃子(熊本国府高3年)が2連覇達成
12~14歳の部
男子は
内藤滉人(大分中3年)がプレーオフで後藤大翔(大津北中2年)下しての初優勝
女子は園田結莉亜(大分中3年)が初優勝

 

2016九州ジュニア各級優勝者

 (写真は各級優勝者=左から清水大成、内藤滉人、園田結莉亜、大里桃子の各選手)

 

7月28、29日の2日間、大分県竹田市の久住高原ゴルフ倶楽部(男子7175㍎、女子6441㍎=パー72)で行われた。男子は12~14歳の部15~17歳の部ともにプレーオフとなったが、通算5アンダー、139で2人が並んだ15~17歳の部では、清水大成(東福岡高3年)が4ホール目で稲田愛篤(沖学園高3年)を下し、12~14歳の部は通算4オーバー、148で並んだ内藤滉人(大分中3年)が後藤大翔(大津北中2年)を2ホール目で下し、ともに初優勝した。
女子は15~17歳の部が通算4アンダー、140で大里桃子(熊本国府高3年)が2年連続で優勝、12~14歳の部は通算イーブンパーの144で園田結莉亜(大分中3年)が初優勝した。

また、初日、一松紅実(沖学園高3年)が3番(165㍎)でホールインワンを達成した。

 

出場したのは15~17歳の部の男子49人(欠場2人)、同女子40人。12~14歳の部は男子35人、女子35人。予選通過は前年同様、15~17歳の部男子が40人、同女子32人、12~14歳の部は男女ともに28人だった。初日、雷雲の接近で午後3時55分から45分間の中断があったが、全員がホールアウトした。
競技では、15~17歳の部男子は初日、稲田と上村竜太(神村学園高1年)の2人が4アンダーをマークして首位タイスタート。これを1打差で篠原仕師命(沖学園高3年)と夏伐蓮(宮崎日大高1年)の2人が追う展開となった。最終日は難しいピンの位置にスコアを乱す選手が続出。そんな中、稲田は3バーディー、2ボギーの71と1つスコアを伸ばしたが、首位に3打差と出遅れていた清水がこの日はボギーなしの4バーディーとチャージ。稲田をとらえてプレーオフにもつれこんでいた。
同女子の大里は初日、6アンダー66をマーク、今年の九州女子選手権を制した2位の後藤未有(沖学園高1年)に3打差をつけて飛び出した。最終日は74と乱したものの、後続も伸びず、逃げ切って2連覇を達成した。3打差の2位は小貫麗(熊本国府高2年)で、後藤は阿部未悠(第一学院高1年)とともに通算イーブンパーの3位タイ、さらに1打差の5位タイには、この日のベストスコア71を出した佐渡山理莉(名護高1年)と井戸川菜摘(宮崎日大高1年)だった。

 

12~14歳の部は大分中がアベックV

12~14歳の部男子は初日、首位に1打差2位タイの内藤がこの日75、3打差6位タイの後藤が73で回り、4オーバーで並んでプレーオフとなった。最終日69とただ1人の60台をマークした中野惠將(飯塚第一中2年)が1打差の3位に入り、初日パープレー72で首位だった出利葉太一郎(片江中3年)は8オーバーの6位タイだった。
女子は初日、塩澄英香(内浜中3年)が3アンダーで首位。これに1打差2位タイの園田が最終日、逆転で優勝。

12~14歳の部は大分中が男女を制し、アベック優勝を果たした。

 

この試合の結果、15~17歳の部で男子上位16人とシード選手3人、女子10人とシード選手1人、12~14歳の部男子7人、同女子9人が8月17日からの第22回日本ジュニア選手権(男子は霞が関CC、女子は東京GC=いずれも埼玉県)への出場権を得た。

 

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第2回九州スーパーシニアカップ

81歳で76ストローク(4オーバー)

目野邦彦(小郡)

エージシュートを達成して初優勝

 

 

優勝に笑顔の目野邦彦aa

「第2回九州スーパーシニアカップ」が6月16日、福岡県小郡市の小郡カンツリー倶楽部(5695㍎、パー72)で行われ、小郡をホームコースとする81歳の目野邦彦が4オーバー、76で回り、エージュートを達成して初優勝した。
80歳以上(基準日は12月31日現在)のゴルファーを対象にした大会で、以前は九州グランドシニア選手権の「80歳以上の部」として18ホールストロークプレーで行われていたが、参加者の増加から昨年、単独の大会として独立して「スーパーシニアカップ」として開催。

 

過去最多の72人が参加
今大会には、過去最多を記録した昨年よりもさらに7人増えて、計72人が参加(欠場8人)。スタート後に降り出した雨は降りやまず、コンディションには恵まれなかったが、スーパーシニアたちは文字通りスーパーなプレーを披露した。
そんな中で目野は前半、2番から4連続ボギーとボギーが先行。その後1バーディーを奪い、39で折り返した。後半も11番でボギーが先行したが、その後は2バーディー、2ボギーとまとめ、2位の前々回優勝者、83歳の廣重俊一(福岡サンレイク)に2打差をつけて勝利を手にした。さらに1打差の7オーバー、79に3人が並んだが、年長者上位の大会規定により、3位に安藤喜三郎(大分中央、83歳)、4位吉永慎二(武雄嬉野、80歳)、5位平田晃宏(若松、80歳)の順位になった。前回優勝の中村保(長崎国際、81歳)は85のスコアで21位だった。

 

エージシュートも計13人が達成
毎回、スーパーシニアたちのエージシュートが話題になるが、今大会も過去最多の計13人が記録。大会を盛り上げた。達成者には開催コースの小郡CCから記念品が贈られた。

【晴れのエージシューター】
今大会での達成者は次の通り。
▽優勝=目野邦彦(小郡)81歳でスコア76S
▽2位=廣重俊一(福岡サンレイク)83歳、78S
▽3位=安藤喜三郎(大分中央)83歳、79S
▽4位=吉永慎二(武雄嬉野)80歳、79S
▽5位=平田晃宏(若松)80歳、79S
▽6位=杉山利夫(チェリー小倉南)84歳、80S
▽7位=池田正伸(小郡)83歳、81S
▽8位=天本惇(小郡)81歳、81S
▽9位=石塚重利(中九州)81歳、81S
▽10位=河野信正(久山)81歳、81S
▽17位=河室健士(大分)84歳、83S
▽23位=岡村精二(あつまるレーク)87歳、86S
▽34位=貝島義雄(古賀)89歳、89S

 

 

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第35回九州学生選手権競技・ 第15回九州女子学生選手権競技

勝者は
男子は安部寛章(長崎国際大1年)
女子は岩切夏乃(九州保健福祉大1年)

 

 

 

 

 

九州学生男女優勝者

 

第35回九州学生・第15回九州女子学生選手権競技は6月8日、福岡県大牟田市の有明カントリークラブ(男子6689㍎、女子6159㍎、パー72)で行われ、男子は通算6アンダーの138で安部寛章(長崎国際大1年)と古川雄大(東海大九州1年)の2人が並んだが、最終ラウンドの成績で安部が古川を1打上回り、初優勝した。
女子は岩切夏乃(九州保健福祉大学1年)が2オーバー、74で初優勝した。
優勝した男子の安部、女子の岩切は兵庫県鳴尾GCで行われる第70回日本学生(8月23日から)、第53回日本女子学生選手権(同24日から)への出場権を得た。

 

男子は2人が通算6アンダー 138
最終Rスコア上位の安部が古川雄大(東海大九州1年)に逆転で初優勝

1日36ホールで行われた男子は57人(欠場3人)が出場。第1ラウンドは安部の4アンダー、68に対し、67で回った古川が1打差でトップに立った。第2ラウンドは安部が3バーディー、1ボギーの70としたのに対し、古川は5バーディー、4ボギーの71で、通算で2人が並んだ。しかし、今年の規定でプレーオフはなく、最終ラウンドのスコア比較で安部が1打上回り、逆転勝ちした。
3打差の3位は菅卓人(東海大九州1年)、さらに5打差の通算2オーバー、146に酒匂雅嵩(同3年)だった。

 

女子は2オーバーの74で岩切が初の栄冠

女子は16人が参加。岩切はインスタートの前半、2バーディー、1ボギーの35と好調なラウンドだったが、後半の最終盤、上りの3ホールで3連続ボギーとし、74でホールアウトした。しかし、後続もスコアを伸ばすことができず、4打差の2位タイに山崎琉日(福岡大3年)と加藤奈那(日本経済大3年)の2人。前週の九州女子選手権で3日間を通算イーブンパーで回り2位になった森満絢香(宮崎公立大1年)は7オーバー、79で4位だった。

 

 

 

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第46回九州女子選手権競技

通算2アンダーの214  14歳、沖学園高1年生
後藤未有(鷹羽ロイヤル)が初優勝

 

 

初優勝した後藤未有

第46回九州女子選手権競技は5月31日から6月1日までの3日間、福岡県筑前町の夜須高原カントリークラブ(6393㍎、パー72)で行われ、福岡・沖学園高1年、14歳の後藤未有(鷹羽ロイヤル)が通算2アンダー、214で初優勝した。

 

後藤はただ1人のアンダーパー
田中瑞希(グランドチャンピオン)
3連覇ならず

2日目に単独トップに立った後藤は、大会3連覇がかかる熊本国府高3年、田中瑞希(グランドチャンピオン)に2打差をつけての最終日。前半は3連続バーディー(1ボギー)などで好調に折り返したが、後半は1ダブルボギー、2ボギー(1バーディー)とスコアを伸ばせなかった。
しかし、同組の田中も前半は1バーディーと耐えていたものの、後半はパット不調で、4ボギーを重ねて脱落。同じ同組の宮崎公立大1年、18歳の森満絢香(宮崎国際空港)が3バーディー、3ボギーの72で回ったが捕らえきれず、後藤の逃げ切りを許した。
後藤はただ1人、通算でのアンダーパー優勝だった。
2打差の通算イーブンパー、216で森満が2位、さらに1打差の1オーバー、3位に宮崎・日章学園高3年、三浦桃香(フェニックス)。連覇を狙った田中は通算2オーバーで、熊本国府高1年、星川ひなの(矢部サンバレー)、福岡・常磐高1年、辛島寧那(鷹羽ロイヤル)とともに4位タイだった。

 

日本女子アマは20人が出場権
この試合の結果、第58回日本女子アマチュア選手権(6月21~24日、福島県グランディ那須白河GC)へは、シード権を持つ佐渡山理莉(エナジック瀬嵩、17位タイ)を除く上位20選手が出場権を得た。17位タイの5人のうちの4人は最終日スコア上位で選抜。

 

「熊本地震」で日程・会場を変更して開催
九州女子選手権競技は今年から、従来の2日間から3日間大会へと拡大して実施。
当初は、熊本県菊池市の「くまもと中央カントリークラブ」で5月10日から開催予定だったが、4月に熊本、大分両県下を襲った「熊本地震」のために急きょ、日程と会場を福岡の「夜須高原CC」に変更して行われた。熊本出身の選手の中には、車中泊を余儀なくされた選手もいたが、多くは元気な姿を見せてくれた。

 

 

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第46回九州アマチュア選手権競技

大会最少ストロークの通算9アンダー 279
玉城海伍(カヌチャ)が初優勝
沖縄県勢Vは12年ぶり

 

 

 

 

2016九アマで初優勝の玉城海伍

第46回九州アマチュア選手権競技は5月19日から4日間、長崎県大村市の大村湾カントリー倶楽部オールドコース(7045㍎、パー72)で行われ、大阪学院大2年の玉城海伍(カヌチャ)が通算9アンダー、279で初優勝した。
優勝スコアの9アンダーは4日間72ホールストロークプレーになった2003年大会以降の最少ストロークで、これまでの記録は2011年に時松源藏(筑紫ヶ丘)がマークした7アンダーだった。また、沖縄県勢の優勝は2004年大会の正岡竜二(沖縄国際)以来、12年ぶり。

大学勢の争い
比嘉一貴(沖縄国際)は2位に泣く

最終日の22日は、首位の比嘉一貴(沖縄国際、東北福祉大3年)を1打差で玉城と、連覇を狙う古川雄大(大博多、東海大九州1年)が追う展開。優勝争いは最終組の大学生3人に絞られたが、2バーディー、2ボギーで72の比嘉、2バーディー、3ボギーの73の古川、とともにスコアを伸ばせず、逆に出入りの激しいゴルフながら17番で比嘉をとらえた玉城が、最終18番バーディーで逆転、1打差をつけて栄冠を勝ち取った。
1打差の2位は比嘉で、さらに2打差の6アンダーで3位古川だった。
比嘉はJGAのナショナルチームのメンバー。九州アマは2012年の5位タイ以来、毎年のように優勝争いに絡みながら、今年もタイトルには見放された。

 

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今年の連盟主催競技の九州選手権は「九州女子選手権」が開幕戦として組まれていたが、4月14、16日に襲った2度の震度7という大地震「熊本地震」によって延期となり、第2戦の九州アマチュア選手権が初戦となった。
その九州アマは1次予選に11県地区から計1080人が参加、本戦出場を目指した。しかし、1次予選直後の「熊本地震」によって2次予選は熊本県地区選手の多くから辞退が相次ぐ結果となった。
そんな中、決勝大会には158人(欠場6人)が参加。4日間とも好天に恵まれ、白熱した試合が繰り広げられた。
試合は初日、玉城が15番(パー5)でイーグルを奪うなど7アンダーをマークして単独トップ。これを1打差で比嘉が追った。2日目の玉城は3バーディー、1ボギーの70で通算9アンダーとし、首位を維持。比嘉は2バーディー、3ボギーの73とスコアを落としたものの、4打差で2位にとどまった。さらに1打差の3位に古川と、昨年日本ジュニアで連覇を達成し、今年、熊本・秀岳館高に進学した15歳の池田悠希(佐世保国際)の2人がつけた。
通算157、80位タイまでの87人が通過した3日目の決勝ラウンドは、1イーグル、3バーディー、2ボギーの69で回った比嘉が通算8アンダーで首位に浮上。玉城は1イーグル、2バーディーを奪いながらも1ダブルボギー、4ボギーの74で一歩後退。この日69の古川が玉城とともに比嘉に1打差の2位タイに並んだ。後続の4位には葛城史馬(中津、大阪学院大1年)がつけたが、首位とは4打差がついていた。

 

14人が日本アマ出場権
55歳ベテラン大倉清(浮羽)も意地を見せる

 

この試合の結果、4オーバー、292の13位タイまでと、5オーバー、15位タイの3人のうち最終日成績上位の2人の計14人が第101回日本アマチュア選手権(7月5日から4日間、北海道ブルックスCC)への出場権を獲得(2位の比嘉一貴、6位タイの池田悠希はナショナルチームメンバーで出場権があるため除外)。大学生やジュニア主流の近年の九州アマ界にあって、4日間通算4オーバーと意地を見せた55歳ベテラン、大倉清(浮羽)も出場権をつかんだ。
また、今年の九州オープン選手権(8月4日から4日間、宮崎県・宮崎レイクサイドGC)へは301までの上位30人(301の3人中、2人を最終日スコア上位で選抜)が出場権を得た。

 

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