晴れの優勝者
【15~17歳の部】
男子 9アンダー135 外岩戸晟士(東京・代々木高1年)
女子 11アンダー133 荒木優奈(宮崎・日章学園高3年)
【12~14歳の部】
男子 3アンダー141 東恩納昊貴(沖縄・普天間中3年)
女子 イーブンパー144 廣吉優梨菜(福岡・折尾中2年)
【写真は㊧から優勝した東恩納、廣吉、外岩戸、荒木】
荒木が史上3人目の連覇。通算11アンダーは新記録
「第42回九州ジュニア選手権」は7月27、28日の2日間、熊本県阿蘇市のあつまる阿蘇赤水ゴルフ倶楽部(男子=7040ヤード、女子=6493ヤード、いずれもパー72)で行われた。15~17歳の部男子は通算9アンダー135で鹿児島県出身の外岩戸晟士(東京・代々木高1年)が制した。同女子は荒木優奈(宮崎・日章学園高3年)が新記録となる通算11アンダー133で2年連続2度目の優勝を飾った。連覇は史上3人目。12~14歳の部男子は通算3アンダー141で東恩納昊貴(沖縄・普天間中3年)が、同女子の部は通算イーブンパー144で廣吉優梨菜(福岡・折尾中2年)がそれぞれ逆転で初の栄冠を手にした。
今回の出場者は15~17歳の部男子が44人(欠場1人)、同女子44人、12~14歳の部男子が30人、同女子32人。
外岩戸がハーフ29のベストスコア64で逆転
<15~17歳の部男子>
初日は藤井太己(長崎日大3年)が4バーディー、1ボギーの3アンダー69で回り、トップに立った。70の2位タイには久我健心(熊本国府高1年)と蓑手陽和(熊本・東海大付属熊本星翔高1年)の2人、さらに1打差、71の4位タイに昨年優勝の丸尾怜央(宮崎・日章学園高2年)ら5選手が続いた。最終日は外岩戸がビッグスコアを出した。アウトは35ながら、インの上がり5ホールで連続バーディー(うち1イーグル)などハーフ29をマークしての64。通算9アンダー135で初優勝した。3打差、通算6アンダー138の2位タイに丸尾、長﨑煌心(日章学園高1年)、藤井の3人が食い込んだ。
初日は荒木が7アンダー65で飛び出し、2位に6打差の圧勝
<15~17歳の部女子>
初日は荒木が7バーディー、ノーボギーの7アンダー65の好スコアで飛び出した。4打差、69の2位に益永彩未(大分高3年)、70の3位タイに仲村梓(沖縄・エナジックスポーツ高1年)と丸尾羚水(日章学園高3年)がつけた。最終日は荒木がこの日もノーボギーの68、通算11アンダー133で福田真未(2010年)と櫻井心那(2021年)が持っていた通算9アンダー135の最少スコアを2打縮めた。連覇は高村亜紀(1989、90年)と大里桃子(2015、16年)以来。荒木から6打差、通算5アンダー139の2位に左奈々(福岡・沖学園高2年)、通算4アンダー140の3位タイに山下心暖(鹿児島城西高3年)、菅楓華(日章学園高3年)、村田可朋(熊本国府高3年)が入った。
東恩納が最終日に68をマークして2位に7打の大差
<12~14歳の部男子>
初日は高橋銀(大分・湯布院中3年)がパープレー72で頭一つリードした。1打差、73の2位タイに與儀夢(沖縄・東風平中2年)、東恩納の2人、さらに1打差の4位に比嘉玲王(沖縄カトリック中3年)がつけた。最終日は東恩納が5バーディー、1ボギーの68のベストスコアをマークし、通算3アンダー141で逆転勝ち。7打差、通算4オーバー148の2位タイに佐々木心音(日章学園中3年)、長﨑大星(同2年)、昨年優勝の岡村昂汰(同3年)の3人が並んだ。
廣吉が最終日に唯一人アンダーパーで回り逆転V
<12~14歳の部女子>
華卓逸(福岡・沖学園中3年)と藤野蒼來(鹿児島・郡山中2年)の2人がパープレー72で初日をリードした。1打差の3位タイに川部日向(大分中2年)、永山藍生(福岡・千代中2年)、林田万輪(熊本・西合志南中3年)、廣吉の4人。最終日は廣吉が3バーディー、2ボギーの唯一人アンダーパーの71をマークし、通算イーブンパー144で逆転勝利を収めた。通算2オーバー146の2位に林田、通算3オーバー147の3位に藤野、通算4オーバー148の4位タイに橋本ゆう(福岡・日の里中2年)と井上來虹(福岡・沖学園中3年)の2人。
日本ジュニアには男女合わせて63選手が出場
この結果、8月16日から18日まで開かれる「第28回日本ジュニア選手権」には15~17歳の部男子上位15人(シード1人)、同女子20人(シード4人)、12~14歳の部男子10人(シード1人)、同女子12人の計63人が九州代表として出場する。開催コースは15~17歳の部男女が霞ヶ関CC、12~14歳の部男女が東京GC(いずれも埼玉県)。なお、12~14歳の部男子は出場割当数にタイが生じたが、大会規定のマッチングスコアカード方式で出場者を決定した。今回は九州ゴルフ連盟(GUK)の新型コロナウイルス感染症拡大防止のガイドラインに沿って行われた。
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