晴れの優勝者
【15~17歳の部】
男子 8アンダー、136 長野 泰雅(福岡・沖学園高3年)
女子 9アンダー、135 櫻井 心那(長崎日大高3年)
【12~14歳の部】
男子 3アンダー、141 丸尾 怜央(宮崎・赤江中3年)
女子 3アンダー、141 藤本 愛菜(福岡・沖学園中3年)
【左から長野、櫻井、丸尾、藤本の各優勝者】
九州女子アマ優勝の櫻井が九州ジュニアも制覇。同年の2冠達成は10年ぶり
昨年、新型コロナの影響で中止となり、2年ぶりの開催となった「第40回九州ジュニア選手権」は7月29、30日の2日間、熊本県阿蘇市のあつまる阿蘇赤水ゴルフ倶楽部(男子7026ヤード、女子=6473ヤード、いずれもパー72)で行われた。15~17歳の部男子は通算8アンダー、136の長野泰雅(福岡・沖学園高3年)が、同女子は今年の九州女子アマを制した櫻井心那(長崎日大高3年)が通算9アンダー、135でそれぞれ初優勝を飾った。九州女子アマと九州ジュニアを同年に勝ったのは、2011年の城間絵梨(沖学園高3年)以来10年ぶり。
12~14歳の部男子は、丸尾怜央(宮崎・赤江中3年)が通算3アンダー、141で、同女子の部は藤本愛菜(福岡・沖学園中3年)が通算3アンダー、141で栄冠を手にした。出場したのは15~17歳の部男子が42人、同女子41人、12~14歳の部男子が32人、同女子32人。
初日は66の好スコアで山下が単独トップ
<15~17歳の部男子>
初日は山下竜弥(沖学園高2年)が35・31の66で回り、単独トップに立った。1打差の2位に長野がつけ、さらに2打差の3位に今年の日本アマ4位タイと健闘した古川創大(宮崎・日章学園高2年)と石井大聖(大分高3年)が続いた。最終日は長野が5バーディー、2ボギーの69と2日連続の60台をマークして逆転勝利を収めた。通算5アンダー、139で古川が2位に粘り、4アンダー、140の3位タイに堺永遠(ルネサンス大阪高3年)、石井、初日首位の山下の3人が入った。
初日64で首位の荒木は最終日に逆転を許す
<15~17歳の部女子>
初日は8バーディー、ノーボギーの64とビッグスコアを出した荒木優奈(日章学園高1年)が飛び出した。2打差の2位に櫻井、さらに2打差の3位タイに外園華蓮(日章学園高2年)と長尾小百合(ルネサンス大阪高2年)の2人。初日は10人がアンダーパーをマークした。最終日は櫻井が2イーグルを記録するなど唯一の60台となる69を出して逆転勝ち。3打差、通算6アンダーの荒木が2位、松永七海(長崎日大高3年)と外園が通算5アンダーで3位タイに並んだ。
初日首位の丸尾が逃げ切る。ただ一人アンダーで回る
<12~14歳の部男子>
初日は丸尾が34・35のただ一人60台となる69で頭一つ抜け出した。1打差の2位に岡村昂汰(日章学園中1年)、さらに1打差の3位タイに山本大勢(福岡・思永中2年)ら4人がつけた。最終日はスコアが伸びずにパープレーで回った丸尾が唯一のアンダーとなる通算3アンダー、141で逃げ切った。1オーバー、145の大地陸遥(沖学園中2年)が2位、146の岡村が3位に残った。
こちらも初日首位の藤本が通算3アンダーで逃げ切る
<12~14歳の部女子>
藤本が35・34の69で初日をリード。1打差の2位に宮城柚(沖縄カトリック中2年)、3位にはパープレー72で今年の日本女子アマ6位タイの左奈々(沖学園中3年)ら3人が追う展開となった。最終日は藤本が4バーディー、4ボギーの72、通算3アンダー、141で唯一アンダーパーでフィニッシュ。144の畠田瑠(福岡・吉塚中2年)と宮城が2位タイとなった。
日本ジュニアは男子が日高CC東・西コース、女子が東京GC
今回は九州ゴルフ連盟(GUK)の新型コロナウイルス感染症拡大防止のガイドラインに沿って行われた。8月18日から20日まで開かれる日本ジュニア選手権には15~17歳の部男子上位11人、同女子11人、12~14歳の部男子7人、同女子10人が九州代表として出場する。開催コースは男子が日高CC東・西コース、女子は東京GC(いずれも埼玉)。なお、12~14歳の男子は151の7位タイに2人が並んだが、大会規定のマッチングスコアカード方式で吉永匡一郎(福岡・洞北中2年)、同女子も151の9位タイに3人が並んだが、同方式で冨田有紀(福岡・太宰府東中3年)と横尾みのり(沖学園中3年)が代表権を獲得した。