競技トピックス | 九州ゴルフ連盟(GUK) - Part 27

競技トピックス

九州ゴルフ100年祭・平成25年度 第1回九州女子ミッドアマチュア選手権競技  第1回九州女子シニア選手権競技

 

栄冠は…

 

ミッドアマ・高木真理(西戸崎シーサイド)

 

シニア・伊藤京子(志摩シーサイド)

 

 

 

 

 今年新設された九州女子ミッドアマチュア選手権、九州女子シニア選手権の両競技は5日、福岡県糸島市の志摩シーサイドカンツリークラブ(5948㍎、パー72)で行われ、女子ミッドアマは3オーバー、7545歳の高木真理(西戸崎シーサイド)が、女子シニアは地元の58歳、伊藤京子(志摩シーサイド)が8オーバー、80で回り、それぞれ第1回大会の栄冠を獲得した。

 また、シニアで2位の平岡美智子(北山、53歳)が2番でホールインワンを記録、開催クラブから記念品が贈られた。

 台風17号の接近で開催も危ぶまれたが、まさに〝台風一過〟。午後からやや風が出てきたものの、絶好のコンディションの中での競技となった。(晴れ、27.7度、北北東の風4m=正午現在)= 写真はミッドアマの高木真理㊧とシニアの伊藤京子㊨

 

高木真理は3オーバー、75ストローク

30歳以上を対象とするミッドアマチュアは78人(欠場1人)が参加。高木は前半2バーディー、3ボギーの1オーバーでターン。風が強まった後半はボギーが先行したものの2オーバー(2バーディー、4ボギー)にまとめ、2位の高橋圭子(ミッションバレー、41歳)に1打差をつけて優勝した。

さらに1打差、5オーバー、77の3位タイに本田月枝(阿蘇グリーンヒル、57歳)、渡辺恵理(チェリー宇土、31歳)、牛島ハイディ(ミッションバレー、40歳)の3人が入った。

 上位7位までと8位タイの6人のうちマッチングスコアカード方式で選ばれた2人の計9人が、第18回日本女子ミッドアマチュア選手権(112122日・兵庫県・三木GC)への出場権を得た。

 

シニアの伊藤京子は8オーバー、80ストローク

 71人(欠場5人)が出場した50歳以上のシニアも1打を争う戦いになった。

 そんな中で1組目のスタートだった伊藤が6ボギー、1ダブルボギーの80で回り、ホールインワンの平岡に1打差をつけての勝利だった。さらに1打差、82で松本美佐江(かほ、50歳)、西田美穂子(福岡、51歳)の2人が3位タイに入った。

 優勝した伊藤は来年の第22回日本女子シニア選手権(5月1516日・広島県・千代田OGMGC)の出場権を得た。

 

女子競技は従来、九州女子選手権で日本ミッドアマの出場者を選抜していたが、出場者が増加したため今季からミッドアマの部分を分離。同時に、女子シニアも新設して独立した選手権として開催することになった。

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心配された台風17号はそれたものの、この日のシーサイドは昼前後から風が強まり、選手たちを苦しめた。そんな中でミッドアマ、シニアの両部門とも、選手権を制したのはシーサイド育ちだった。

 

風を制してミッドアマ優勝の高木真理

 ホームコースの西戸崎も玄界灘に面したシーサイド。「風には慣れていて、そう苦にはならなかった」そうだ。「自分の球筋は高い。だから(風に負けないように)抑え気味に行った」とも言い、うまくコースと自然(風)に折り合いをつけて勝ち取った勝利だったようだ。

 出だしの2番ショートで7mを沈めてバーディースタート。4番から3連続ボギーを打ったがあきらめず、7番で一つ取り返して前半を折り返した。後半も10番からボギーが先行したものの、1415番でバーディーを奪うなどして、何とか帳尻を合わせた。

 高校(福岡市の中村学園)時代はソフトボールの選手で、インターハイ出場歴も持つ。ゴルフは社会人になって始めたが、その魅力に取りつかれて西戸崎の会員になり、やがては「もう少しゴルフを極めたい」と35歳の時、勤めを辞めて福岡CC(和白)のキャディに、という凝りようだった。

これまで、日本女子ミッドアマにも2度、出場している。今回は「ジャパンの出場権を取りたかった」と言うが、自身にとって公式競技での勝利という初めてのビッグタイトルに、「ジャパンではもう一つ戦える力をつけたい」と気を引き締めていた。

 

プレッシャーはねのけてシニア優勝の伊藤京子

 ホームコースであり、〝地元の利〟というよりも、地元だから、というプレッシャーの方が強かった。だから、「いつものペースで、そう言い聞かせて回った」と言う。

加えて、幸運もあった。午前7時半の一番のスタート。晴れて微風。好コンディションだった。インからの前半、ボギーを3つ打ったものの、その後は耐えて後半は4番までパーを重ねた。ところが、5番で6mから3パットしてダブルボギー。上がり3ホールも連続ボギーで、「ダボ打った時点でダメかなと思った」という。

ところが、後続は時間が経つごとに風に悩まされていた。玄界灘から吹き付ける風はコースの名物。結局は伊藤を上回るスコアは出なかった。最終組がホールアウトし、表彰式までざっと3時間半の待機。「長かったけど、待ったかいがあった」と表情をほころばせた。

 建設関連の会社で営業職にある。そのツールとして30歳のころにゴルフを始めたという。もっぱら、「楽しむゴルフ」というが、プライベートだけでなく、競技にも積極的で、2010年の日本女子シニア選手権(伊都)では5位タイの実績を持っている。

 今シーズンの競技日程もほぼ終えて、これからは「仕事です」と笑ったが、この優勝で来年の日本女子シニア選手権のシード権も得た。「健康である限りは競技も楽しみたい」と、来年の5月をしっかり見据えていた。 (M.Kikutake)

 

生涯初エースを公式競技で達成の平岡美智子

 ○…2番(165㍎、パー3)でホールインワンしたのが平岡美智子(北山=写真)。風はややアゲンスト気味に左から右に流れていた。7番ウッドを握った平岡は、「まっすぐ飛んでナイスショットだった」。ホッとしてティーペグを拾っていると、「入った」の声。だから、自分では見ていなかったし、「試合中で緊張しているし、あまりびっくりもしなかったんですよ」と言う。

 22歳からのゴルフで、子育てもあって競技を離れたが、4、5年前からまた競技に出るようになった。しかし、女子アマ界はジュニア全盛。「5060㍎も置いて行かれる。レベルが違いすぎた」。そんなとき、女子シニア選手権が始まるというので参加したが、「おかげで楽しく回れました」とゴルフ場から記念品を贈られ、にっこりだった。

 

 

 

 

 

 

九州ゴルフ100年祭 平成25年度(第33回)九州ジュニア選手権競技

1517歳の部はともに初優勝

男子は今野大貴(福岡・柳川高2年)

女子は新海美優(大分高3年)

 

 

 25日は大分県竹田市の久住高原ゴルフ倶楽部(男子7116㍎、女子6425㍎=パー72)で最終ラウンドが行われ、1517歳の部男子は今野大貴(福岡・柳川高2年)が通算3アンダー、141で、同女子は元JGAナショナルチームメンバーの新海美優(大分高3年)が通算3オーバー、147でいずれも初優勝した。新海は中学(大分・賀来小中)3年の同ジュニア1214歳の部以来の優勝。

 

今野は68とチャージして逆転V

 男子は48人が参加(欠場2人)。25日の初日は時おり10mを超す強い風が吹く悪コンディションの中での試合になった。今野は今年の九州アマチュア選手権を制した和田章太郎(福岡第一高3年)とともに首位に2打差、73の3位タイでのスタートだったが、風がやや収まった最終日は7バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの68とただ1人60台で回る猛チャージを見せ、逆転優勝した。

 2打差の通算1アンダー、2位タイは和田と初日首位タイの関凌之介(宮崎・日章学園高1年)の2人。さらに3打差の4位タイに初日首位タイの蛭川隆(鹿児島・尚志館高2年)と阿佐和典(福岡・沖学園高2年)が並んだ。

 

 女子(参加38人、欠場3人)は初日、前年優勝の篠原真里亜(福岡・沖学園高2年)と、ナショナルチーム候補の権藤可恋(福岡第一高3年)の2人が1オーバー、73で首位に立った。しかし、最終日は篠原が77と崩れるなど上位陣のスコアが伸び悩む中で新海が72のパープレーで回って逆転優勝した。

 1打差でこの日71の佐伯珠音(福岡・沖学園高3年)が75の権藤とともに2位タイに入った。さらに2打差の150、4位タイにはこの日70で回った堀亜莉紗(熊本国府高3年)、ナショナルメンバーの永峰咲希(宮崎日大高3年)、宮崎乙美(熊本国府高3年)、篠原の4人。

 

この試合の結果、第19回日本ジュニア選手権競技(8月2123日、埼玉県・霞ヶ関CC)には男子上位20人、女子同14人(シードを除く)が出場権を得た。

 

1214歳の部

男子は篠原仕師命(福岡・沖学園中3年)が初V

女子は勝みなみ(鹿児島・長田中3年)が

      2度目の栄冠

 

 1214歳の部は男子の篠原仕師命(福岡・沖学園中3年)が通算イーブンパー、144で初優勝。同女子は勝みなみ(鹿児島・長田中3年)がただ1人のアンダーパーをマークする通算3アンダー、141で2年ぶり2度目の優勝を飾った。

 33人(欠場1人)が出場した男子は初日、篠原と稲田愛篤(福岡・芦屋中3年)の2人が1アンダー、71で後続に3打差をつけて首位に並んだ。

 最終日は篠原が73と安定したスコアで回って首位をキープ、そのまま逃げ切って初優勝を手繰り寄せた。篠原は前年の同選手権1517歳の部女子を制した篠原真里亜の弟。

この日ベストスコアの5アンダー、67と驚異的スコアで回った芹澤慈眼(大分・庄内中2年)が初日の7オーバー、12位タイから浮上して単独2位。初日首位タイ発進の稲田はこの日78で、通算5オーバーの3位だった。

同女子は〝第一人者〟の勝が実力を発揮。2日間トップを走って2年ぶりの優勝を飾った。

勝は初日73で2位菊池玲花(熊本・長嶺中3年)に2打差をつけての発進。最終日はただ1人のアンダーパーの68をマークして通算3アンダーとし、2位に8打差をつけるぶっちぎりの優勝だった。

2位は通算5オーバー、149で菊池と、前年の優勝者、田中瑞希(熊本・桜木中3年)の2人。さらに1打差の4位に大川ひなの(鹿児島・志布志中2年)で、今年の九州女子選手権を制した新垣比菜(沖縄・具志川中3年)は8オーバーの5位だった。

 

19回日本ジュニア選手権競技へは男子の上位6人、女子の11人(シード選手を除く)が出場権を得た。

1517歳の部の新海美優

意地の復活を果たした女子力

   1214歳の部の勝みなみ

 

女子の2部門を制した2人は、復活の九州ジュニア制覇に喜びの表情を見せた。

高校世代の新海美優(大分高3年)は、「高校で結果出していなかった。優勝を狙ってきて優勝できて本当にうれしい」と表情を輝かせた。

初日、首位に並ぶ篠原真里亜(福岡・沖学園高2年)、権藤可恋(福岡第一高3年)に2打差の75で3位タイ。篠原、権藤はJGAのナショナルチーム候補選手で、篠原は九州ジュニア連覇を目指す存在。その2人と同組での最終日、篠原が2ダブルボギーなどで77と崩れ、権藤もボギーが先行する苦しい展開。そんな中で、手堅いラウンドを見せたのが新海だった。午前中はスコアカード通りの36でターンすると、後半も1バーディー、1ボギーでパープレー。我慢に我慢を重ねた結果、優勝が転がり込んできたという感じだ。

中学3年で九州ジュニアを制し、期待されてナショナルチームメンバーに選ばれた。ところが、その期待が重くのしかかった。「ナショナルの名前に負けないように、いいプレーをしなくては」という思いがいつのころからか、パットが怖くて思うように打てないイップスに陥った。「3050センチも打てなかったんです」という。

勝てない。ナショナルメンバーからも外れた。いつしか最終学年。プロを目指す新海にとっては、結果が欲しかった。そこで、この試合の前、以前から折に触れて指導を仰いでいた鈴木則夫プロにアドバイスを求めたところ、「あれこれ考えず、決めたら打て」。シンプル・イズ・ベスト。その結果が拾って、拾って…の逆転勝利だったのだ。

今年はプロテストにも挑戦する。だから、次は「日本」のタイトルも欲しい。長いトンネルから抜けて、吹っ切れたような表情を見せてくれた。

一方、1214の部の勝みなみ(鹿児島・長田中3年)も2年ぶりの九州ジュニア優勝に笑顔を見せてくれた。それも初日から首位に立ち、終わってみれば後続に8打もの大差をつける快勝。

最終日は前半2バーディー、1ボギーで一つスコアを伸ばしての後半。「気合が入ってなくて…」15番までパーを重ねた。「これじゃダメ、一つでもとっていこう」と気持ちを入れなおしたところ、「ピンが見えてきた」という。ショートアイアンがうまくかみ合い、16番から3連続バーディーで締めくくった。

中1で九州ジュニアを制し、翌年には九州女子選手権で優勝。順調に飛躍していたかに見えた。ところが、以後はジュニアを取れず、今年の九州女子選手権は同じ中3の新垣比菜(沖縄・具志川中3年)に制された。「自分が不甲斐なくて、本当に悔しかった」と振り返る。

その屈辱をばねにしての優勝。「自分が生まれ変わったと思う」というほどの思い入れがあったのだろう。あとは、ジャパンだ。「日本ジュニアは取りたいですね」と言葉に力を込めた。  (Kikutake)

 

 男子1517歳の部優勝の今野大貴

  ○…叔父(母の兄)が今野康晴プロ。岐阜県・恵那西中3年の時、中部ジュニア優勝の実績を持ち、高校は福岡の柳川にゴルフ留学した。「レベルが高く競争が 厳しい九州でもまれるのもいい」。しかし、親元を離れた一年目の昨年は環境の変化に適応できず、成績も伸びなかった。2年目の今年は「寮生活にも慣れた し、高校生活もきちんと送れてる」と言い、競技でも結果を出した。

 将来はプロ志望。九州を制して出場する今年の日本ジュニア選手権は、「自分のゴルフが今、日本レベルでどこまで通用するのか、しっかり戦ってきたい」と〝優等生〟の答えが返ってきた。

 

 男子1214歳の部優勝の篠原仕師命(はじめ)

○…姉との姉弟制覇はならなかったものの、最終日は3バーディー、4ボギーの73と手堅いプレーで、初日の首位タイから抜け出しての勝利。「100㍎前後からのウエッジがピンに絡んでくれた。うれしいです」と喜んだ。

実家は試合会場から近い九重町で旅館を経営。「跡継ぎに」と祖母に命名されたが、今では本人の「プロに」という希望を後押ししてくれているという。

168㎝、61kg。飛距離が出ないのが悩みだったが、腕の振り方、体の使い方を覚えて「10㍎伸びました」という。これからは、自らが課題に挙げるメンタル面の強化を図り、「日本ジュニア、ぜひ取りたい」と力強かった。

  

 

 

 

九州ゴルフ100年祭 平成25年度(第7回)九州小学生大会

4~6年生の部優勝者

男子は内藤滉人(大分・野津小6年)

女子は仲田  葵(沖縄・大謝名小6年)

 

  

内藤はただ1人のアンダーパーをマーク

 第7回大会は7月22日、熊本県産山村の阿蘇やまなみゴルフ倶楽部(5581、パー72で行われ、4~6年生の部男子は内藤滉人(大分・野津小6年)が1アンダー、71で初優勝した。同女子は1オーバーの73で仲田葵(沖縄・大謝名小6年)、園田結莉亜(大分・西の台小6年)、奥山純菜(熊本・白山小6年)の3人が並ぶ接戦になったが、マッチングスコアカード方式での選考の結果、仲田の初優勝となった。

低学年の部は

豊田真太郎(熊本・築山小3年)に栄冠

 同時に9ホール(2642㍎、パー36)で行われた1~3年生の低学年の部30人が参加し、2オーバーの38で回った豊田真太郎(熊本・築山小3年)が2位に6打差をつけて初優勝した。

 

 この日の阿蘇地方は晴れ、微風の好コンディション。全国大会予選を兼ねた4~6年生の部は男子51人、女子40人が参加した。

この中で男子の内藤は3バーディー、2ボギー。参加選手中ただ1人のアンダーパーの1アンダーで回り、勝利を得た。1打差のイーブンパー、72、2位タイは山口泰知(長崎・大園小6年)、宮里海翔(沖縄・大山小6年)の2人。

 この試合の結果、男子の上位10人、女子の同9人は8月16日、兵庫県・芦屋CCで行われる全国小学生大会への出場権を手にした。

 

 

 

 

九州ゴルフ100年祭・平成25年度(第43回) 九州オープンゴルフ選手権競技

 

大会最少の269ストロークをマーク

 

宮里優作(フリー)がうれしいプロ初優勝

 

 

 

 

  大会最終日は16日、長崎市のパサージュ琴海アイランドゴルフクラブ(7036、パー71)で最終ラウンドが行われ、前日2位の宮里優作(フリー)が4打スコアを縮め、通算15アンダー、269で逆転初優勝した。宮里の269は大会最少ストローク。宮里は32歳で、2003年のプロデビュー戦以来、国内初優勝。

 宮里は最終日、首位の手嶋多一(ミズノ)に1打差でのスタート。前半、9番のバーディーで追いつくと、後半は1011番と連続バーディーを奪って逆転し、さらに16番でもバーディーを重ねて逃げ切った。手嶋は後半の中盤まで我慢のゴルフが続いたが、15番から3連続ボギーを打って力尽き、この日70で回った小田孔明(フリー)にも1打かわされ3位だった。

 今大会には予選を通過した選手ら144人(うちアマチュア46人)が出場。3日目までは降雨などの影響もあってグリーンが止まりやすくなり、アンダーパーをマークする選手が続出、激戦となった。そんななか2日目には15年ぶりの九州オープン出場の手嶋が首位に浮上、やはりプロツアーのシード選手が優勝争いの中心になった。最終日は手嶋と宮里は最終組で気の抜けない展開を見せ、前の組を行く小田孔も逆転を狙ったが、「スコアを気にせず、目の前のプレーに集中できた」という宮里に4日間、60台のスコアを出されて、プロ初勝利を譲った。

 通算8アンダー、276の4位は永野竜太郎(フリー)。初日首位発進だった狩俣昇平(フリー)は通算4アンダー、276で7位だった。

 同選手権は今秋の日本オープン選手権の予選を兼ねているが、九州の出場枠は未定。

 

  ベストアマ争いは2年連続で

 

小浦和也(宮崎国際空港)に栄冠

 

アマチュアのベストアマ争いは専大3年、小浦和也(宮崎国際空港)が通算1アンダー、283のスコアで11位タイに入り、沖縄・首里高2年、玉城海伍(カヌチャ)に2打差をつけて2年連続の栄冠を手にした。サードアマは通算3オーバー、28721位タイの大分・宇佐高1年、坂本隆一(中津)。

 

 今大会は昨年からの「㈱えん」に加え「JX日鉱日石エネルギー㈱」が新たに特別協賛。従来の3日間から4日間トーナメントとなり、これに伴い賞金総額も300万円増の1800万円(優勝賞金は300万円プラス特別協賛による副賞200万円の計500万円)になった。

 

 

 

 

 

プロ12年目の初勝利に破顔

      無冠を返上した宮里優作         

 

 「プロデビューして以来、勝ったことがなかった。本当にうれしい」。多くのギャラリーや大会を支えてくれたボランティアに見守られながらの表彰式に臨んだ宮里優作は、スピーチでこう述べ、白い歯をこぼれさせた。

 アマチュア時代、ジュニア、学生、アマチュアと各種日本選手権を制して期待されてのプロ入り。ところが、ことごとく勝ちに見放され、「いつかいつかと思っているうちに」いつの間にか10年が過ぎていた。

 昨年、初めて出場した九州オープンで3位タイ。それで手にした地元沖縄・那覇GCでの日本オープンでは優勝争いを演じた。

 何かが変わり始めていたのか。最終日最終組はかつての日本オープン覇者でもあるベテラン、手嶋多一と一緒。爆発力があり、油断できない相手。それが結果的に良かった。「スコアを気にせずに目の前のプレーに集中できた。フラットな気持ちでゴルフができたのが大きかった」という。16番で手嶋がボギーをたたいた時、自らはバーディーとして、「もしかしたら…」と初勝利を意識したという。

 3年前から毎年オフに行う妹の藍らとのアリゾナ合宿。その場で、過去を反省するばかりでなく、自分の得意なものは何か。そこを伸ばす。「何をなすべきか前向きにとらえられるようになった」と丁寧にインタビューに答えた宮里。確実に何かが変わっていたのだ。

 期待されるのは、これをきっかけとした〝脱皮〟だろう。自身、「勝ち癖をつけないと…。どんな試合であっても、優勝争いをして初めて参考になることもあるから」と言い、一つの壁を超えて、その口調に自信も感じられた宮里だった。 (Kiku)

 

2年連続でベストアマになった小浦和也 (この日2バーディー、3ボギー)優勝するプロはやはり、最終日はスコアを伸ばしてくる。最終18番のボギーが悔やまれる。いい勉強になったし、この後は、オーバーパーを打たない、年間を通じてアンダーパーになることを課題にして頑張りたい。

 

 

 

 

 

 

 

九州ゴルフ100年祭 平成25年度(第32回)九州学生選手権競技 ・(第12回)九州女子学生選手権競技

上畠誠人(東海大九州3)が逆転で初優勝

2位に2打差の通算3アンダー、141ストローク

 

 

 福岡県飯塚市の茜ゴルフクラブ(男子7100㍎、女子6075㍎=パー72)で行われ、5日の最終日に69で回った上畠誠人(東海大九州3年)が通算3アンダー、141とし逆転初優勝した。東海大勢の優勝は4年ぶり。

 男子は今大会、59人(欠場1人)が出場。上畠は初日、イーブンパー、72で首位の大古場諒(日本経済大3年)には3打差、4位タイの発進。最終日は5バーディー、2ボギーの3アンダーで回り、74で回った大古場らに逆転2打差をつけて栄冠を手にした。

 2位タイには大古場のほか、この日70の長田真矩、69の西村佳晃(いずれも日本経済大1年)がそれぞれ初日の6位タイ、9位タイから浮上して入った。さらに1打差の通算イーブンパー、144の5位タイに前々回優勝の柴田求仁貴(日本経済大4年)と西山大揮(同2年)の2人。

 

 女子(オープン競技)

饒平名まなみ(琉球大1年)が初優勝

参加者少数(5人)のためオープン競技になった女子は、初参加の饒平名(よへな)まなみ(琉球大1年)が通算4オーバー、148で初優勝を飾った。

 

 男女の優勝者は日本学生・日本女子学生選手権(男子8月27日から、女子同28日から、兵庫県・加古川GC)の出場権を得た。

 

 

「強気で攻めた」上畠誠人

 「楽しんでゴルフができたし、(優勝は)うれしい」。前週の九州アマチュア選手権2位に続き、九州学生を制して念願の初優勝を遂げた上畠誠人は、真っ黒に日焼けした顔をほころばせた。

 宮﨑・日章学園高出身。ジュニア時代を通じて昨年までは〝泣かず飛ばず〟だったが、このところ調子は上向き。持ち味は「強気で責めるゴルフ」で、〝満振り〟というドライバーが「曲がらなくなったことと、パターがよく入った」とは上畠だ。昨年と何が変わったのか。上畠は「オフに、素振りはよくやりました」と言う。ぶれがちだったショットが体幹を鍛えることで、その効果が表れたのだろう。「ゴルフが楽しい」という言葉もうなずける。

 175cm80kg。満振りドライバーの飛距離は平均280㍎。この後の目標は、と問えば、当然「日本学生選手権」と答えるかと思ったら、「大学対抗戦(6月19日から、北海道・オークウッドGC)で上位に入り、日米大学対抗戦(9月)に出たい。まずは団体戦です」と言い切った。フォア・ザ・チームにかける上畠だった。 Kiku

 

逆転Vを狙ったが5位タイの前々回覇者、柴田求仁貴の話 

「(14番までは6バーディー、2ボギー)今日は5アンダーを目標にしていたが、終盤にボギー2つ。悔しい。最後の九州学生だったし、気合を入れて回ったけど…」

 

女子で優勝した饒平名まなみの話

 「今日は1バーディー、1ボギーでした。72のスコアは自己ベストです。2mくらいのショートパットがよく入ってくれて、寄せワンで拾いまくったという感じ。優勝を狙っていたし、日本学生でも優勝できるように頑張ります」

 

 

 

九州ゴルフ100年祭 平成25年度(第43回)九州アマチュア選手権競技

 通算イーブンパーの288

高校生の和田章太郎(筑紫ケ丘)が初優勝

 

 

競技は31日、福岡県宗像市の玄海ゴルフクラブ(7021㍎、パー72)で最終決勝ラウンドが行われ、福岡第一高3年、和田章太郎(筑紫ケ丘)が通算イーブンパー、288で初優勝した。高校生の優勝は4年連続。1打差の2位は東海大九州3年、上畠誠人(宮崎大淀)。さらに1打差の3位に、昨年の日本アマ準優勝でJGAナショナルチームメンバー、沖縄・本部高3年、比嘉一貴(パブリック協会)。

和田は初日3オーバーの7510位タイスタートだったが、2日目8位タイ、3日目2位と順位を上げ、首位の比嘉に1打差で迎えた最終日だった。和田は3バーディー、2ボギーの71で回り、4バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの74とした比嘉に逆転優勝。この日70で回った上畠が前日の3位から2位に上昇した。もう1人のナショナルチームメンバーの専修大3年、小浦和也(宮崎国際空港)は7オーバーで4位だった。

 ジュニア、大学勢の戦い制す

大会は28日から4日間、各県地区での1、2次予選を通過した選手ら計159人(欠場3人)が参加して開催。36ホールの予選の結果、74位タイまでの上位83選手が36ホールの決勝ラウンドに進出した。

 競技はジュニア、大学生が主導権を握り、初日は日大1年、尾崎秀平(宮崎国際)が2アンダー、70で単独首位に立つと、2日目は71で回った立命館大3年、山本純也(長崎)と比嘉が首位並走。3日目、比嘉が抜け出したものの、最終日は3打差内の3人による最終組が激しいデッドヒートを繰り返した。

 若手中心のなかで、九州ミッドアマ2連覇の実績を持つ41歳、荒川英二(福岡雷山)が通算13オーバーの11位タイと善戦した。

 16人が日本アマ出場権

この大会の結果、上位18位までの18人(別枠で出場権を持つナショナルメンバーの2人を含む)が第98回日本アマチュア選手権競技(7月9~13日、埼玉県・東京GC)へ、上位29位までとマッチングスコアカード方式で選ばれた30位タイの3人のうちの1人、計30人が6月13日から4日間、長崎県・パサージュ琴海アイランドGCで行われる2013九州オープン選手権競技への出場権を得た。

 

「狙って勝ち取ったV」和田章太郎

○…「優勝を狙って、優勝できて、ホッとしていますし、感激しています」。九州の男子アマチュア界はここ数年、ジュニア勢が引っ張ってきたといっても過言ではない。今年は、昨年までの主力勢が大学に進学したり、プロ転向などで、日本アマ選手権の実績を持つ比嘉中心の戦いと予想されていた。

展開はその予想通りだったが、どっこい、土壇場で意地を見せたのが同じ高校3年生の和田章太郎だった。難しいピンの位置、速いグリーン。みんなが苦戦する中、優勝争いの中で臆することなく戦い、逆転Vを勝ち取ったのだ。

これまで、連盟主催競技では中3の2010年九州ジュニア12~14歳の部で優勝。高校に入ってからは先行する先輩たちの陰で目立ったものはなかった。それが今年に入りハワイ・パールオープンで4位、トヨタカップオープンで3位でベストアマになり、「体力もだが自信になったのが大きい」と和田。

このあとは、2度目になる日本アマだが、「同じ3年生だし、比嘉君に負けないように」といい、九州のアマナンバーワンとして狙っていくつもりだ。  (Kiku)

 

2位の上畠 もちろんV争いの緊張はあったけど、最終組で最高に楽しいゴルフができた。気持ちの余裕があったことが好成績になったと思う。僕の持ち味は、怖いもの知らずのドライバーの満振りです。

3位の比嘉 目標は日本アマだったし、この試合は調整不足。和田君は決めるとこは決め、チャンスはものにしていた。一緒に回れて僕も粘ったんだけど…。

5位の山本純也 最終18番で下15mから4パットしてダブルボギーとしてしまった。試合では記憶にない。3日目の78がもったいなかった。悔いが残ります。

 

 

九州ゴルフ100年祭 平成25年度(第43回)九州女子選手権競技

 

 

通算3アンダー、141ストローク

 

新垣比菜(カヌチャ)が初優勝

 

 今年は九州にゴルフが誕生して100年。それを記念して「九州ゴルフ百年祭」と銘打った第43回九州女子選手権競技が5月21-22日の2日間、長崎県諫早市の喜々津カントリー倶楽部(6300㍎、パー72)で行われ、通算3アンダー、141の沖縄・具志川中3年の14歳、新垣比菜(カヌチャ)が初優勝した。中学生の優勝は2年連続4人目。1打差の2位は宮崎東高2年、山内日菜子(宮崎レイクサイド)

 

2日間首位をキープ  出場2度目での栄冠

 新垣は初日、山内とともに4アンダー、68をマークして首位に並んだ。最終日は、高麗グリーン特有の芝目や難しいピンの位置にスコアを崩す選手が続出。そんな中で、優勝争いは最終組のこの2人によるマッチレースの様相を呈した。新垣は前半、1打差をつけて単独首位に立ったが、後半はお互いにスコアを伸ばせず、新垣が1打差のまま逃げ切り、出場2度目で栄冠を手にした。

 3位はさらに2打差、イーブンパー、144で熊本国府高3年、宮崎乙実(熊本空港)。この日ただ1人のアンダーパー、70をマークした大分高3年、新海美優(大分中央)が初日の15位タイから浮上し4位に入った。

 日本ゴルフ協会(JGA)ナショナルチームメンバーの宮崎・日章学園高3年、柏原明日架(宮崎大淀)は通算2オーバー、146で菊池玲花(肥後サンバレー)とともに5位タイ、宮崎日大高3年、永峰咲希(宮崎大淀)は通算6オーバーの10位タイだった。

 前回史上最年少優勝の鹿児島・長田中3年、勝みなみ(鹿児島高牧)はこの日2連続OBするなど不調で、通算5オーバーの9位。連覇はならなかった。

 例年、参加者の低年齢化が進む九州女子選手権だが、今年は30歳以上の女子ミッドアマ、50歳以上の女子シニアの両九州選手権を新設したことから、さらにその傾向が顕著になった。大会参加者は計160人(欠場2人)。

 この試合の結果、上位20位タイまでの24人と、25位タイの8人のうちマッチングスコアカード方式で選抜された4人の計26人(シード選手を含む、ナショナルチームの2選手は別枠で出場権)が6月25日から5日間、岡山県・東児が丘マリンヒルズGCで開かれる第55回日本女子アマ選手権に出場権を得た。

 

優勝した新垣比菜の話 こんな大きな試合を取る(優勝する)ことができてうれしい。(優勝を意識したのは)最初から。勝ちたい気持ちで行ったが、後半は手が震えた。昨年に比べショット、パットの精度、パーオン率もよくなったかなと思う。日本女子アマは初出場です。自分に負けないように頑張りたい。

1打差の2位、山内日菜子の話 (「最終日は60台のスコアを目指したい」と気合が入っていたが)ノーバーディーでチャンスもあまりなかった。後半はチャンスもあったんだけど…。日本女子アマの目標はベスト32です。

5位タイの柏原明日架の話 思ったよりショットの調子が悪かった。ストレスがたまるパーが多くて。プレッシャーをプラスにしていかないと通用しない。苦しいゴルフになった時に、どこまで耐えられるかですね。

 

 

 

盛り上げよう!  九州ゴルフ百年祭

 

 

 

今年は長崎・雲仙の地でゴルフがスタートしてちょうど100年という節目の年。このため、九州ゴルフ連盟では、今季主催競技の全てで「九州ゴルフ百年祭」と銘打って盛り上げていくことになった。  県営の「雲仙ゴルフ場」が誕生したのは大正2年(1913年)8月。現存するゴルフ場としては神戸GC六甲に次ぐ古い歴史で、パブリックとしては日本最古、日本人の手で開発した最初のゴルフ場である。 当初は99年の借地権を設定して県営として運営していたが、平成18年に地元の「雲仙ゴルフ場株式会社」に管理・運営が移管された。  明治維新後の近代化の波の中で、長崎は大陸、東南アジアとの交流の窓口となって多くの国際人が行き交った。そんな歴史的背景から2007年には「近代化産業遺跡群」に認定されている。

第43期GUK通常総会開く

 平成24年(第43期)通常総会が2月22日、福岡市の福岡国際ホールで開かれ、任期満了に伴う役員改選では山下新太郎理事長(長崎・喜々津CC)の重任が決まり、総会に報告されました。任期は2年で、山下理事長は2期目。

 

理事長に山下新太郎氏(喜々津CC)を再任

定年制導入を決定、組織の若返り化を図る

 

 また、連盟規約・細則の改正・変更で役員、各種委員会委員の定年制が実施されるように決定したこととも相まって、第44期新体制は大幅に入れ替わりました。

定年は理事が満80歳、委員会委員は満75歳。

これに伴い勇退されたのは前常務理事の佐藤一馬氏(福岡南部・有明CC)のほか、理事の押方昌巳(福岡南部・太宰府)、宮島傳兵衛(佐賀・天山)、鮫島哲也(宮崎・美々津)、浅野文彦(同・青島)、楠元健之(熊 本・矢部サンバレー)各氏。

佐藤氏は昭和55年(1980年)に連盟総務財務委員に就任して以来、同副委員長、理事を歴任。平成19年(2007年)からは常務理事としてゴルフ界の活性化に尽くしてこられました。

総会には加盟197倶楽部のうち出席47、委任128の計175倶楽部により有効に成立。

議案は役員改選、規約・規則改正案(定年制の導入)のほか、「平成24年度事業報告・収支決算案」や、「平成25年度事業計画・収支予算案」を原案通り全会一致で承認、可決。事業計画では①今季から九州オープン選手権競技を従来の3日から4日間72ホールストロークプレーにし、賞金総額も300万円増額して1800万円とする②女子競技に「ミッドアマチュア」(30歳以上)、「シニア」(50歳以上)の両選手権を新設する―ことが決まりました。

 

  永い間、お疲れ様でした

佐藤一馬氏退任の挨拶 約40年間、連盟に関わってまいりました。初代の安川理事長から山下理事長まで、さまざまな問題処理にあたってきたが、振り返ってみると、長いようで短いものでした。このあと連盟を引き継ぐ皆様はどうか、素晴らしい連盟に育ててほしいと思っています。永い間ありがとうございました。

2012年各種日本選手権優勝の3選手を表彰

 

 

九州ゴルフ連盟(GUK)では、22日に開いた通常総会の席上、昨年の各種日本選手権で優勝を果たした3選手に対し、その栄誉をたたえ、表彰しました。

表彰したのは次の3選手です。

 

▽尾島純市
(南九州CC)第19回日本ミッドシニア選手権競技初優勝

▽田辺一成選手
(米国オレンジウッドアカデミー2年、福岡出身)第18回日本ジュニア選手権競技男子12~14歳の部初優勝

▽比嘉真美子選手
(沖縄県立本部高校卒、昨年プロ入り)第54回日本女子アマチュア選手権競技2年連続優勝 

 

 

表彰式には尾島選手(写真㊧)が出席。田辺選手は米国の学校に渡米中で、福岡在住の父親、一忠氏(写真㊨)が代理出席しました。比嘉選手はプロの試合のために欠席。

尾島選手は初出場の昨年の日本ミッドシニア選手権(65歳以上)で、強豪勢を向こうに回し、2位に2打差をつける通算1オーバー、145で初優勝しました。
鹿児島県薩摩川内市出身。九州タイトルは無冠で。昨年の九州ミッドシニアは11位でした。日本選手権では連覇を狙う大川重信(小郡)や、九州ミッドシニア初優勝の真鍋高光(大博多)らを相手に初日ただ一人アンダーパーの67をマーク。最終日に後続に追い上げられたものの、持ち前の粘り腰を発揮しビッグタイトルを手にしました。
元々は硬式野球の投手。旧国鉄の鹿児島鉄道管理局などで活躍したあと、ゴルフは30歳ごろからゴルフを始めました。しかし、アマチュア選手権に出始めてから短いパットが打てなくなる〝イップス〟に悩まされ、これまでタイトルとは無縁でした。
「健康に留意して、長くゴルフを続けたい」と受賞の挨拶でしたが、今後はイップスを克服して九州タイトルも望みたいものです。

 

田辺選手は初出場の日本ジュニア男子12~14歳の部で3日間トップを譲らず、2位に2打差をつける通算4アンダー、212での完全優勝でした。小学3年の時、九州小学生大会に出場し2位、世界ジュニア男子7~8歳の部で優勝などの実績を持っています。小学4年生から渡米、昨年の九州ジュニア12~14歳の部では5位タイでしたが、日本ジュニアでは中学生世代の12~14歳の部でチャンピオンに輝きました。

 

比嘉選手は昨年の日本女子アマ選手権で、ストロークプレーの予選をトップで通過しメダリストの称号を獲得。マッチプレーによる決勝トーナメントでも決勝36ホールで森田遥(坂出)を2アンド1で下し、2年連続優勝しました。
沖縄県出身。九州女子(2008年)、九州ジュニア(2009年)、日本ジュニア(2010年)、日本女子アマ(2011年、2012年)とアマタイトルを総なめして昨年7月のプロテストに合格してプロ入り。直後の女子プロ下部ツアーで優勝するなど、本格的プロ生活となる今季の活躍が期待されています。

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