競技トピックス | 九州ゴルフ連盟(GUK) - Part 25

競技トピックス

栄誉をたたえ、 3選手を連盟表彰

◇勝みなみ選手

 (鹿児島高校1年)

◇池田悠希選手

 (長崎県佐世保市立崎辺中2年)

◇小浦和也選手

 (宮崎国際空港、専修大4年)

 

 

 

 

九州ゴルフ連盟では、20日に開いた通常総会の席上、昨年の日本ジュニア選手権で優勝した勝みなみ(鹿児島高1年)、池田悠希(長崎・崎辺中2年)の2選手と、日本オープンで2年連続ローアマを達成した小浦和也選手(専修大4年、宮崎国際空港)をその栄誉をたたえて表彰しました。

 

前年の日本選手権競技で優勝した選手を連盟表彰しているもので、今回は、日本オープン史上7人目の2年連続ローアマを獲得した小浦選手を特別表彰しました。表彰式には勝、池田両選手が保護者に付き添われて出席しましたが、小浦選手は都合で欠席。

 

 勝選手は昨年の日本ジュニア選手権女子15~17歳の部で通算10アンダー、206をマークして初優勝。初日2位タイ発進、2日目6打差まで差を広げられましたが、最終日は67と攻めて逆転勝利をつかみ、念願だった日本選手権のタイトルを手にしました。

 勝選手はJGA(日本ゴルフ協会)のナショナルチームメンバーで、昨年は世界女子アマチーム選手権、アジア大会に日本代表で出場。4月の女子プロツアーKKT杯バンテリンレディスでは史上最年少優勝し、一躍全国の注目を集める存在になりました。

 

勝みなみ選手の話 昨年は反省点、課題も浮き上がった年になりました。今年はこの栄誉に恥じないように、プロツアーでの2勝目を目指し、さらには2020年東京オリンピック出場目指してランクアップを図りたいです。

 

 池田選手は初出場の日本ジュニア選手権男子12~14歳の部で初優勝、この世代の頂点に立ちました。

 池田選手は初日、5アンダーをマークして単独首位に立つと、2日目は猛暑の中のラウンドをただ1人のアンダーパーをマークして6アンダーに伸ばしました。最終日は緊張の中でパープレー。後続に7打差をつけ、3日間首位を譲らない完全優勝でした。

 6歳からのゴルフという池田選手は昨年、長崎県ジュニア大会優勝、九州ジュニア2位タイなどの成績を残していますが、全国的なタイトルは初めてで、今後の飛躍が期待されています。

 

池田悠希選手の話 名誉な表彰をしていただき、これを励みにこれからもがんばります。

 

 小浦選手は昨年の第79回日本オープン選手権(10月・千葉CC梅郷)で、全体の42位タイになり、2年連続でローアマに輝きました。

 JGAによると、日本のメジャー競技、日本オープンで2年連続ローアマを獲得したのは過去に7人。赤星六郎、中部銀次郎、宮里優作らのビッグネームに小浦選手の名前が記録されることになりました。

 小浦選手は宮崎・日章学園高出身で昨年までJGAのナショナルチームメンバー。2012、2013年と連続して九州オープンでベストアマになり、昨年は九州アマチュア選手権で初優勝しています。

 小浦選手は現在、プロを目指して挑戦中です。

 

 

 

 

2015年 ジュニア強化指定選手 強化合宿(4地区合同)

ジュニア選手の強化を目的とした日本ゴルフ協会と他地区での合同強化合宿を昨年に引き続き、文部科学省の競技別強化指定拠点とされた宮崎県のフェニックス・シーガイヤ・リゾートで開催しました。

北海道・東北・中部・九州の4地区が参加。

 

1月23日(金)

17:00

宮崎入り

18:00

夕食

19:30~20:00

JGAナショナルチームの活動報告/DVD鑑賞

20:00~21:00

講習

JGA競技者育成強化推進本部 副部長 白木 仁(筑波大大学院教授)

「トップアスリートとは」

 

各地区選手の自己紹介に引き続き、DVDによるJGAナショナルチームの活動報告が紹介されたあと、白木教授による「トップアスリートとは」、日本代表選手になる心構えなどについての講習が行われました。

 

   

 

1月24日(土)

7:00

朝食

8:00~11:30

トレーニング

12:10

昼食

13:00~13:50

フェニックスゴルフアカデミーで各自打球練習等

13:50~14:40

アドレス・スイングチェック

14:45~16:35

パッティングテスト

16:40~17:15

アドレス・スイングチェック フィードバック

18:15

夕食

19:15

動作スクリーン・フィットネス

21:30

終了

 

ランニングでウォームアップをし、マットを使って体幹・股関節強化のトレーニングが中心に行いました。

砂浜でダッシュ・サイドステップ等をこなし、3時間半のトレーニングが終了。

昼食をトムワトソンコースで済ませた後、フェニックスアカデミーへ移動。

PGA・LPGAによるアドレス・スイングチェック、

パッティングのスキルテストを1m×10回、2m×10回、1m・2m・3m・4m・5mからのパット、計30点満点で評価。

PGA・LPGAによるアドレス・スイングチェックのフィードバックをしてもらい選手ひとりひとりにアドバイスなどをしてもらいました。

夕食後は、フェニックステニスアカデミーの施設を使用して、動作スクリーン・フィットネスのテストを行い、姿勢・体幹・柔軟性など自分の体がどうなっているのかなど、自分の体と向き合う時間になりました。

 

  

 

  

 

 

1月25日(日)

7:00

朝食

8:00~11:30

トレーニング

12:20

昼食

13:10~14:00

フェニックスゴルフアカデミーで打球練習等

14:00~15:40

アプローチショットテスト

16:30

解散

 

 

ランニングでウォームアップのあと、昨日とは違いダッシュ系のメニューを中心に行われました。

ダッシュ100m×10本・50m×10本、リアクションダッシュ20m×15本

サイドステップリレー、ジグザグサイドステップ

ダッシュ系のメニューが終了したあとにマットを使って体幹・股関節強化のトレーニングを3時間半みっちりしました。

昼食を済ませたあと、フェニックスゴルフアカデミーでアプローチや打球練習を約1時間各自で行い、トムワトソンコースの13・14・15番ホールを使ってアプローチショットテストを10Y・30Y・50Y×各3球1m以内1点、2m以内2点、カップイン4点としアプローチの精度を確認しました。

50Yでは昨日に引き続きPGA・LPGAによるアドレス・スイングチェックを行ってもらいました。

 

  

 

  

 

 

2泊3日と短い期間でしたが充実した合宿となりました。

この合宿で自分に足りないものなど課題が見つかったと思うので、今シーズンに活かしてほしいものです。

 

 

第12回ハンディキャップ競技九州大会

晴れの優勝者は

 

男子A 中田皓之(大博多)
男子B 木下英文(司菊水)

女子A 辛島寧那(鷹羽ロイヤル)

女子B 宮原稚恵(志摩シーサイド)

 

 

 

 第12回ハンディキャップ(Hdcp)競技九州大会は29日、福岡市のセブンミリオンカントリークラブ(男子6554㍎、女子5821㍎=パー72)で行われ、男女各2クラス計4人の優勝者が決まった。

 JGA杯J-sys選手権の予選を兼ねるもので、今回からJGAハンディキャップインデックスを元に開催コースのスロープレーティングによるコースハンディキャップを算出して適用し、男女ともA、B2階級で実施した。昨年まで、参加者が多い男子AはA1、A2と2クラスに分けていたが、今年から男子Aに一本化して行われた。

 クラス分けは男子AはHdcp(H)12.4まで(参加94人、欠場8人)、同BはH12.5以上(同27人、欠1人)、女子AはH15.4まで(同27人)、同BはH15.5以上(同9人、欠1人)。男子は昨年より22人多い計130人がエントリーしたが、女子は36人で昨年より7人減少した。

 

 この日のコースは晴れで微風。競技は秋晴れの絶好のコンディションの下で行われた。(晴れ、気温19.8度、北北西の風2.8m=正午現在)

 

男子B木下はベストグロスの79で3年ぶり2度目のV

 優勝したのは、男子Aは中田晧之(大博多)でグロス(G)79、ハンディ(H)11、ネット(N)68。2位はN70で木口順夜(沖縄=G81、H11)と森崎裕治(大分サニーヒル=G79、H9)の2人が並んだが、マッチングスコアカード方式での選抜の結果、木口2位、森崎3位となった。

 同Bは木下英文(司菊水)がベストグロスの79をマーク(H14)、N65のスコアで3年ぶり2度目の優勝を飾った。次いで7打差のN72で3人が並んだが、マッチングスコアカードで中山英俊(くまもと中央=G88、H16)が2位で、3位宮原民哲(志摩シーサイド=G89、H17)、4位角芳行(大分富士見=G89、H17)となった。

 

女子B優勝の宮原稚恵は男子Bの民哲とともに夫婦で全国大会出場を決める

 女子はAで北九州市・木屋瀬中2年、13歳の辛島寧那(鷹羽ロイヤル)がG76、H6、N70で初優勝。1打差の2位に福岡市・次郎丸中3年、14歳の松本稀亜来(セブンミリオン)で、Gは74で辛島を上回ったものの、H3で優勝を逃した。3位は船津仁子(ザ・クラシック)でG89、H17、N72だった。

 同Bは宮原稚恵(志摩シーサイド)がG96、H24、N72で初優勝。2位は1打差で篠原加奈子(同)でG97、H24、N73、3位はホームコースの木村美代子(セブンミリオン)でG95、H20、N75だった。

 宮原は男子Bで3位の民哲と夫婦で全国大会出場権を得た。

(写真は各級優勝者=㊧から女子Aの辛島寧那、男子B木下英文、女子Bの宮原稚恵の各選手)

 

  第5回JGA杯J-sys選手権は12月3日、大阪府・茨木カンツリー倶楽部で行われ、男子A、B、女子A、Bの各クラスとも上位4人が出場権を得た。

 

 

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第44回九州インタークラブ競技大会

 2年ぶり13度目のV

 

  栄冠は「大博多CC」(福岡県南部)の頭上に

 

 

  ベストグロス賞は74のスコアで3人に

   佐藤憲一(大分)、榎隆則(大分中央)、尾家清孝(周防灘)

 

  福岡県飯塚市のJR内野カントリークラブ(6838㍎、パー72)で22日、27チームが参加して行われ、トータルスコア391の「大博多カントリー倶楽部」(福岡県南部地区)が2年ぶり13度目の優勝を飾った。

 出場者中のベストスコアに贈られるベストグロス賞は、74で回った佐藤憲一(大分)、榎隆則(大分中央)、尾家清孝(周防灘)の3選手が受賞した。

(写真は㊤13度目の優勝を飾った「大博多CC」チーム。㊦はベストグロス賞を獲得した㊧から尾家清孝、佐藤憲一、榎隆則の各選手)

 

 大会は連盟(GUK)主催競技の唯一の団体競技で、1チームは学生・生徒を除く6人(うち55歳以上3人)で構成され、このうちのベスト5人のトータルスコアで優勝を争う。11県地区で行われた予選にはGUKに加盟する計194倶楽部が参加。予選を勝ち抜いた26倶楽部と開催倶楽部の計27倶楽部チームが本戦出場した。

 トータルスコアで争う団体競技とはいえ、1打を争う熱戦もみられ、各県地区予選の沖縄県では、前年九州大会優勝の「ベルビーチGC」が敗退する波乱もあった。

 

トータル391のスコア

2位の「ザ・クラシックGC」に5打差の勝利

 決勝大会が行われた筑豊地方はこの日、終日霧雨が降り続く恵まれないコンディションで、選手はスコアメークに苦心。

 そんな中、「大博多CC」チームは大崩れすることなく全員が平均した力を発揮。2位の「ザ・クラシックゴルフ倶楽部」(福岡県北部)に5打差をつけての勝利だった。

 「ザ・クラシックGC」は「小倉カンツリー倶楽部」(福岡県北部)と396の同スコアで並んだが、規定により6人全員の合計スコアで上回って2位になり、「小倉CC」が3位だった。

 

 

 

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第4回九州ミッドアマチュア選手権競技

通算1アンダーの143

 

竹本健太(北九州)が初優勝

 

実力者の荒川英二(福岡雷山)にP.Oで競り勝つ

 
  九州ミッドアマチュア選手権は7、8日の2日間、佐賀県唐津市の佐賀ロイヤルゴルフクラブ(6920㍎、パー72)で行われ、通算1アンダー、143で並んだ2人によるプレーオフの結果、32歳の竹本健太(北九州)が荒川英二(福岡雷山、43歳)を下し、初優勝した。

 プレーオフは3ホール目、ピン30㌢につけてバーディーを奪った竹本が、パーの荒川に競り勝ち、自身初めての連盟主催競技タイトル獲得になった。

 

荒川、好調に首位発進も…

 選手権には各県地区予選通過者ら133人(欠場11人)が出場。2日間とも風はややあったものの、晴れで気温21度前後と好コンディションの中で行われた。

 初日、トップに立ったのは荒川。各選手たちが速いグリーンに苦戦するなか、5バーディー、2ボギーの3アンダー、69で回り、2位の五十森達哉(福岡雷山、40歳)に1打差をつけた。さらに2打差のイーブンパー、3位に佐藤憲一(大分、63歳)がつけ、竹本は荒川に5打差の6位タイの発進だった。

 最終日の決勝ラウンドは予選を通過した80位タイまでの85人が進出。荒川は前半1つスコアを伸ばし、好調に折り返した。ところが、追う五十森が足踏みし、佐藤も79をたたいて後退。その間に、最終2組前の竹本が69のベストスコアで回り、通算1アンダーでホールアウトした。

 荒川は後半に入ると17番まで2バーディー、3ボギーの出入りの激しいゴルフながら、竹本に2打差をつけていた。それが、最終18番で第1打を曲げて木の根元のアクシデント。このホールをダブルボギーとし、プレーオフにもつれこんでいた。

 通算1オーバー、145の3位タイに今村大志郎(麻生飯塚、35歳)と五十森の2人。さらに1打差の5位に平井皇太(奄美、31歳)で、シニア勢も榎隆則(大分中央、55歳)が通算6オーバーの7位タイ、山浦正継(志摩シーサイド、62歳)と佐藤が7オーバーの9位タイと健闘した。前回優勝の大塚覚(鹿児島国際、49歳)はこの大会不調で、52位タイに終わった。

 今年4回目を数えた九州ミッドアマだが、第1、2回に続き3度目のプレーオフでの決着。荒川は1、2回大会を制しているが、逆転で2位に終わった昨年を含め、4大会とも優勝争いに絡んでいる。

 

日本ミッドアマは11人が出場権獲得

 この試合の結果、第19回日本ミッドアマチュア選手権(11月19日~21日、香川県・坂出CC)は7オーバー、151、9位タイまでの11人(シード選手含む)が出場権を得た。

 

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第44回九州シニア選手権競技

通算イーブンパー、144

 

 大野徹二(大博多)が

 

プレーオフで白坂千弘(宮崎大淀)下し初優勝

 

 

 

 

 九州シニア選手権競技は1,2日の2日間、宮崎市のUMKカントリークラブ(6663㍎、パー72)で行われ、通算イーブンパー、144で並んだ2人によるプレーオフの結果、57歳の大野徹二(大博多)が54歳の白坂千弘(宮崎大淀)を1ホール目に下し、初優勝した。

プレーオフは大野徹が1番(パー5)で30㎝につけてバーディを奪い、パーの白坂に競り勝った。

 2打差の3位はシニア初出場の尾家清孝(周防灘、55歳)と山口龍良(佐世保、62歳)。さらに1打差の5位は野上英司(ミッションバレー、56歳)だった。前回優勝の田中雅之(若木、57歳)は首位に6打差の11位タイだった。

 

 大会には予選通過者、シード選手ら148人が出場(欠場6人)。初日は一時霧雨に見舞われたが、2日間とも微風の好コンディションの中での競技になった。

 そんな中、大野徹は初日7アンダー、65と驚異的なスコアで単独首位。2位の山口、田口保(くまもと中央、64歳)の2人に6打差をつけた。最終日は前半終わって、大野徹は1オーバーだったが、他も伸びず逆に7打と差を広げた。

 しかし、後半にドラマが待っていた。大野徹は12番で第1打OB、14番で第2打OB、15番ボギーと3ホールで6打スコアを落とす波乱。浮上したのが、4組前でホールアウトしていた白坂。この日は9打差の10位タイスタートだったが、4バーディー、2ボギーで回って首位に並び、プレーオフにもつれ込んでいた。

 

 日本シニア選手権は21人が出場権

 この試合の結果、17位タイまでの19人と、20位タイの6人の中から、最終日のスコア上位の2人選ばれ、計21人(シードを含む)が第36回日本シニア選手権(11月12~14日、兵庫県・小野GC)への出場権を得た。

 

 

 

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第21回九州ミッドシニア選手権競技 第36回九州グランドシニア選手権競技

晴れの栄冠は

ミッドシニア  上木政章(志摩シーサイド)

 

グランドシニア 皆吉寿紀(阿蘇東急)

 

グランドシニア80歳以上の部  廣重俊一(福岡サンレイク)

 

 

 

 

 ミッド(M)シニア、グランド(G)シニアの両九州選手権は11日、福岡県小郡市の小郡カンツリー倶楽部(ミッド6575㍎、グランド6110㍎=パー72)で最終日の決勝ラウンドが行われ、Mシニアは通算3オーバー、147で回った67歳、上木政章(志摩シーサイド)が、前回覇者で2位の69歳、大川重信(小郡)に2打差をつけて初優勝した。

 Gシニアは通算6オーバー、150で並んだ2人によるプレーオフとなったが、1ホール目で74歳の皆吉寿紀(阿蘇東急)が71歳、永野秀男(福岡フェザント)を下し、初優勝を飾った。

上木、皆吉ともに連盟主催競技での初タイトル。

(写真は左から廣重俊一、皆吉寿紀、上木政章の各選手)

 

3オーバーの147

初日にただ一人のアンダー71をマークした上木は逃げ切りV

 大会は2日間とも好天に恵まれ、絶好のコースコンディションのなかで1打を争う緊迫した試合が展開された。

そんな中、65歳以上が出場資格(今年12月末現在)のMシニアには各県地区予選を通過した75人(欠場5人)が出場。初日、上木は参加選手中のただ一人のアンダーパー、71をマークして2位に2打差をつけて単独トップ。最終日の決勝ラウンドには48人が進出したが、晴れて硬く引き締まった高速の高麗グリーンにてこずる選手が続出。上木は76とスコアを崩したものの、後続も追い上げならず、逃げ切った。通算6オーバー、150の3位は猿田仁(あつまる阿蘇赤水、66歳)でさらに1打差の4位タイに山中正義(若宮、65歳)、大田実角(グリーンヒル、65歳)、楠元利夫(都城母智丘、65歳)、真鍋高光(大博多、66歳)、吉武義紹(日の隈、65歳)の5人が並んだ。

 

6オーバーの150

初日エージシュート達成の皆吉は

プレーオフで永野秀男(福岡フェザント)を下しての初V

 70歳以上のGシニアには83人(欠場1人)が出場。初日は谷脇億明(皐月、70歳)がイーブンパーの72で2位に1打差をつけて単独首位に立った。しかし、5打差の77までに14人がひしめく混戦模様。53人が進出した最終日決勝ラウンドは、初日に73のエージシュートで2位タイにつけていた皆吉がこの日77で、75のベストスコアタイで回った永野と150で並び、プレーオフにもつれ込んでいた。

 1打差の3位タイは浜元良夫(沖縄、72歳)、宅間正州(筑紫ヶ丘、69歳)、雨郡滋(佐賀クラシック、71歳)の3人。さらに2打差の6位は牧忠徳(八代、71歳)だった。前回優勝の四方田貞雄(佐賀、72歳)は今大会不調で予選落。

 

日本選手権出場資格者はMシニア24人、Gシニア9人

 この試合の結果、Mシニアは23位までの23人と、24位タイの2人のうちマッチングスコアカード方式で選ばれた1人の計24人が第21回日本ミッドシニア選手権(11月10~11日、奈良国際GC)、Gシニアは7位までの7人と、8位タイの4人のうちの2人の計9人が第21回日本グランドシニア選手権(11月13~14日、京都府・田辺CC)への出場権を得た。

 


81歳の廣重俊一

76のエージシュート達成して初優勝

 

18ホール(5670㍎、パー72)で行われたオープン参加の80歳以上の部は4オーバー、76でともに81歳の安藤喜三郎(大分中央)と廣重俊一(福岡サンレイク)の2人が並んだが、規定により年長の廣重の優勝となった。

 廣重はこの日、2バーディー、6ボギーと安定したゴルフ。80歳の部初出場の安藤も前半1バーディーの35で回った後の後半、5ボギーとし76で廣重と並んだが、誕生日が44日早い廣重が勝利を得た。

 年々参加者が増えるグランドシニア。中でも80歳以上の部は今大会、過去最多の48人(欠場3人)が出場した。しかも、難しい高麗の高速グリーンを制して計5人がエージシュートを達成。レベルの高さを見せつけた。

 廣重、安藤以外のエージシュート達成は以下の選手。

 ▽3位=山崎博人(福岡国際、スコア78、年齢80歳)▽4位=木村富昌(同、スコア80、年齢81歳)▽21位=植杉乾蔵(球磨、スコア88、年齢90歳)

 

 

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第2回九州女子ミッドアマチュア選手権競技  第2回九州女子シニア選手権競技

晴れの優勝者

 

ミッドアマ 渡辺恵理(チェリー宇土)

 

シニア   福井和子(ブリヂストン)

 

 

 

 両選手権は4日、福岡県宮若市のザ・クラシックゴルフ倶楽部(5915㍎、パー72)で行われ、女子ミッドアマチュアは5オーバー、77で回った32歳の渡辺恵理(チェリー宇土)が初優勝を飾った。

 女子シニアは9オーバー、81のスコアで67歳のベテラン、福井和子(ブリヂストン)が優勝した。福井は2002年日本女子シニアの優勝者で、1992年九州女子選手権覇者。

 前夜来の雨が降り続き、激しくなった午前中に40分間の中断。午後からは雨は上がったものの、悪コンディションの中での競技となった。(天候は雨、気温23度、東の風1.5m=正午現在)

 

渡辺恵理は5オーバーの77。後続に2打差をつけての栄冠

 30歳以上が対象の女子ミッドアマは75人(欠場1人)が出場。渡辺恵理は出だしボギーが先行。雨による中断後の3番からも2ボギー、1ダブルボギーと3ホールで4打落とすなどスコアを乱したが、6番以後立ち直り、最終的には77とまとめた。

 2打差の2位タイには前年優勝の高木真理(西戸崎シーサイド、46歳)のほか牛島ハイディ(志摩シーサイド、41歳)、松尾彩(大村湾、33歳)、松尾賢子(北方、50歳)の4人。さらに1打差の6位タイには平田雪恵(久留米、51歳)、若松和代(大隅、45歳)の2人だった。

 この試合の結果、上位8位タイまでの9人が第19回日本女子ミッドアマチュア選手権(11月20~21日、広島県・リージャスクレストGC)への出場権を得た。

 

シニアはベテラン福井和子が9オーバー、81で〝復活〟のV

 50歳以上の女子シニアは70人(欠場5人)が出場。福井は最終組で、雨も峠を越えた中でのスタートだったが、前半4ボギーの40としたあと、後半も3ボギー、1ダブルボギーの41とまとめ、先行組を飛び越えて勝利を手にした。2打差の2位タイは前年優勝の伊藤京子(志摩シーサイド、59歳)と宮城靖子(沖縄国際、51歳)の2人で、さらに1打差、84の4位に伊藤恵美子(皐月、54歳)、85の5位に菊地恭栄(若松、59歳)が入った。

 優勝した福井は来年の第23回日本女子シニア選手権(11月5~6日、富山県・呉羽CC日本海)への出場権を獲得。

 また、九州女子シニア選手権は第3回の来年大会から日本女子シニア選手権の九州予選を兼ねて行われ、日本ゴルフ協会(JGA)が従来行っていたブロック予選は廃止されることになっている。

 

 

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第34回九州ジュニア選手権競技

15~17歳の部 

 

男子 葛城史馬(大分・宇佐高2年)

 

女子 三浦桃香(宮崎・日章学園高1年)

 

12~14歳の部 

 

男子 篠原 剛(福岡・沖学園中3年)

 

女子 千葉 華(沖縄・小禄中3年)

 

 

 

 (各級優勝者=左から15~17歳の部の三浦桃香、葛城史馬、12~14歳の部の篠原剛、千葉華の各選手)

 

 大分県竹田市の久住高原ゴルフ倶楽部(男子7155㍎、女子6388㍎=パー72)で24、25日の2日間行われ、15~17歳の部男子は通算4アンダー、140で並んだ2人によるプレーオフとなり、葛城史馬(大分・宇佐高2年)が清水大成(福岡・東福岡校1年)を下し、初優勝した。

 実力者がそろい、注目の同女子は〝高1世代〟の一人、三浦桃香(宮崎・日章学園高1年)が通算2アンダー、142で初優勝した。

 12~14歳の部の優勝は男子が通算3オーバー、147の篠原剛(福岡・沖学園中3年)、同女子は通算3オーバー、147の千葉華(沖縄・小禄中3年)で、ともに逆転での初優勝だった。

 

15~17歳の部男子

葛城は清水大成(福岡・東福岡校1年)をプレーオフで下す

  男子は49人(欠場1人)が出場。葛城、清水ともに初日71で首位に2打差の3位タイでの最終日だったが、いずれも4バ―ディー、1ボギーの69で回り、逆転して首位に並びプレーオフにもつれ込んだ。そのプレーオフは1ホール目の10番(パ―5)で、清水が2打目をOBとして万事休す。3オンでパーとした葛城が勝利を手にした。1打差の3位は前年優勝の今野大喜(福岡・柳川高3年)で連覇はならなかった。

 

女子の三浦は通算2アンダーで逆転勝利

 女子は40人が出場(欠場1人)で、日本ゴルフ協会(JGA)ナショナルチームメンバーの勝みなみ(鹿児島高1年)は欠場した。今年の九州女子選手権を制した田中瑞希(熊本国府高1年)、昨年の九州女子優勝の新垣比菜(沖縄・興南高1年)、そして、先の日本女子アマで九州勢最高位のベスト4と〝すい星〟のように飛び出してきて注目の三浦…と話題の多い15~17歳女子だった。

 初日は天本遥香(福岡・第一学院高1年)が2アンダー、70で単独トップに立ち、1打差で三浦、さらに1打差の3位タイに篠原真里亜(福岡・沖学園高3年)、三ヶ島かな(同)ら実力者が控えた。最終日。三浦は2番でボギーを打ったがその後立て直し6バーディー、5ボギーの71で回り、4バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの73とした天本に逆転した。通算イーブンパー、144の3位タイに三ヶ島と渕野ひかる(大分高3年)の2人。

 

 この試合の結果、第20回日本ジュニア選手権(8月20日から、霞ヶ関CC)の出場資格を得たのは、男子の8位タイまでの14人と、15位タイの5人のうちマッチングスコアカードで選ばれた3人の計17人。女子は8位タイまでの10人と、11位タイの5人の中からマッチングスコアカーで選んだ3人の計13人。

 

12~14歳の部男子

篠原は3打差を逆転

 35人が出場した男子は初日、ただ一人のアンダーパー、71で回った井戸川純平(宮崎・吾田中2年)が単独トップに立った。しかし、最終日は大きくスコアを崩した。16番でホールインワンを記録したものの、その後は乱調。結局78をたたいて後退。代わって浮上したのが篠原剛。首位に3打差、3位タイのスタートだったが、3バーディー、4ボギーの73と手堅いゴルフで逆転勝ちした。

篠原は一昨年の九州ジュニア15~17歳の部優勝の篠原真里亜、昨年の12~14歳を制した仕師命(はじめ)の姉弟とはいとこ。

 2打差の2位タイは池田悠希(長崎・﨑辺中2年)と井戸川、さらに1打差の4位タイに山本竜也(大分中3年)と宮里拓弥(沖縄・那覇中3年)の2人だった。

 

女子の千葉は4打差を逆転

 女子は35人が出場。そんな中で初日、イーブンパーの72で単独首位に立ったのが大分中1年の園田由利亜。これを2打差の74で山内優希(福岡・次郎丸中)、萱野桃春(同・宇美南中)、小貫麗(熊本・帯山中)の3年生と呉屋杏佳(沖縄・久志中2年)が追う展開となった。

 最終日、園田が77とスコアを乱す中で、ベストスコアの71で回り、初日の8位タイから逆転して2打差をつけて優勝したのが千葉だった。2位は園田で、さらに2打差の3位タイに後藤未有(福岡・沖学園中2年)、鍋島海良(熊本・菊陽中3年)、山内、小貫の4人。

第20回日本ジュニア(8月20日から、霞ヶ関CC)の出場資格を得たのは、男子は上位7人とシードの芹澤慈眼(大分・庄内中3年)。女子は10位までと11位タイの2人のうち、マッチングスコアカード方式で選んだ1人の計11人。

 

 

第8回九州小学生大会

4~6年の部 栄冠は

 

男子は枝川吏輝

 

  (熊本・広安西小6年)

 

女子中村梨己

 

  (沖縄・泊小6年)

 

 

 

 

第8回大会は22日、熊本県益城町の高遊原カントリークラブ(5845㍎、パー72)で行われ、4~6年生の部の男子は枝川吏輝(熊本・広安西小6年)が4アンダーの68をマークして、同女子は中村梨己(沖縄・泊小6年)が2オーバー、74でいずれも初優勝した。

 男子の枝川は6バーディ(2ボギー)を奪う攻めのゴルフ。2アンダーで回った2位の新城ディラン唯人(沖縄・屋部小6年)に2打差をつけてのV。3位は1オーバー、73の池田拓史(鹿児島・吉野小5年)だった。

女子の中村は2バーディー、4ボギーで回り、2位には2打差の4オーバー、76で3人か並んだが、マッチングスコアカード方式で選抜の結果、2位に中原碧望(宮崎・赤江小5年)、3位に上原和(沖縄・松島小6年)、4位古賀衣桜(熊本・出水小6年)となった。

 

低学年の部は上山虎雅(宮崎・檍北小3年)が初優勝

 

同時に9ホール(2795㍎、パー36)で行われた男女共通の1~3年生の部は30人が参加。7オーバーの43で回った上山虎雅(たいが、宮崎・檍北小3年)が初優勝した。2位は10オーバーで矢内大喜(鹿児島・西伊敷小3年)、荒木優奈(熊本・築山小3年)の2人が並んだが、マッチングスコアカードの結果、2位に矢内、3位荒木と決定した。

 

全国大会予選の4~6年生の部は男子が上位10人、女子は同9人が出場権を得た。

熊本地方はこの日35度の猛暑。小学生たちは元気にラウンドしたが、女子2人が熱中症の症状を訴え、途中棄権した。

 

(写真は左から4~6年生の部の優勝、枝川吏輝、中村梨己、1~3年の部優勝の上山虎雅の各選手)

 

 

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