競技トピックス | 九州ゴルフ連盟(GUK) - Part 24

競技トピックス

第3回九州女子ミッドアマチュア選手権競技・第3回九州女子シニア選手権競技

女子Mは1アンダー 71

 

渡辺恵理(チェリー宇土)が2連覇を達成

 

女子シニアは7オーバー 79

 

松尾賢子(北方)が初優勝

 

 

             (女子シニア優勝の松尾賢子㊧と女子ミッドアマ優勝の渡辺恵理㊨)

 

 第3回九州女子ミッドアマチュア選手権競技・第3回九州女子シニア選手権競技は9月3日、福岡県糸島市の伊都ゴルフ倶楽部(6051㍎、パー72)で行われ、女子ミッド(M)は33歳の渡辺恵理(チェリー宇土)が1アンダー、71のスコアで2連覇を達成した。

女子シニアは7オーバー、79で回った51歳の松尾賢子(まさこ、北方)が初優勝した。

 

 今大会は日本ゴルフ協会(JGA)の改定に伴い、女子Mの参加資格が従来の30歳以上から25歳以上に変更になった。また、女子シニアはJGA主催のブロック予選が廃止されたことにより、地区大会を日本選手権の予選として実施。女子Mに72人、女子シニアに80人(欠場3人)が参加した。

 気象条件は事前の雨予想がいい方に裏切られ、晴れで気温28.0度、西北西の風1.8m(正午現在)と絶好のコンディションでの大会となった。

 

渡辺、イーグルスタートで快勝

 競技は女子Mで、渡辺が出だしの1番(パー4)でいきなりチップインイーグルを奪う好スタート。後半も1バーディー、2ボギーと手堅く攻めて、ただ1人アンダーパーをマークし、2位に並んだ34歳、米村洋子(八代)と25歳、黒石沙也佳(北山)の2人に4打差をつけて快勝した。さらに2打差の4位タイに高田雅野(西戸崎シーサイド、45歳)と高橋圭子(ミッションバレー、43歳)の2人だった。

 

松尾は自身、初タイトル

 50歳以上のシニアは、松尾が前半を1バーディー、2ボギーの37と安定したラウンドで回り、後半の終盤のパー3で7をたたくなどして乱れたが、1打差で後続を振り切り、自身でも初タイトルとなる栄冠を獲得した。その1打差の2位タイは東大森れい子(熊本空港、60歳)と山口美帆(佐世保、51歳)の2人。さらに2打差の4位タイに脇園幸風(若松、57歳)と北野弘子(久住高原、53歳)の2人が入った。

また、参加最年長で九州女子シニア初出場の74歳、犬童アヤ子(くまもと城南)は16オーバーの88で27位タイと健闘した。犬童は1991年の第21回九州女子選手権で優勝経験がある。

 

日本女子ミッド、日本女子シニアともに上位9人が出場権を獲得

 この試合の結果、地元福岡県のザ・クイーンズヒルGCで行われる第20回日本女子ミッドアマチュア選手権(11月19~20日)には6位タイまでの上位9人が、第23回日本女子シニア選手権(11月5~6日・富山県、呉羽CC日本海)は6位タイまでの7人と、8位タイの3人のうちマッチングスコアカード方式で選ばれた2人の計9人が出場権。これに昨年の九州女子シニアで優勝の福井和子(ブリヂストン)がシード権を持っている。

 

 

»競技報告の詳細はこちら

 

 

第9回九州小学生大会

晴れの優勝者

 

男子は72で松田正史(熊本・春日小6年)

 

女子は77の櫻井心那(長崎・山里小6年)

 

 

 

 

 第9回小学生大会は7月21日、大分県竹田市の久住高原カントリー倶楽部(男女共通6013㍎、パー72)で18ホールストロークプレーによる競技が行われた。4~6年生の部男子は松田正史(熊本・春日小6年)がイーブンパーの72、同女子は櫻井心那(長崎・山里小6年)が5オーバーの77で優勝した。いずれも、初めて。

 大会には各県地区選考会を通過した男子30人(欠場2人)、女子25人が参加した。

男子は松田と池田拓史(鹿児島・吉野小6年)が72の同スコアで並んだが、マッチングスコアカード方式での選抜で松田の優勝となった。女子の櫻井は2位に3打差をつけての勝利。

 この大会の結果、全国小学生大会(9月22日・千葉県、森永高滝CC)には男子の上位10人、女子の同9人が出場権を得た。

 なお、大会では九州独自に低学年の「1~3年生の部」を9ホールストロークプレーで実施していたが、今年から廃止された。

 (写真は優勝した松田正史㊤、櫻井心那㊦の両選手=㈱Golf Times提供)

 

 

 

 

 

 

 

第35回九州ジュニア選手権競技

晴れの優勝者

15~17歳の部

男子 芹澤慈眼(秀岳館高1年)

女子 大里桃子(熊本国府高2年)

 

12~14歳の部

男子 村上颯汰(八代第二中3年)

女子 後藤未有(沖学園中3年)

 

 

 

 

    (写真は各級優勝者=左から村上颯汰、芹澤慈眼、大里桃子、後藤未有の各選手)

 

 大分県竹田市の久住高原ゴルフ倶楽部(男子7155㍎、女子6392㍎=パー72)で7月23、24日の両日行われた。優勝したのは15~17歳の部男子は芹澤慈眼(秀岳館高1年)、同女子は大里桃子(熊本国府高2年)、12~14歳の部男子は村上颯汰(八代第二中3年)、同女子は後藤未有(沖学園中3年)で、いずれも初優勝だった。

 出場したのは男子15~17歳の部が51人、同女子39人(欠場1人)、12~13歳の部男子34人、同女子36人。今大会から予選カット方式がとられ、初日の予選競技の結果、最終日の決勝ラウンド進出者(15~17歳の部男子40人、同女子32人、12~14歳の部男子28人、同女子28人)を決めた。

 

 今大会は各クラスとも力の差がなく、接戦。12~14歳の部男子の村上は初日、全参加者中の唯1人のアンダーパー71をマーク。2位に3打差をつけての最終日だったが、76とスコアを乱したものの、他も追い切れず、初日の貯金が効いて逃げ切った格好だ。

 15~17歳の部女子は初日、前年覇者の三浦桃香(宮崎・日章学園高2年)がパープレーの72で2位タイに3打差をつける好スタートだったが、最終日乱れて79をたたいて後退。初日2位タイの大里がこの日72と手堅いプレーで逆転での優勝を飾った。

 

3階級で熊本勢が優勝

 このほか、15~17歳の部男子の芹澤、12~14歳の部女子の後藤とも初日2位(タイ)からの逆転V。また、4階級のうち3階級を熊本勢が制し、レベルの高さを見せつけた。

 この試合の結果、日本ジュニア選手権(8月19~21日、埼玉県霞ヶ関CC)は15~17歳の部男子が上位16人、同女子11人、12~14歳の部男子は上位5人とシード2人、同女子は6人とシード1人が出場権を得た。

 

 

 

»競技報告の詳細はこちら

 

 

第1回九州スーパーシニアカップ

 

               (大会に参加したスーパーな皆さん)

5オーバー、77

第1回の栄冠は

 

中村保(長崎国際)の頭上に

エージシュートを達成して優勝 

 

 80歳以上のゴルファーが参加した「第1回スーパーシニアカップ」(九州ゴルフ連盟主催)が6月16日、福岡県小郡市の小郡カンツリー倶楽部(5745㍎、パー72)で行われ、5オーバー、77で回った80歳の中村保(長崎国際、写真㊨)がエージシュートを達成して優勝、第1回大会の栄冠を手にした。

 80歳以上のシニアについては従来、九州グランドシニア選手権の際に、年齢別80歳以上の部を設けて、18ホールストロークプレーで実施していた。しかし、近年の参加者の増加から同クラスを独立させ、「スーパーシニアカップ」として開催することになった。

 

ますます達者 過去最多の62人が参加

 大会には年齢別時代からみても過去最多の65人が参加(欠場7人)。午前中を中心に霧雨が降り続くあいにくのコンディションとなったが、スーパーたちはいずれも疲れも見せずに元気にラウンドした。

 そんな中、中村保はインスタートの前半、4ボギーの40。後半は最終18番でボギーを打ったが、他はすべてパー。バーディーはなかったものの、計5ボギーにまとめ、後続に1打差をつけて勝利を手にした。

 2位は78で83歳の河室健士(阿蘇やまなみ)と80歳の河野信正(久山)の2人が並んだが、大会規定により年長の河室が2位になった。さらに2打差、80の4位には、前回の優勝者、82歳の廣重俊一(福岡サンレイク)が入った。

 

エージシュートも7人が達成

 ますます元気なスーパーたちだが、今年も7人のエージシューターが誕生した。改めてその年齢とスコアを列挙して敬意を表したい。

 ▽優勝=中村保(長崎国際)80歳で77▽2位=河室健士(阿蘇やまなみ)83歳、78▽3位=河野信正(久山)80歳、78▽4位=廣重俊一(福岡サンレイク)82歳で80▽6位=池田正伸(小郡)82歳で82▽14位=貝島義雄(古賀)88歳で84▽41位=植杉乾蔵(球磨)91歳で91

 達成者には小郡カンツリー倶楽部から記念品が贈られた。

 

 

 

 80歳の若輩

「公式戦でエージシュートで優勝」を達成した中村保

 

  表彰式での優勝スピーチの中で、「若輩者の私が…」と言った。92歳の最長老、白石清(久山)をはじめ、米寿(88歳)など80代後半の選手が珍しくない中で、傘寿(80歳)なんて「若輩」には違いない。が、この年代では、年々飛距離は落ちていく一方だし、体力的にも1歳でも若い方が有利なこともみんなが認めることでもある。

 中村は、その〝若さ〟を生かし、雨の中という重馬場を攻めきった。バーディーこそなかったが、ボギーが5つ。「第1回大会だし、思い出になれば、(エージシュートの)80で回れればと思っていた」というが、実際にラウンドを振り返ってもらうと、「前半、雨の中で(スコアが)良くなかったが、まだまだ伸ばせたと思う」と欲も口にした。

 佐世保の出身でゴルフ歴50年。72歳と3日目に72で回って初めてのエージシュートを達成して以来、この日で58回目だそうだ。しかも、公式戦(連盟主催競技)でエージシュートで優勝。みんなが狙ったタイトルを手にして、「忘れられない大会になりそう」と言い、さらには、これからの目標は、「楽しむゴルフを続け、自分の年の数だけエージシュートを重ねていくことを楽しみにやっていきたい」と表情をほころばせた。

  (写真は合わせて263歳のレジェンドたち=92歳の白石清㊧、80歳の中村保㊥、91歳の植杉乾蔵㊨の各選手)

 

 91のスコアで1309回目のエージシュートの植杉乾蔵 「前半、シャンクが出てOBを打ったりしたが、後半なんとか立ち直って目標を達成できた。(長続きの秘訣は)無理をしないことです」

 

 参加最年長の92歳、白石清は97で56位 「今日は寄らず入らずのゴルフだった。第1回大会だから、100を切って、何とかエージシュートを、と思っていたけど…。両手の指先にしびれと痛みが出て、この試合に間に合うように5月の連休明けに手術した。まだちょっと、痛みがあって、痛み止めを塗ってのラウンドだった」

 

 前回優勝の廣重俊一はエージシュートの80で4位 「最近買い換えたアイアンセットで2回目の使用だった。前半ショットが良くなかったが、練習して使いこなすしかありませんね」

 

 上位成績は次の通り。同スコアは年長者優位

+5 優勝 中村  保(長崎国際)       77(37、40)  

+6 2位 河室 健士(阿蘇やまなみ)     78(39、39)

   3位 河野 信正(久山)         78(39、39)

+8 4位 廣重 俊一(福岡サンレイク)    80(41、39)

+9 5位 樋口 和典(八女上陽)       81(40、41)

+10 6位 池田 正伸(小郡)        82(43、39)

   7位 目野 邦彦(小郡)         82(42、40)

   8位 倉重  剛(くまもと中央)     82(40、42)

+11 9位 廣吉淳三郎(九州八幡)      83(41、42)

   10位 大和 昭介(福岡国際)      83(43、40)

   11位 石塚 重利(中九州)       83(42、41)

         12位 塚本 敬一(佐賀クラシック) 83(43、40)

   13位 田上 容正(種子島)       83(41、42)

+12 14位 貝島 義雄(古賀)       84(43、41) 

   15位 平井 正清(小郡)        84(42、42)

   16位 原田 鉄司(門司)        84(43、41)

   17位 天本  惇(小郡)        84(43、41)

   18位 石田 治巳(太宰府)       84(41、43)

+13 19位 関  嘉和(あつまる阿蘇赤水)85(42、43)

+14 20位 鷺山 孝昭(小郡)       86(38、43)

 

 

   競技報告 (2015/ 6.16)                          写真と記事:M.Kikutake

 

 

 

2015九州オープン選手権競技

通算5アンダー

 

和田章太郎(フリー)が初優勝

 

ベストアマは

 

総合2位タイの清水大成(大博多)が初受賞

 

 

 

 

  2015九州オープン選手権競技(賞金総額1800万円、優勝賞金300万円、特別協賛=㈱えん優勝副賞200万円)は6月11日から4日間、熊本県大津町の阿蘇大津ゴルフクラブ(7002㍎、パー72)で行われ、通算5アンダー、211をマークしたプロ3年目、19歳の和田章太郎(フリー)が初優勝した。和田は日本経済大2年の学生プロ。3日間、首位を譲らない完全優勝で、自身のプロ初勝利だった。

 アマチュアの最上位者に贈られるベストアマは、この日66のベストスコアで回った東福岡高2年、16歳の清水大成(大博多)が総合でも2位タイになり、初めての栄冠を獲得した。

 和田は2位に1打差をつける単独首位で最終日を迎えたが、前半をパープレーで回った後の後半、3バーディー、2ボギーとスコアを伸ばし、追撃を断った。

 1打差で追う立場だった池村寛世(フリー)は終盤の勝負どころで池に入れるなどしてダブルボギーを連発して後退。同様に1打差の出水田大二郎(フリー)も前半、2オーバーで折り返したのが最後まで響き、逆転はならなかった。

 2位タイはこの日、1イーグル、7バーディー、1ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフながらベストスコア66で回った清水と、出水田の2人。さらに1打差の4位タイには比嘉一貴(東北福祉大2年)、三重野里斗(大分)、黒木紀至(UMK)の3人が入った。

 アマチュアはベストアマの清水のほか、セカンドアマに比嘉、サードアマに昨年の日本ジュニアチャンピオン、長崎県佐世保市の崎辺中3年、14歳の池田悠希(佐世保国際)が入った。

 (写真は初優勝した和田章太郎㊨とベストアマの清水大成㊧)

 

プロ主力欠き、混戦模様に

 今大会は「㈱えん」、「阿蘇大津ゴルフクラブ」の特別協賛で行われ、九州在住プロ95人、九州アマチュア選手権などの予選を通過したアマ49人の計144人が出場。しかし、プロはプロツアーのシンハコーポレーション・タイ・オープン、国内チャレンジトーナメントのISPSハンダグローバルチャレンジカップと日程が重なるなどから、ツアーシード選手や前回優勝の北村晃一(ミッションバレー)ら主力を欠く大会となった。

 競技は雨天順延の仕切り直しとなった第1R、和田は6バーディー、1ボギーの67で単独首位。これを1打差で池村ら2人、さらに1打差で宮國雄一朗(フリー)ら2人が追うなど、アンダーパーが15人という混戦のスタートとなった。

 第2Rは激しい雨と風の中のラウンド。和田が73としたものの他もスコアを伸ばすことができず、首位をキープ。これを1打差で池村とこの日71の出水田が2位タイと食らいついた。

 そして、最終日。朝の間の雨も上がり、曇り、微風の絶好のコンディションとなったが、1つスコアを伸ばした和田が他を振り切り、逃げ切った。

 

大雨で競技は54HSに短縮して実施

 今大会は初日(予選第1ラウンド)、熊本地方を襲った大雨でコースコンディションが悪化したことにより、競技委員会を開いて午前9時15分、中止順延を決定。大会は54ホールストロークプレーに短縮され、12、13日に予選ラウンド、最終日の14日に18ホールによる決勝ラウンドを行った。なお、プロの部の賞金は、大会規定通りに全額が支払われる。

 また、日本オープン選手権(10月15日から、兵庫県、六甲国際GC)への九州の出場枠は、8月に入ってから日本ゴルフ協会(JGA)から発表される予定となっている。

 

 

»競技報告の詳細はこちら

 

 

第34回九州学生選手権競技・ 第14回九州女子学生選手権競技

男子は長田真矩(日本経済大3年)が初優勝

 

女子は饒平名まなみ(琉球大3年)が2年ぶり2度目の栄冠

 

 

 

 第34回九州学生・第14回九州女子学生の両選手権競技は6月4日、福岡県大牟田市の有明カントリークラブ(男子6723㍎、女子6184㍎、パー72)で行われ、男子は通算イーブンパーの144で長田真矩(日本経済大3年)が初優勝。

 女子は、饒平名まなみ(琉球大3年)が4オーバー、76で2年ぶり2度目の優勝を飾った。

 また、競技では久貝(くがい)英(長崎国際大2年)が8番(パー5)でアルバトロスを達成したほか、西山大揮(日本経済大4年)が17番(パー3)でホールインワンを達成し、記録ずくめの大会となった。

 

 学生選手権は従来、男女とも2日間全員36HSで行われていたが、近年の参加者減から今年から、男子は1日36HS、女子は同18HSに短縮して実施された。

 今回、男子は62人が出場(欠場3人)。第1Rでは1アンダーの71で回った長田と尾田優貴(東海大九州3年)の2人が首位に並び、1打差72で西山、さらに2打差74で与儀聖夏(琉球大2年)ら5人がつける接戦となった。第2Rは3バーディー、4ボギーの73で回った長田が、74の尾田を1打差でかわし、勝利を手にした。2位は尾田で、通算2オーバー、146の3位タイに西山と大塚陸斗(東海大九州1年)の2人。さらに1打差、5位に新城北斗日本経済大2年)が入った。

 

 女子選手権は8人が参加。饒平名は前半1バーディー、1ボギーの36とまとめて折り返したあと、後半は7番(パー4)でショットをまげて7をたたくなど1ボギー、1トリプルボギー。しかし、後続もスコアが伸びず、2位に4打差をつけて快勝した。8オーバー、80の2位タイは内田百合菜(長崎国際大1年)と玉寄妃那子(日本経済大1年)の2人だった。

 

男女の優勝者は日本学生・女子学生選手権への出場権

 優勝した男子の長田と女子の饒平名は茨城県の大利根CCで行われる第69回日本学生選手権(8月25~28日)、第52回日本女子学生選手権(8月26~28日)への出場権を得た。

 

 

»競技報告の詳細はこちら

 

 

第45回九州女子選手権競技

田中瑞希(グランドチャンピオン)が逆転で2連覇達成

 

 

 

 

 第45回九州女子選手権競技は5月27、28日の2日間、福岡県宗像市の玄海ゴルフクラブ(6432㍎、パー72)で行われ、最終日の28日、ただ1人のアンダーパー69で回った熊本国府高2年、田中瑞希(グランドチャンピオン)が、通算2アンダー、142とし、逆転で優勝した。田中は九州女子選手権2連覇を達成。

 なお、九州女子選手権で2連覇以上(最高、三浦喜久子の3連覇)を達成したのは過去に7人。田中は2004年、2005年に達成した青山加織(熊本空港)以来となる。

 

田中は通算2アンダーの142

新垣比菜(カヌチャ)は1打及ばず、涙

 

 田中は初日、1オーバー、73で、首位の沖縄・興南高2年、新垣比菜(カヌチャ)に2打差の4位発進だったが、最終日は4バーディー、1ボギーと安定したラウンドで新垣を逆転した。

新垣は初日、ただ1人のアンダーパー71で単独首位に立ち、2年ぶりの優勝へ向け好スタートを切った。しかし、最終日の前半に2ボギー、1ダブルボギーと乱れ、後半4バーディーとチャージしたものの、取り戻せず、1打及ばなかった。

 通算2オーバー、146の3位は福岡・沖学園卒、井上沙紀(筑紫ケ丘)で、さらに3打差、149の4位タイに大分高3年、但馬友(大分)と山梨学院大1年、山内日菜子(宮崎レイクサイド)の2人。

 

 今大会には10歳の小学生から62歳のシニアまで、182人(欠場6人)が参加。初日は気温が28度を超える暑さの戦いとなったが、80位タイまでの94人が決勝ラウンドへ進出。最終日は曇天で微風の好コンディションの下での戦いとなったものの、グリーンの厳しいアンジュレーションと速さに苦戦する選手が多く、通算でアンダーパーをマークしたのは2人だけだった。

 

日本女子アマは22人が出場権獲得

 この試合の結果、13位タイまでの14人と、15位タイの9人のうち、マッチングスコアカーで方式で選抜された8人の計22人(シード1人含む)が第57回日本女子アマチュア選手権(6月23~27日、北海道、札幌GC輪厚コース)への出場権を得た。

 

 

»競技報告の詳細はこちら

 

 

第45回九州アマチュア選手権競技

高校生がV奪還

 

古川雄大(福岡第一高3年)が

 

ライバルたちを抑え、逆転初優勝

 

 

 

 

 第45回九州アマチュア選手権競技は5月14日から4日間、佐賀県三養基郡みやき町の佐賀カントリー倶楽部(6748㍎、パー72)で行われ、最終日の17日は首位に1打差、2位スタートの17歳、福岡第一高3年の古川雄大(ゆうき、大博多)が1オーバーで回り、通算3オーバーの291で逆転初優勝した。

 競技は初日、53歳のベテラン、大倉清(大博多)と、JGAナショナルチームのメンバー、比嘉一貴(東北福祉大2年)の2人が1アンダーで並びトップスタート。2日目、古川は72として日本経済大1年の蛭川隆(IGR京セラ)とともに2位タイにつけた。3日目、上位陣のスコアが伸びない中で、比嘉が再び首位に立ったものの、最終日は古川が73と手堅くまとめ逆転3打差をつけて栄冠を手にした。

  古川は自身初めての公式戦勝利。昨年の九アマ6位タイで出場した日本アマチュア選手権では決勝マッチプレーには進めなかったものの、貴重な経験を積んだ。

 

  2位タイは福岡・沖学園高2年の篠原仕師命(はじめ、湯布院)と2人の大学生、蛭川と比嘉の3人だった。ベテランの大倉は2、3日目にやや息切れしたが、最終日はベストスコアタイの72で回って5位。57歳のシニア、野上英司(ミッションバレー)は通算16オーバーの16位タイと大健闘だった。

 

  今年の九州アマは11県地区で行われた第1次予選に1152人がエントリー、この中から486人が3地区での第2次予選に進出、決勝大会の出場権を争った。

 その決勝大会は4日間とも好天に恵まれた中で、シード選手らを含め161人(欠場2人)が出場。同CCは距離はそうはないものの、難易度が高く、対決軸はジュニア勢に学生、これにベテランがどこまで絡んでくるか、だった。

 

日本アマは24人

九州オープンは30人が出場権

 

この試合の結果、シード選手を含む上位24人が「第100回日本アマチュア選手権」(7月8から、兵庫県の広野GC、小野GCの両コースで予選実施、決勝マッチプレーは10日から4日間、広野で実施)の出場権を、また、上位30選手は6月11日からの九州オープン(阿蘇大津GC)への出場権を得た。

 

»競技報告の詳細はこちら

 

 

GUK第45期通常総会開催

理事長に山下新太郎氏(喜々津CC)を3選

 

GUK初の女性理事に安藤倫子氏(福岡CC)選任

 

 

 

 

 九州ゴルフ連盟(GUK)の平成26年(第45期)通常総会が2月20日、福岡市の福岡国際ホールで開かれ、任期満了に伴う役員改選で山下新太郎理事長(喜々津=写真㊧)を3選、総会で報告されました。任期は2年。

また、多様化する女子競技に対応するため安藤倫子・ジュニア育成委員長(福岡=写真㊨)を学識経験者理事に推薦、承認されました。安藤氏は女子競技代表委員も兼務。安藤氏は平成23年、GUK歴史上初めての委員会委員長(ジュニア育成)に就任。その活動、見識などから今回、初めての女性理事に就任しました。

 

 総会は加盟193倶楽部(正会員)のうち出席51、委任状提出142の計193倶楽部により有効に成立。

 山下理事長を議長に選任した後、「平成26年度事業報告・収支決算」「27年度事業計画・収支予算案」の議案を審議。26年度事業では九州オープン選手権競技を初めて沖縄県で開催。また、ジュニア女子の勝みなみ選手(鹿児島高)が女子プロツアーで最年少優勝を遂げ、九州女子選手権が全国のマスコミ注視の中で行われて盛り上がったことなどを報告し、両議案とも全会一致で原案通りに承認、可決されました。

 

新陣容決まる

水田芳夫氏(小郡)が新常務理事に

 

 「任期満了に伴う役員改選」では、各県地区から推薦された理事候補、学識経験理事(3人)を原案通り選任。この後、総会を中断して開催された臨時理事会での互選の結果、山下理事長の3選を決定しました。また同時に、理事長による常務理事3人の選任が行われ、新常務理事として水田芳夫理事(小郡)が就任。新陣容が総会で報告されました。

 

なお、多田昭重(若宮)、三角皓三郎(鹿児島高牧)の両前常務理事と、比嘉良雄前理事(オリオン嵐山)の3氏が定年に伴い勇退。大分県選出の前理事、結城宣孝氏(大分)も退任となりました。

 

今回、選任された新任役員(理事)は以下の各氏。敬称略。

【常務理事】

 ▽水田芳夫(小郡)

【理事】

 ▽細田秀人(福岡北部・若松)

 ▽阿部英仁(大分・三重)

 ▽町田宗俊(沖縄国際)

 ▽安藤倫子(学識経験=福岡)

 

臨時理事会では各県地区から推薦された各種委員会委員を委嘱し、総会で報告されました。この中で、グリーン委員会は柏尾利光前委員長(玄海)が定年にともない退任、後任に日隈由安氏(周防灘)が就任しました。

 

 

 

栄誉をたたえ、 3選手を連盟表彰

◇勝みなみ選手

 (鹿児島高校1年)

◇池田悠希選手

 (長崎県佐世保市立崎辺中2年)

◇小浦和也選手

 (宮崎国際空港、専修大4年)

 

 

 

 

九州ゴルフ連盟では、20日に開いた通常総会の席上、昨年の日本ジュニア選手権で優勝した勝みなみ(鹿児島高1年)、池田悠希(長崎・崎辺中2年)の2選手と、日本オープンで2年連続ローアマを達成した小浦和也選手(専修大4年、宮崎国際空港)をその栄誉をたたえて表彰しました。

 

前年の日本選手権競技で優勝した選手を連盟表彰しているもので、今回は、日本オープン史上7人目の2年連続ローアマを獲得した小浦選手を特別表彰しました。表彰式には勝、池田両選手が保護者に付き添われて出席しましたが、小浦選手は都合で欠席。

 

 勝選手は昨年の日本ジュニア選手権女子15~17歳の部で通算10アンダー、206をマークして初優勝。初日2位タイ発進、2日目6打差まで差を広げられましたが、最終日は67と攻めて逆転勝利をつかみ、念願だった日本選手権のタイトルを手にしました。

 勝選手はJGA(日本ゴルフ協会)のナショナルチームメンバーで、昨年は世界女子アマチーム選手権、アジア大会に日本代表で出場。4月の女子プロツアーKKT杯バンテリンレディスでは史上最年少優勝し、一躍全国の注目を集める存在になりました。

 

勝みなみ選手の話 昨年は反省点、課題も浮き上がった年になりました。今年はこの栄誉に恥じないように、プロツアーでの2勝目を目指し、さらには2020年東京オリンピック出場目指してランクアップを図りたいです。

 

 池田選手は初出場の日本ジュニア選手権男子12~14歳の部で初優勝、この世代の頂点に立ちました。

 池田選手は初日、5アンダーをマークして単独首位に立つと、2日目は猛暑の中のラウンドをただ1人のアンダーパーをマークして6アンダーに伸ばしました。最終日は緊張の中でパープレー。後続に7打差をつけ、3日間首位を譲らない完全優勝でした。

 6歳からのゴルフという池田選手は昨年、長崎県ジュニア大会優勝、九州ジュニア2位タイなどの成績を残していますが、全国的なタイトルは初めてで、今後の飛躍が期待されています。

 

池田悠希選手の話 名誉な表彰をしていただき、これを励みにこれからもがんばります。

 

 小浦選手は昨年の第79回日本オープン選手権(10月・千葉CC梅郷)で、全体の42位タイになり、2年連続でローアマに輝きました。

 JGAによると、日本のメジャー競技、日本オープンで2年連続ローアマを獲得したのは過去に7人。赤星六郎、中部銀次郎、宮里優作らのビッグネームに小浦選手の名前が記録されることになりました。

 小浦選手は宮崎・日章学園高出身で昨年までJGAのナショナルチームメンバー。2012、2013年と連続して九州オープンでベストアマになり、昨年は九州アマチュア選手権で初優勝しています。

 小浦選手は現在、プロを目指して挑戦中です。

 

 

 

 

Contents